耳たこ

ハリィー(以下 ハ)「なんだか医療用大麻の解禁を望んでいたもと女優さんが、逮捕されたアレって、かなり怪しいよね?」

患者さんM子さん(以下 M)「うん、あのひと、311の後、すぐに沖縄に逃げたくらいだから、色んな意味で、マークされていたっぽいわよね」

ハ「あのちょっと前に大麻栽培をしている方が逮捕されているんだけど、そのへんと連動してるのかどうかはわからないけど、やっぱり、なんだかおかしいよね」

M「でね、先生、医療用大麻って、いったいどういうことなの?」

ハ「うん、例えば大麻の実は、七味唐辛子のメンバーにあるくらいポピュラーな生薬で、整腸作用が主治作用なんてのは、漢方の常識。だけど海外の動画なんかで言ってる医療用大麻の効用は、そんなんじゃなくてガン治療なんかで成果が出るとか、もっとスゴイ効果を訴えてるね」

M「そうなってくると既存の医療利権が黙っちゃいないわよね」

ハ「まあ、そういうことになるね。でも、大麻は医療用よりも、繊維を使って製品を作ると、何百種類もの品物が生み出せる有用性があるし、鋼鉄みたいにすれば鉄よりも固いなんて言うしね。いろんな既得利権の業種とバッティングしまくりだから、やっぱ、大人しく規制しときたいというのが、グローバル資本の思惑でしょうね」

M「へぇ〜、大麻って、一大産業が築けそうね。でも、やっぱり、ヤクというイメージがあるのがネックかしら?」

ハ「まあ、お酒だってヤクみたいなもんだし、タバコだって似たようなもんだし。大麻のカンナビ成分は、たしかに脳内モルヒネと同様の作用があるから、快感とか鎮痛に効果ありなんだけど、だったら、オキシトシンを誘発してβエンドルフィンを分泌できる鍼灸指圧の方がはるかに安全ですぐれているけどね。まっ、それがわかっているから、鍼灸指圧はずっと無視され続けてきたわけで」

M「エッ? 鍼灸指圧が無視されてきた? それって、どういうこと?」

ハ「うん、だから、医療用大麻がらみで派手な捕り物は起こらないかわりに、鍼灸指圧はとにかく話題にしないってことで一貫しているね。メディアがまともに鍼灸指圧を扱ったことは、自分がこの道に入って25年ほど経つけど、ほぼ0と言える。そのくらい、この国のメディアは鍼灸指圧に冷たい。というのは、そのメディアのスポンサーである医療利権の意向が、そのまま反映された結果に過ぎないんだけどね」

M「先生、いまいち、わからないんだけど、もしも鍼灸指圧がメジャーになったら、医療利権は何が怖いの?」

ハ「例えば鍼灸指圧を常用すれば頭痛の鎮痛薬なんか、要らなくなるし、肩こりや腰痛で貼る効くのか効かないのか意味不明な湿布薬のたぐいも、要らなくなる。生活習慣病なんか、ほとんど予防できるから降圧剤、血糖降下剤、降コレステロール薬のドル箱三大薬が、全部要らなくなる。ねっ、製薬利権にとって飯マズ特盛りでしょ?」

M「はい、はい、はい、なるほどね!でも、鍼灸指圧の素晴らしさは、これまで通り、知る人ぞ知るで、行くのかしら?なんだか、モッタイナイ気がするわね」

ハ「まったくその通り。でも、オレは黙っていられない性分だから、これからもガンガン、鍼灸指圧の良さをアピールし、様々に言いまくるよ」

M「うん、なんでも言わないとね。みんな忘れっぽいし(笑)」

ハ「耳たこ、になるくらい繰り返し、言わないと、脳に情報を付着できない。まあ、本当におかしな国だよね。自国の伝統医学なのに。とはいえ、おれらの努力不足はいなめない。オレもネットで情報啓蒙活動を開始して、7年になるけど、まだまだ。これからが本番。やりまっせ!」

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2016.10.30 | | コメント(38) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

ユビデンス

科学の世界ではエビデンスは必須だ。

誰もが同じ仮説からスタートして、

同じプロセスを踏んで再現できて、

客観的に視認できる確かな証拠。

このエビデンスがあってはじめて

ある仮説は立証されたことになる。

わたしがここ25年間の鍼灸指圧の臨床現場で

感じてきたヒトの体壁筋肉系の表面に立ち上がる

命のさざ波、竜の飛翔は、

誰もが同じ仮説からスタートして、

同じプロセスを踏んだからといって、

再現できるものではないし、

客観的に視認できる確かな証拠は、

誰もが手にすることは到底できない。

もしかしたら、世界でただひとりだけ、

わたしだけが感得しているのが

活きた凝りの再生と共に現れる命の脈動だ。

残念ながらわたしの凝り竜の発見の栄誉には、

ノーベル賞が授与されることはないだろう。

エビデンスならぬ指のエビデンス

「ユビデンス」

では、世界中の人類を納得させることはできない。

でも、しかし、わたしにとっては、

ユビデンス25年の仮説、立証を経て、

常にユビの下で起こるこの現象こそが、

唯一無二のエビデンス、いやユビデンスなのだ。

ユビデンスをもとに今日も満席オーダーに

立ち向かう。

2016.10.29 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

アイツに恋して

固くなっていた筋肉がほぐれてくる。

ほぐれた筋肉に豊かな血流が戻ってくる。

まるで枯渇した小川に清流が戻るように。

わたしの指先には血脈のビートがヒットする。

ドック、ドック、ドックン、ドックン。

患者はどうも眠ったようだ。

すると、やおら、アイツが動き出す。

15年ぶり、いや20年ぶりだろうか?

開業したての頃に数回、通ってくれた患者だから、

アイツは、ざそ嬉しいことだろう。

変形した膝の上で座して待っていたアイツは、

勢いよく飛翔を開始した。

命のさざ波。

それはまるで竜が動き飛ぶさまにソックリだ。

ヒトの体壁筋肉系の表面に立ち上がる

この活きた凝りの解除と共に始まる一連の

うごめきを、これまで描写した術者は

はたしているだろうか?

幕末の名鍼医、葦原検校の「鍼道発秘」という書の

なかには、それらしい記述がみられる。

曰く、「鍼が気を動かす時、その動きはまるで

スッポンやサカナが釣り針にヒットしてググッと引くあのアタリか、

あるいは、カモを撃つ火縄銃の発砲する瞬間のポンッ、バーンと

いう衝撃波のようだ」と。

まさに、そんな動きが凝りを指圧していると、

眼前に出現する。

わたしはこの凝りのなかから現れる命の不思議な側面、

活きた凝りに棲む活きた竜に魅せられ、導かれて、

鍼灸指圧の実業25年を過ごしてきた。

この凝り竜と出会うために私は仕事をしているといえる。

凝り竜と出会えない仕事のスタイル、

システムはだから私向きではないのだ。

ビジネス? はぁ?

医は仁術だろうが? 

命は摩訶不思議なカオスにしてコスモスなフラジャイルな存在だ。

しかし、真摯に25年間、ただひたすらに

100%手仕事にこだわり、手抜きをせずに、

触れつづければ、誰にも見せてくれかなかった

魔法のような不思議な姿を命は見せてくれる。

60兆個の細胞が動的均衡を保つ。

それはとてつもない不思議なことだ。

その不思議の源泉はどこにあるのか?

分子レベルだけではないはずだ。

恐らくは活きた凝りの動きと共に現れるアイツも、

命の魔法の一員だろう。

今日もアイツに逢えるだろうか?

