カオスにひそむコスモス


体壁と脳と腸管の連環についての小コラム ←クリックしてご覧ください


この冒頭クリック記事は私がこのブログを書き始めた2012年1月15日から

わずか5日目の7番目の記事だ。

短いコラムだが、自分で言うのも何だがなかなかに含蓄がある。



体壁筋肉系と脳は神経を介して密接につながる。

また体壁筋肉系は神経を介して腸管内臓系ともつながる。

さらに体壁筋肉系は神経だけでなく、皮膚細胞や筋肉細胞が

産生する一酸化窒素やヒートショックプロテインやβエンドルフィンや

ATPやプロスタグランジンなどの様々な分子により、

血行性に全身の細胞とつながる。



つまり体壁筋肉系への鍼灸指圧は全身の細胞の調整になるのだ。



昨夜、睡眠薬がわりに久しぶりに

池波正太郎のエッセイ「日曜日の万年筆」新潮社を読んだ。

その巻頭の「私の休日」というタイトルの一文に

以下のように鍼治療に関する記載がある。



「・・去年の秋に神経痛にかかって以来、私は毎週の日曜日に、鍼と指圧の治療を
受けに、荏原の自宅から杉並の方南町まで出かけるようになった。
何故、日曜の治療にしたかというと、平日なら車輌の混雑で一時間余もかかるのに、
日曜ならば三十分で鍼医の家へ到着してしまうからである。
鍼を打った日は、どうしても躰がだるい。
帰宅して入浴すると、夕飯までベッドへころがって眠ってしまうので、
仕事にはならない。近ごろの私の日曜は、あまり仕事がすすまなくなった。
つぎの日から、疲れが抜けて元気になる。
だから月曜日に、根気のいる仕事へ立ち向かうことになってしまった。
鍼の治療のために、いまの私にとって、日曜日は他の人びと同様の休日になった。
そのかわり、治療を受けている一時間に、小説の構想をととのえる。
それが習慣となるように、自分を仕向けていると、ほんとうに習性となってしまう。
治療室のベッドへ、うつぶせになったとたん、連載中の、
いくつかの小説のイメージがつぎつぎに脳裡へ浮かぶようになってくる。
これはやはり、肉体がそのように反応してくれるようになるのであろう。
私は、仕事の行き詰りを頭脳からではなく、躰のほうから解いて行くようにしている」



冒頭クリック記事に登場するナチスのヒムラーも池波正太郎も、

自分の躰でマッサージや鍼や指圧を体験することで、

体壁筋肉系と脳と腸管内臓系のつながり、を感得したのだ。



皮膚を押すと一酸化窒素の産生量が高まり血管が

拡張し血圧が下がり血流が増し、認知機能が活性化する。

皮膚を押すと皮膚からATPの産生量が高まり認知機能が活性化する。

皮膚を押すとβエンドルフィンやオキシトシンの産生量が高まり

認知機能が活性化する。



治療室のベッドへうつぶせになって、肩や背中を押された瞬間に、

一酸化窒素とATPとβエンドルフィンとオキシトシンなどの

分子ホルモンがポップコーンがはじけるように湧いてきて、

脳活祭り、認知機能が活性化し、小説のイメージが湧いてくるのだ。



体壁筋肉系は実はクリエイティブな仕事に欠かせない器官だったのだ!



マリリン・モンローの胃ケイレンも、浪越徳治郎の指圧一発で解消した。

シャックリも胃ケイレンも、腸管内臓系の症状だが、

それが体壁筋肉系へのアクセスで雲散霧消するのだ。

これこそが京都大学生理学教室が解明した世界に誇る

「内蔵体壁反射、体表内臓反射」という原理だ。



生体システムというカオスにひそむ厳選としたルール、

コスモスを発見し、それを応用することで、

命を健やかに導く。それが養生法だ。



ヒムラー、ヒムラーのお抱えマッサージ師、

池波正太郎、池波さん専属の鍼医、

浪越徳治郎、マリリン・モンロー、

京都大学生理学教室、

そして鍼灸指圧師ハリィーこと養生クリエイターの今村光臣は、

体壁筋肉系と腸管内臓系のインタラクティブなつながり、

を発見し実感することで、ついにひとつならりにつながった。



ブラボー!

カオスにひそむコスモスは美しい。





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2016.09.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

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