壺 14

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すでに、ここの常連読者さんにはお馴染みかと存じますが、

こちら乳酸菌運動のパイオニアとして有名な飯山一郎さんのサイト「放知技」の

健康板に、かつて膨大な投稿を私はしておりました。

その膨大な自分のコメント群を久しぶりに、

少し復習していて、

723番のコメントから『以下』のような記述をピックアップしました。


『ミトコンドリアの仕事。
①ホルモン産生
②ATP合成(クエン酸回路、電子伝達系)
③温熱、体温産生
④骨成分のアパタイト産生
⑤ミネラルの貯蔵ならびに保管
⑥解毒酵素チトクロムP450により細胞内に侵入した有毒物質を解毒
⑦コレステロールの合成ならびにコレステロールを利用して性ホルモンやステロイドホルモンを合成
⑧細胞が使いものにならない程に損傷した場合にアポトーシス誘導し細胞を消滅させる
⑨アミノ酸を分解してオルニチンと尿素を合成するオルニチン回路
⑩脂質の管理
⑪太陽光線のソーレー帯を利用してこれら上記の働きを行う
⑫卵子に存在する10万個のミトコンドリアは母性遺伝で母から娘へと20万年のホモ・サピエンス史をつむいできた。この母性遺伝で受け継がれたミトコンドリアのおおもと、源の母をミトコンドリア・イブと呼ぶ』



そうなんですね、ミトコンドリアについても随分と啓蒙に励んだわけですが、

こうしたミトコンドリアを活性化すれば健康になるという論説のメガトレンドが高じて、

今や随分とおかしなトンデモエセ医学まではびこるご時世となっております。




曰く、ミトコンドリアに電子を供給すればミトコンドリアを活性化できると称する

電子供給マシンや電子供給サプリや電子供給グッズを売ろうとするステルスマーケティングな宣伝合戦です。

むろん、こちら養生法の探求ブログの常連読者さんの中には、こうした馬鹿げたウソの宣伝文句に騙されて

そうした意味不明な誇大広告の高額機器を買う者などひとりもいません。




その替わりに、非常に安価で簡単な方法で電気代もまったく掛からないで、

メチャクチャ劇的に体質を改善してしまう本当のホンモノの

優れた養生セルフケアアイテムである温灸や接触鍼をみずからすすんで自分からネットで購入して

すぐに自分の身体やご家族の身体に試して、その絶大なる効果を体感している方が出現しています!

そう、今や温灸ムーブメント、温灸革命、

養生エンスーレボリューションと呼んでもいい勢いです。





さて、ここにタイトルが『ミトコンドリアはどこから来たか』という一冊の本があります。

NHKブックスから出版されているミトコンドリア研究の第一人者である黒岩常祥博士の御著書です。

この本の中には、いわゆるミトコンドリアの仕事の最も華とも言えるATP合成の最終段階の

電子伝達系におけるATP合成酵素の回転についても、詳細が記載されています。




このミトコンドリアの内膜と外膜のあいだに酸化作用によって引き抜かれた電子が溜まり、

この膜間腔と内膜との電位差によって、膜間腔の電子がミトコンドリア内部へと

まるでダムにおける水力発電の水が高低差を利用してタービンを回すのまったく同じようなメカニズムで、

電子によりATP合成酵素の柄が回転すると傘の部分でADPがATPに変換される様が

見事に電子顕微鏡写真と図式で描かれています。

このミクロの水力発電所ともいえるATP合成酵素の実際のフォルムをこの本で初めて見た時の

感動が、いま見てもリバイバルします。




それで、このATP合成のキモの部分に妙にこだわって、チマタのエセ医学においては、

だからミトコンドリアに電子を供給すれば、ミトコンドリアを活性化できる、と言うのです。

これって、おかしくね?

つうか、普通に、なんのこと〜♪(by エルサ 笑)でしょ?




ミトコンドリアが行っている冒頭の12余の仕事の数々は、

これすべて酵素というタンパク分子で出来た触媒を使った仕事なのです。

ですから、もしもこの酵素が何らかの外部または内部の環境ストレスで

変性してしまってうまく酵素が機能しないとか、

あるいは細胞核ゲノムが変異してしまってセントラルドグマが異常をおこしてこれらの酵素タンパク質を合成できないとか、

またはミトコンドリアゲノムが変異してしまって、やはりミトコンドリア内で働くはずの酵素タンパク質をうまく合成できないとか、

はたまた、細胞内小器官の小胞体に変性タンパク質が蓄積してしまう小胞体ストレスが発生して、セントラルドグマのラインがストップしているとか、

細胞質や細胞膜の内外にアミロイドβタンパク質という変性タンパク質が蓄積してしまって、細胞内の物質や情報の流動が阻害されて、ミトコンドリアが機能不全を起こしているとか、

こんなモロモロの非常にたくさんの要因によって、ミトコンドリアにおける酵素反応がフリーズすると、

ミトコンドリアの12余の仕事のひとつであるATP合成がストップする、というわけなのです。




だから、どんな素晴らしい電子供給マシンを使って、この酵素反応がストップしている異常ミトコンドリアに電子を供給できたとしても、

酵素が働かないんですから、宝の持ち腐れ、いな電子の持ち腐れ、

で、供給された電子は酵素反応にひっかかってきません!