オレはまるでアイツに恋しているようだ。

2016.10.28 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

100%手仕事

鍼灸指圧の実業を開始して早25年が経過した。

今から25年前がちょうど、鍼灸学校で2年制で

按摩師、マッサージ師、指圧師の国家資格の試験を受ける最後の

世代だったので、私も鍼灸学校の2年を終える時点で

これら3つの手技の国家資格を取得した。

だから鍼灸学校3年の在籍時に按摩マッサージ指圧の出張治療を

開始したので、かれこれ私の実業はすでに25年となる。

25年間、ひたすら

「100%手仕事」

にこだわって、この仕事を続けてきた。

多くの患者に触れてきた。

延べ人数は3万回数を優に超えるだろう。



昨日の中日新聞の朝刊の一面に、いわゆる保険鍼灸による

不正請求に関する記事が大きく取り上げられた。

医師の同意書にもとづき、往診を認められた患者に対して、

保険を利用して出張の按摩マッサージ指圧が受けられるシステムを

悪用して、実際の診療よりも多く請求する、いわゆる

水増し不正請求のたぐいが、問題化しているそうだ。

その背景には、こうした保険鍼灸の対象となる

後期高齢者が増大し、介護事業とあいまってビジネスモデルと

して新規参入事業者が増加したこともあるとのことだ。

私も患者に頼まれて、ほんの数年、

このシステムを利用して往療施術をやったことがある。

レセプトの請求を自分でこなすのが、ややめんどくさかった。

今ではレセプト請求の代行業者まで出現している。

なぜ数年で私はこのシステムを利用することを止めたのか?

ひとえにわたしの誇りがこれを利用することを許さなかったからだ。

わたしは、システムの奴隷にはなれない。

わたしたちの術、鍼灸指圧の真骨頂は、

健康な人間をより健康にすることだ。

寝たきりになった者は、いかにせん、完治は不可能だ。

もちろん残存機能の維持は大事な仕事だ。

わたしは今ひとりだけ、実費で脳梗塞の後遺症の患者を

往診している。あくまで実費だ。

今回の不正発覚を受けて、今後、この保険鍼灸の往療システムが

どのようになっていくのか、わたしも注視していく。




100%手仕事にこだわるのは、時代遅れもはなはだしい。

効率と合理性を追求する現代には、まったくふさわしくないのが、

わたしのやり方だ。

しかし、25年間、わたしはこのスタイルを続けてきた。

これからもいっさいこのスタイルを変えるつもりはない。

命のさざ波を感得するには、この方法しかないのだ。




100%手仕事

の価値がわかる者だけに、

今日もまた我が術を成す。

2016.10.27 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

やったるぜ

オータシンサイ、ヤマワキトーヨー、と

音だけでこれらの人名を聞いて、これが人名で、

どんな人物だったか、を即答できる日本人は、

果たして今の日本に何人いるだろうか?

東洋医学関係者以外では、間違いなく0に近いだろう。

このことが医療費40兆円越えを含む日本の医療問題の

根底に横たわる汚泥といえよう。

自国の伝統医学が何だったのか?

もまったく知らずに大人になるこの国の教育。

それでいて、シーボルトを日本の西洋医学の父と称える。

シーボルトの医術のレベルはザリガニの結石を高貴薬と

珍重する消毒の概念すらないお粗末なレベルだったことを

一緒に教えるならまだしも、あるいは太田晋斎が

按腹図解を出版したその年に、ベートーベンが、

肝炎に対する誤った治療である瀉血療法であえなく絶命した、

そのことも日本の教育で教えるべきではなかろうか。

西洋医学がいまのように完備されるのは、

顕微鏡が発達し消毒衛生の概念が徹底してくる19世紀後半、

20世紀初頭に入ってからだ。

だから江戸期の西洋医学はたしかに解剖図の正確さにおいては、

東洋医学を凌駕していたが、リアルな臨床における術のレベルは、

それほど高くなかった。むしろシーボルトや、そのお目付役の

ビュルガーあたりは、日本の当時の薬学のレベルの高さに眼を見はり、

あらたな薬剤資源を発見し狂喜乱舞していた、ともいわれる。

そもそも江戸期に来日した西欧諸国人たちは、

そのほとんどが日本をのちに植民地化して日本人を奴隷にする

目的で日本に侵入していた欧米グローバル資本のスパイだったわけで、

日本において日本の医療をつぶさに観察していたことは確かだろう。

一説によれば西洋医学の伝家の宝刀、注射器のあの仕組みは、

日本鍼灸の鍼の打ち方、鍼管を使って打つ管鍼法からヒントを

得て発明されたともいう。

太田晋斎、山脇東洋。

この二名の名が即座に頭に浮かび、いったいどんな人物なのか、

が当たり前の知識となり、日本人の99%がこの二人を

リスペクトして止まない日が来るまで、

わたしのドンキホーテな闘いは終わらない。

やったるぜ!

2016.10.25 | | コメント(3) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

弾ける分子

「理は或は顛倒(てんとう)すべし、物は焉(いずくん)ぞ誣(し)ふべけんや。理を先にして物を後にすれば、則ち上智も失う無きこと能わざるなり。物を試みて言を其の上に載さば、則ち庸人も立つ所あるなり」山脇東洋『臓志』


この「」内は、江戸中期、かの蘭方医、

解体新書の訳者であった杉田玄白らに先駆けて、

いち早く日本で初めての人体解剖(死刑囚の死後解剖)を行った

漢方医・鍼医の山脇東洋が著した

日本初の解剖図誌『臓志』の中の言葉だ。

簡単に訳せば

「理論はある時には逆転するが、物を論拠にすれば逆転する間違いはない。理論を重視して物を後にすればインテリでも間違いを犯す。しかし、実践や実験の立証を試みて、それをもとにものを言えば、例え在野の馬の骨のハリィーでもアヴァンギャルドでクールなイケテル論説を組み立てられる」

エッ? なにか余分な用語が後半部分に集中してるって?

まあ、あんまり細かいことは気にしてはいけませんな(笑)

現代にふさわしい鍼灸指圧の論説とは何か?

それは現代人に通じる言葉で鍼灸指圧を語ることだ。

現代人に通じる言葉とは、すなわちオートファジーであり、

ミトコンドリアであり、ヒートショックプロテインであり、

一酸化窒素であり、βエンドルフィンであり、オキシトシンであり、

60兆個の細胞が織りなす生理機構の曼荼羅図を描くことだ。

だれもやっていなかったことを、いちばん先にやる。

それは孤独がともなう作業だ。

20有余年の孤独な下積みが、いつか報われるのだろうか?

わたしの命題とは、

体壁筋肉系の命のさざ波の下で弾ける分子レベルのテーマパークを、

ふつうのひとびとにわかりやすくおもしろく提示し発信する、ことだ。

江戸医学の革命児、山脇東洋の師匠!

現代東洋医学の革命児たらんとするアヴァンギャルド鍼灸指圧師

&養生クリエイターのハリィーこと、今村光臣は、

これからもますます弾けまっせ!

2016.10.24 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

チョー簡単

「人生養生の第一義は按腹導引にしくものなし。たとえ無病たりとも、平生導引按腹して元気を鼓舞し、気血を循環し、腸胃を調理し、二便を快通し、無病壮健にして天寿を全うするに過るはなし。世に養生を論ぜし書少なく、たまたまあるも、ただ飲食起居の事のみ論じて、いまだ導引按腹の術に論及せず。これをもって余、特に挙げ論ずるなり」

日本の西洋医学の父とのちに称えられたシーボルトが

来日し、長崎に医塾を開いた江戸末期の文政10年。

この年に大阪在住の漢方医で名医であった太田晋斎は

按摩の正しい啓蒙書として「按腹図解」を世に問うた。

その原文の一節を冒頭に掲げた。

キモをザックリと意訳すれば

「按摩マッサージ指圧こそ養生の王道だ。健康を自認する者も、日頃から治療院に通い、あるいは自己按摩に励み、按摩マッサージ指圧をすることで、健康な体調が維持されて、その結果、無病息災の一生を送ることができる。健康本が本屋にたくさん並んでいても、そのなかに按摩マッサージ指圧の真髄を明記したものはない。だからいずれハリィーはそんな本を出版したい」

エッ? 意訳とちがう? なんかべつな要素が入りこんでる?

まっ、細かいことはあんまり気にしてはいけません(笑)

さて、今日は御常連さんでほぼ満席。

太田晋斎のメッセージを我が常連さんたちは完璧に実行できています。

医療費40兆円を半分に圧縮すれば、

余った20兆円を我が国の自然を回復する費用に回せる。

いや年々削られている教育費や福祉の費用に回せる。

病人大国の汚名を返上し、健康大国にするには、

どうしたらいいのか?

フンッ、そんなのチョー簡単じゃん!

指圧だよ、指圧!

自己按摩、自己指圧に励む国民運動を起こせば、

医療費圧縮の革命なんかソッコーで出来ちまうぜ。

まっ、在野の馬の骨の戯れ言なんか、誰も聞く耳持たないけどね(笑)

太田晋斎の師匠、このくらい言っとけば、宜しいおますかね?

