本当の事 4

さて、前稿では免疫のこれまでの固定概念を覆す新パラダイムである

「免疫=情報処理」

という視座を大々的に世界に発布いたしました!




それで、ではこの免疫における情報処理とは具体的にはどんな事かと言えば、

これもすでに前稿のコメント欄ですでに提示しておりますが、免疫情報処理の内訳は



①異物認識

②自己認識

③品質管理

の三つに大別できます。



この①異物認識と②自己認識はこれまでの免疫学のメインストリームである

「自己と非自己」を認識することを言います。

しかし、③品質管理が免疫の重大な局面であることはあまり知られておりません。




ヒトの身体の細胞数は60兆個もありますから、この60兆個の細胞を常に新品に保つには、

非常に高度な管理が要求されます。




この60兆個のヒト細胞の品質管理という重大な局面もまた

免疫細胞が中心となり、細胞核セントラルドグマとミトコンドリアゲノムとヒートショックプロテインなどが

複合的に絡み合いながら、精緻な保守管理システムを築いているのです。



例えばある細胞が老化して劣化して使用不能になったり、

またある細胞がガン化してしまったり、

またある細胞がバクテリアやウイルスに乗っ取られてしまったり、した場合には、

もう、その細胞は使い物になりません。





よって、こうした使用不可となった細胞は廃棄処分して、

新しい新品の細胞に交換する必要性がでてきます。





この古い細胞を新しい細胞に交換する作業を

細胞リモデリングと言います。





この細胞リモデリングの機序には、

まず最初に古い細胞を壊すためのアポトーシス(プログラムされた細胞自殺)という

細胞核ゲノムやミトコンドリアゲノムやヒートショックプロテインや免疫細胞による

アポトーシス誘導がなされた後に、細胞核DNAがショートカットされて、

その後に細胞が断片化されて、これら細かくちぎれた細胞の断片が、

最終的に免疫細胞のマクロファージに食べられて使用不可となった細胞は

廃棄消滅する機序をたどります。






そして、廃棄されて消えた細胞の穴埋めに、

新たな細胞がそこに誕生するのです。

これが細胞リモデリングの手順です。







ガン細胞も何か不可思議な力や要素で魔法の如くに消えるのではなく、

あくまでこうした細胞の品質管理という免疫機序の中で、

整合性をもって、リモデリングされて、分解消滅するのです!






免疫をちゃんと勉強すれば、

チマタにはびこる

コレで癌が治ると、

ほらを吹きまくる

意味不明なガン治癒仮説に

踊らされることは決してありません。






異物を認識し、自己の細胞の状態を把握し、使用不可となった細胞を

識別するデバイス(装置)は、

すべてタンパク分子で構造化された細胞膜のレセプターです。





マクロファージは、

ガン細胞の細胞膜のほつれ、ほころび、を見つけて貪食すると、

マクロファージ体内でガン細胞を断片化してガン抗原ペプチドを作り、

このガン抗原ペプチドをマクロファージの細胞膜上に掲げて、

T細胞へとガン抗原の提示をおこないます。




またガン細胞の掃除役としては、ナチュラル・キラー細胞の存在も忘れてはなりません。

このナチュラル・キラー細胞もまた、その細胞膜の手を使ってガン細胞を正確に認識します。







地球生命界アルカイック期30億年史で培われた原始バクテリアの

細胞膜デバイスは、その30億年という途方もない月日により、

レセプターのみならず、チャネルやキャリアやポンプなど

多くの機能装置を獲得するに至りました。





1個の細胞の細胞膜を相似形で拡大すれば、

ヒトの1個体の体壁筋肉系は

まさに1個の細胞膜と相同です。





ヒトの体壁筋肉系を賦活する鍼灸指圧術は、

ヒトという1個体の細胞膜を鍛える医療で

あったといえましょう。





ヒトの体壁筋肉系の凝りをほぐした瞬間に、

全身60兆個の細胞の細胞膜が同期連動して、

ゆらぎます。





60兆個の細胞膜の波打つゆらぎは、細胞核セントラルドグマを起動して、

ヒートショックプロテイン分泌を促進し、

免疫や細胞リモデリングを活性化します。





タンパク質という「ゆらぎ」




細胞も個体も種も、

「ゆらぎ」のありようのなかで、

命を、生を養うのです。




地球生命界アルカイック期30億年史の太古の海中で、

たゆとうように、ゆらぎながら、

原始生命体のレセプターが進化した。




いまこの瞬間も、

ヒト細胞60兆個は、

ゆらぎつつ、リモデリング

しております。

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2015.10.05 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 免疫強化

コメント

免疫=内在する身体自治システム

例えば、ガン発現に関わる細胞核ゲノムの遺伝子数は、

ざっと数えても22個!!!!!もある。

この22個のうちのたった1個の遺伝子の変異が引き金になるか、あるいは数個の複合的な変異が原因になるか、

いずれにしろ、こうしたゲノムの変異がキッカケとなって最終的にガン細胞が誕生する。

それで、これらの変異遺伝子を電子を供給したら修復できるのか?

あるいは酸化を還元すると称して、水素だのイオンだのを供給して修復できるのか?

