手の内 8

鍼灸指圧院を開業して、早23年の余が経過しました。

その間に、公私において、一対一、で触った個体数は概算で少なめに見積もって2万人余、

多く見積もって3万人余というところでしょうか。




常連さんや家族の場合も、その都度、ひとりの個体数と換算しての数字ですが、

多いか少ないかは微妙ですね。




単純に、自分よりもキャリアが長い鍼灸指圧師になれば、40年選手なら倍はこなしている計算になります。

数や時間をこなせばイイというものではありませんが、やはり数と時間をこなした実績は

なにものにもかえがたい説得力を持つと、私は考えます。




複雑系科学の用語に「バタフライ効果」という概念があります。

自然界においては、ほんの小さなキッカケがもとで、その微細なゆらぎ入力が

最終的にシステム全体に、とほうもない大きな揺らぎをもたらす、ことを言います。

少し前によく聞いた「蝶の羽ばたきが、竜巻になる」というアレです。




あるいは「カスケード反応」などという用語も生理学や複雑系科学でよく用いられます。

これは例えばある情報伝達分子を細胞が分泌すると、その最初の分子をもとに、

次々にあらたな分子がビリヤードの玉突きをスタートする如くに、

ポンポンと発生していく様をもって、そう表現します。




鍼灸指圧を通して、一対一、で3万人以上もの人を23年間も触り続けていると、

その指先の微細なゆらぎ入力により発生した気づきは、

「バタフライ効果」を伴って意識に変容をもたらし、やがてその術者に哲学をもたらします。

そしてその哲学は時間の経過と共に「カスケード反応」に、

次々に様々なアイデアを生み出していきます。



23年間、多くの人を触っていると、どの人にも共通に生じているツボポイントが見えてきます。

現代人に特有の身体の使い方がもたらしている、現代のツボです。

そのような中国古代人と同じ境地に立って、ありのままの身体と向き合って見つけたツボに、

私は独自の名称をほどこしました。

名づけて「ハリィーズ・セブンスター」です。

「ハリィーの七つ星」でもいいけど。

ツボ名は、こんな感じです。




1「ハナオカ」
2「RBポイント」
3「仙サイド」
4「仙のした」
5「膝カックン」
6「まねきねこ」
7「G返し」



いつの日か、この七つのスターツボたちが、あなたのもとに降臨することでしょう(笑)




そもそも、東洋医学は日常の発見から始まった医学です。

紀元前の鍼灸指圧術のプロセスは、

まず全身を按摩マッサージ指圧して、凝りの集積部位を探り、

もっとも凝っている部位にハリをして、

もっとも冷えている部位に灸をしたのです。



まず揉んで押して触って、凝りを見つけた。

その凝りの部位をツボと命名した。

ツボの道筋をつなげて経絡と呼んだ。

経絡を内臓と連環させて経絡説を完成させた。



理論はあくまで実践の後にできるのです。

まず実践ありき、発見ありき。



東洋医学はすでに2000年以上もの長きに渡り、その術と学は完成の域に達しています。

しかし、自分のなかでは、日々、あらたに新しい東洋医学が生まれています。




手の内は常に日々、生まれ変わっています。



「G返し(じーがえし)」

と命名したツボは、美顔指圧の際に、

患者さんとのやり取りで、見つけたツボです。

これはツボというよりも、あるゾーンです。

昨日は、自分の「G返し」を痛いほどに押してみました。

そうしたら昨夜は熟睡できました。

頭部や脳の血流とも関連し、頸部の自律神経の調整にも有効のようです。

ただし、もったいぶるわけではありませんが、

やはり首回りのゾーンは、なにかと注意が必要なので、

おいそれとウェブ上だけで指導はできません。

もしも「G返し」を体感したい方は、

牧之原市の「鍼灸指圧 光伯堂」までお越しくださいますように、

お願い申し上げます。




ながねんの手の内のバタフライ効果が授けた

「ハリィーの七つ星」

(トラック野郎・一番星にちょっと似てるね 笑)




竜巻になって飛翔し、

七つのツボが天に輝く日はいつのことやら、フフ。

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2015.12.10 | | コメント(1) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

コメント

捨肯


なんでも、気功法のなかには、

べつに身体操作を伴わない意識をチェンジするだけの

功法があるとかで、

自分が正しいと思う気持ちをいっぺん捨てるメソッドを

捨肯(しゃこう)

と呼び、このメソッドは非常に大事な段階と聞いた。

ここんとこ、こっちに非がないのに、なんでか謝らなければならないような、

そんな理不尽な状況が立て続けに起こって、

想定外な現象に混乱していたんだけど、

ふっと、この捨肯という言葉を思いだして、

アッ、いっそ、コレで行こうか、

と思ったら、いくらか、吹っ切れてきた。

負けるが勝ち、って昔っから言うし。

トリアルの最新原稿11話も昨夜、入稿した。

できることをコツコツやるしかないね。

2015/12/11 (金) 06:08:26 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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