2016.10.22 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

身体作り

「わたしの友達はみんななにかのサプリメントを飲んでいて、

口々に会う友達から、アンタは最近、

すごく元気になったけど、何を飲んでる?

って、聞かれたから、私はな〜んにも飲んでないけど、

その替わりに月に3回は決まった鍼医さんのところに通って、

ハリを打って貰ってる。

だからわたしは鍼サプリだよ、って笑ったのよ(笑)」



昨日来た地元の常連さんが、開口一番に、

こんな事を仰ってくださいました。

身体に手をかけずに、最後には施設に入所し、

毎月何十万も寝たきりで払わされる。

そんなのは絶対にイヤ。

それなら毎週ここの鍼に通って、

その金額くらい払っても、それで寝たきりに

ならなくて、生涯健康でいられるなら、

そのほうがよっぽどいい。

うちの常連さんたちは、自然にこんな身体思想を

身につけはじめています。



今から188年前に大阪の漢方医の名医だった太田晋斎は、

按摩術が医療から娯楽へと堕落した状況に我慢できずに、

按摩術の医療的意義を広く啓蒙する目的で

按摩術ガイドラインの「按腹図解」を著しました。

その著の冒頭で、晋斎は、

人生第一の養生は按摩を日々することだ。

たとえ無病息災であっても、日々、按摩をすることで、

一生涯の健康が約束される。

と予防医学としての按摩の重要性を訴えました。



ついに日本の医療費が40兆円を越えました。

もしも、太田晋斎の188年前の予防按摩の思想、

教えがこの国に広まっていたなら、

今や日本は世界に誇る医療費の要らない

健康大国だったことでしょう。

現実はまさにその真逆の様相を呈してきました。



身体は摩訶不思議ですが、日々、コツコツと

ホメオスタシスを維持する習慣を取り入れることで、

すこしづつ学習し、その習慣が記憶され、

カブトムシが幼虫からサナギ、

そして成虫に変態するように、

成長し変化していきます。


冒頭の常連さんも、指圧と鍼を習慣化することで、

すこしづつ身体が強くなり、今、脱皮を終えたように、

日々の身体の体調の良さを実感しているのです。



身体は手をかけて作るもの。

身体は手をかけて作りかえられるもの。

生体宇宙というカオスからコスモスを引き出すとは、

この「身体作り」をいいます。

2016.10.21 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

摩訶不思議

わたしはご存知のようにミトコンドリアフリークです。

ですが、近年は同じようなミトコンドリアフリークが激増したので、

少し構えを変えました。

というのは、どうもミトコンドリアさえ活性化すれば万病が治る的な

ミトコンドリア丸投げ論がブームのようなのです。

オートファジーという生理メカニズムを研究すればわかるように、

オートファジーもまた健康維持に欠かせないひとつのシステムです。

ですからミトコンドリア真理教の皆さんは、ミトコンドリアさえと

ミトコンドリアを崇拝した段階で、オートファジーシステムに

ついての論究が欠落するわけです。

これがオッカムの原理のわだちにはまるトラップです。

万病帰一、すべての病気の原因はたったひとつ、と唱える

このマンビョウキイツ症候群もまたオッカムの原理です。

膨大なファクター(原因)とパラメーター(媒介要素)が

混在するのが病理の世界です。

そのなかから点と点をつないで線形モデルを作ることは可能です。

しかし、それはあくまで作れる、というだけのはなしで、

それ以外の点と点がごまんと存在するわけです。

乳酸ノイローゼ、酸化ストレス恐怖神経症、

これらもまたオッカムの原理&マンビョウキイツ症候群のたぐいです。

さて、ではありますが、オートファジーはミトコンドリアと深く関わります。

オートファジーのうちのマイトファジーは変質したミトコンドリアを選択的に

分解するシステムです。これにはパーキンという分子やPINK1という分子など、

ある特定の分子がまず変質したミトコンドリアにくっつくという作業が必須です。

この変質したミトコンドリアに必須分子が付着することで、

これがキッカケになってユビキチンというヒートショックプロテインがさらに、

これらの特定分子にくっついて、これが標識となって、

変質したミトコンドリアはマイトファジーにより分解されます。

ミトコンドリアの品質管理にとってマイトファジーは欠かせない機能です。

このマイトファジーのプロセスに、

やはりユビキチンというヒートショックプロテインが必須なのです。

シャペロン介在性オートファジーはヒートショックプロテインが必須です。

そしてマイトファジーもまたヒートショックプロテインが必須です。

さらにユビキチン・プロテアソーム系はもちろんヒートショックプロテインが

必須です。

ヒートショックプロテインはこのように、変質したミトコンドリアや

変性タンパク質の分解に欠かせないパラメーターです。

ミトコンドリア、オートファジー、ヒートショックプロテイン。

これらはすべてリンクします。

この生体宇宙におけるファクターやパラメーターのリンクと、

そこからはじまるカスケード反応(玉突き現象)を理解することで、

オッカムの原理やマンビョウキイツ症候群を回避できます。

生体宇宙というカオスからコスモスを引き出す。

まったくもって、命は摩訶不思議です。

2016.10.20 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

指サーフィン

「およそ天地のあいだに 生きとし生けるもの 

みな 一大元気の運動 しばらくも 

たえまなく流行するによりてなり。 

ここをもってこの一元気、

わずかに留滞するときは病み、

さらに閉塞するときは死す」



この「」内の言葉は今から188年前の江戸中期の

文政10年に出版された按摩マッサージ指圧師・太田晋斎の著

「按腹図解」の一節だ。


身体を触る日々の営為から得られた率直な感慨が

この総論序文の冒頭につづられている。

この一節をオレ流に意訳すれば、



「天地万物は常に流転する。

この流転のメカニズムをストップさせず、

その流れを促進し、うまくそこに乗り、

気の波のうえでサーフィンができれば

ヒトは病気にならず健康でいられる」

となろうか。



わたしの指先が患者さんの

体壁筋肉系の表面に沸き立つ気の波に乗った時、

気乗り指サーフィンの世界が広がります。



ここ牧之原市の静波海岸は、海の波乗りボードサーフィンのメッカです。

その海乗りサーフィンのメッカの東側の入り口付近の

やれたテナントの2階に、気乗り指サーフィンの隠れた名所が

あることを知る者は、ここの読者以外にはおりません。



命の表面は常に波打っています。

その動きはもしかすると、

卵子に精子がドッキングした瞬間に始まった

カルシウムイオンのさざ波かもしれません。



気の波が留滞した気パワースポットには竜が棲みます。

この気スポットに棲む竜を、もう一度、

波打たせ、そこに私の指がうまく乗れば、

また命は蘇ります。



指圧は命のよみがえり。

押した瞬間に皮膚ではATPが発生し、

全身が躍動を開始します。



さあ、今日も指サーフィンに勤しむぞ!

2016.10.19 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

指先の思い

 カオスからコスモスを・その弐・いま話題のオートファジーについて
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ここのところオートファジーの解読に少し時間をかけた。

お蔭で、2012年に初めてオートファジーの本を読んだ頃よりも、

オートファジーに関して理解度が進んだ。

まだまだ論考を深めることもできるが、

また次ぎなるネタへと話を展開していく。

この養生クリエイターというカテゴリーをエントリーして、

いちばん言いたかったことは、自分の体験をそのまま語る

ということだった。

誰の言葉でもない、すべて自分のオリジナルの言葉で、

自分の体験したものを語り、自分の養生観を提示する。

その目的のために養生クリエイターというカテゴリーが

設けられたのだ。

であるからして、オートファジー関連の微細レベルのミクロの分子の話も

それはそれでたいへんに重要なのだが、やはり手の内の感触を語らないと、

すこしフラストレーションが溜まってくる、ことに最近気づいた。

オートファジーは確かに話題性もあり、今後、ますます

注目度が増していく健康カテゴリーのトレンドど真ん中のネタには間違いない。

だからこそ冒頭クリックのトリニティの最新記事に、先手を打って

あのような、オートファジー概論をクリエイトしたのだ。

いま自分の言葉で完璧にオートファジーを説明できるのは、

在野の民間人では、オレくらいのものだろう。

オートファジーは言葉だけの意味を理解するだけなら、それほど難しくはない。

しかし、オートファジーの真の意味での存在価値を理解するには、

生理学におけるオートファジーの周辺領域の幅広く深い知識が要求される。

このアラウンド・オートファジーの知識、

アラオーの知識が一般ピープルには、圧倒的に不足しているので、

やはりオートファジーネタは、とっつきにくいはずだ。

そのとっつきにくいオートファジーをいかにして手元に引き寄せるか、

がここのところのわたしの論説の中核だった。

だいたい、その目的は果たせたかと思う。

さて、次なるネタはやはり、手の内の気のうごめき、

人体にひそむ命の竜にご登場願いましょう。

先日にドイツから帰国されて日本に滞在されている最中に当院にお寄りくださった

Fさんに、先般にここで語った竜のネタがとても共感できて

とても面白かったと仰って頂きました。

実はこの凝り竜ネタは、とても女性に評判がいいのです。

御婦人のみなさまは、気の流れを竜の動きに例えると、

とてもよくわかる、と仰ってくれます。

ある御婦人などは、竜ちゃんの話し、すごく楽しい!

