trophic effect

「梅干しの力」椿茶屋ブログより ←クリックしてお読みください!


わたしの姉夫婦が静岡県は藤枝市の岡部にて

椿茶屋というカフェを営んでおります。

ここは昔ながらの美しい日本の里山や

田園風景が広がる実に風光明媚な名所です。

その椿茶屋の毎日更新されるブログに、

一昨日は自分の過去記事が掲載されました。

記事タイトルは「ブルータス ぴくぴく」というものです。

感の良い方はピンと来ると思いますが、

自分たちの子供の頃の人気テレビ番組の「お笑いスター誕生」

に出た筋肉漫談が持ちネタの「ぶるうたす」をもじりました。

筋肉がどんどんと痩せてしまう症候群は、

いまではサルコメペニアと呼ばれ恐れられています。

自分もすでに46歳を過ぎて、寄る年波を痛感しております。

使っていなかった筋肉がやせてきたのを実感し、

本年の正月より、また(笑)筋トレを本格的に始めております。

チャンバラエクササイズを6ヵ月経過し、

いまは、懸垂と腕立て伏せをメインにプログラムを実践しております。

筋肉も含めて人体組織は使うことで、発達します。

世の中では絶食や少食がブームですが、食べないことは、

腸の微絨毛のセンサー細胞を使わないことを意味します。

口から消化管に食べ物が入ってこないと、

小腸の表面の微絨毛は枯れていき、センサー細胞が消失してしまいます。

こんな悲惨な結果になる少食や絶食が果たして健康な効果をもたらすのでしょうか?

大いに疑問です。

食べるから腸のセンサー細胞が食べ物の分子を受容し、

その分子に応じたホルモンを分泌するのです。

濃いブドウ糖に反応して小腸の表面にあるEC細胞がセロトニンを分泌します。

セロトニンはご存知のようにウツ病を予防し治療する

やる気のもとになるホルモンです。

つまりブドウ糖はセロトニン分泌になくてはならない栄養なのです。

甘いモノを食べて幸せを感じるのは、甘いブドウ糖に反応して、

小腸のセンサー細胞が消化管ホルモンのセロトニンを分泌するからなのです。

甘いモノを欲するには、それ相応の理由があったのです。

世はブドウ糖を制限する糖質制限の時代です。

極端な糖質制限は恐らくはこの小腸のブドウ糖センサー細胞のEC細胞を

枯渇させてしまうでしょう。

そのあげくにセロトニンの分泌が低下、もしくは消失し、

ウツ的な精神を引き寄せてしまうかもしれません。

大工さんや職人さんの10時と3時のオヤツには、

細胞のエネルギー源であるブドウ糖を補給し疲労を除去し、

小腸のEC細胞を刺激しセロトニンの分泌量を増して、

もう一度仕事に取りかかる「やる気」を再生する重大な効果があったとみなせます。

糖質制限という浅薄な医学的知識がもたらす新しい健康常識は、

いまやとどまることを知らない混乱を医学界に招き入れています。



「ホルモンによっては、その標的になる内臓を大きくする作用がみられる。
これを医学の方では「栄養効果( trophic effect )」という。
酒や枝豆のように特殊なものでなくとも、食物を腸に入れるということは、
さまざまなセンサー細胞を刺激して消化管ホルモンを放出させることであり、
これらのホルモンの少なくとも一部のものが、腸壁や膵臓に栄養効果を
及ぼすことになる。こうして、正常に食事をしていればー
とくにいろいろなセンサー細胞を刺激するようなバラエティーに富んだものを
食べていればー胃腸や膵臓は大きく保たれる。
逆に食事をとらなくなると、消化器系は細胞分裂が少なくなり、
臓器全体として萎縮する。この本の冒頭で書いたように、今日では患者さんの
静脈から必要なすべての栄養物質を注入して、何ヶ月も生かすことができるから、
食物を口から摂り、その栄養を腸から吸収することは生命にとって不要なことだと
思われがちである。しかしこれは思い違いであって、
腸に食物がはいって来なくなると、センサー細胞が消化管ホルモンを出さなくなり、
その栄養効果もなくなる。そのため胃腸の壁は紙のようにうすくなり、
膵臓も見るかげもなく小さくなってしまうのである。
これらの臓器も気の毒だが、もっと哀れなのは、私たちのセンサー細胞である。
食物の化学的刺激に感じてホルモンを出すという仕事がなくなれば、
この細胞の存在理由はない。むかし『唄を忘れたカナリヤ』という歌が
はやったが、まさにそれであろう」藤田恒夫『腸は考える』岩波新書




筋肉もセンサー細胞も、ミトコンドリアも使うことで栄養効果が発揮され、

ますます発達してくる。

バラエティーに富んだ食事と、バラエティーに富んだ運動が、

腸のセンサー細胞を発達させて、筋肉を発達させて、

全身のミトコンドリアを発達させるのだ。

身体も頭も使うために存在する。

誰かが提示したドグマ(原理)を鵜呑みにするのではなく、

徹底的に頭を使って反証を試みる。

頭を使うとは、そういう作業を言うのだ。

懸垂はほんの少しの手の置き方の修正で肘の痛みが出ない、ことを体得した。

胸板がほんの少し厚みを増しています。

筋トレの trophic effectを体感する今日この頃です。

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2016.07.21 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 身体操法

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2016/07/21 (木) 15:24:27 | | # [ 編集 ]


いつか身体論をここで徹底的に兄貴と語り合いたいですわ!

筋トレとひとくちに言っても、これも万人万様で、

それぞれの身体に合う方法を、それぞれが見つける、

というのが本筋のはず。

だから本来は筋トレも一般化が不可能な事象。

それはすべての養生法、健康法に当てはまること。

懸垂は、樹上生活のサル時代への回帰現象かも。

筋トレも生命史まで俯瞰して、奥が深いっす(笑)




外科処置が滞りなく、うまくいきますようにお祈りしております。

2016/07/21 (木) 19:31:09 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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