47年前のエビデンス

【施灸によって、白血球数が著しく増加することについては、既に青池正徳博士や原志免太郎博士によって報告され、針灸界でもこのことは常識になっている。だがこれらは無病の動物に行った実験であり、原志免太郎博士の如きは、家兎に0.5グラムもの大灸をすえた実験である。0.5グラムの灸というと、人間の大人の拇指頭大にも相当する大灸であって、人間の体よりも遙かに小さい家兎にとっては、大火傷に該当するような過大な熱刺激である。だからこの実験を人体にあてはめて考えることは、妥当でないように思う。その後にも、人体に施灸した実験報告があり、白血球の増加が認められている。だが、それらは病体に施されたものでなく、正常な人体においてなされたものであった。そこで、病気のために白血球が著しく減少したような人間の場合に、灸を施して果して白血球が増加するであろうか。そうした実験報告がほしかった。ところが、私は子宮癌手術後にレントゲン照射をやって、それが過剰となり、骨髄における白血球の再生能力が低下して再生不良性貧血症となった患者の治療を引受けてやったことがある。それは2例だけであったが、2例ともが長期間病院に入院し、輸血をつづけ、どうしても白血球が増加せずに困っていた。お灸をはじめると白血球が増加しはじめ、根気よく針灸治療を継続することによって、白血球数が正常数に回復し、遂に治癒したのである。これについては、日本針灸治療学会で発表し、会誌にもその報告がのっている。ところが、本年(43年)になって、よい1例を得た。これは50才前後の男性で、睾丸に悪性腫瘍が出来、それを手術したが、転移と再発を予防するために、コバルトとレントゲンの照射を患部と腰臀部とに繰り返し行った。その結果、著しく白血球の減少を来たし、血液1ミリ立方に対する白血球数が3000以下となってしまった。もう既に生命にとっての危険信号である。病院側では、これが正常値(5000)にもどるに、少なくとも数カ月以上かかるといって心配していた。私がこの患者に、9月に全体的な治療を施して灸したところ、約1ヵ月の施灸で、今まで3000以下だったものが5000となったのである。病院側でも、この成績を見て非常におどろいているとのことで、私も非常にうれしい。私としては、この治験によって、人間の病体に施した灸によって白血球数が著明に増加したという実証を得たのが何よりうれしい。】代田分誌「針灸臨床ノート・下巻」医道の日本社より


被曝大国日本には被曝に対抗できる伝統医療が存在した。

しかし、その事実をいまだこの国の99%の国民は知らない。

そのへんに転がっていた医療こそ、被曝に対抗できる世界一の医療だった。

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2016.09.30 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

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