と、まるで我が子か、ペットのことのように喜んでくれました。

西洋では竜はワルモノに描かれることもあるようですが、

東洋ではやはり神獣として神格化され、

人々に崇敬されている気がいたします。

竜は恐らくは宇宙の理のダイナミズムをシンボル化したものでしょう。



「ひとの体壁筋肉系に

凝り竜が発生し、

あるツボに居座るが、

やがてまた凝り竜は、

銀河宇宙へ飛翔していく」

これは世界の99%の一般ピープルが知らない

ここヨータン・フリークのコア読者のみが知る

人体の動的平衡のメカニズムのひとつなのです。

オートファジーも恐らくは凝り竜の飛翔と共に、

活性化していることでしょう。




指先から溢れる思いを、

また綴っていきます。

2016.10.17 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

オートファジー脱構築論 5

先週は、初診のUさんが富士市から、常連のKさんが名古屋から、

初診のFさんがドイツから、常連のOさんが岐阜市から、と

日本の西や東や、海外まで、遠方のお客さんにも

ご来院頂いた我が光伯堂でした。

Uさんには、東京の治療院事情等、

楽しいお話しを頂きました。

Kさんには、東南アジアのとある国のお土産ばなし等、

楽しいお話しを頂きました。

Fさんには、ドイツの食や音楽について等、

楽しいお話しを頂きました。

Oさんとは、オートファジーネタで盛り上がり、

新たな視点を頂きました。

遠方よりご来院頂き、親しくご交流頂きましてありがとうございました。

おクルマや飛行機や新幹線で包まれて運ばれてくる。

その運ばれた分子ならぬ皆さんは、

リソソームならぬ光伯堂という

袋ならぬ治療院と融合すると、

そのなかの分解酵素ならぬハリィーという治療師の

指に押されて、分解ならぬ身体がほぐれるにいたると、

また治療院から出て、あらたな人間界のエネルギー源となって、

活用される。

そうか!

わたしの治療院は人間界のリソソームなんだ!

オートファジーにとって、もっとも大事な行程が、

最終工程のリソソームでの分解。

飢餓応答型マクロオートファジーをはじめすべてのオートファジーは、

最終的にリソソームと融合し、分解酵素によって分解されて、

分解産物は新たなリサイクル資源として再利用される。

細胞内に生じた余剰産物は簡単に外部にポイ捨てできない。

細胞内に生じた余剰産物はオシッコやウンチや汗や涙や鼻水や痰のような

外部に排泄できるカタチにして身体の外には排泄できない。

であるのなら、細胞内の余剰産物はすべて有効に再利用してしまえば

まったくもって無駄が無く、もったいない精神に恥じない。

そうして細胞タイプの真核生物は細胞内に生じたあらゆる物質を

たくみに再利用することで、ゴミを増やすこともなく、

ここ12億年間を生き延びてきた。

わたしたちの細胞内にはオートファジーという奇跡的にすぐれたハイテクが

装備されているのだ。

光伯堂リソソームも、

また今日から活きた凝りのリサイクル再利用だ!

2016.10.16 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

オートファジー脱構築論 4

オートファジーについて考察していると、様々な思念が浮かんでくる。

例えば地球に生命が誕生したのは今から38億年前とされるが、

当時、どんな生命体がいたのかは、想像の域を出ない。

はじめからDNAを完備した完璧な細胞タイプの生命体がいた、とは

どうも思えない。たぶん、色んなタイプの始原生命体が蠢いていたことだろう。

ウイルス研究の最先端にいる学者によれば、わたしたちのDNAには、

非DNA型の生命体の痕跡がかなりある、という。

この非DNA型生命体とは、いったいどんなスガタ、カタチをしていたのだろうか?

少し想像してみる。

例えばこんなのはどうだろうか?

細胞膜のような袋状のその膜がDNAや脳の替わりをする、

そんな膜だけの生き物。

この膜だけ生命体は、時折、膜を風呂敷か袋のように活用して、

外部環境である周辺の分子を自身の内部に取りこむ。

そうしてそんな外部分子の状況を把握し、外部世界を認識していた。

このDNAをもたない膜だけ生命体。なにかに似ていませんか?

飢餓応答型マクロオートファジーは、飢餓時に細胞内に忽然と

オートファゴソームという膜が出現し、このオートファゴソームが

細胞質内の小器官や変性タンパク質を取りこむと最後にリソソームと

融合して、分解酵素で分解されたリサイクル資源が吐き出される。

この飢餓応答型マクロオートファジーの起源が、

もしかしたら非DNA型の膜だけ生命体にあるのでは? 

と、こんな風にオートファジーについて考察していると、

不思議な思念が次々に湧いてきます。

リソソームという液胞の起源もまた、リソソーム的な膜だけ生命体だった?

ペルオキシソームは独立して分裂する能力まであるから、

ミトコンドリア似のバクテリアみたいな生き物だった?

ミトコンドリアの祖先はαプロテオバクテリアというバクテリアだった。

わたしたちの細胞内には、かつて38億年前からはじまる生命史の

仲間たちの痕跡がたくさんつまっているようだ。

オートファジーの秘密を紐解くと、生命の起源に新たな視点が開けそうな気がする。



オートファジーという生理機構は真核生物が生き残るために

必須だからこそ、真核生物のすべてに備わったかけがえのない

サバイバルツールだ。

2016.10.15 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

オートファジー脱構築論 3


「オートファジーは飢餓応答、分化・発生、

変態・変化、

老化・病変、免疫、アポトーシスなど、



生命体の生老病死と深く結びついた生理メカニズムです」




前稿で何気なく私が書いたこの一文にオートファジーの何たるか、

のすべてが書かれているといえます。

ということは、オートファジーを本当の意味で理解するためには、

ヒトの栄養について、受精卵からスタートする周産期の医学について、

昆虫の変態など他の真核生物のメタモルフォーゼについて、

ヒトの病理学や生理学の全般的な理解と細かな分子レベルまで、

そして古典的な免疫学から最新の自然免疫の研究成果から、

アポトーシスと多細胞生物の関係性についてと、

広く深くヒトや他の生命全般に関しての理解が必須となります。

オートファジーという単語それ自体は、今回のノーベル賞を契機に、

恐らくは急速に一般化していくことでしょう。

しかし、それはあくまで知らなかった単語を知ったという

今年の流行語大賞のレベルで一般化するという程度の事象であり、

オートファジーが生体に欠くことが出来ない実に重要な機能であり、

そしてオートファジーを真に理解するためには、

非常に幅広い視野と知識と経験が要求される、という点に関しては

まだまだ一般化は難しいと思われます。

そのもっとも難しいオートファジーの真の理解を促進し啓蒙する提言を、

わたしは今回いち早くスタートし、すでにひととおりの論考にまとめ上げたのです。

こんなとてつもない芸当をオートファジー研究を専門とする研究者ではない、

どこの馬の骨かわからない在野の民間人のオレがやってしまっているのですから、

自分で言うのも何ですが、世の中なかなか面白いもんです(笑)

