躰を創る 3

「いままで生きてきて、こんなことをしてもらったのは生まれて初めてだよ」



わたしが全国区の鍼灸指圧師の法人団体に所属していた時は、毎年、この6月の最後の日曜日を使って無料奉仕という定例活動に参加しておりました。

今のわたしはこの団体をわけあって退会し、このような鍼灸指圧師が入る政治的な団体組織や研究会などのたぐいにはいっさい所属しておりません。



さて冒頭の発言はその某団体に所属していた当時に、特別養護老人保健施設に無料奉仕の慰問に出掛けた際に、耳にした言葉です。

かの発現の主は齢99歳になんなんとする老婆のコメントです。

つまり、彼女は加齢と共に筋肉が萎縮した後に歩行が困難となってこの施設に入所したわけですが、普通にハナシができましたから認知機能にはまったく衰えはございませんでした。

やせ細ったその肩や背中をさすっている際に、フト、冒頭の言葉が彼女の口をついて出たのです。

その時に私の脳内が真っ白になるような相当のショックを感じたことはまだ記憶に新しいところです。





本シリーズの初回に引用した文章にこんな文句がございます。

「ユタをユタとして認めるのは病めるクライアントであり、それを支えているのは民衆の心性(メンタリティ)である」



そうなのです。わたしは冒頭の老婆の発言を聞いた時に咄嗟に脳裏に浮かんだのが、この文章だったのです。




明治維新から130年が経過し、その間に徹底的な西欧式医学を崇拝する思潮が蔓延したことで、この国の民衆のメンタリティから養生という思想が喪失してしまいました。

その証拠こそがこの老婆の何気なく口をついて出た言葉だったのです。





死を間際にしてようやく、生まれてはじめて指圧を味わう老婆。

かたや80歳を過ぎてから孫である私の鍼灸指圧治療を継続して受けて、鍼灸指圧の治効バタフライ効果を存分に体感し、日々、その「躰を創」り続けて、老健施設に入ることなく認知症になることもなく、最後まで自分の足で歩き、自分の口と手で食べて、自分で用を足して、自立した生活をし続けて、あと5日で99歳というところで大往生した私の祖母。




このあまりに異なる二人の老人の老後を垣間見て、わたしの心に「日本の養生文化を底上げしなければならない」という強い衝動が猛然とわき起こり、それ以降、ネットでの情報発信が勢いを増していきました。



我が国にもう一度、中医学3000年の精華である養生文化を再興し、民衆のメンタリティの土壌に鍼灸指圧に親しむ種を植えて、立派に育て上げるのが、わたしの生きる道なのです。



まだまだ東洋医学・養生法の啓蒙活動は始まったばかりです。




来たるべき新たなオレ流の情報発信のチャレンジに向けてこの脳端末には最近になって新しいコンテンツがダウンロードされております。

なるほど、なるほど、まことに東洋医学の歴史は長く、裾野は広く、哲学は深淵です!



本日は足もとのお悪いなか、東京都より新規のクライアント様がご来院されます。

「信頼関係のなかで相互治癒し相互変容」できる交流ができますように、フォースと共に全力を尽くします。

ちなみに午後はこちら顧客様のみで予約オーダーは埋まっておりますので、最寄りのバス停に着きました際に雨が激しければ、治療院 0548ー22ー8740 までお電話下されば、クルマでお迎えにあがります。

バスが着く前、東名高速道路を走行中などにお電話くだされば、なお良いかと存じます。

なんなりとお申し付けください。





未病治養生文化を日本文化にリノベーションするクリエイティブな挑戦は、ここから、今から、スパークします!

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2015.06.03 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

コメント

養生法の普及、期待してまーす。
病気も中性子線もバイバーい
と行きたいもんです。

2015/06/03 (水) 22:26:48 | URL | 大阪のおばちゃん #- [ 編集 ]

まいどっす!

おばちゃん、アタシはノストラダムス的な終末論は苦手でやんす。

ケンシロウだって、核戦争後をたくましく生き延びたんだから(笑)

被曝対策の養生法として、やれることはなんでもやって、楽しく生きましょうよ。

しっかし、昨日も濃い日だった!

あっ、このあいだ「ばっちゃんわらす」のおかんさんが来院された時に、ソルフェジオ周波数を聴かせてもらいました。

なんかお経というか、水琴窟の音色というか、鈴虫の鳴き声というか、ご詠歌というか、そんな不思議な音に感じました。

2015/06/04 (木) 05:12:49 | URL | 今村光臣 #- [ 編集 ]

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