テキトー 6

「むかし、オレがよく通っていたSさんという鍼医は

目が見えなかったけど、名人で有名だったよ。

だって、毎日、夕方には銀行員がその日の集金に来るって自慢してたからさ。

名人だけど、ものスゴイ努力家で、なんでも若い頃には、

当時、日本で一番腕の立つといわれる鍼医のとこに、ひとりで出向いていって、

住み込みで技を教えてもらいに回ったそうだよ。

みんな目もみえないのに、よくぞ遠くから来たと、

親切にすべての技を教えてくれたって。

そんななかのある名人は今、アンタが打ってくれている合谷というツボだけで、

万病を治す、と言ってやってたって。

それでSさんは様々な名人に教わった技を集積して

最終的には、背骨の両脇の筋肉をほぐせば、すべて事足りる、

という術に落ち着いた。

アンタの鍼はSさんのやり方に似ているね」




「しかし、ほんと昭和初期には、まだまだそんな個性的な

名人がいっぱいいたんですよね。

日本の文化が劣化したせいなのか、

そういう強烈な個性のある名人のはなしは、

最近はあんまり聞きませんもんね。

その背骨に電線が入っていて、

その電気が臓器にうまく供給されれば、

万事うまくいくから、背骨の両脇をほぐす、という発想は、

だいたい、名人が落ち着く極意みたいですね。

自分は指圧を通して、自然にソコに落ち着いてきましたけど」






患者さんのなかには、40年間も鍼医を渡り歩いているプロ患者がいます。

そういうプロ患者さんからは、時々、こうしたとんでもないエピソードを

聞かせて頂いたり、とんでもない極意を伝授してもらえます。

ほんとうに、ありがたいことです。

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2016.01.08 | | コメント(1) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

コメント

ブラちゃんへ


http://kouhakudou.blog.fc2.com/blog-entry-435.html

↑この記事に書いたオレのオリジナルな仮説

「気=ATP仮説」は、

これまで大切にここに仕舞ってあったんだけど、

今日読んでいた本に、

ATPはエネルギー通貨という側面も大事だけど、

な、な、なんと、情報伝達物質としての役割があって、

最近はとみにそこがクローズアップされてきている、

と記載されていました!

もうね、超ビンゴでしょ?

エネルギー通貨であると同時に、

情報伝達物質として機能する

一石二鳥の分子がATP。

気はエネルギー供給分子であると

同時に情報言語である。

間中理論ともビンゴじゃん!

これで、かなり、

現代医学と東洋医学の整合性が獲得できる可能性が見えてきた。

はい、ということで、ほんの中間報告でした。

2016/01/08 (金) 19:56:38 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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