わたしがなぜここまでじっくりとオートファジーに取り組めたのか、と

いえば、それはひとえに基本的な医学・生理学に関してそれなりの素養が

あったからといえましょう。

オートファジーという現象のなかで、わたしがもっとも興味を惹かれているのが、

どのようにして細胞内を常時、モニタリングして、細胞内環境を正確に

把握しているのか?というその点です。

どうも、この細胞内環境の把握のツールのひとつがユビキチンをはじめとする

ヒートショックプロテインなのではないか、というのが、

わたしの次なるターゲット、論点です。

簡単にわからなければ、徹底的にわかろうと努力する。

生理現象のいちメカニズムをスッと理解するには、

やはりそれなりの知識、経験、時間の厚みが必須なのです。

簡単にわからないからこそ、わかったときにその価値はさらに高まる。

オートファジーは実にそんな魅力的な生理現象です。



2016.10.10 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

オートファジー脱構築論 2


コメント番号356からオレ流オートファジー論 ←クリックしてお読み下さい


オートファジーの第一発見者である東京工業大学・栄誉教授の大隅良典博士が

2016年度ノーベル医学・生理学賞を受賞したのを機に、

今回、関連書籍をじっくりと再読してみました。

その再読の過程に湧き上がってきた思惟を冒頭クリックの

スレッド・コメント欄の356からで開陳しております。

コメントの流れ的には、オートファジーとは何なのか?の前振りをしたうえで、

周辺メカニズムの解説も付加しながら、オートファジーの真相に迫る。

そんな段取りで、この冒頭のコメント欄の内容は進行しております。

生体の生化学反応の生合成に伴う余剰産物。

このいわば予備の備蓄物質の効果的な活用がオートファジーの真骨頂といえます。

オートファジーは飢餓応答、分化・発生、変態・変化、

老化・病変、免疫、アポトーシスなど、

生命体の生老病死と深く結びついた生理メカニズムです。

恐らくはオートファジーには、

まだまだ未知なる機能・役割が秘められている可能性があります。

わたしが底知れぬオートファジーの潜在的な能力に魅せられて、

すでに3年余が経過しました。

この3年間の臨床的な経験と、脳内の想像力を駆使して、

オートファジーの魅力にさらに迫っていきます。



2016.10.10 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

オートファジー脱構築論

オートファジーに関する過去記事 ←クリックしてお読みください


本年度のノーベル生理学・医学賞に

オートファジー発見の第一人者である

大隅良典東京工大栄誉教授が選ばれました。

このまだ一般化していない耳慣れない細胞内の生理機構に関しては、

私は早くから注目し、2013年の夏頃から精力的に本ブログで

取り上げてきました。

その甲斐あって、本ブログ読者のRさんから昨日にコメントを頂き、

オートファジーの各メディアの解説を聞きながら、

それはとっくにハリィーが言ってたネタじゃん、との感慨を

抱いてくれたそうです。

そんな皆さんがここのコアな読者にはきっと多かったことでしょう。

わたしも新聞の一面のトップの見だしにデカデカと、オートファジーと

書いてあるのを見た時に、ハァ〜、いまさら、なんで? と思いました。

でも、よくよく考えてみれば、オートファジー発見者にこの栄誉ある賞が

今回、この時期に与えられたことは恐らくは

神計らいに重要な啓示だったと今思う次第です。

オートファジーは細胞レベルでの消化分解再生機構です。

生命は本当に驚くほどに無駄なくすべてを使いきります。

そしてゴミをなるべく出さないような仕組みが備わっています。

身体に摂取した大きな食塊は消化器により分解されて細かな分子になると、

血液中に吸収されて、9万6000キロの血管を流通し、

60兆個の細胞に届けられます。

そうして細胞内でDNAセントラルドグマに従い細かくなった分子は、

今度は新たなモノとして造り替えられていきます。

この分解と合成、異化作用と同化作用。

この分解過程における細胞レベルの中心的機構がオートファジーです。

大きなモノが小さなモノへと動く流れ、と

小さなモノが大きなモノへと動く流れ。

この二つの渦の接点にオートファジーは位置します。

このオートファジーに関して私が独自に注目している点は

ヒートショックプロテインとの関連です。

オートファジーと同じ分解系のシステムに

ユビキチン・プロテアソーム系があります。

これはユビキチンというヒートショックプロテインのラベルで

劣化したタンパク質にタグを付けて、

選択的に古くなったタンパク質のみを

プロテアソームという酵素で分解するシステムです。

このオートファジーよりも早い時期からよく研究されていた

ユビキチン・プロテアソーム系は実はオートファジーと連動しているのでは?

とささやかれています。

つまりどういうことか?というと、

オートファジーのうちのマクロオートファジーという飢餓応答型のタイプは、

なんでもかんでも洗いざらい細胞質内をさらって無差別に分解するとされております。

しかし、もしもユビキチン・プロテアソーム系と連動すると仮定すると、

マクロオートファジーもまたちゃんと劣化した分子を選別して

分解システムを起動しているとなります。

わたしはどちらかといえば、オートファジーはすべてやはり選択的に動いている、

と仮説を立ています。

ということで、いきなり最旬ネタとなりましたオートファジーについて、

少しこれから論考を重ねてみます。

2016.10.06 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

脳内放談 5

A「なんでも今年度のノーベル生理学・医学賞にオートファジーを

発見した大隅良典教授が選ばれたそうだよ」

B「予想の下馬評では、制御性T細胞を発見した日本人研究者が

受賞候補に挙がっていたけど、オートファジーと来て、

ちょっとビックリと同時に嬉しいよね」

A「だから、サクッとそのへんをネタにすでにE爺さんのとこの

放知技の健康スレッドに1本、記事を書いておいた」

B「もっとも、このブログでは、もうしつこいほどに一時期、

オートファジーネタ三昧だったから、なんとなく懐かしいネタ

というか、思い出すネタの領域で、頭ん中のデータバンクで

軽くホコリをかぶっていたのを、サッサとオートファジーで

綺麗にして持ち出してきたんで、またちょっとこれから

新しい咀嚼を加えて磨きをかけておかないとトレンドに

乗り遅れちゃうね」

A「そういうことだね。だいたい鍼灸指圧師でこれまで、

ここまでしつこくオートファジーに注目していた者は、

恐らくは皆無だろうね。ほんと鍼灸師なんか気一元論の

オッカムちゃんとマンビョウキイツ君ばかりの世界。

そりゃあ鍼灸コミュニティーの世界だけで通用するハナシで

あってさ、一般コミュニティーを相手にする場合は、

今の時代に合った言葉を使うのがマナーじゃん。

それすらしない、できないで、いて、無資格エセ業者を

どんだけ糾弾してもさ、ってハナシだよね」

B「ほんと、ほんと、もうなんでもかんでも気に丸投げだもん。

それで、じゃあ、気は何ですか?と質問すれば、

それはわかるひとにだけわかる崇高なる至高の領域だもん。

もう一般人はついてこれないって」

A「気に関しては、まずは科学的な観測としてはこれだけの事がわかっていると

いったうえで、そこに自分が感得した気の感触、フォルム、マテリアルを

自分独自の言葉で付け足す、で今はいいと思うよ。

私はこれまでの論説ではその路線でやってきた」

B「うん、そうだね。気に関する自分の論説ではトリニティの初期シリーズ、

『養生アルカディア 凝りを巡る哲学的考察とセルフケア』の終盤で

組んだ気のシリーズが良かったね」

A「うん、アレがオレの気の論説シリーズでは一押し。

でも、オレの見せ場は、なんといっても分子レベルの解説。

これこそがオレ流のオリジナルな世界観。

気でしか語らなかった東洋医学をちゃんと現代の生理学や生物学の用語を

使って解説する。こんな実に当たり前の努力すら、この業界はこれまで

怠ってきたんだよ。もう無性に腹が立つよね」

B「時代に取り残される、ってのは結局、自助努力が足りなかったって

ことなんだろうね。でも、どうしようもないすさまじい流れに

逆らって、この濁流からはい上がるのは、かなりキツイ作業だよ」

A「業界はいまだに気一元論。その濁流に竿をさすような

分子レベルの論説でのドンキホーテな闘い。

いまのところ、ほぼ完敗だよね」

B「オレの予想では鍼灸指圧はオートファジーを活性化すると見込んでる。

だからオートファジーにはずっとこだわって注目してきた。

でも、そんなオレのオリジナルは発想にこれまで、

ただのひとつの共感や反発すら、

この業界からも、業界人からも無かった」

A「いいんだよ、ハリィーBよ。

荒れ野を歩くフロンティアは、一番最初に荒れ野の向こうの朝日が

昇るのを拝むことができる。それはフロンティア、

革命家にだけ与えられる栄誉なんだ。

ほら、今、朝日が上がってきたのが見えるだろ?」

B「えっ、そうかなぁ?