恐らくは素通り、激スルーっすね。

いや、そもそも、供給された電子がミトコンドリアの膜間腔にどうやって集めるのか?

電子をいくら大量に供給したところで、そもそも異常ミトコンドリアの酵素反応はストップしているのですから、

呼吸鎖複合体という酵素が行う酸化反応など端から期待できないのです。

つまり呼吸鎖複合体がおこなう電子の引き抜きが不能なら、電子はどこにも溜まりようがありません!

いや、もっと言いましょう!




ミトコンドリア内における酸化還元反応という電子の引き抜き作業は、すべてミトコンドリア内の酸化還元酵素による仕事です。

このタンパク分子の複雑な四次構造でできた酸化還元酵素という触媒酵素があるからこそ、

解糖系からクエン酸過程を経て電子伝達系までの様々な物質合成の中から電子が引き抜かれ

その結果、電子伝達系の最終工程のミトコンドリアの膜間腔に電子を溜める、「電子を集める」という仕事が成立するのです。

これで、ようやく膜間腔と内部マトリックスとのあいだに電位差が生じて、ATP合成酵素を回転するに十分な電子溜まりが膜間腔に出来るってことなんです。





この酵素反応を主導しているのは、酵素というタンパク質を作る細胞核ゲノムとミトコンドリアゲノムによるWセントラルドグマによるタンパク質の合成であり、

このセントラルドグマにより生み出されるすべての10万種余もの生体タンパク質の

合成や修飾や運搬や解体や再生を介添えするシャペロン分子であるヒートショックプロテインこそがプロテオスタシス(タンパク質の恒常性)の源であり、

このセントラルドグマとヒートショックプロテインの二重奏があって、

はじめてATP合成酵素が回転するのです!




これが「命のありのまま」の流れです。

この命の聖なる流れをそのまま活かす養生法が

真の意味でのプラス46年ものの

命エンスーなワタシ好みの養生法なのです。




外部から電子を供給すれば、酸化したものが還元されて、

簡単にミトコンドリアが活性化されてATPが合成されるだと?

どうして、そんなヘンテコな理屈が生まれるのでしょうか?




その異常ミトコンドリアの変性したタンパク質を修正できるのはヒートショックプロテインしかありません!

ヒートショックプロテイン濃度が高まったガン細胞において、

異常ミトコンドリアのタンパク分子構造が修正された結果、

ガン細胞がミトコンドリア主導のアポトーシス機序に従って自爆すると、

ただちに小片となったガン細胞はヒートショックプロテインによって活性化した

マクロファージによって貪食処理されてしまいます。

これこそがガンを克服する最強養生の温熱ヒートショックプロテインによる

ミトコンドリアとマクロファージの2大活性化のガン治癒メカニズムです。






「たかが温熱されどヒートショックプロテイン!」

温灸を手にした者は、無敵のガン免疫力を手に入れることができるのです!




どうですか?

このくらい細かく、しつこく、クドク言えば、

エセ医学がなぜエセ医学と糾弾されるのか、

が、どなたにもご理解できるかと存じます。




ミトコンドリアを活性化するには、温熱ヒートショックプロテイン!

マクロファージを活性化するには、温熱ヒートショックプロテイン!

このふたつだけを覚えておけば養生は事足りる!



いや、ネバネバヒートなコンプリート風邪対策マニュアル、

ネバネバヒートな命エンスー養生法が、

新世紀の養生文化をリードします!




難しい屁理屈もトンデモ理論も要りません。




身体の気持ちイイという声が、

身体からのその養生法は間違っていないという

イエスの応えです。



身体が喜ぶイエスな養生法のキモが学べるのは、

命エンスーなハリィーがお届けする本ブログだけっすよ!

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2015.09.21 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

コメント

コアイシュー

今回の記事における、こういう細かいミクロの世界に関する道理に関しては、

普通はほとんどのヒトが軽く拒否反応を示す、

ウケの悪い領域であることは百も承知で、

あえて、このような記事を書いております。

なにしろ、ほんとにトンデモナイエセ医学がチマタを席巻していますから。

ちなみに、凝りが乳酸の蓄積とかって常識は、今から百年前の常識でして、

近年の研究では乳酸はエネルギー源となり得るとか、

凝りはカルシウムと関係あるのでは、

などと新説が浮上しております。

自分はミトコンドリアが機能停止した場合には、カルシウムをはじめとしたミネラルの保管庫がなくなる事を意味することに注目しており、

この貯蔵不能となった残留カルシウムが様々な細胞内成分を凝固させて、

硬化させた結果、ミトコンドリア機能不全を原因とするカルシウム滞積による

身体の柔軟性の喪失、身体の硬化、リウマチや癌などの疾患の発症などの機序が発生しているのでは?

