気を観る 10

まず鍼灸指圧師の国家資格を取得したらば、しかるべき研究会に在籍して、そこでそれなりに修行を積んで、臨床発表を多くして、後輩に勝るポストを確立して、あわよくば研究会の重鎮となり、なんらかの役職を得て、そうして少しづつ名を業界に売っていき、やがては研究会を背負って立つ立派な治療師として大成する、

なんてのがウチラ業界の出世コースであったりするわけで、まず普通はこうした行程をちゃんと踏んで、この業界ならではの所作や言葉遣いに精通していくことが、やっぱりこの世界で生きていく掟(おきて)であるわけです。

つまり東洋医学について語る場合には、必ずや中医学理論とか、五行学説とか、気血水説とか、陰陽論とか、こういった東洋医学の古典的な学説を基軸に論説を展開するのがこの世界でのお作法であるし、

また鍼灸指圧の臨床における現場の術に関しても、古典派であれ、現代派であれ、オーソドックスなガイダンスにしたがった正規の術をもってして臨床にあたることは基本中の基本と言えます。

このような鍼灸コミュニティーに特有の出世コースを歩むことも、どんな他ジャンルの職域における出生コースのプロセスと何ら変わりない、つまりアンシャンレジーム(旧体制)を踏襲することを意味しているのです。

さてでは、こうした東洋医学界アンシャンレジームを良しとしない生まれながらの反逆者というか、へそ曲がりというか、ようはアヴァンギャルドでアンフォルメルな定型を好まない偏屈タイプには、

いったいどんな未来が待ち受けているかといえば、アンシャンレジームな家元制度にはとてもついていけないので、途中でお偉いさんのセンセイ方に嫌われて一門を破門になるか、

みずからの命運を知ってその場を立ち去るという運命が待ち受けているのです。

しかししかし、やがてアンシャンレジームを追い出された、もしくは飛び出したツッパリは、艱難辛苦の末についに新たなひとつの道をみずからの力で切り開き、まだ誰も見たこともない世界を人類に公開することに成功するのです。

という一連の流れがあって、わたくしハリィーはこんなブログ記事を飽きもせずに四六時中、書き殴っているというわけなのです。

へへっ、そんじゃあ、お前さんは、すでに新たな東洋医学の道を見つけたとでも言うのかい?だって?

はい、たぶん、見つけたっぽいね(笑)

まんず、なにしろ気功指圧なんてジャンルはこれまで東洋医学界には無かったカテゴリーでありまして、

この分野の先駆者にしてフロンティアこそが、わたくしハリィーになる、とここに宣言しちゃっておきましょうかね。

まだまだ未完成ではありますが、いちおう「活きた凝り」を動かすくらいならすでに可能なレベルにまで術が発酵してきていることは確か。

ただし「死んだ凝り」に関しては、まだハッキリとわからない事も多く、この「死んだ凝り」を完全に理解して、

どうにかコントロールできるようになったら、その時は世界にうって出る所存です、ウソ(笑)

だいたい気功なんてのは、普通は指圧のように直接に地肌に触れないで、ようは手かざしで随分と肌身から離れた位置から気を送るのが通常の気功だから、

指圧で気功なんてのは、それこそかなり異質というか特殊なワザであって、果たして俺レベルくらいの気功指圧が出来る者がこの業界にどれくらいいるかは不明だけど、

たぶん、せいぜい数人くらいか、もしかしたら俺ひとりしかいないかもしんないね。

あの俺を売り込む記事ではないんですけど、ちょっと流れで俺を売り込んでいると錯覚して憤慨しているアナタ、先を読んでから怒ってチョーダイね。

で、なんでこんな幾ばくかどうでもイイ文章をここまで書いてきたかというと、そうアンシャンレジームな東洋医学界に決別したうえで、

アタシは真っさらな気持ちで、真摯に真剣に身体宇宙と向き合ってまいりました。

理論なんか最終的にはどうでもイイのです。

患者さんが楽になり、その治療時間の間や後に一瞬でも救われた気分になるのなら、

それこそが治療家の本望なのです。

患者さんを臨床発表の対象つまりモルモットと同列に論じる家元研究会の発表会など、私にはまったく興味が湧きません。

また、これで治った、あれで治った、の治った報告だって、だから何?の世界。

そりゃあ治るためにみんな必死になってるんだから、治る者は治るし、治らない者は治らないしで、治ったエビデンスの蓄積に意味はありましょうが、

やはり私にはこうした活動の時間が惜しく思われます。

そんなことをしている暇があったら、ひとりでも多くの患者さんを触っていたい。

これが業界と疎遠になる一番の理由でした。

またそれに3.11が拍車をかけました。

もういつなんどき何が起こっても不思議ではないシビアな世界が現出してしまったのだから、

できうるかぎり身近な愛する人間達との時間を大事にしたい。

だったらどうでもいい慣れあいの付き合いはすべて無くしてしまう。

そんなこんなで私は今、現在、鍼灸コミュニティーとは無縁な生き方を選択しております。

不思議なことに捨てる神あれば拾う神あり、で鍼灸コミュニティーと無縁になりましたら、

また様々な世界の皆様とご縁を頂いているという次第です。





鍼灸指圧術の世界において私を導くものは、やはりただひとつ、

この手の内で触知できる「気」です。

これは形而上の頭の中で作られた観念のイデアな産物などではなく、

実際にこの手で常に感触しているリアルな

形而下のモノとしての実存実体の

エネルギー、フォースです。

言葉遊びの絵空事の老荘思想に頻出するようないわゆる思想や概念としての「気」ではなく、

あくまで徹底的にこの指を通してバイブレーショナルな振動としての

何らかのエネルギー情報としての「気」が、

これまで私をずっと導き支えてくれた偉大なるグランドマスター、導師なのです。




この指先の向こうの「気」が、おっちょこちょいのツッパリをここまで引っ張ってきてくれました。

万能感、全能感に浸るおごれる「走火入魔」なダークサイドな精神に陥れば

即座にこのマスター「気」はどこかに雲散霧消してしまうでしょう。

あくまで謙虚に「畏れと慎み」をもって、今後もフォースな「気」と戯れる道を歩みます。




どうぞ、こんな不可思議なハリィーの野郎に

今後とも、温かいご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

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2015.07.12 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

コメント

返答

はいっ!

2015/07/12 (日) 06:35:34 | URL | 中尾勇人 #- [ 編集 ]

フフッ

中尾さん、サンキューね(三船敏郎風に、って誰もわからんだろうが 笑)

2015/07/12 (日) 07:19:20 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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