枝豆礼賛

腸ブームの先駆者・藤田恒夫博士 ←クリックしてお読みください




藤田と言えばキョウビは、回虫博士のニックネームや

腸内フローラ研究で有名な藤田紘一郎博士が

真っ先に思い浮かびますが、わたしの場合は藤田と言えば

この新潟大学の名誉教授であった顕微解剖学、内分泌学の権威、

故・藤田恒夫博士が一押しです。

この冒頭クリックの対談内容も、なかなかレベルが高いので、

読みづらい方も多いかと存じますが、

ザックリとポイントを絞ると

キモは「腸の表面にあるセンサー細胞の機能」といえます。

前稿で濃いブドウ糖を受容してセロトニンを分泌するEC細胞に触れましたが、

このセロトニンを分泌するEC細胞をはじめ、

アルコールや肉エキスに反応してガストリンというホルモンを分泌するのがG細胞、

アミノ酸や卵黄や枝豆に反応してコレシストキニン(CCK)と

いうホルモンを分泌するのがM細胞、

塩酸に反応してセクレチンというホルモンを分泌するのがS細胞、

と、EC細胞、G細胞、M細胞、S細胞と、

このように腸の表面には複数のセンサー細胞が埋設されて、

口から入って胃を通過してきた化学分子を待ち受けているのです。

このセンサー細胞は化学分子を受容してホルモンを分泌することから、

受容分泌細胞とも、その形状から小腸基底果粒細胞とも呼ばれます。

小腸センサー細胞の構造は、山型のピラミッドのようなフォルムをしており、

そのピラミッドのてっぺんには化学分子を受け取る毛のような突起が出て、

ここで肉エキスや枝豆やアルコールやブドウ糖を受け取ると、

ピラミッドの底辺にドット状にたくさん集まっているホルモンの入った袋を、

細胞膜に寄せていき、そこでΩ(オメガ)状に細胞外へと袋を解放し、

ホルモンを分泌する仕組みです。

スマートボールとか、パチンコのようなイメージでいいでしょう(笑)

化学分子がセンサー細胞の頭頂部の仕掛けにヒットすると、

底面の口が開き、チンジャラジャラ、チンジャラジャラと

ホルモンが分泌されて、

「1番台、EC細胞、セロトニン大量分泌、フィーバー入りました!」

と小腸のホール係が、だみ声でマイクを手に

血液中へと大声で全身に響くように知らせるのです(イメージです 笑)

この小腸のセンサー細胞の仕組みは進化発生学的にみると、

今から5〜10億年以上前に地球に発生した腔腸動物の

ヒドラの祖先の内胚葉にまで遡ります。

この腔腸動物からわたしたち脊椎動物への流れは、

ヒドラ→ホヤの原索動物→ヤツメウナギの円口類→魚類→

両生類→爬虫類→鳥類→哺乳類で、

もうひとつの流れが

ヒドラ→プラナリアの扁形動物→ミミズなどの環形動物→

タコの軟体動物→昆虫やエビの節足動物

となります。

このヒドラからのふたつの流れである脊椎動物の頂点であるヒトと、

無脊椎動物の頂点である昆虫は、

だから生命進化の道筋のなかでは同じ立ち位置になります。

さてそれはともかく、ここで列記したすべての動物たちには、

ヒトの小腸にあるセンサー細胞とおなじものが、揃っているのです。

つまり小腸のセンサー細胞レベルでみると、

すべての動物は同じ立ち位置となります。

ヒドラの祖先という非常に古い発生を起源にする動物門が獲得した

腸のセンサー細胞の機能は、生命進化を経てもなんら変わりなくその機能を

保持し、種の進化を経ても受け継がれて、進化の最前衛のヒトや昆虫にあっても、

まったく衰えることなく機能しつづけたのです。

これはどういうことか?と言えば、

この小腸のセンサー細胞こそが生きるに必須の

分子を弁別する最も大事な細胞だった!

といえます。

おなじ構造の味蕾(みらい)という味センサーの細胞は舌の表面にあります。

しかし、ヒトの味蕾は一種類しかありません。

ヒトはこの一種類の味蕾という味覚センサー細胞で

5種(甘味、酸味、塩味、苦味、旨味)の味を弁別します。

舌にはたった一種類しかない味蕾と、

小腸には複数種あるセンサー細胞の違いをみても、

いかに小腸が優れた器官であるか、が伺えます。

この小腸の複数のセンサー細胞のすべての頂点にヒットするような

バラエティーに富んだ食事を心がけることで、

ホルモンの栄養効果( trophic effect )に浴することができます。

藤田恒夫博士によれば、枝豆とビールの組み合わせは、

膵臓や胃に対する trophic effect の効果大ということであり、

ビアガーデンが開催される今の時期には嬉しい情報かと存じます。

枝前と言えばウチの庭の枝豆もチョウの幼虫に葉を食べられながらも、

なんとか白い可憐な花を咲かせ始めています。

膵臓を強く大きく太らせる trophic effect 満点のお墨付きを頂いているのが、

枝豆です。枝豆つまり大豆には、膵臓を増強する効果があるのです。

味噌、醤油、納豆、豆腐と日本人は大豆をよく食してきた民族です。

このような大豆を加工して食べる日本の食文化は

結果として日本人の膵臓を強化して糖尿病を予防したとみなせます。

フード・ウェポン(食の兵器)。

国を乗っ取りたくば、その国の食文化を破壊せよ。

戦後の急速な食の欧米化は、まさに日本の食文化を崩壊せしめ、

結果として日本人の膵臓の弱体化を招き、

膵臓ホルモンのインシュリン分泌能が低下したことで

血糖値が上がりだし、医療利権が血糖降下剤の売上で

ドル箱を稼ぐ礎となったのです。

結果の血糖値うんぬんのはなしじゃあない!

結果を生みだしたもと、ひ弱になった膵臓を茹でた枝豆で鍛えればイイのだ!

脚下照顧。いつも誰の足もとにも、

宝が転がっています。

お日様が顔を出しました。

枝豆の周囲の草刈りにいきます。




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2016.07.23 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 食薬一如

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