食薬一如(其の九、真ん中にあって堅いもの)

我々は生き物である地球という惑星に棲まわせてもらっている。いわば地球の表皮のほんの表面を借りて生きているのが人間である。地球の薄い表皮部分のクラスト(地殻)の下にはマントル流が渦巻いていて6300キロも中心へと掘り進めればそこには鉄やニッケルが数千度の高温で固まったコア(核)に突き当たる。クラスト(皮)、マントル(果肉)、コア(種)、という三層構造と単純に考えてもいいかもしれない。そしてコアからクラストへ、クラストからコアへと細胞の原形質流動と同じダイナミックな動きが地球の細胞質でも起こっていると予測できる。宇宙はすべてフラクタル構造になっている。だから梅の実をしげしげと眺めることからこの宇宙の真理を洞察することは可能なのだ。

原発事故の放射能汚染により地球の体液である海を汚染し、肺胞である森を汚染し、皮膚である大地を汚染し、皮膚常在菌である地球上の生き物たちを汚染したのだから、今後はすべての災厄がその当事者である人間に返ってくるのだ。自業自得。これも宇宙の真理である。地球と我々は本来は一心同体である。もし自然界の声に従って生きるのならば自然に地球の意思に従う生き方ができるはずだ。しかし頭でっかちになった近代人はみずからが霊長類とかホモサピエンスとか言い出していい気になって我が物顔で美しい自然界を痛めつけ破壊してきた。そこが地球の表皮であり地球にとっての皮膚常在菌を育む場であるのに。皮膚常在菌でしかない人間が自分で自分たちの居場所を汚して汚して汚しまくってわざわざ住みにくい皮膚環境へと変えてきた。なにが知恵のある猿だい!「知恵のない猿」こそがお前らにふさわしい名前さ。

自然界は時々、天変地異で人間に反省を強いるのだろう。地震も津波も地球の息吹に過ぎない。ほんの少し地球が咳払いしただけで表皮に棲む人間たちはあたふたしてる。ほんのちょっとクシャミしたらもう大パニックなのだ。地震や津波、竜巻なんてあって当たり前なのだ。生き物だもん、地球は。たかが戦後60年の余のほんの束の間、地震の静穏期に当たっていた。それはそれはラッキーなことだったと思えばいいじゃないか。もう地底の活動期に突入したようだ。いや60年など地球史46億年にとっては一瞬である。ずっと活動期であったと思ったほうがいいのだろう。マントル流は常に動いているのだし、クラストの底面であるプレートも一瞬たりとも動かずにはいないのだから。

人間のスケールで物を考えないほうがいい。いかに身長が大きくとも2メートルくらいしかないのだ。そういうスケールとは桁が違うのが地球の動きだ。生きても100年。地球は46億年も生きてるんだ。もっと地球という存在を敬えよ。神様?そんな偶像よりもお前の脚元を見てみろよ。地面の中へさらに中へ意識を向けてみろよ。頭上を見上げて、もっともっと上へ意識を向けてみようよ。銀河系の外までいって地球を探してみたらどう?ほれもうあんなチッポケで見えないだろ。その見えないほど小さい惑星のもっと見えない表皮にしがみついて生きてるのが自分たちなんだって。宇宙サイズからしたら本当に小さいショボイ存在でしかないんだって。いきがってホモサピエンスなんて言っても地球よりも1万年も進んだ文明を持った惑星人から見たらあまりに遅れた原始人に過ぎないのが人間なんだって。

そのチッポケな存在でしかない自分であってもぐるりの者たちといつまでもノンキに生きていたいという欲望がまだあるのだ。だから養生法の探求に勤しんでいるのです。本題へと突入しましょう。

