オートファジー脱構築論 3


「オートファジーは飢餓応答、分化・発生、

変態・変化、

老化・病変、免疫、アポトーシスなど、



生命体の生老病死と深く結びついた生理メカニズムです」




前稿で何気なく私が書いたこの一文にオートファジーの何たるか、

のすべてが書かれているといえます。

ということは、オートファジーを本当の意味で理解するためには、

ヒトの栄養について、受精卵からスタートする周産期の医学について、

昆虫の変態など他の真核生物のメタモルフォーゼについて、

ヒトの病理学や生理学の全般的な理解と細かな分子レベルまで、

そして古典的な免疫学から最新の自然免疫の研究成果から、

アポトーシスと多細胞生物の関係性についてと、

広く深くヒトや他の生命全般に関しての理解が必須となります。

オートファジーという単語それ自体は、今回のノーベル賞を契機に、

恐らくは急速に一般化していくことでしょう。

しかし、それはあくまで知らなかった単語を知ったという

今年の流行語大賞のレベルで一般化するという程度の事象であり、

オートファジーが生体に欠くことが出来ない実に重要な機能であり、

そしてオートファジーを真に理解するためには、

非常に幅広い視野と知識と経験が要求される、という点に関しては

まだまだ一般化は難しいと思われます。

そのもっとも難しいオートファジーの真の理解を促進し啓蒙する提言を、

わたしは今回いち早くスタートし、すでにひととおりの論考にまとめ上げたのです。

こんなとてつもない芸当をオートファジー研究を専門とする研究者ではない、

どこの馬の骨かわからない在野の民間人のオレがやってしまっているのですから、

自分で言うのも何ですが、世の中なかなか面白いもんです(笑)

わたしがなぜここまでじっくりとオートファジーに取り組めたのか、と

いえば、それはひとえに基本的な医学・生理学に関してそれなりの素養が

あったからといえましょう。

オートファジーという現象のなかで、わたしがもっとも興味を惹かれているのが、

どのようにして細胞内を常時、モニタリングして、細胞内環境を正確に

把握しているのか?というその点です。

どうも、この細胞内環境の把握のツールのひとつがユビキチンをはじめとする

ヒートショックプロテインなのではないか、というのが、

わたしの次なるターゲット、論点です。

簡単にわからなければ、徹底的にわかろうと努力する。

生理現象のいちメカニズムをスッと理解するには、

やはりそれなりの知識、経験、時間の厚みが必須なのです。

簡単にわからないからこそ、わかったときにその価値はさらに高まる。

オートファジーは実にそんな魅力的な生理現象です。



スポンサーサイト

2016.10.10 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

kouhakudou

Author:kouhakudou
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR