名著より

「細胞の成長・分裂が速く、エネルギーの需要が高ければ、電子は速やかに呼吸鎖を流れて酸素に到達する。このような状況では、呼吸鎖から漏れ出るフリーラジカルは比較的少ない。・・だが今度は、細胞が損傷を受け、エネルギーはたっぷりあるのに分裂できなくなったらどうなるかを考えよう。ミトコンドリアは牢屋に閉じこめられた状態になる。細胞分裂が起きないため、ATPの需要はわずかしかなく、細胞にはATPのたくわえが大量に残っている。呼吸鎖を流れる電子の速度は、ATPの消費速度に左右される。ATPの消費が速ければ、それに引きずられて電子はすばやく流れるーまるで掃除機に吸い込まれるような感じだ。しかしATPの需要がないと、呼吸鎖は行き場を失った余分な電子で詰まってしまう。すると酸素も余分な電子もたくさんあるのだから、フリーラジカルの漏れる速度は大幅に上昇する。・・結局、どういうことなのだろう?ミトコンドリアと宿主細胞の利益は、たいていは一致しているということだ」ニック・レーン著 斉藤隆央訳 田中雅嗣解説「ミトコンドリアが進化を決めた」みすず書房




いよいよ、わたしのミトコンドリア論も名著を読み進めることで

ひとつの到達点、ブレイクスルーポイントが見えてきました。

ミトコンドリアを味方につけて、ミトコンドリアを活性化する核心とは

いったい何なのか?

ひとことで言えば「ミトコンドリアを徹底的に使い切る」と言えるかもしれません。

ATPを使うスピードを上げることが、結果としてミトコンドリアの分裂を促し、

細胞分裂を促進する。

アンチエイジングな生体リモデリングの鍵は

ミトコンドリアを使いこなし、ATPを消費することにありました。

世界の長寿村の長老たちは大往生するその時まで元気に野良仕事を続けます。

つまり、野良仕事=ATPの消費=ミトコンドリアと細胞のリモデリング、

だったのです。

体をよく動かしATPをよく使うこと。

それは特別なエクササイズを意味するのではなく、

恐らくは日常のすべての所作を言うのでしょう。

わたしも本年になり、チャンバラエクササイズを実践し、

数日前から腕立て伏せと腹筋と懸垂をメニューに追加しました。

実践と理論が噛み合ってきました。

ニック・レーンの名著、評判通り、じつに素晴らしいです。

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2016.06.30 | | コメント(0) | トラックバック(0) | ハリキュウ戦隊ミトレンジャー

腸管の味方

「中国医学で最も基本的な剤形は熱水で抽出する『煎じ薬』である。『煎じ薬』という言葉は日本人がよく使う言葉であり、本来はこれを『湯剤』という。『湯』は中国料理で言うスープを意味し、料理と一体化した剤形である。中国医学の聖典『傷寒論』は伊尹の『湯液経』を基にしたと言われ、また、殷の湯王の宰相であった伊尹(いいん)はもとは庖宰(料理人)であったことも、『湯液』が料理と不可分であったことを暗示している」遠藤次郎、中村輝子、マリア・サキム著「癒す力をさぐる」農文協



いわゆる一般的な昔ながらの漢方薬とは、

生薬を土瓶などに入れてお湯で煎じたその生薬の旨味、成分の

溶け出した熱い飲みものを飲むことを意味します。

このような煮出すタイプの薬剤のスタイルを『湯剤』(とうざい)と言います。

そもそも漢方薬の元祖は殷王朝の料理長だった伊尹(いいん)が

薬草スープを作ったのが、そのオリジナルとされます。

つまりはお料理のレシピのスープこそが、漢方湯剤の始まりだったのです。

そういう意味では、やはり食薬一如(しょくやくいちにょ)、

医食同源なのです。

温かいモノを飲み食べることは、これそのままに

漢方湯剤を飲むことと同じと言えます。

ヒトの腸管内温度は37度に厳密にセッティングされています。

この体内温度37度こそがミトコンドリアが旺盛に活動するうえでの

最適温度であり、

すべてのタンパク分子でできた酵素が酵素反応を行う最適温度であり、

つまりは生命活動をおこなうベストな体内温度なのです。

この腸管内温度の37度を下げてしまうほどの冷たいモノの過剰摂取が、

あらゆる不調の原因となる場合が非常に多いのです。

うっかり腸管免疫を冷たいモノで破壊すると、本来は味方、身内であるはずの

腸内細菌がとめどなく腸管から体内に侵入してきてしまいます。

もしも腸管内の常在性の大腸菌が体内に侵入すれば、これを不顕性感染と称し、

見えざる感染症となって風邪のような高熱を発症するケースもあります。

自分の常連さんのお身内の方が最近、この自分の大腸菌の不顕性感染で、

40度の高熱を発し、入院されたばかりです。

ここ最近の食生活を問診しましたら、

やはりここのところの暑さで、冷たいモノばかり飲み食べていたと言います。

恒温動物の掟は恒温である腸管内の温度を一定にキープすることです。

そう、わたしたちは温血動物でもあります。

温血の温度の源は全身の60兆個の細胞に棲まう

1京8000兆個のミトコンドリアが、生み出します。

ミトコンドリアが熱源なのです。

このミトコンドリアが効率良く熱を生み出すためには

腸管内の温度が37度でなければなりません。

なぜ腸管内を37度以下に冷やしてはいけないのか?

それは腸管内のミトコンドリアの活動を

シャットダウンさせないためであり、

腸管免疫の働きをストップさせないためなのです。

漢方薬とは、生薬の力も大きいのでしょうが、

温熱を腸管へと与えるという

もうひとつの大きな使命があったのです。

温熱ヒートショックプロテインでよみがえった腸管上皮のミトコンドリアは

恩返しに旺盛にATPと熱を生み出すと、身体中がホカホカと温まってきます。

一杯のスープが、一杯のかけそばが、一杯の深蒸し緑茶が、

あなたの腸管の味方です。

2016.06.27 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 免疫強化

温食一番

ヒートショックプロテインについての圧縮版論説 ←ご参照ください



本記事冒頭に貼り付けたのはトリニティウェブに昨年に掲載されたわたしの記事で、

ヒートショックプロテインにフォーカスしたものです。

今読んでもたいへんによくまとまっており、普遍性のあるコンテンツと

なっておりますので、復習を兼ねて熟読の程、お願い申し上げます。

この記事の前の記事では、ネバネバヒートを特集し、

そこですでに冷たいモノの制限、凍質制限については言及しております。

人類が誕生して約700万年、脊椎動物が誕生して約5億年、

生命が誕生して約38億年、生命が冷蔵庫というシロモノを

使用する事はこれまで一度もありませんでした。

いったいいつから冷蔵庫なる機械を使うようになったのでしょうか?

考えてみれば本当につい最近まで人間は冷蔵庫なしで、

生きてきたのです。わたしたちの祖母や祖父の時代には、

まだ冷蔵庫はそれほど一般化しておりませんでした。

だから井戸水で冷やしたスイカ程度の冷たさ(約15度)が、

その当時の冷たいモノでした。

いま冷蔵庫で冷やすと4度までキンキンに冷たくなります。

冷凍庫から出してすぐのアイスなどがカタマリのまま腸にまで届けば、

0度以下の温度がストレートに腸管の内壁絨毛を直撃します。

アイスのカタマリの溶けていく融解熱に伴って

腸管上皮の温度は急激に奪われて、腸管上皮のミトコンドリアの

機能が一気にシャットダウンします。

腸管内壁にはパイエル板、パネート細胞などと呼ばれる免疫細胞が集積したポイントが

あります。ここがアイスの冷たい直撃で破壊されると、

腸管マクロファージの前線部隊が壊滅し、この部位から腸内細菌をはじめとする

あらゆる異物が侵入してしまいます。

ことほどさように、腸管を冷やすことは恐ろしいのです。

とはいえ、冷蔵庫が普及した時代、冷たいモノの美味しさを知った者に、

まったくそれを止めろ、というのは酷です。

だから冷たいモノを摂取したら、

必ずバックアップで温かいモノをフォローしてあげる。

この温熱おもてなしフォロー精神で、今夏を乗りきりましょう。

ヒートショックプロテインという言葉は、

実は『温・食・一番』と読み替え可能でした!

温かいモノを食べるのが免疫を守るには一番いい、を英訳すると

ヒートショックプロテイン?!

これも言霊の神からの贈り物かもしれません。

中国養生の歴史では、お腹つまり懐(ふところ)を温かい石で温める療法を

温石(おんじゃく)と称しました。この言葉が懐石料理の語源です。

懐石料理もまた「温・食・一番・料理」と言い換えが可能かもしれません。

むかしのひとは本当に偉い!

「お腹だけは冷やしてはいけない」を口癖のように言っていましたからね。

夏でも温かいモノだけを摂取する。

これでもいいんです。自分は基本、これです。

暑いときに飲む自分の常連さんのお茶農家さんの自園自製の深蒸し緑茶を

熱いお湯で淹れて飲むとき、まったくもって五臓六腑に温熱ヒートショックが

しみわたり、得も言われぬ快感に浸ります。

温・飲、温・食、ヒート食があなたの腸管免疫を守ります。

2016.06.27 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 免疫強化

究極の免疫力 5

「マクロファージは、少量の異物刺激を受けることで『プライミング』という活性化状態を示します。これは、マクロファージの基本性格である異物排除を効果的に行う準備状態を指すのです・・プライミングの段階に入ったマクロファージは、異物排除能力ががぜん高まります。例えば、生体内に細菌やウイルスが侵入してきたときなどにマクロファージがプライミング状態にあれば、力強く、かつ効率良くこれらを排除して感染が防げることになります。実際、通常状態のマクロファージは結核菌を貪食しても消化できず、マクロファージは結核菌に感染してしまいますが、プラミング状態のマクロファージでは結核菌を消化することができます。つまり、マクロファージをプライミング状態に保つことができれば。マクロファージの異物処理能力をより強めることができれば。それは種々の疾患の予防につながり、結果として私たちの健康寿命を延ばすことも可能になると言えます」杣源一郎「『免疫ビタミン』のすごい力」ワニブックス




カブトムシをはじめヒト以外の生き物でワクチンを打つ生き物はいない。

しかしカブトムシの幼虫など、おびただしいバクテリアが充満する土中で

風邪ひとつ引かず、お腹を壊すこともなく、なんの疾患にも罹らずに

元気に過ごしやがてサナギになり成虫に脱皮する。

いったいなぜこんなにもカブトムシは強く、そして人間は弱いのか?

人間は頭脳が発達したようだが、まだまだ免疫に関してはカブトムシにも及ばない。

カブトムシの体内には共生菌が大量に棲息している。

きっとこの共生菌が分泌する抗生物質に匹敵する分子も、

カブトムシの免疫を守っているのだろう。

ヒトの腸内にも500種類以上、数百兆個、1キログラム余の腸内細菌が

共生している。このヒトの腸内共生菌はビタミンBやKを産生し、

鬱病を予防するセロトニンの前駆体を作り、

パーキンソン症候群を予防するドーパミンの前駆体を作っている。

またそのほとんどが嫌気性菌だが、この腸内嫌気性菌の細胞壁成分である

リポ多糖のLPSが腸管マクロファージのTLRにヒットすることで、

腸管免疫の活性が維持されていると予測できる。

ヒトの腸管免疫もカブトムシに負けず劣らずに最強なのだ。

このヒトの腸管免疫を維持するために腸内を冷たく冷やし過ぎてはイケナイ、

という免疫強化のキモの重要性がここにクローズアップされるのだ。

これからの暑い時期、もしも冷たいモノを摂取したら、

必ずバックアップで温かいモノを摂取して、

腸内の保温に努めてください。

ほんのちょとした習慣で、あなたもカブトムシ並みの究極の免疫力を

手にすることができるでしょう。

いきなり始まった究極の免疫力シリーズ、これにて完。

2016.06.26 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 免疫強化

究極の免疫力 4

「TLRは Toll - Like receptor の略で、樹状細胞やマクロファージなどの細胞の表面に存在しています。『 Toll - like 』つまり『 Toll のような』という意味のネーミングですが、Toll はもともと、ショウジョウバエでカビに対する感染防御を行っている遺伝子として発見されました。この遺伝子Toll と似た構造をした遺伝子から作り出されたタンパク質がTLRです。TLRの形は非常におもしろく、壁に額縁をぶら下げるときに使うフックにそっくりな形をしています。使われ方も壁のフックにそっくりで、フックを壁にねじ込むねじの部分に相当するアミノ酸が細胞膜に埋め込まれ、細胞の外側が『何かひっかけて〜』といわんばかりのフック状をしています。専門家はこれを『馬蹄形細胞外領域』といっています。このフック部分がパターン認識を行っています。TLRのフックに細菌が近づくと、2個のフックで外来異物を引っかけるのが特徴です」 
            中西貴之「なぜ体はひとりでに治るのか」技術評論社



アウトサイダーである鍼灸指圧師の今村光臣が俯瞰するに免疫学において、

いまもっともホットな領域と思われるのがマクロファージや

樹状細胞の働きの解明です。

そのマクロファージや樹状細胞の働きのなかで俄然、近年になり脚光を

浴びている機能が、マクロファージや樹状細胞の細胞膜にあって、

異物をとらえて、異物を認識しその性状を判断するトールライクレセプター、

TLRと呼ばれる受容体の機能です。

マクロファージはこれまでは、マクロ(大きい)とファージ(食べる)と

いうギリシャ語を組み合わせた「大食い細胞」という認識が一般的でした。

手当たり次第に異物を食べるだけのおバカな免疫細胞。

これがこれまでのマクロファージの一般的なイメージでした。

しかし、ネーミングがもたらしたマクロファージへの誤解は

すでに免疫研究の最前線ではとっくに汚名返上、名誉回復、

マクロファージのパラダイムシフトが始まっているのです。

マクロファージは実はTLRを使って異物を認識すると、

その情報をヘルパーT細胞という免疫システムの司令塔へと

伝達する重要な役目を担っています。

つまりどういうことか?というと、

ヘルパーT細胞はマクロファージからの情報伝達がなければ起動しないのです。

大胆に宣言するのなら、ヒトの免疫システムを動かしているのは、

実はマクロファージだったのです!

マクロファージにはTLRが9〜10種類ほどが装備されています。

そのそれぞれのフックで鍵と鍵穴になる特異的な分子をとらえて、

抗原を認識し、サイトカインを分泌することでヘルパーT細胞を起動します。

TLRはなんと細菌やウイルスのもつDNAを認識し、弁別します!

このTLRの驚異的な知性とも呼べる機能を発見したのは

大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授の審良静男博士です。

ウイルスも細菌もガン細胞もマクロファージに認識されることで、

免疫システムが総がかりで処理します。

だからマクロファージの活性を常に高くプライミング状態に維持することが、

免疫強化のキモとなるのです。

マクロファージをプライミングする分子の筆頭がヒートショックプロテイン、

食べ物などでは発酵食品の菌体成分が有力な分子です。

またマクロファージは鍼灸指圧で分泌が高まる一酸化窒素でも

よく活性化します。

鍼灸指圧とはマクロファージをプライミングする素晴らしき医療だったのです。

2016.06.26 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 免疫強化

究極の免疫力 3

「初期のガン免疫療法は『ほかの病気にかかって発熱したガン患者の病巣が縮小した』という観察から始まりました。それならば『いっそガン患者の体内に病原体を入れてしまえ』と考えたのが、ニューヨークの外科医ウィリアム・コーリーでした。コーリーは、感染したら発熱を起こす病原体(化膿連鎖球菌とセラチア菌の死菌)を、ガン患者の患部に接種してみました。その結果、少なからぬ患者の腫瘍は縮小し、なかには完治した例もありました。ただし当時としても、これはかなり乱暴な治療法であったであろうし、実際に何が起こっているのかが解明されていなかったことは、種痘を行ったジェンナーとも共通します。おかげでこの実験的な治療法は、コーリーの毒、として知られるようになりました。・・コーリーの毒を接種されたガン患者の体内では、何が起こっていたのか?つまり投与された毒である病原体によって免疫系を刺激された結果、マクロファージやキラーT細胞が活性化し、異物であるガン細胞を攻撃したのです。さらに免疫細胞からは、インターフェロン、TNF-αのような抗ガン物質が放出されたと考えられます」審良静男研究室監修 坂野上淳著「新しい自然免疫学」技術評論社



