手の内 15

今回は「手の内」と題して回を進めていますが、

果たして手の内のナニカがこれまでの論説で幾ばくかでも

公開できているか、どうかは、大いに疑問です。

もっとも、手の内のナニカを言葉にしたところで、

もちろん、ただ言葉にしたに過ぎないわけですが、

いやだからこそ、言葉にする意味もあるかも、

ということで本シリーズを進めております。






あらゆる領域でのコンビニ化、百均化の進行する現代においては、

情報というものもまた著しく劣化し、

コンビニ百均化しており、

健康に関する情報の多くも、

「コレさえやれば万病が治る」

のキャッチコピーに代表される

ハウツーマニュアル情報ばかりが受ける時代です。

めんどくさい論理や論説なんか要らないから、

とにかく、すぐに役立つ情報が欲しい。

これが一般大衆の求める健康情報です。




とうぜん、こうした一般大衆の嗜好をよく把握している出版界やメディアは、

「あるある大辞典でためしてガッテン」な安っぽい情報を大量生産していきます。

その結果、一般大衆の健康に関しての知識が深まることはなく、

ますます健康カテゴリーは薄っぺらくなっていくというわけです。





指圧という日本独自に開発された素晴らしき医術も、

ちまたの劣化コピーの無資格リラク産業の全盛で、

今や風前の灯火です。



しかし、コピーとホンモノの差は

歴然とあるのです。




コンビニ・百均・コピーの世界にあって、

なおホンモノを追及する。

そのホンモノを追及した手の内には、

きっと未来永劫に伝え得るナニカがきっと残るはず。



そんなナニカを本シリーズで描出することが、

アタシの最大の目的です。




宇宙人に浮気なんかして

まだ全然できてない(笑)

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2015.12.20 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

コメント

健康法の百均化


きょうび、チマタに流布されている健康法に、

真に値打ちのあるモノは、まずない!

と断言できるでしょう。

アレをやれば万病が治る、コレをやれば万病が治る、

ガンが一瞬で消えた、ガンがみるみる消えた、

もうね、これでもかの寝言合戦(笑)

よくも、こんないい加減な事をマジメな顔して言えるねぇ、

のトンデモいっちゃってる情報ばっかりの世界が、

健康カテゴリー。

いいかい、前にも言ったけど腫瘍1センチのなかにガン細胞は10億個も存在するの。

だから、ガンが一瞬で消えると豪語するのなら、この10億個のガン細胞が一瞬で消える機序をすべてパーフェクトに科学的に説明できなければイケナイわけ。

ガンなんか簡単に治せると豪語する皆様は、これまで簡単にガンが治る仕組みをパーフェクトに科学的に説明しましたか?

してないんです。だから、アタシは信用ならない、とずっと言い続けているんです。

そして、例え論理的に科学的にパーフェクトに説明できたとしても、やはり治癒というプロセスには、

まだまだ神秘的な要素、命の不可解さ、が必ず介在する。

だから理論はリアルに完全に合致することはない。

もうね、健康法なんか言ったもん勝ちの、言いたい放題のデタラメばかり。

でも、プラシーボが必ずあるから、どんなヘンテコなでっち上げ理論や、やり方でも、

2週間くらいの効能は出せる。

わかりやすい理論、偉そうな物言い、完璧にわかっている口ぶり、こういうのが一番アブナイ。

ホンモノはかなりの事がわかったうえで、なお、わからないモノが膨大にある。

完璧なモノはない、とそんな口調だね。

エッ、俺がホンモノか?って?

さあ、そりゃあ、皆さんのご判断に任せます。

2015/12/21 (月) 06:14:13 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

万病の原因は万因


ようはさ、詐欺・騙しの常套句が、

「すべての病気の原因はコレだった!

だから、コレを解消するアレをやれば万病が治る。

奇跡の療法が見つかった!」

なんだよね。




でね、だから、今、チマタに流行ってる健康法のお誘い文句は、みんなこういう手口なんです。

本当に困っているひとのいい皆さんが、たくさん騙されたりします。

おかわいそうに。




でも、賢明なみなさんはすでにお気づきのように、万病の原因はもちろん一つではなく、

万どころか無限に存在する、と言ってもイイくらいに、

病因となるファクターとパラメーターは無数に存在するわけです。




たまたま、そのどうでもいいわけがわからない方法で、治るケースも万に一つくらいはあるかもしれない。

プラシーボなら、どんな療法でも、確実に2週間くらいなら効果を発揮するし。

で、そのたまたま効いたケースを大げさに吹聴して、うまくいけば、柳の下に2匹目のドジョウが見つかるかもしれない。

いや2匹どころか、大量のドジョウがひっかかってくるかもしれない。

爆発的なブームを引き起こすナントカ健康法なんかは、みんなこういうたぐいの話。



手の内を追及していると、こういうカラクリが見えてくる。

もちろん、アタシはチマタの健康法など、問題にしておりません。

全部スルー!



キャッチーなコピーで、万病が治ると謳うコンテンツに、まともな機序説明などあった試しがない。

超うすっぺらい説明があって、あとは、治った、治ったの実例らしきものを列挙して、

最後にコレを買え、そんなんばっか、だもん。




何かを買って、そんなモノを装着したり、何かを買って、そんなモノを飲んだりしなければならないほど、

命はチャチにできていない。

命はそれ自体が自律的に自分で自分を治す機序を有する。

その身体自治の自然治癒の機序を促進し、後押しし、手助けする、のが医療の本来あるべき姿。

医療者が治すのではない。医療者が手を下した後に、患者が自身の自然治癒の機序で治るのです。

治すのではなく、治る。

治るを導くのが医療。





1センチの腫瘍がレンサ球菌に罹患して発熱が生じて、免疫系が活性化して、10億個のガン細胞をすべて貪食してしまうにも、

最低で1週間以上の発熱、高熱の期間が必要となる。

たった1センチの固形ガンがすべて自然治癒で消えるのにも、これだけの日数がかかる。

ガンが一瞬で消えるって?

ガンがみるみる消えるだって?

だから、いったいどうやってガンが消えているのか、説明してみなって!

10億個のガン細胞がパチンとはぜて、煙にでもなって、消えていくとでも言うのかい?




チマタに流布されている健康法は、よくよく吟味して、正否を判断してください。

もっとも、ほとんど、ニセモノと思っていれば、まず間違いありませんが。




原理やメカニズムを正確に説明できているか、どうか?

へんな物販にステルスマーケティングされていないか?

そのへんを少しだけ吟味するだけでも、だいぶ、違います。




可逆的なレベルなら、どんな療法でも、そこそこ成果はでます。

しかし、非可逆的なレベルでは、どんな療法でも、成果はほとんどでません。



非可逆的なレベルでは、いかんともしがたいが、それでも治を請われれば、断ることはできない。

非可逆的なレベルでも、なんとか、患者さんを快方に導かねばならない。



非可逆的なレベルで磨かれた手の内には、ホンモノの価値があるはずです。



命は決して簡単なものではない。だから病理も決して簡単ではない。


簡単に治る、治せる、そんな耳障りのイイ言葉には、騙されないでください。

そんな簡単に治せる、治る世界は、どこにもありません。




ただし、ある場合には、簡単に治る場合もあります。

熟練の治療師は、そのへんがわかってきます。



万のファクターとパラメーターの中にあっても、たったひとつの治法により、快方に向かうケースはもちろん、あります。

活きた凝り、を活かす。

これも、そのひとつの方法です。


2015/12/21 (月) 07:38:13 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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