睡眠と健康

ここのところよく眠るようにしている。

だいたい夜の9時頃には床について、朝は早ければ5時、

遅ければ6時近くに目が覚める習慣です。

これで睡眠時間は8時間超というところでしょうか。



健康法と呼ばれるメソッドは、それこそ星の数ほども

ごまんとありますが、ただの睡眠安眠を推奨する方法が

果たして健康法になるのかどうか、

はわかりません。




ですが、昔から言うように

「骨休め」という言葉は、

まさに睡眠のことをいうとも言われます。

起きているあいだに骨や関節に負荷された

ユガミやキシミやイタミは、

寝ることでかなり改善されます。



また一説によれば、寝ているあいだに、

マクロファージが古くなった細胞を新しい細胞に

チェンジしてくれているとのことで、

ひと晩で入れ替わる細胞数は1兆個、

肉塊にして1キログラムとも言われます。



この肉塊1キログラムの入れ替えをしっかりやっておかないと、

古いままの細胞が残ってしまい、この古いままで残った細胞が、

やがてはガン細胞などに変容するともいいます。


ということは、よく眠ることがそのまま

ガンを予防する未病治の習慣といえます。



こうしてみると、やはり単なる睡眠は

単なる睡眠ではなく、

立派な健康法と言えるのかもしれません。



この眠るという営み、行為、健康法も、

大人になると、子供の時のようには、

なかなかうまくいかないで

床についてもいくら経っても眠くならなくて難儀する者が出現します。

いわゆる不眠症です。

現代ニッポンでは、かなりの大人がこうした不眠症で悩んでいるようです。


自分の治療院にも、そんな不眠症で悩んでいる患者さんが

よく訪れます。

西洋医のもとに行けば、睡眠導入剤を処方されますから、

最初はこれを飲んで事なきを得ます。

しかし、やがてこのクスリがなかなか効かなくなる

ケースもございます。

こうなると、かなりシビアになってきます。




それでやおら、騙されたと思ってハリでも打ってみるか?