自然こそ我が師。天地を友とし師とし、天地に学び天地を真似ぶ。

ニューヨークの外科医ウィリアム・コーリー(1862〜1936)は、

ガンが発熱によって自然退縮するという人体にもとから備わっている

自然治癒のプロセスにヒントを得て、大胆にもマクロファージの

トールライクレセプターに抗原をヒットさせるリポ多糖を含む菌体成分を

接種する方法を開発してガン免疫の草分けとなる画期的な手法を実験した。

江戸日本の幕末の名医、漢方医の新宮凉庭はその薬箱に螺鈿で

「医師は病に臨んで、自然の運行の欲するところが如何なるかを視るのみである」

と刻んだ。まさにコーリーはガンの自然治癒プロセスという「自然の運行の欲する

ところが如何なるかを視る」ことで、ガン免疫の真実に到達したのだ。

ヒトの身体がやっていることを素直に捉え、それを真似してみる。

天地に学び天地を真似ぶ、ことで最上の方法を最速で見つける。

天地自然はいつもずっとそのありのままの姿で、

医の本道を教えてくれていたのだ。

マクロファージのトールライクレセプターにヒットする抗原は、

ヒートショックプロテインのみならず、

植物に共生しているパントエア菌の菌体成分のリポ多糖(LPS)や

乳酸菌の菌体成分やキノコの成分が含まれます。

ガンワクチンとして有名な丸山ワクチンは結核菌の菌体成分であるリポ多糖を

マクロファージのトールライクレセプターにヒットさせることで、

ガン免疫を達成する試みです。

菌体成分系の力を借りるのも良策ですが、

青竹踏みに類似するその場でできる手軽な

ヒートショックプロテイン・エクササイズも、

それそのままにガン免疫健康法と言えます。

究極の免疫力はいつでも、どこでも、だれにでも

手軽に入手できなければ意味がありません。

天地自然はとっくにすべてを与えてくれているようです。

2016.06.26 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 免疫強化

究極の免疫力 2

「北京中国免疫学研究センターの馮理達教授の研究によれば、細胞レベルでの気の働きはもはや疑う余地のないものである。癌を死滅させるという意念を用いた外気(気功師の体の外に出された気)は、1回1時間の試行で胃癌の細胞の25.2%を殺傷した。電子顕微鏡で観察すると、癌細胞の表面の絨毛は完全に脱落し、空洞が開いている。さらに染色体の単体交差の比率が外気後に増加する等、遺伝子にも変化が起きていることが確認された。生物体レベルでは、人工的におこしたマウスの肺癌腫瘍が、毎日気功を施すことで4週間後に消失した。免疫機構そのものの例では、外気功のあとでは、外敵を取り込んで食べるマクロファージの表面の絨毛が、大きく開いてふだんよりずっと高い活性を示していることが観察されている」集英社「気が癒す」より


ガン免疫のカナメとなる癌細胞を食べて抗原提示をするのがマクロファージ。

このマクロファージを活性型のプライミング状態にもっていくことが

ガン免疫のみならず、免疫強化のすべての基本操作となる。

マクロファージをプライミング状態にもっていくためには、

マクロファージの細胞膜レセプターのトールライクレセプターに抗原となる分子を

ヒットさせることが必須の機序だ。

9種類あるマクロファージのトールライクレセプターにうまい具合に抗原分子を

ヒットさせる操作がすなわち免疫力を高める養生法と言える。

ヒートショックプロテインがなぜマクロファージを活性化して癌細胞の消滅に役立つか

というと、ヒートショックプロテインはトールライクレセプターに

ヒットする抗原分子だからだ。

さらにヒートショックプロテインは癌細胞内のつぶれたミトコンドリアを復活させて、

癌細胞を内側からアポトーシス誘導することで癌細胞消滅へと導いてくれる。

ヒートショックプロテインになぜこれまでとことんこだわった論説を展開してきたか、

がそろそろわかってきただろうか。

冒頭の文章にみられるエビデンスから読み取るなら、

気という分子?素粒子?実体もまたマクロファージをプライミングする要素のようだ。

鍼灸指圧は気を操る医療であり、気を操ることでマクロファージを

プライミングできるのだ。

そして鍼灸指圧はヒートショックプロテインも誘導できる。

鍼灸指圧はまさに究極の免疫力を手にする医療だ。

2016.06.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 免疫強化

究極の免疫力

「ガン細胞も38〜39度に発熱するとヒートショックタンパク質といわれるタンパク質が正常細胞内にできてガン細胞内のミトコンドリアのつぶれた構造がよみがえってくることが知られています。じつは、これが、ガンの温熱療法の細胞レベルのしくみです。ガンの温熱治療法は、ガン患者が連鎖球菌の感染でおこる丹毒にかかって39度の熱が1週間ほど続くと、丹毒からの回復後、ガン(2〜3センチまでのもの)も消えて治っていたという例が洋の東西を問わずかなりの数に上ったことから始められました。これは、発熱により高温の環境になって元気になった白血球がガン細胞の膜のほころびをどんどん見つけて破壊し、消化して栄養として吸収し分解し尿や汗として排出してしまったためです」
          西原克成「究極の免疫力」講談社インターナショナル