漢方薬の考え方のひとつに象形薬理がございます。ひとことで言えばフラクタルな相関で薬物を選択するということです。種のような芯にあって堅い物は人体にあっても芯であり堅い部分へと効能を発揮すると捉えます。たとえば肺や心臓という胸部中心器官にはアンズの種子の中身(漢薬名・杏仁・キョウニン)を利用したりします。このアンズの種子やウメの種子の中にはビタミンB17(アミグダリン、レートリル)という成分が含まれています。このビタミンB17の慢性的欠乏が癌という疾病を引き起こすとも言われています。

男臭い野性味ある俳優であったスティーブ・マックイーンはアリゾナやユタ州などの核実験場の風下地区での頻繁なロケやスタジオ内に運ばれた放射性物質を含んだ砂を撮影中に吸い込んだ内部被曝などにより肺ガンを発症したと推理したのは広瀬隆氏だったと記憶しております。他にも当時、同じスタジオで撮影した俳優や監督、カメラマンなどが癌になっていたのではなかったか、と朧気な記憶を今たどっています。もう随分前に読んだ本なので内容は忘れてしまいましたが、広瀬氏の初期の作品である「ジョン・ウェインはなぜ死んだか」はなかなか鮮烈な衝撃がありました。それなのにもう内容は失念しています。なんとも面目ない。

このスティーブ・マックイーンが肺ガンに冒された後に、ある自然療法を試みます。それがビタミンB17を摂取する方法でした。つてを頼りウメの実の核の中身をすりつぶした物を摂取したようです。広がっていた癌はみるみる小さくなり初期の癌へと縮小したそうです。ここで治療を早めようと思い外科手術に踏み切りあえなくマックイーンは他界されてしまいました。

ビタミンB17は、枇杷の葉、枇杷の種、アンズの種、ウメの種、アーモンド、アルファルファ、プルーン、たけのこ、玄米、大豆、小豆、蕎麦、ゴマなどに含まれています。なんとなく種というかコアの部分に蓄えられた物質のようですな。

つまりコアのフラクタル相関で捉えれば何かいい方策が見えてきそうです。

植物の種には今から芽を伸ばし枝をはり幹を太らせ花をつけ実を成らしまた次世代へと命をつなぐとてつもないエネルギーが凝縮しています。紫外線や高温、乾燥にも耐えて立派に生き延びるだけの力が内在しています。だからそのような力をもったものを頂けば我々にもそのような力が備わる、と考えるのが漢方的な象形薬理思想なのです。

種の中の成分を調べればビタミンB17をはじめとする各種ビタミンやミネラル、抗酸化物質であるレスベラトロールなどのポリフェノール類、アミノ酸、ポリ不飽和脂肪、糖類などの有効成分が見つかりますが、ここは単純にフラクタルな効能判定でいくのもいいかもしれません。

植物のタネを頂くと、人体のコアにあたる中心臓器や神経系や骨(※ 表皮下のすべての組織器官に効くといってもいいでしょう)、もろにタネである卵子や精子、細胞のコアやタネに相当する細胞核やミトコンドリアに効く、と私は睨んでいます。

アーモンドとレーズンを一緒に食す。これだけでも命を長らえることが可能と判断しています。

ホット・パーティクル(熱い粒)の呼び名を持つ核分裂生成物には、タフ・パーティクル(堅い粒)で対抗しようじゃありませんか。

種実類は311後を生き抜くための良い味方になるでしょう。

普通に日本蕎麦を食べ、うどんを頂き、納豆を食する。レーズンやアーモンドを頂く。それだけで十分にアンチヌークになるのです。味噌や醤油がなぜ内部被曝の予防になるのかは、原料が大豆というビタミンB17を含むコアな食材であることを想起すれば即座にその食材の良さが理解できるはずです。

コアな食材の代表はなんといっても「おまんま」です。その横にコアな原料のお味噌汁。コアの外皮で漬けたぬか漬け。コアな梅干し。コアな浜納豆。コアなゴマ塩。コアなレーズン。コアなアーモンド。いいもん食べてるじゃん。

どうやら光が見えてきました。

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2012.06.15 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 食薬一如

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