今朝は雲が多くて、曇っちゃってて、

朝日の照りが今いちだけど(笑)」

A「気一元論でない東洋医学をいかに、カジュアルに上手にプレゼンするか?

そして、もっともっと、東洋医学を親しみやすいレジャーに変換して、

いかにして東洋医学を真の意味で復活させるか?

その目標に向かって、さあ、今日も荒れ野をひた走ろうぞ!」

B「う〜ん、お前は、ホント、オレだけにいちいち大げさだな(笑)」

2016.10.05 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

脳内放談 4

B「おい、ハリィーAの旦那、

だいぶ、ここ3回のアイドリング問答で脳内も温まってきたから、

そろそろ、アクセル全開で、飛ばしていこうぜ!」

A「おうっ、そうだな。久しぶりにちょっと毒舌も混ぜたりして、

リミッターを振り切るくらい、舌戦を繰り広げてみっかね」

B「あっ、でも、ほら、このブログの読者は紳士淑女がメインで、

とくに御婦人の美麗な常連さんには、毒舌はあんまり宜しくない。

そのへんは、自主規制てんこ盛りで、お願いしまっせ」

A「はい、はい、ガッテン承知の助でやんす」

B「オレだけに話がツーカーで通って、やりやすいことこのうえない(笑)

それはともかく、前稿ではオッカムちゃんとマンビョウキイツ君について

すこし噛み砕いて解説してみたけど」

A「オッカムちゃんとマンビョウキイツ君はDNAを同じくする仲良しの兄弟

というハナシだったね。この万病帰一というトラップは、

例えば江戸期においては古方派の白眉である後藤艮山先生が、

百病は一気の留滞により生ずると説いて『一気留滞論』にはまり、

かの漢方の革命家であった吉益東洞が万病一毒説を唱えて、

やはり同じトラップにひっかかっている。

さらに江戸期の終わりには、鍼医の葦原検校が『万病一邪』説を掲げ、

昭和初期に至っては、鍼灸家の澤田健が『太極療法』で、

マンビョウキイツと同様の説を語っている」

B「ヒョエ〜、ドッキン、ドッキン、心臓バクバク、ガッビッ〜ンッ!

いまどき、まず耳にしない古くさいリアクションだな(笑)

おいっ、ハリィーAの旦那、これじゃあ、

のきなみおれら業界の神様たちを、めった斬りじゃない?

こんな恐れ多い所業、発言、

とてもじゃあないが、公開できないぜよ」

A「でも、ほら、もう公開しちゃったぞ(笑)

なにを、ビビッてるんだ、ハリィーBよ。

恐れるものはなにもない。お前はどこからも注目もされていない

ただの無名の鍼灸指圧師じゃあないか。ならば、なにを言おうが

自己責任。みんなが言いたくて言えなかったことをこの際だから

バンバンと言ってしまおうぞ」

B「まあ、そういう風に言われてみれば、まあ、そうだよね。

いつも崖っぷち、いや、崖下から世間を見てきたからこそ、

神様の胡散臭さに気がつくということもある。

マンビョウキイツ、万病一元、万病の根源をたどると、

たったひとつの原因に行き着く。

フンッ、こんな馬鹿な論理を、なんでみんな信奉しちゃったのかね?」

A「だって、ぜんぶわかったぞ感が、マンビョウキイツ君になると

全身に溢れてきて、自信が増長して、お山の大将になれるんだもん。

そりゃあ、マンビョウキイツと念仏唱えて気持ちよくなるんだから、

最後には、はまるよ」

B「いやさ、江戸期や昭和初期なら、まだ許せるけどね。

今の時代に、マンビョウキイツにはまったら、もう目も当てられない。

実際に、ネット界隈じゃあ、酸化が諸悪の根源だの、

ミトコンドリアを活性化すればすべてが解決するだの、という

極論に全部丸投げのマンビョウキイツ君が増殖中。

これってはやいはなしが、

カオスで複雑な生体宇宙を侮辱する極めて幼稚な行為なんだけどね」

A「100均・コンビニ・ポケモンゴーの時代は、

一事が万事、すべてを簡単に解決しなければ気が済まないという

超めんどくさがり屋の時代なんだね。

複雑で多様で重層的な思考の軌跡を経ないと到達できないような、

そんな修行のような思考訓練はとてもじゃあないが

時間もかかるし、やる気も起きないし、できない。

だから、なんでも手軽にサクッと、コピペ、コピペ、コピペで、

もうどこもかしこもコピペのマルチ商法が展開中ってわけよ」

B「オッカムちゃんとマンビョウキイツ君とコピペマンばかりの

ご時世ってわけだね。そんなネットの風潮から、

ちょっとハナシを戻すと、結局、東洋医学って

気一元論じゃん。これってどうなの?

もしかして、これってマンビョウキイツ君やオッカムちゃんに通じる

一種のカルト、あやしい罠、っぽくないか?って気がちょっと・・・」

A「東洋医学は気に始まり気に終わる、気一元論の世界。

それが東洋医学の特質であり、またそれが最大の問題ということだね」

B「自己批判なくば進歩なし。

いよいよ我が業界のすべてを敵に回すことになるのか?

ふぅ〜、気が遠くなるとはこのことよ。

ただでさえオレはこの業界に味方が少ないのに、

というか、味方なんかいないのに(笑)

このうえ、さらに敵を増やして、ハリィーよ、

お前はいったい、どこへ行こうというのか?」

A「フフフ、ハリィーBよ、恐れるな、おののくな、

たとえ厳しく味方もいない荒れ野でも、きっとお前が歩いた後には、

フォロワーがわんさか湧いてのちに大きな道ができる。

自分を信じるんだ」

B「今回はなんだか、だいぶ、自分に励まされてるな。

うん、マンビョウキイツのトラップをかいくぐり、

オッカムの原理を排し、気一元論を乗り越えた先にある

新しい医学観、世界観、生命観を提示することが、

オレ様ハリィーの真骨頂、ハリィーのなすべき仕事だよね」

A「おっ、そうそう、やっぱり、オレだけに

コアな部分がしっかりとわかってるね。

ということで、過激問答、は次回へと続く」

2016.10.05 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

脳内放談 3

A「おい、ハリィーBさんよぉ、

アンタが良く言うオッカムの原理、ってのを

ちょっと説明してくれないかな?」

B「あいよ、お安い御用で、ハリィーAの旦那。

まあ、ザックリと言えば、ある原理だけをネタにして、

他はぜんぶスルーの態度、と言えるだろうね。

これ、例えば宇宙論では使わなければならない必須のツールなの。

なにせ宇宙ってのは10の500乗もある世界。

そのなかのたったひとつの宇宙が今、わたしたちがいる宇宙。

では残りの宇宙はいったいどんな原理で存在する世界なのか?

