わたしの仕事

「昨日やって頂いてたら、今日はもの凄く肩が軽くて、

ここ2、3年でこんなに肩が軽いのを体験したのは、今回が初めて。

なんで、1回の治療でこんなに楽に軽くなったんですか?

これも先生が言っていた凝り自体がもつ力ですか?」

「あっ、昨日の治療でそんなに楽になりましたか?

それは良かったですね。

そうですね、昨日も言ったけど1回の治療で

こんなに凝りがほぐれたということは

Kさんの凝りが活きた凝りだった証明になるね」

「先生がうちの母の凝りはパワーがある活きた凝りだって、

言ったら、母はメチャクチャ笑ってた」

「そうそう、Kさんのお母さんはほんと得な体質だよね。

凝りは強いんだけど、すぐにほぐれて、

3ヵ月くらいは持つんだもん。

コスパが高い凝りだよね」

「先生、アタシの凝りは母の凝りとは違うの?」

「まあ、少しは違うけど、でも活きた凝りだから、

1回の治療でこんなに今回は軽くなったわけだし」

「触っていて、これはヘンな凝りだとか、

これは少し病的な凝りだとか、そういう事はわかるんですか?」

「うん、例えば癌の末期なんかには特有の凝りが出現するね」

「それってどんな凝り?」

「1時間押してもビクともしない凝りかな。

固いというけど、あの固さはハンパないね」

「本人たちは、それで平気なの?」

「う〜ん、でも、あれだけ固くてもそのなかでバランスを取っているみたいね。

でも、やれば軽くなって楽に感じるみたい」

「先生、そもそも凝りって何なの?」

「うん、ほら昔から凝りは乳酸が溜まったもの、って聞いたことあるでしょ?

でも、この凝り=乳酸という常識は、今から100年前に作られた常識で、

最近の研究では乳酸は筋肉内には溜まらないという新しい知見が発見されていて、

だから、凝り=乳酸という常識はすでに時代遅れの間違いだったことが

証明されてる。じゃあ、いったい凝りは何だ?

という新たな疑問が生じているわけだけど、

凝りはハッキリ言って、そんなに単純なものでもなくて、

まだまだ未知な病症と言えそうだね」

「へぇ〜、そうなんだ。凝りって不思議なシロモノだったのね。

知らなかったわ。でも、先生が昨日も言っていたけど、

この凝りがあるから、凝りの力でまた身体が蘇るのよね?」

「結果としては、そう言えるね。

凝りの生命力を引き出せたから、Kさんの身体は

昨日の1回の治療でこんなに軽くなったんだ」

「でも、本当にこんなに軽い身体は久しぶり!」





凝りは忌むべき悪しき邪毒のカタマリ。

この、ここ2000年来の東洋医学の常識を、

私はこれからひっくり返します。

凝りは決して忌むべき悪しき邪毒のカタマリではありません。

凝りは自分の身体の使い方の歴史。

凝りは自分が生きたアカシ。

そう、凝りは自分自身、自分そのもの。

この身体があるから、今の自分がある。

この凝りがあるから、今の自分がある。

今の自分があるのは、この凝りのおかげ。

この凝りはあなたの苦しみや喜びを共に

わかちあった同士であり、友だ。

あなたの悲しみや苦しみのすべてを

あなたの凝りは知っている。

あなたの凝りはいつもあなたと共にある。

汝の凝りを愛せよ。

自分の凝りを愛おしみ慈しみ、

労苦をねぎらい、その凝りを押したとき、

あなたの凝りはよみがえり、

あなたにまた生きる力、

生きるパワーがよみがえる。

凝りがあるから人は生きていられる。

凝りがあるから無限の治癒力を引き出せる。

凝りは命そのもの。

凝りの力を引き出すことが、

わたしの仕事だ。


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2016.09.04 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

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