鳥に学ぶ

地球に生命が誕生したのは今から38億年前とされる。

いわゆる現在も土壌中やヒトの腸内にいる

嫌気性バクテリアが地球で最初の主たる生き物だった。

嫌気性というのは酸素を嫌うという意味だが、

38億年前の当時は、まだ酸素は地球上にはほとんど無かった。

この嫌気性バクテリアは、だからエネルギーであるATPを生み出すために、

硫化水素やメタン、アンモニアなど当時の地球に当たり前にある元素を

電子受容体にした。

今現在のわたしたちヒトを含む地上で繁栄している生き物たちは、

酸素を電子受容体にする真核生物と呼ばれる一群だ。

この酸素というシロモノは今でも嫌気性バクテリアにとっては、

毒でしかない。だから酸素のない深い土壌中や酸素に触れることがない

ヒトの腸管内で嫌気性バクテリアは今もひっそりと暮らしている。

もしも今から20億年前にミトコンドリアの祖先のαプロテオバクテリアと

原始真核生物が出会い、融合し、共生することがなかったら、

地球は今も見渡す限り植物もない丸坊主の大陸と魚一匹いない海があるだけ

の実に変化のない淋しい景色の惑星だったかもしれない。

つまりバクテリアだけの惑星だ。

いまの変化に富んだ地球の姿から殺風景なバクテリアしかいない地球を

想像するのはなかなかに難しいが、もしかしたら、

宇宙のどこかには今もそんな星がありそうだ。

さて、ミトコンドリアが真核生物に共生をはじめてすでに20億年ほどが経過した。

そういう意味ではわたしたちの体内のミトコンドリアも20億年選手だ。

しかし人類と呼ばれる種とミトコンドリアの共生した期間は

わずかに600万年弱だ。

鳥類はご存知のように中生代に繁栄を極めた恐竜の子孫だ。

中生代にすでに鳥類型の恐竜が発生し、そこから今まで進化してきた末裔が、

今、このパソコンを打つ部屋の窓から見える電線にとまり

チュンチュンと鳴いているスズメだ。

だからスズメを含む鳥類のミトコンドリアは鳥類の体内で

すでに2億年の時を刻んでいる。

つまり鳥類のミトコンドリアは2億年選手と言える。

ヒトのミトコンドリアはわずかに600万年選手、

鳥類のミトコンドリアは2億年選手。

ミトコンドリア界の長老が鳥類のミトコンドリアで、

ヒトのミトコンドリアはまだまだ新参者、ビギナーと言えよう。

わたしが本稿で何が言いたいのか?

それではキモをズバッと言い切ろう。

つまりはヒトのミトコンドリアはいまだ進化の過程にあるのだ!

ある種が絶滅せずに地球環境に長く棲むということは、

その種がそれだけ地球環境によく適応できたことを意味する。

鳥類の体内温度はヒトの体内温度の37℃よりも2℃も高い39℃だ。

この高体温は恐竜時代からそのように高かったのか、

ここ2億年で獲得した形質なのか、はまだわからないが、

鳥類にとってはこの39℃の高体温が地球で生き抜いていくには

メリットが高かった

ということだろう。39℃というとヒトの場合はひどい風邪や、

インフルエンザに罹った時に発現する熱だ。

もしかしたら、ひとの発熱現象は超短期的なトリ的な進化と言えるのだろうか?

ミトコンドリアもある種との共生が長いと、その種の棲む環境に

適応してATP産生と熱産生のバランスを取る。

寒い地域に長く住めば熱産生の度合いを高めて、

反対に熱い地域に長く住むとATP産生に舵を切る。

黒人が短距離走に強いのは熱い地域に住んだ人種ゆえにATP産生の能力が高い

黒人特権であり、エスキモーが脂肪分の多いアザラシをたくさん食べて

熱産生を高めるのは寒冷な気候に適応したミトコンドリアが進化したお蔭だ。

さて今後のこの変化絶えない地球でヒトが長く生き残っていくには、

わたしたちはどんな風に進化したらいいのか?

をここで考えてみよう。

わたし的には、わたしたちは今後、自身のミトコンドリアの数を増やすことで、

生き残りをかけていけばいいと考えている。

ミトコンドリア数を増やせば、ATP産生にしろ、熱産生にしろ、

どちらにせよ、高効率になる。

ハイスペックでハイクオリティーな鳥類型のミトコンドリアシステムをいちはやく

獲得した者が、恐らくは今後、生き残っていく人類となる。

ひとはいつも空を飛ぶ鳥に魅了されてきた。

酸素のない真っ暗な土壌中からミトコンドリアのお蔭で陽の当たる世界を見ること

ができた。土中から地上へ、地上から大空へ。

鳥たちはミトコンドリアを進化させることで、さらに髙みへと舞ったのだ。

ならばわたしたちヒトもあとに続こうではないか!

鳥を見習って自分たちのミトコンドリアを進化させよう!

ミトコンドリア進化型ホモサピエンスが、

あらたな時代のケンシロウとなる。

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2016.07.03 | | コメント(0) | トラックバック(0) | ハリキュウ戦隊ミトレンジャー

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