については一切、わからない。だからこの場合は、もう残りの

宇宙のことはぜんぶスルーの態度を決めこんで、今の科学で

理論化し、証明できることだけで、この宇宙の世界観を作る

というのが定石なやり方」

A「それじゃあ、いったいオッカムの原理の何が、どこで問題なの?」

B「うん、自分が一番に問題と思うのは、この自分が主戦場にしている

健康養生カテゴリーのなかで、オッカムの原理が使われることなの。

もちろん生体も宇宙だから、宇宙が10の500乗あるのと同じく、

生体にもあらゆる側面が重層的に複雑に多様に連関する。

でね、だから、ある側面だけを抽出して、そこに線形的な理屈を

並べれば、そこだけに限っては1+1は成立するように見える。

だけど、それはあくまで理屈という妄論において、という

但し書き、がついているってこと」

A「あっ、わかった。アンタがよくいう

酸化=悪、乳酸=悪、というアレが、

オッカムの原理と言いたいわけだね」

B「わかりやすい例としては、そういうことになるね。

酸化ってのは、ミトコンドリアで行われる酸化的リン酸化による

電子伝達系のATP産生もそう。それからすべてのイオンが

常にイオン化して、酸化されたり還元されたりして

電子のキャッチボールをしている。

だから酸化という現象は人体生理の恒常性を維持するためには、

絶対に必須な現象なの。なのに、酸化による細胞の劣化という

本当にそうなのかどうかがエビデンスとして取れていない

ちまたのサプリ業界に都合の良い細胞の錆び=酸化という概念を

もって、酸化を悪と決めつける、この極めてバカらしい論理を、

私は徹底的にこれからも批判していきまっせ」

A「うん、実際に、だからかどうかは知らないけど、

最近になって水素水の抗酸化効果にエビデンスなし、みたいな

はなしが挙がってきているし。こんなのただのプラシーボ効果の

詐欺に決まってるんだけど、みんな簡単にコロッと騙される。

スーパーのレジの後ろに、このあいだまで、妙に派手な

ジャンパーを着て、水素水を宣伝してるキャンペーンおばちゃん(笑)が

いたけど、アレなんかもう見ただけで詐欺って感じありありだったし」

B「細胞の錆び、細胞の錆び、って念仏唱えてたもんね。

でも、ほんと、この酸化を悪として、抗酸化を善とする

二元論は完全に普及してしまったね。

善悪二元論ってのは、ある意味、麻薬的に人を気持ちよくするから、

だいたい、この善悪二元論のトリコになった者は、

なかなかここから抜けられない」

A「まあ、善悪二元論はある種のカルト宗教みたいなもんだよ。

でね、さらにここに万病帰一論というトラップがある」

B「そうそう、マンビョウキイツね。

つまり、万病の原因は結局はこのひとつの原因に帰着する、から

そのひとつの原因だけを取り除くことができれば、

あらゆるすべての病気が改善される、とう魔法の論理ね」

A「これ、けっこう、うちら業界人なんかでもカリスマで

有名な連中が、下手をすると、はまってしまう罠なんだよね」

B「ちょっとマトモな思考を働かせれば、

病気の原因がひとつであるわけがないことはすぐにわかるのに、

ようは、万病帰一にもっていくと、単純にすべてを理解したような

万能感、全能感に浸れて、気持ちがいいんだよね。

お山の大将になったような、天下を獲った気分ね。

で、みんなこのマンビョウキイツのトラップにはまってしまうってわけ」

A「考えてみればマンビョウキイツ=オッカムの原理じゃん」

B「まっ、そういうことだね。

くれぐれも、万病がコレで治る、なるインチキ詐欺に騙されませんように」

A「すべての病気症状は、すべてそれぞれで個別に原因を追及する。

そして、それぞれにあらゆる方策を考慮して、

個別にオーダーメイドにフレキシブルに対応する。

決して、万病をいっぺんに治す魔法の器具や薬などない、

ことだけは頭に入れておくこと」

B「このぐらい、懇切丁寧に言えば、

サルでもわかるでしょ」

A「はい、ということで、子供の起きる時間となりましたので、

第三回目の脳内放談、これにて終了!」




放知技の健康スレッド ←この古巣のスレッドに

私は最近になって、またコメントを入れてます。

こちら本家ブログとは

また違ったニュアンスが楽しめるはずです。

どうぞ、クリックしてお読みください。

2016.10.04 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

脳内放談 2

A「では、どんなコンテンツが真にヒトサマに開陳できるものか?

そのへんにフォーカスしながら、第二回の脳内放談を始めてみます」

B「まあ、アレだね、ザックリとポンッと結論から言えば、

読むに値するコンテンツとは、まずは全部、自分の言葉で書いているもの、

と断言できるでしょうね」

A「うんだぁね。ガッテン!

