竜の教え 3

私が本シリーズを通して、何を画策しているのか?

その目的を言っておきます。

その目的とは、ズバリ、東洋医学の大胆な読み替え、書き換えです。

原初の紀元前の鍼灸指圧術の精神に立ち返り、

現代人である私がその原初鍼灸指圧と同じやり方で25年間の

臨床を積んだ結果、どんな鍼灸指圧観、どんなツボ観、どんな気観、

どんな医学観、生命観、宇宙観が立ち上がったきたのか?

それをここに描き出そうと画策したのです。

いわゆる経絡(けいらく)という概念がございます。

ツボに関する学問であり、経絡学とも呼ばれます。

皆さんがよくご存知のゴム人形にツボが刻印され、

その刻印されたツボを線でつないであるあの東洋医学のシンボルといえる

アイコン・フィギュアが、経絡学の象徴です。

かつてはGHQが日本を統治した際に、日本の鍼灸医学を存続させるか、

どうかの問題がおこった際に、非科学の最たるものとして

ヤリ玉にあがったのが、この経絡やツボや気でした。

そこに端を発する経絡問題は経絡論争として語られます。

このツボ、経絡、気、という現代科学の対象にならない概念が、

これまで東洋医学の信憑性を減殺してきたことは事実です。

いまは科学の時代です。

そうであるのなら科学的な鍼灸でなければならない。

経絡論争を経て、鍼灸の科学化は進み、エビデンスを基にした

鍼灸医学が勃興してすでに主流派を形成してきています。

皮膚の電気抵抗が減弱したポイントを探知する皮電計という装置を使い、

この装置が教えるポイントをツボとして治療する。

素人でも誰でも確実にツボが取れる、そんな時代の到来を予感させる時期も

ございました。ちなみに私はこの皮電計なるものを、

使用したことは一度もございません。

すでに、ここまでのシリーズで解読しているように、

ツボには電気的なブランクの要素があるという仮説よりも、

自分のなかではむしろ電気的な余剰、高まり、チャージがある、

との予測を立てて仮説を作っています。

ですから、こうした既存の概念とは対立せざるをえません。

古典的な経絡学を盲信する気は毛頭無く、

かといって現代的な科学鍼灸のすべてを受け入れる気もない。

そんな天の邪鬼の私は、ではいったいどんな鍼灸指圧像を、

どんな経絡学を、どんな気観を膨らませているのか?

はい、だからそれをつまびらかにしようと、こんなシリーズを

養生クリエイターなどという新しいキャッチフレーズまで作って、

始めたわけです。

わたしは、わたし独自のまったく新しい東洋医学を作りたいのです。

伝統という言葉には、二つの意味があるといいます。

ひとつは継承するということ。

もうひとつは裏切るということ。

これまで東洋医学界は継承することのみに専念してきたように思えます。

裏切りは許されない。そんな風通しの悪い因習を感じました。

伝統鍼灸という時、それはあくまで継承鍼灸です。

わたしは徹底的に裏切りたいのです。

いや裏切らざるを得ない。

まっさらな白紙の紀元前の原初の鍼灸指圧術を通して感得した

その命の息吹を、すべて自分の言葉で描き出し、

ひとつのオリジナルな東洋医学を生み出したいのです。

それがもしも裏切りになるのなら、わたしは大いに裏切りたい。

裏切ることで、命に素直でありたいのです。

その裏切りの自分独自の東洋医学を名づけるなら

「凝り竜直伝オレ流東洋医学」

になるかと思います。

昨日も多くの患者の凝り竜と対面しました。

肩のケンセイの凝り竜を導き出すポイントは、

呼吸と共に押すことです。

肩、胸郭全体は呼気と吸気に連動して収縮し拡張します。

「結んで開いて」の呼吸の波打ち際では無理やり押すことは禁物です。

呼吸に合わせて、波が引いた収縮期に深く押し、

波が近づいた拡張期は浅く押します。

しかし、これだけでは凝り竜は出てきません。

引き波の時に押した指をそのままにしておく。

この操作を巧みに組み合わせることで、ついに凝り竜が姿を現します。

いま言ったことも秘中の秘の極意です。

盗みたい方はどうぞご自由に盗んでください。

次回は、気の引き方、意念のコントロール法、

などをプレゼンしましょうかね?

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2016.08.10 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

コメント

妄想

500年後、1000年後の人たちが、「昔々日本に今村光臣という指圧師がいて、衰退しかけていた指圧というものに光を当て、本来の医学として確立したんだよ」などと語り継がれていく、そんな妄想をする今日この頃でございます。

暑い日が続きます。
どうぞご自愛ください。

2016/08/10 (水) 14:58:04 | URL | N #8hk4s6Jg [ 編集 ]

妄想フォロー

500年後の人たちは、ホログラムの3D 映像で、リアルな今村光臣が、語り喋るフィギュアを教材に、

エレクトロ・ダイナミック・フィールドとバイオコミュニケーションが織りなすプライマリーパーセプションな生命場の何たるかを、

小学校の基礎教育課程で学ぶのが当たり前の時代となる。

ほんと、そんな時代が早く来たら面白いですよね。

Nさんの温かい御言葉、心にしみました。

暑い夏ですが、もうツクツクボウシが鳴いています。

夜はコオロギも鳴き出しています。

暑い盛りも残りわずか。

残暑も竜と共に健やかに参りましょう。

2016/08/10 (水) 22:32:55 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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