名著より

「細胞の成長・分裂が速く、エネルギーの需要が高ければ、電子は速やかに呼吸鎖を流れて酸素に到達する。このような状況では、呼吸鎖から漏れ出るフリーラジカルは比較的少ない。・・だが今度は、細胞が損傷を受け、エネルギーはたっぷりあるのに分裂できなくなったらどうなるかを考えよう。ミトコンドリアは牢屋に閉じこめられた状態になる。細胞分裂が起きないため、ATPの需要はわずかしかなく、細胞にはATPのたくわえが大量に残っている。呼吸鎖を流れる電子の速度は、ATPの消費速度に左右される。ATPの消費が速ければ、それに引きずられて電子はすばやく流れるーまるで掃除機に吸い込まれるような感じだ。しかしATPの需要がないと、呼吸鎖は行き場を失った余分な電子で詰まってしまう。すると酸素も余分な電子もたくさんあるのだから、フリーラジカルの漏れる速度は大幅に上昇する。・・結局、どういうことなのだろう?ミトコンドリアと宿主細胞の利益は、たいていは一致しているということだ」ニック・レーン著 斉藤隆央訳 田中雅嗣解説「ミトコンドリアが進化を決めた」みすず書房




いよいよ、わたしのミトコンドリア論も名著を読み進めることで

ひとつの到達点、ブレイクスルーポイントが見えてきました。

ミトコンドリアを味方につけて、ミトコンドリアを活性化する核心とは

いったい何なのか?

ひとことで言えば「ミトコンドリアを徹底的に使い切る」と言えるかもしれません。

ATPを使うスピードを上げることが、結果としてミトコンドリアの分裂を促し、

細胞分裂を促進する。

アンチエイジングな生体リモデリングの鍵は

ミトコンドリアを使いこなし、ATPを消費することにありました。

世界の長寿村の長老たちは大往生するその時まで元気に野良仕事を続けます。

つまり、野良仕事=ATPの消費=ミトコンドリアと細胞のリモデリング、

だったのです。

体をよく動かしATPをよく使うこと。

それは特別なエクササイズを意味するのではなく、

恐らくは日常のすべての所作を言うのでしょう。

わたしも本年になり、チャンバラエクササイズを実践し、

数日前から腕立て伏せと腹筋と懸垂をメニューに追加しました。

実践と理論が噛み合ってきました。

ニック・レーンの名著、評判通り、じつに素晴らしいです。

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2016.06.30 | | コメント(0) | トラックバック(0) | ハリキュウ戦隊ミトレンジャー

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