と言えば、出来る、出来た、というエビデンスはいまだに皆無なのです。

はい、この一事をとってみただけで、チマタのガン解読者もどき、が吹聴するガン治癒仮説は、

まったくのデタラメであることが、簡単に理解できるのです。

いいですかね。ちゃんと細胞生物学を学んでからでないと、

本当は絶対にコレでガンが治るだの、アレでガンが予防できるだの、

そんな大きな事は言えっこないんです!

でね、なんでそんな大嘘を平気で言えるかというと、だからまったくこういった基本中の基本、基礎中の基礎の

細胞生理学、細胞生物学をいっさい知らないから、そんないい加減な事が言えるんです。

はい、チマタのネット番長な健康指南番がいかにお粗末で超軽いかが、これでおわかりになりましたでしょうか?

シロウトはあくまでシロウトです。

内在する身体自治システムに目を向ければ、

最強免疫を獲得する最短で最善の方法はすぐに見つかるのです。

足もとには、いつもホンモノが転がっています。

是非とも、基本、基礎、本質、

内在する治癒力をもう一度、しっかりと見つめてください。

2015/10/05 (月) 08:18:28 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

ヒートショックプロテインHSP70

分子量7万のヒートショックプロテインをHSP70と呼びます。

このヒートショックプロテインHSP70が存在し機能している場所は、

ヒトの60兆個の細胞の細胞質と細胞核です。

そこで、ではヒートショックプロテインHSP70は何をしているのか?

というと、強力な細胞保護作用で細胞核の遺伝子の変異を守り、

細胞質内のタンパク分子の変異を修復しているのです!!!!!!

いいですかね?

このヒートショックプロテインHSP70は、人類72億人のすべてに与えられた

内在する身体自治システムのカナメとなるタンパク分子であり、

人類72億人の誰もが等しく生まれつき保持している奇跡の自然治癒力の源なのです。

なぜ、このような素晴らしい分子に注目することなく、

やれこれをやれ、これを供給しろ、これを与えなければダメだ、

なんでしょうか?

そんな物言いって、ハッキリ言って、もうもの凄い自然治癒力に対する冒瀆です!

内在する身体自治システムのカナメとなるヒートショックプロテインHSP70に注目し、

どうしたらこのヒートショックプロテインHSP70の力を引き出せるか?

こう考えて、養生法を組み立てる事こそが最短で最善な方策に決まってるでしょうが!

ただ身体を温める、そうした狙いの温熱養生法だけでも、ヒートショックプロテインHSP70を増産分泌できるのですよ!

タダで手に入る遺伝子修復の分子が、ヒートショックプロテインHSP70なのです!

温灸を実践し、指圧を励行し、鍼をして、ネバネバの摂取に励む。

たったこれだけのネバネバヒートなコンプリート風邪対策マニュアルで、無敵の最強免疫は獲得できます。

いや、我田引水のステマみたいに思われるのも何だから、鍼灸指圧は別にしなくともイイですよ。

温泉に入っても良し。その場、駆け足でも良し。ストレッチでも良し。

自分が気持ちイイと思うエクササイズをやって、少しでも身体がホットになれば、

その時に60兆個の細胞のどこかで、必ずヒートショックプロテインHSP70が発現していますから。

こういうアドバイスこそが「本当の事」!!!!!!!

2015/10/05 (月) 09:14:01 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

ヒートショックプロテインHSP60

分子量6万のヒートショックプロテインをHSP60と言います。

このヒートショックプロテインHSP 60が存在する場所は、

ミトコンドリア!!!!!!です。

ヒートショックプロテインHSP60はミトコンドリアにおいて、

ミトコンドリア内で活躍する酵素タンパク分子などがセントラルドグマで作られた後にミトコンドリアまで運ばれて、

ミトコンドリア膜を通過する際にその分子構造をいったん紐解いて膜の穴を通過しやすくさせて、

またミトコンドリア内に入った後に紐解いた分子をもう一度組み立てて、ちゃんとキレイな四次構造にフォールディングしなおします。

つまりミトコンドリアで働くヒートショックプロテインHSP60の主な働きは

膜透過とタンパク分子のフォールディング維持です。、

2015/10/05 (月) 13:50:35 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

HSP60 + HSP70 + ネバネバ × TLR4 = 最強免疫

この方程式を数式でなく文語的に、ひとことで言うと、

ネバネバヒートなコンプリート風邪対策マニュアル

ということなんです!

こんな凄い養生の数式、方程式、法則を教えてくれるのは、

ハリィーだけだぜ、ほんと(笑)

まっ、単純にするのはそんなに好きではないんだけど、

単純にしないと、万人には受け入れられないし。

だからといって、世にはびこる単純な論法には、イカサマ臭漂うトンデモな養生指南がほとんどですから、

くれぐれも、単純で簡単でシンプルなアドバイスは、分かりやすければ分かりやすいほど十分に注意して、

反論の証拠を突きつけて、自問自答して吟味してかかってください。

以上、「本当の事」を追及し続けるハリィーより、

心から送る皆様への養生アドバイス・コーナーでした(笑)

2015/10/05 (月) 19:34:10 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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