今そこにある危機

放射能安全派という原子力村の宣伝マンが存在する。少しの放射性物質なら問題ないような世論誘導を行う。なかには実は低線量被曝は逆に健康を増進するというたわけた理論を展開する者も若干いる。アメリカにおいては妄想とこっぴどくけなされるこのホルミシス理論をもっともらしく吹聴するヤカラが存在する。そういう洗脳工作のかいあって今でも別に放射能はそんなに危険ではないと思い生活している人が多いのがこの日本国の現状かと思われる。

放射能にしきい値があるか、ないか、福島原発人災による汚染の程度はチェルノブイリより多いのか、少ないのか、放出された放射性物質の影響はただちに出るのか、出ないのか、年間100ミリシーベルト以下なら安全か、危険か、低線量被曝が及ぼす医学的根拠となる疫学的データやエビデンスはあるのか、ないのか、そもそもICRPの基準は信用できるのか、できないのか。こんな堂々巡りの議論をしている余地などとうになくなっている。こんな稚拙な論争の最中にも体内に侵入して内分泌腺を傷害した放射性物質の影響は次々に細胞分裂を経て伝播し続けている。囊胞の出現がまさにその証拠だ。医療に携わる人間たちはいったい何を言っているのか?何をすべきか?

最悪の、猛毒の毒性を持った物質が大気中に放たれたのである。なぜすぐに的確な判断を下し徹底的に放射性物質の特性を精査して実践できる対策を講じ一般の人々にわかりやすく啓蒙しなかったのか。ときすでに遅しの感があるが今からでもいくらでもやるべきことはある。

ドイツは環境先進国のように思われているが反骨のジャーナリスト広瀬隆氏によればかつてのドイツは日本と同等かそれ以上に閉鎖的な原発推進派にしきられた国だったそうだ。それがヴァッカースドルフの完成なった再処理工場の稼働反対運動の先頭にたった医師たちの啓蒙によりやがては国を動かし再処理工場を稼働させず、ついに国全体が原発廃止へと向かったのだそうだ。医師という人間の生理に最も敏感で日々の診療で命と向き合う者たちが命の危機を察知して動いたからこそドイツという国が江戸を見本にする自然共生型文明の先陣をきっているのだ。

いったい何をやっているのかこの国は?この日本という国の医療家たちは?

くだらない論争をしている暇などないのだ。すでにガレキの広域分散という前代未聞の悪行を世界にさらしている。すべからくこの国の人間は世界中の識者からクレージーと揶揄され続けるだろう。

北九州市では若い母たちが身体をはってデモに参加した。日本にもまともな人間はいる。

まともな医療家は実に少ない。

元外科医でありチェルノブイリへと単身出向き後進の医師の指導にあたり首飾りをピアスの痕跡かもしくは跡すら残らないほど損傷の少ない手術法を伝授した現松本市長の. 菅谷昭(すげのやあきら)さんは311後にすぐに内部被曝に対して徹底的に気をつけるよう提言した。

見習うべき医師である。肥田舜太郎先生はすでに何度も触れた。

自分で情報を検索して正しい判断をして命を守って下さい。

国や他者である医療家があなたの命を守るのではありません。

あなたの命はあなたが守るのです。

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2012.05.28 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

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