道を遊ぶ 2

中国は明の時代1400年代頃に高濂(こうれん)という人物が書いた養生書に

「遵生八牋(じゅんせいはっせん)」がある。

この本の内容は現代で言えば、養生法ベストアイテム8選集といった内容で、

今風に言い直せば、これだけは知りたい8つの養生訓、とでもなりましょうか。




この本の内容に関しては深い部分をわたしも読んではおりませんが、

目次だけで十分に面白くて、解説本などによれば、特筆に値する項目が、

八牋(はっせん)の8つのコンテンツのうちの5と7のナンバーで、

5のお題は「燕閑清賞牋」で、

その中身は「書画骨董の鑑賞法、花竹盆栽の栽培の仕方など」で、

7のお題は「起居安楽牋」で、

その中身は「安楽を得るための居室の造り方、ピクニック、人との交際の仕方など」

となっております。




この「遵生八牋(じゅんせいはっせん)」が書かれる前の宋の時代に、

養生思想と文人思想が急速に接近したことがよく知られており、

いわばディレッタントというか趣味人というか粋人というか、

いわゆる洒落っ気のある文化が華開いた宋朝のあとに、

こうした「遵生八牋(じゅんせいはっせん)」という養生書が出てきたのは、

歴史の必然であったと言えましょう。




あぁ、ちっと固い出だしだなぁ。

タオを遊ぶんだから、もっとリラックスせなアカンで。





ようは、養生なんて言っても、その範囲は実に広大で、

「書画骨董の鑑賞法、花竹盆栽の栽培の仕方など」なんて完全に趣味の世界だし、

「安楽を得るための居室の造り方、ピクニック、人との交際の仕方など」の、

これなんかも、ようは養生とはまったくカテゴリーが異なる家造りとか、

アウトドア趣味やら、処世術指南の分野だもん。




でも、実はこういった趣味全般や、住まい方、生き方こそが

命を養い育む方法だと説くこちら「遵生八牋(じゅんせいはっせん)」の

スピリット、意念、心意気、志しは、

まったくもってアッパレである、と言わねばなりませんね。





なにも健康を目的に生きることが養生法ではない。

生きることを楽しむことこそが、真の養生なのだ。



こんな決意がこの本の目次から読み取れます。




なんだかアレのイヤな噂ばっかりでさ、

そりゃあ危機感を持つことは正しいけど、

それだけじゃあ、息が詰まるし、

人生を楽しむことにならないじゃん。




だから、アタシは昨日はお掃除ばっかりだったけど、

イタリア産のホンモノの生ハムをスーパーで買ってきて、

ニュージーランド産のチーズもついでに買ってきて、

そこそこ良品のパンを仕入れて、

俺のスズメの涙のお小遣いを放出して、

ふだん食べないような旨いものに舌鼓を打って、

躰と心と腸管上皮の受容分泌細胞を喜ばせて、

休日を過ごしました。

もちろん、ポンジュースもゴクゴクと飲んでね(笑)






腸管上皮の受容分泌細胞の研究の第一人者であった故・藤田恒夫博士によれば

とにかく色んな味のある食べ物を食べることが、腸管上皮の受容分泌細胞をよく刺激し養うとのことだったので、

アタシもこのことを肝に銘じ、なるべく新しい味とか、バラエティーに富んだ味を摂取するように心がけております。

トンカツを食べる時も、ソースだけでなく、塩とか醤油でも、あるいはレモンに大根おろしに紫蘇もつけて、と

1回のおかずで、色んな味を楽しむ癖が身についております。



ようは味を楽しむ、ことがそのまま腸管上皮を喜ばせて、よく消化液を分泌するというわけです。



音楽もクラッシックから、ポップス、ジャズ、ディズニーバラードと、そこそこ何でもござれ。

治療院のBGMはここんとこ、ディズニーバラードだったりして(笑)

アラジンの「ホールニューワールド」と、「美女と野獣」は、ロマンチックな定番でやっぱイイよね。





「遵生(じゅんせい)」とは「尊生」と同義で、

つまり「生を尊(たっと)ぶ」ことであり、敷衍すれば

「生命を尊重すること」

「生きることを楽しむこと」

と言えます。




暑い最中、なにか少しでも気に入った「マイ・フェイバリット・シング」を見つけて、

人生を謳歌したいものです。





しっかし、朝からムワッと暑さ全開だぜ(笑)



お盆期間にかかる仕事がスタートです!

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2015.08.04 | | コメント(1) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

コメント

無題。

トンポウロウは、宋の蘇東坡の発祥かも、と。

「ライチが旨くて、流罪も結構。」

という詩まで書いていたり。


養生って観点では、蘇東坡が一番面白いかも。

宋学は、ストレスたまりそう・・・




無駄話でした。

ではまた失礼します。


2015/08/04 (火) 16:03:48 | URL | 忠武飛龍 #- [ 編集 ]

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