だいたい、ネット言論って、本当によくもこれでもかの

コピペのフンドシ祭りだもん。恥ずかしながら、

私もネット活動の最初期は、けっこうコピペしてました、はい」

B「あっ、ついに白状したな(笑)」

A「まあね。でも、アレはネットのサイトを貼り付けたわけではなくて、

なるべく今では閲覧不能の絶版書籍から、チョー貴重な文章を

拾って、いちいちこうして書き込んだわけだから、

最近の流行りのコピペとは、わけが違うと思うけど」

B「なんか見苦しい言い訳みたいだけど、実際にそうだった。

オレがオレだけにそれはよく知ってる。

で、評判がもの凄く良くて、ヤッカミやシットで、

それをコピペと批判されてから、オレも少し考えを変えて、

それからは、自分の言葉だけでなるべく論説を構成するように

心がけるようになって、今があるわけだね」

A「うん、あの時に、あんな風にけなしてくれたおばちゃんには、

感謝しなければいけないよね。汝の敵を愛せよ、だよ」

B「でも、あの私のネット活動の最初期の板では十分にその時に

できる最上の情報開示ができたから、それからは、

徐々に友人のブログへと移行し、ついに2012年の1月から、

自分専用の個人ブログを開設して、現在に至るわけだね」

A「友人のブログに書き込んでいる時期に311が起こって、

あの時、地震発生から8時間半後に被曝防御の味噌情報を提言できたのは、

ほんといまでも良かったと思ってる。

それから友人たちは、こぞって、自分が提案した被曝防御のアイデアを

実践してくれた。秋月辰一郎博士が乗り移った、そんな体験だったね」

B「しっかし、本当にこの国は311などまるでなかったように、

オリンピックに浮かれ、豊洲の問題でスピンしまくってるけど、

このままクルクルとクルクルパーにスピンし続けた先に、

いったいどんな未来がこの先に待ち受けているのかと

暗澹たる思いを深くする今日この頃だわさ」

A「まっ、この国のクルクルスピン体質は、メディア総出で生みだしているわけで、

そのオモテのメディアの新聞、テレビを情報源にしなければ、

頭の中は静かなもんだけどね。って、ネットもか?」

B「基本、そういうことだよね。ようはさ、はやいはなしが、

テメエで自前の情報源を確保して、テメエで瞬間、瞬間に

自分の価値観をアップデートし続ければ、

絶対にクルクルスピン・トレンドには巻き込まれないよね」

A「健康養生カテゴリーも、結局は、それに尽きるよね。

とにかく実践あるのみ。知識なんか実践のフルイにかければ、

そのほとんどが役立たずなのがすぐにわかってくる。

でも、そんな役立たずのキーボード上の妄論のなかに、

大海の一滴、砂山から一粒の砂金を見つけるように、

本当に少ないけど、実際に役に立つ知識が浮いてくる。

それをそっとすくって、手の内に捉えることができれば、

それはとてつもないセレンディピティ、幸運だよね」

B「シャックリを一瞬で止める秘法は、まさにソレだった」

A「コレって、べつにヒトサマに活用するだけじゃない。

自分にも応用できるんだよ」

B「うん、このあいだ、シャックリが出た時に、やったら、

やっぱり、ものの、3秒ほどの刺激で、ピタッと止まったもんね。

だから首の迷走神経の支配経路の血液循環を良くしておくことは、

内臓全般にイイ効果がある、ってことだろうね」

A「あっ、それがつまりは、シャックリ止めの秘法からこぼれ落ちた

カオスのなかのコスモスってことだね」

B「体壁から内臓をコントロールできる、という事実は、

膨らませれば、とんでもない身体観を生み出せる可能性を秘めてるね」

A「そうだね。命はカオスだけど、恐れずに混沌に指を突っ込めば、

整然としたコスモスを垣間見せてくれる。

はい、イイ感じにまとまったところで、脳内放談、第二回目、終了です」

2016.10.03 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

脳内放談

ハリィーA(以下 A)「朝晩はめっきり涼しくなって過ごしやすくなってきたね」

ハリィーB(以下 B)「ほんとだね。しかし9月は雨が多かった」

A「それはさておき、このいきなりのハリィー二人組のAB対談って、

いったい何なの?」

B「ダハハ、つまりオレの頭にオレを二人登場させて問答してみたら、

面白いかなと思って」

A「な〜る、それはイイかも。で、ネタはどんな感じにするの?」

B「まっ、日頃、言いたくても言えない、そんな危ないネタなんかどう?」

A「やっぱり、そっちかい?」

B「いやさ、オレもこれですでにネットで論説を張って、もう7年になるんだけど、

そのかん、ずっと同じような事を主張して、

前の記事でもその一端を開示したんだけど」

A「ほんと懲りずにここまで、よくやってきたよね」

B「でもさ、まだまだぜんぜん言い足りなくて、

オレの中には憤然たる思いが煮えたぎっている」

A「そうなんだよね、それはオレがオレだけに、よくわかるよ」

B「でしょ?やっぱり、オレの気持ちはオレが一番よくわかってくれるよね。

だから、こんなヘンな企画をやりだしたんだけど」

A「で、その憤然たる思いってのを、

これからじっくりと語っていくってわけだね?」

B「そういうこと。ここまでマクラの前振りだけど、

ほとんどまったく内容が無いね、アハハ」

A 「そうそう、その内容、コンテンツね。

ようはネットにはブロガーなる人種がいて、

それぞれが何かしらを語っているんだけど、

オレも含めて、こういうブロガーの語る内容に果たして真の意味で

内容があるのかどうか?というその点に、憤然たる思いが

つのってるってのは確かだね」

B「うん、つまりは、こういったネット言論のほとんどが

コピペのふんどしで相撲を取る、ようはパクリ言論なわけで、

だからオリジナルの自分の言葉だけで語る内容をまず目にしない。

そこんところがものすごく不満に感じるってことだよね」

A「そっ、まったく、もってそのとおり。

そして、ネット言論だけにあらず。ちまたの書物だって一緒。

大量のデータから自分がピックアップしたネタを上手に編集して文章を作る。

これだって、はやいはなしがただのコピペ論じゃん。

おれ、最近、少し本を読むのを怠っているのは、

そういうわけなんだよね」

B「知識が多いほど偉いみたいな教育をされてきたけど、本当にそうか?と

疑問が生じている。たしかに知識は多いほうがいい。

それはいわゆるオッカムの剃刀、

極論のみを反芻し多様な論をスルーするオッカムの原理主義を

排除するためには、知識は多いほうがいい。

でもね、知識は実践で役立たないと机上の空論、

キーボード上の妄論で、ハッキリ言ってなんの意味もない」

A「とくに健康、養生カテゴリーでは実践した効果がすべて。

結果がすべての世界。

そこではだから知識は一斉にフルイにかけられて

役に立たない要らない知識は崖下に捨てられる。

そうして手元に残ったほんの少しのエビデンス、真実、

実践的知識こそが真の叡智、養生法論の宝なんだよね」

B「そのへんを開陳しようと始めたのがトリニティの

『カオスからコスモスを引き出す実践的養生法論』だね」

A「そういうこと。で、こっちの本家ブログでも、

同じように、この対談で似た感じのことを

もう少しアヴァンギャルドに過激にやってみようかと」

B「もっとも、アンフォルメルの旗手だった故・今井俊満のいうように

『自分をコピーすることは最低だ』の信条を私も旨とする以上、

おなじコンテンツを焼き直し、コピーするつもりはさらさらない。

あくまでこちらはこちら路線で行きます」

A「はい、ということで、子供たちが起きましたので、

第1回目の脳内放談はこれにて、完」

2016.10.03 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

311後のわたしの使命



①【一酸化窒素で放射線に『免疫』福井大準教授が学会賞】

「マウスにX線を照射し30日後、狭心症薬を投与しなかった場合の生存率は4割未満だったのに対し、投与したマウスは8割が生き残った」「放射線を浴びたヒトなどの細胞は、ある条件下で放射線に対する免疫を持つようになる。あまり知られていない現象だが、福井大高エネルギー医学研究センターの松本英樹準教授(56)放射線生物学は、この現象の鍵が一酸化窒素であることを突き止め、大量被ばく時の救急処置薬への応用を研究している。一連の成果で、本年度の日本放射線影響学会(会員約1千人)学会賞を受賞した。『一酸化窒素で細胞が放射線に対する抵抗性を得るなら、人間そのものも守ることができるはず』と08年から、緊急被ばくの救急処置薬の研究を進めている」福井新聞2012年12月1日




②【人参成分が放射線障害防ぐ】

「ソ連原子力発電所の事故以来、生薬の人参(にんじん=ウコギ科オタネニンジン)が世界的に注目を集めている。人参成分には放射線障害を減らす作用があるためだ。大阪府立放射線中央研究所の米沢司郎(よねざわもりお)主任研究員たちは、その成分の解明に力を入れている。人参と放射線障害の関係は1960年、ソ連のブレックマン博士たちがマウス実験から初めて報告した。米沢さんたちは人参エキスが骨髄細胞を活性化するとの日本の論文をヒントに、独自に研究に着手。マウスに720レントゲンの放射線を照射し、30日後に生き残った率を比較した。そのままだと13%しか助からないのが、照射5分後に人参エキスを注射したマウスは何と76%。七十六年の日本放射線影響学会で発表した。以後の研究で、いろんな事が分かってきた。ラットでもモルモットでも同様の作用があること。注射時間を変えてみると照射直後よりも1日前だと倍以上、1日後だと半分になり予防効果の方が大きいこと。血液を作る骨髄造血幹細胞の回復が10日後には約100倍にもなるうえ、出血防止効果がある事などもはっきりした。こうした作用は、エゾウコギ、ウド、タラノキなどの他のウコギ科植物、さらに当帰(とうき)などにも見つかった。人参などの、どの成分がこのような作用を持つかが焦点となってくる。現在までの研究では、ニンジンサポニンではなく、17種のアミノ酸を含む糖タンパクのようだ。一方、グループは、人参を配合した処方を照射前に飲んでいると、同様の効果があることを確認した。660レントゲン照射のマウスの30日後の生存率は32%だったが、ずっと十全大補湯を飲んでいたマウスは77%、補中益気湯マウスは60%でいずれも有意だった。ただし、この実験では、照射後に飲ませても無効だった。以上の研究からすると、放射線障害をもっとも効果的に防ぐには、人参エキスや十全大補湯などを日常的に、あるいはガンの放射線治療のしばらく前から飲んで、障害に備えるのがよいことになる。万一、思わぬ放射線を浴びれば、人参エキスなどの注射か。本格的な薬としては、いずれ特定される有効物質ということになるだろう」田辺功「漢方薬は効くか」朝日新聞社




この今回、冒頭に引用した①一酸化窒素に関する資料は

2012年12月20日に「院長の独りごと」サイトの

コメント欄に他者が投稿されたものをコピペ保存しておいたものだ。

その次ぎの②人参成分に関する資料は、

2009年の10月にあるサイトの掲示板に私が貼り付けたものだ。

東洋医学の啓蒙を目的にスタートした私のネット活動の最初期に

すでに被曝防御に関する資料を公開していたことになる。

2009年と言えば、まだ311の起こる前だ。

前稿の我が鍼灸業界の大先輩の47年前の貴重なエビデンスも

その最初期のネット活動の主戦場であった掲示板に貼り付けていた。

そういう意味では被曝に関する資料は随分と

早くから公開していたことになる。




A. 放射線障害による免疫の低下が鍼灸治療で改善された。

B. 一酸化窒素に放射線障害を防ぐ効果があることがわかった。

C. 多糖体の摂取に放射線障害を防ぐ効果があることがわかった。

このABCの放射線障害を防ぐエビデンスを足すと、

どんな結論が出るのか?



結論は

「放射線障害にはネバネバヒートでNO!」

となる。



多糖体というネバネバ成分は体内にヒートショックプロテインを産生する。

このヒートショックプロテインこそが免疫を活性化するカナメとなる分子だ。

そして一酸化窒素(NO)は、鍼灸指圧で産生量が高まる分子ガスホルモンだ。

一酸化窒素は体壁筋肉系を刺激すると皮膚と血管壁から分泌される。



つまり納豆や山芋やヨーグルトや海藻などのネバネバを毎日食べて、

ストレッチをルーティーンにして、

あるいはお抱えの鍼灸指圧師を見つけて、その鍼灸指圧師と親しくなり、

例え月1回でもいいから鍼灸指圧をする習慣を身につける。

そんな生活が311後のセレブ越えのマストなライフスタイルだったのだ。




私の情報は自分で言うのも何だがかなり貴重だ。

いや、かなりどころではない。

ものすごく貴重だ。

たぶん、どこを探してもこれほど正確にピンポイントで

被曝防御に焦点を絞った論説は恐らくは見つからないだろう。

そんな貴重な資料をなぜ、やすやすとタダで公開するのか?




「医は仁術なり」

この江戸期の漢方医・貝原益軒翁の教えを

私は忠実に守ろうと心がけている。

情報でひとを救う。

それもまたわたしたち医療者の使命だ。

311後のわたしはそのことに徹してきた。

2016.10.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

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