手の内 6

えっと、今現在のホットな話題は東洋医学最大のミステリーともいえる

「気」であるわけですが、

みずからが気論争を焚きつけておきながら、何ですが、

ようはこの気という言葉、概念があったがゆえに、

東洋医学がトンデモ視され続けた事も事実。





その証拠にはGHQが日本を接収し、その後の日本国支配のプログラムを策定する際に、

鍼灸術を禁止すべくヤリ玉に挙げたのが、この気や経絡に関する部分であった事は

あまりに有名です。





その日本鍼灸存続の最大の危機の時、日本の医学界、東洋医学界は総出でGHQに立ち向かい、

鍼灸の科学化という路線を持って、まずは、この難所を切り抜けたわけです。





つまり、ひとまず、経絡だの、気だの、は置いておいて、

まずは科学的に鍼灸を研究しよう、という姿勢でその場をしのいだのです。



でもね、ある意味、だからこそ、気や経絡は果たして本当に実在するのか?

という根本問題は解決されずに、今日に至っていることも事実。




なんども、なんども、気は実在するのか?しないのか?

の論争が繰り広げられ、永遠に解けない問題のようになってしまっているのです。




これ、宇宙論なんかでいう「参加型人間原理」という概念を持ち出すと、

うまく説明できる問題なんです。




ブラックホールの名付け親のジョン・アーチボルド・ホィーラーという人が考え出した原理ね。

ザックリとこの聞き慣れない原理を要約すると、

「参加する人間がいて、観察する人間がいて、はじめてその対象が存在できる」

みたいな原理。





だから、気や経絡も、東洋医学カテゴリーに参加する者にとっては実在するが、

東洋医学コミュニティに参加しない者にとっては、無いも同然、となります。




意識するか、しないか、ただそれだけ、とも言えます。






ヒトはある用語や概念を意識して、はじめてそうしたモノに注目する目が開かれます。

一端、そうした視点ができると、今度はそれをとことん追及します。

すると、またそこに新しい何かを発見し、またさらに奥深くへと参入、参加していきます。

参加することで、参加する者だけに、見えるもの、観えるもの、がある。






だから、気や経絡はあくまで参加している者には、見える、観えるものなのです。

でも、参加しない者には、どうしても見えない、観ることはできません。





気を存在するとする者と、気は存在しないとする者は、

永遠に交わることはないでしょう。

それは、「参加型人間原理」からして自明なのです。






おっと、気の場について語るはずが、ちょっと高尚な原理の説明になってしまった。






気はそれを感じる者には実在します。

でも、感じない者には実在しないか?

と言えば、実は感じない者にも、ちゃんと気は流れています。

だから、感じようと、感じまいと、どっちでもエエねん!

気なんか気にしない、気にしない(笑)






気を語らずとも、東洋医学は十分に成立します。

現代医学、現代科学と整合性を持たせれば、

現代人が納得できる東洋医学が提示できます。






融通無碍に東洋医学を一般化していこうじゃありませんか!

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2015.12.08 | | コメント(1) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

コメント

例えばの気エクササイズ


ちょっと身体が重ダルくて、昨日なんか気分がすぐれなかったの。

でね、思いついたように、鼻呼吸をめいっぱいしてみて、

胸郭を収縮拡張させて、赤血球に酸素を乗せて、全身の60兆個の細胞のミトコンドリアに

酸素を送る気持ちで、そんな積極的な意図的な呼吸をしてみた。

特に寝る時、寝ていて目が覚めた時、起きた時。

そしたら、今朝の体調はなかなかイイ!

東洋医学では、呼吸で取りこむ気を宗気(そうき)という。

単純に古代の中国人は酸素を宗気と呼んでいたと思えば、

こういう意図的な呼吸もまた気功法だよね。






そいで、やっぱり飯を食べると、急に身体がポカポカして元気になる。

古代人は食べ物の気を水穀の気と呼んだ。

食べ物には、ミトコンドリアがATPを合成するのに必須のブドウ糖、アミノ酸、脂肪酸、ミネラル、ビタミン、フィトケミカルなどがある。

古代人はこうした栄養素を水穀の気と呼んでいたと思えば、

食事はこれそのままミトコンドリア活性化法、

気功法だよね。




だからさ、太極拳体操だけが気功法じゃあない。

呼吸も食事も意識すれば、これすべて気功法。

いや呼吸も食事も東洋医学的な養生法。





酸素と栄養素に注目するだけで、簡単に身体は活性化できる。




すべては最初から与えられているのかもね。

2015/12/08 (火) 07:29:25 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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