とカルシウム性の凝りという新仮説を今、創案しています。

まだあくまで仮説でありますが、けっこうイイ線をついていると踏んでいます。

なにしろ、癌末期の凝りともなるとハンパない凝りで、

この凝りが細胞質の乳酸の滞積で細胞質が酸性に傾いた結果とすると、

細胞質で働く酵素は細胞質の中性のpH濃度でしか触媒反応を行いませんから、

この細胞の酸化=解糖系の亢進=癌化という流れがまったく整合性を持ちません。

解糖系を亢進するための酵素が乳酸の蓄積で機能しないわけですから。

さて、こんな面白くない、かなりマニアックなどうでもいい論争はほんとどうでもイイと言えばどうでも良くて、

こちらはあくまで快楽を追及すれば、それがそのままセントラルドグマを惹起するわけですから、

そのへんの体感と分子レベルの機序の両立が今後の課題です。

ネタがそこそこ溜まってまいりましたので、ボチボチ原稿作成に取りかかろうかと画策中。

では!

2015/09/21 (月) 17:18:23 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

駄文・アホ

こんばんわ。

よくある下半身サプリと一緒だよね(爆)

このサプリを飲めば短小なあなたも、20センチを超えてモテモテみたいなヤツと、詐欺度は1ミリも変わらないことに気付かないとね、イイカゲンにさwww

経口でも、機械で強制でも良いけど、その部分に確実に届くのと言いたいよね、先ずはさ。

届いたとしても、其処がイカれてる原因は複合な訳でしょう?、単品ぶち込んだら問題解決しましたって宗教かよって。
下品に書いてみましたwww

来月の25日(日)最後の枠予約取れますか?、とコメ欄で事務連絡でしたwww





2015/09/21 (月) 19:52:11 | URL | 邪ブラック #2JEUmp5Q [ 編集 ]

マッチポンプ詐欺のイイ例

アレって、ようは自分ちの機械とかサプリを売るために、

そういう論理をあらかじめ作って仕掛けてるわけだから、

科学でも何でもない。

その論理部分に共感なんかしたら、もうアンタ、完璧にアキマヘンの世界でんがな(笑)

ただのバッタモン市の商売なの。

ちなみに、来月の10月25日の第4日曜日は、定休日だっけ。

ブラちゃん、すまねぇ!

どっか別の日でスケジュールを組み直すことができまっか?

つうことで、業務連絡の返信でした!

2015/09/21 (月) 21:03:19 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

シンプル真理教、シンプル原理主義

>届いたとしても、其処がイカれてる原因は複合な訳でしょう?、単品ぶち込んだら問題解決しましたって宗教かよって。


ブラちゃん、俺らも前に世界の闇を暴くとか、なんとか豪語するオジンの口車に乗せられて、

「シンプルなんです!」

に酔ったクチだから、偉そうな事は言えないんだけど(笑)

だからシンプルじゃあないんです!

もう、メチャクチャ込み入ってるんです!

だけど、この複合的で重層的で多面的で多角的な要因を全部スッパリと捨象して、

そんな難しい色んな多くの原因はどうでもイイから、この原因だけを掴めばそれでオッケー!

これこそが真の原因、だからこれをやっつければすべてが解決する、

という論理が、実は一番危なくて、一番魅力的なんだろうね。

たいがいの詐欺師が使う手口はコレだね。

それで、だからエセ医学というのは、まず何々が不足しているから病気になると謳い、

次ぎにだからコレをヤルとその足りない何々が供給されて万病を治療し予防できると解決策を提示するわけ。

問題発生→混乱の醸成→解決策の提示。

戦争やテロを含む支配戦略のまんま。

宗教はアナタの悩みや苦しみは信心が足りないから、と謳い、

だから信心、お布施に励めばアナタは神の思し召しによって、救われる、と説く。

まっ、まったく支配戦略も陰謀論詐欺も健康法詐欺もカルト宗教も同じ構造ってことですわ。

どれもゼニが介在しなければ、他人がクチを挟む問題ではないし、

望んでソレをやってご本人が満足してるのなら、他人がとやかく言う問題でもない。

ただ養生健康に関しては、ワタシは本当の事を言う義務と本当の事を啓蒙する責任があるから、

こうしてクドクドとエセ医学問題に触れているわけっす。

しっかし、健康養生カテゴリーも成熟の度合いはまだまだ低いね。

ヒートショックプロテインを介した小胞体ストレス応答のメカニズムなんかを

理解できてる一般人は恐らく0.00001%くらいしかいないんじゃない?

あるいは、そもそもヒートショックプロテインについて、まだまったく知らない者の方がはるかに多い。

さて、どううまくそのへんを一般化し啓蒙するか、が今後の勝負で、

次ぎの原稿もそのへんをターゲットにするんだけど、

スピリチュアル領域に、ガチンコリアルしか書かないわけだから、

そらぁ、ポイントも伸びないわけで、

でも、だからこそ、レジェンドを生み出す楽しみもあるってわけだから、

ここは、正念場だ(笑)

2015/09/22 (火) 05:50:46 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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