Dragon Fly

いったいヤツにはじめて遭ったのはいつの事だったろうか?

記憶はおぼろげだが、この道に入ってすぐの事だった気がする。

わたしが鍼灸学校に通っていた1993年は、

最後のマッサージ科の生徒が資格を取った年と重なる。

だから2年制で按摩師、マッサージ師、指圧師の国家試験に受かった自分は、

本科3年在籍時から出張で、有資格者として仕事をしていた。

学業と仕事の両立は決して楽ではなかったが、早くから手を作りたい自分にとっては、

この2年制で指圧師の資格が取れたことは大変にありがたいことだった。

当時、出張治療で頂いた治療費は1時間、3000円。

出張料込みでの値段としては格安だったと思う。

もっとも開業して24年を経た今の治療院での治療費は

1時間、4000円だが、これも考えてみれば格安だ。

それはともかく、鍼灸学校3年当時は、昼は学校で鍼灸を学び、

夜は親戚の家などを周り出張治療の指圧師として働いて、

とにかく手を作ることに必死だった。

いま何度も「手を作る」と繰り返したが、その行為が

結果としてヤツとの出会いを演出したのだろう。

鍼灸指圧師にとって、手は命だ。この手の感覚が仕事の良し悪しのすべてを決める。

真に癒しとなる術が施せる手であることは言うまでもないことだが、

幸運にも私は早くからヤツを感じることができた。

しかし、ヤツと遭遇する術は誰からも教わったわけではない。

あくまで自然に身についた、というか、そんな世界がある、

ということを早くから見せられていたのだ。

これまで凡百の論説を読んだが、わたしが感得したヤツの世界を

記述したものはまず見かけていない。

そういう意味では私がここ24年来、感じている世界は

オリジナルな世界なのだ。

患者の身体に指を沈めてジッと静かに待つ。

決して焦ってはいけない。すぐに出てこなくても辛抱強く待つ。

そうすると、やがてヤツが現れる。

もちろん、いつもすべてヤツに逢えるわけではない。

わたしたちは身体というものが物理的に触れるモノだけで出来ていると教わってきた。

しかし、そんな近代科学の常識がヤツの出現で

見事に引っくりかえってしまうのだ。

その動きは、まるで小さな生き物、

例えるなら竜が狂喜乱舞して飛翔するさまにそっくりだ。

そう、ヤツは竜に似ている。

わたしがここ24年間、治療の時に感じている竜は、東洋医学の世界では気と呼ぶ。

気などあるわけがない。ただの迷信だ。というのが現代医学の立場だろう。

その現代医学の立場はそれはそれで尊重したい。

でも、やはり、実際にヤツはいるのだ。

新生 養生クリエイター ハリィー今村が

あなたの知らない世界、

竜の王国を語ります。


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2016.07.31 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

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