といって、我が治療院に訪れたりするのです。



それで、ではハリを打って簡単に不眠症が治るか、

と言えば、簡単に治るケースもあれば、

なかなか治らないケースもあります。




けれど一般的に言って、

不眠症がハリで改善する確率はかなり高いと言えます。


なぜ不眠症の改善率が鍼灸指圧治療において高いのかといえば、

これはオキシトシンの生理作用を知れば、

すんなりと理解できます。


鍼灸指圧はオキシトシンの合成分泌を促進する医療です。

オキシトシンというリガンド(信号分子)には様々な効能がありますが、

例えば、筋肉を柔らかくする作用や、

ストレスホルモンであるコルチゾールの血液中の値を下げることで、

ストレス緩和の効果などがあります。

実験では、ラットにオキシトシンを注射すると、

動きが緩慢になり(鎮静作用)、

ケージの隅っこに寄り集まって、

眠ってしまうケースがあるといいます。

つまりオキシトシンには安眠効果もあるといえるのです。



人体はホルモンや神経伝達物質やサイトカインなどの

細胞間の分子言語であるリガンドという信号分子を

介して、様々に協調し、協働することで、

恒常性を維持しております。

眠るという自律神経の働きもまた、

リガンドがうまく機能したお蔭です。



ヒトは40代を過ぎると、

こうしたリガンドを合成する能力が、

徐々に衰えていくようです。




もちろん40代頃からストレスの多い生活を

強いられるという社会的要素も見逃せません。



不眠症もまた要素還元論でチャンチャンとはいかない

ファクターとパラメーターが無数に存在する

複雑系の病症です。



そんな複雑系の病症である不眠症がただハリを打つだけという

単一な要素でアッサリと改善できれば、まさに騙された気分でしょうが、

いやまさに騙されたわけではないのに、

ハリを打ったらよく眠れるようになる、

というエビデンスは臨床上もっとも多く体験していることの

ひとつです。




だいたい、ハリを打っている最中、治療中に、

治療用の我が治療院のベッド上で寝てしまう患者さんの例など、

本当によくあるケース、ざらケースなんですからね。



昨日も常連さんが、こんなことを言いました。

「やぁ〜だよ〜、アタシはここに寝に来ているみたい。

今日こそは起きていようと思うんだけど、

いっつも眠っちゃう」と。

だからワタシはこう答えました。

「うちのお客さんのなかには、このベッドに横になる時に

『先生、アタシ、今から眠っちゃうから、先におやすみなさい、って言っておきます』

と、言って本当に治療中に必ず眠ってしまうお客さんがいます(笑)」なんてね。





よき睡眠は、健康のバロメーター。

よく眠れることは健康のあかし。

子供のようにコロッと寝て、朝までグッスリが理想です。




でも大人はなかなかそうはいかない。

それでもたまに鍼灸指圧をしたりすると、

治療した日はやけにグッスリと眠れたりします。



睡眠、安眠、熟睡の秘訣は、

オキシトシンを味方につけるのもグーです。



そうか、な〜る、このくらいの記事ボリュームが

ちょうどイイ感じで、

一般的なメディアでは受けるのかもね(笑)



今度から、そうしてみようかしら?

ふむ、なんとなく次ぎの原稿の感じが見えてきたかな?

よく眠るとドーパミンという創意工夫、

クリエイティブな発想につながるホルモンが、

脳内によく充填されるといいますから、

よく眠るのはアイデア湧出には必須ですね。


でもよく眠ると、朝の原稿タイムの時間が、

必然的に短くなる。



う〜む、なかなか世の中、思い通りにいかないもんだな(笑)



おっと、今日は落書きにしては、

ちょっと長いかも。

では、このへんで、

バイナラ(これって、アラレちゃん用語だっけ?

いや欽ちゃんの番組に出ていた中年タレントの口癖だったかな?

う〜ん、寝過ぎの後遺症かも 笑)

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2016.02.20 | | コメント(1) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

コメント

中医に行くべし、のこちらの記事


http://grnba.secret.jp/iiyama/

、本記事ともシンクロ率がかなり高いですね。

ただし、この体験記に分子レベルで整合性のある解説を

以下のように加えると、さらに説得力が増してくる。

腰の筋肉が硬化していたのが、鍼を打つことでオキシトシンが合成分泌されて、

この硬化していた筋肉がオキシトシンの筋弛緩作用によりほぐされて、

固くなっていた筋細胞が柔らかくなった。

また鍼治療による一酸化窒素の湧出により、

一酸化窒素の血流促進作用により、筋細胞に豊富な酸素や栄養素が供給されて、

発痛物質のブラジキニンやプロスタグランジンが押し流されて排出されていった。

また先のオキシトシンは痛みの拮抗ホルモンであるβエンドルフィンを連鎖的に合成するから、

モルヒネの100倍の鎮痛作用をもつβエンドルフィンがやはり鍼治療によって分泌されたことで、腰の痛みが軽減し消失した。

このようにただ鍼を打つという単純な物理療法ではあるが、その皮下では分子レベルの自然治癒システムが旺盛に活動している。

温熱治療は言わずとしれたヒートショックプロテインナンバーワン治療。

オキシトシンは安眠誘導作用をもつ優れた天然の睡眠薬。

ほんと、やっぱり鍼灸指圧は最強だね!

こんな解説があると、もっと中医学、東洋医学、鍼灸指圧の凄さに説得力が増す。

なにがシンクロって、ここ2日、自分も自分の腰が重かったんで、自分で自分の腰に鍼を打ったんだけど、

さすがに2日連続で鍼をすると、ガラッと身体の感じが変わってくるのがわかるね。

たしかに一瞬で治る場合もある。

でも、まあ、何回かやれば、こうした突発性の腰痛はほぼ解消しますね。

2016/02/22 (月) 07:26:46 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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