つちのこ

ここのところ本ブログも、ミトコンドリアに関する物言いが多いです。

それもこれも3.11後5年目という節目を迎えてのことです。



すでに論じているように、内部被曝はミトコンドリアを攻撃し、

ミトコンドリアを破壊することが明らかになっています。

しかし、この内部被曝によるミトコンドリア攻撃に関して、

その詳細を解説する者も、その未病治のバックアップ策を

教えてくれる者も、ほとんどまったくいないという

お粗末な現状があることは、しっかりと認識しなければなりません。




ミトコンドリアについては、近年は幾らか注目が集まっています。

いわくミトコンドリアを活性化すれば健康でいられる、

という程度の一種の健康法の延長としてのトレンドです。

ただし、こうしたうわついたミトコンドリア・ブームのなかで

語られるミトコンドリアの活性化には、

精度を欠いたいい加減な論法、

詐欺まがいのグッズやマシンやサプリのたぐいが、

多数、見受けられます。



ですから、そのあたりは慎重にそれらを吟味してかかり、

そのなかから、もっとも大事な本質的な情報のみを

選択していかなければなりません。




ミトコンドリアの生息数を増やして、

ミトコンドリアを強化する。

そのようなミトコンドリアを増強できるものの筆頭は、

もともとこの身体が分泌しているホルモンである

ことがわかっています。




内部被曝でおかしくなったミトコンドリアの電子顕微鏡写真とは逆に、

一酸化窒素やグレリンを多く分泌するマウスのミトコンドリアが、

普通のマウスのミトコンドリアと比較して、

その大きさも数も驚く程に増強された証拠写真を見ております。




なにかを外部から注入したり、摂取したりして

あらたなモノをプラスするのではなく、

もとからあった機能であるホルモンの分泌を高めること。



ホルモンは元来、細胞核セントラルドグマと

小胞体とゴルジ体とミトコンドリアが連携して、

生み出している天然の分子言語、情報分子、自然治癒分子です。



このホルモンがあるから60兆個の細胞と

1京8000兆個のミトコンドリアが、

動的健康を維持できるのです。



この数千種類以上あるホルモンのうち、

皮膚と血管が生み出す一酸化窒素というガス分子ホルモンと、

胃が生み出すグレリンというホルモンが、

ミトコンドリアを確実に増強するホルモンです。




一酸化窒素は化学式では NO と記します。

N は窒素を、

O は酸素を、表します。



窒素という元素は自然界では大気中に窒素分子として78%も存在します。

スーッと肺いっぱいに空気を吸った時、

そのほとんどは酸素ではなく窒素なのです。

しかし、この肺に取りこまれた窒素は、

血液中のヘモグロビンに付着することはありません。

肺に取りこまれた窒素はまったく血液中に取りこまれることなく、

ただ肺を出入りするだけです。

では、いったいどこからヒトは窒素という元素を取りこむのでしょうか?




自然界で窒素を同化できるのは、ほんの限られた生物だけです。

いわゆる窒素固定細菌という植物の根に共生するバクテリアたちが

空気中の窒素を取りこんで、アンモニウムの分子に変えて、

植物の根から植物のなかに窒素を供給します。



マジシャンがサッと黒いハンカチを空中ではためかすと、

トランプやハトが飛び出すように、

空中窒素固定というはなれわざを土中の植物の根に

共生する特殊なバクテリアたちがやってくれるから、

わたしたちの体内に必須の窒素がようやく取りこめるのです。




つまり植物にその根の共生菌から供給された窒素が、

植物の体内でタンパク質やアミノ酸になり、

この植物をわたしたちが食べることで、

腸管を介してようやく体内に窒素が

同化できるのです。





アミノ酸の一種であるアルギニンをもとに、

血管と皮膚で一酸化窒素が合成されます。


アルギニンというアミノ酸は、

大豆や玄米やナッツ、肉類などに含まれるアミノ酸です。


食べ物に含まれているアミノ酸のアルギニンの構成元素である窒素が

もとで、血管を拡張し、ミトコンドリアを増強するホルモンの

一酸化窒素が合成される。




そのアルギニンのもとをたどれば、

それは食物の大豆などに含まれる。

大豆を含む豆科の植物の根には、

根粒菌としてよく知られた

窒素固定細菌が多く共生している。



大豆の根に共生する窒素固定細菌が、

大気中の窒素を取りこんで、

アンモニウムに変換して、

大豆に供給した窒素が、

大豆の生化学反応により、

アルギニンに変換されて、

そのタネである豆のなかに蓄えられた。




大気中の窒素 → 窒素固定細菌 → 大豆 →

枝豆、納豆、豆腐、油揚げ、厚揚げ、味噌、醤油、浜納豆・・・

→ 美味しく頂く → アルギニンが体内に取りこまれる →

血管壁に運ばれたアルギニンが指圧の刺激で一酸化窒素に生まれ変わる →

血管が拡張し血流が促進されて血圧がコントロールされ、

細胞間の情報伝達が促進され、

マクロファージが活性化し、

ミトコンドリアが増強されて、

健康養生の扉が開く!



なんと、わたしたちの健康は、

この窒素循環の最初の大気中の窒素を

取りこんでくれる土中の窒素固定細菌に、

すべてがゆだねられていたのです!




地下という日の当たらないアンダーグラウンドの世界に、

まだ知らない多くの知識が眠っています。

地球人類を真の意味で進化させる黒船は、

どうもこの地下から押し寄せてくる、

そんな予感がします。





一酸化窒素を通じてわたしたちは、

完璧に窒素固定細菌と共生しているのです。

いやこの窒素固定細菌というこれまで

目立たなかった土中の存在なくば、

わたしたちは血管を拡げることもできず、

血液を60兆個の細胞と1京8000兆個のミトコンドリアに

運ぶことすらままなりません。




窒素固定細菌とミトコンドリアが、

一酸化窒素を介して、

リンクを始めました。





ヒトは独りでは生きられません。

ミトコンドリアと、そして

土壌中の窒素固定細菌と共生して、

はじめてヒトは生きることができるのです。






ヒトという存在は

大気と大地を循環する

大きな窒素循環のタペストリーのなかの、

ほんの小さな糸くずです。




糸くずが糸くずらしく健康であるためには、

大豆の根に共生する窒素固定細菌の菌糸が、

豊かにはびこらなければなりません。



大地の健康とヒトの健康はフラクタルです!




大地を汚染していて、

ヒトだけが健康でいられるわけがないのです!





母なる大地。

わたしたちは母である大地に生かされる

土の子です。

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2016.04.09 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

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