西原克成博士は三木成夫博士の正統な後継者です。

三木博士と西原博士のコンテンツで徹底的に鍛えられたのが

わたくしアウトサイダーの今村光臣です。

今村光臣は鍼灸指圧師ですから、

その発言はこの日本国では99%の者にスルーされます。

卑屈でも、ひねくれ、でもありません。

学歴がモノをいう社会では当然のことです。

しかし、1%以下の人のなかにはマジメに私の言葉を聞いてくれる者が確実にいます。

その手応えを感じているからこそ、こうして地道に発信を続けているのです。

わたしの言葉はすべてこうした文献にソースがはっきりと明記されています。

そしてそのソースを徹底的に実践で鍛え上げてから皆様に発信しております。

アウトサイダーは異端だからこそ、見えないものが見えたりするのです。

冒頭の文章中に出てくる白血球とはマクロファージのことですが、

マクロファージは気功師が気を照射すると細胞膜の絨毛が開いた

プライミング(活性型)状態になります。
(北京中国免疫学研究センター 馮理達教授の研究)

鍼灸指圧とは気を操る医療です。

つまり鍼灸指圧は気をあやつりマクロファージをプライミングすることで、

ガン化を予防し治療し究極の免疫力を手にする医療です。

さあ、今日も患者が待っている!

2016.06.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 免疫強化

たったひとつの習慣

ここ数日、思い立ったように故・三木成夫博士の「胎児の世界」を全編、再読した。

三木博士についてはすでに何度も言及しているように、生前よりも死後に脚光を浴び、

いまもってファンが絶えない知る人ぞ知るカリスマ学者だ。

しかし、恐らくはオモテのメディアが三木博士を大々的にフィーチャーした事は、

これまでなかったのではなかろうか?

ここを読んではじめて三木博士の事を知った方も多いはずだ。

はっきり言わせてもらうと、オモテのメディアで売れている生物学者のたぐいなど、

三木博士のスケールの足もとにも及ばないと私は感じている。

とにかく、もしもご興味をそそられたら、まずは「胎児の世界」のご一読を勧めます。

中章のコアな部分がいささか難解に感じるかもしれませんが、

流麗な語りに導かれて250ページをアッという間に読み切ることでしょう。

引きだしの圧倒的な豊富さ、言葉遣いの巧みさ、視野の広大さ、上品なウィット、

自分もほんの少しモノを書くようになったので、また三木博士のこれまで

見えなかった素晴らしさに開眼しました。





話変わって、やはり5年目ですね。

たしか彼は郵政民営化に反対した国士政治家だったような気がしますが、

激やせの原因は炭水化物を制限する糖質制限だった、などとワイドショーが

報じたようです。糖質は細胞生理に欠かせない必須の栄養素です。

なぜこれを制限するのか?まったく意味不明です。

糖質制限よりも凍質制限。

数日前にもこんな会話を常連さんと交わしました。






患者さん(以下 患)「うちの息子が50代でパーキンソン病を発症して、

あの子の左手の震えだけでもなんとか治したいんだけど」

ハリィー(以下 ハ)「パーキンソンは、

原因が脳神経の伝達分子のドーパミンの異常と

言われるけど、息子さんはビールなんかよく呑むの?」

患「エッ、ビール?あの子はお酒は呑めないから、

でも甘いモノが大好きで、子どものために

お嫁さんが買ってある冷凍庫にあるアイスは一日に何個もよく食べるわ!」

ハ「実はドーパミンの前駆体というドーパミンのもとになる分子は、

腸で作られていて、だから腸をとことん冷やして腸の機能を

麻痺させると脳のドーパミンが異常になる、と自分は分析推測している。

息子さんのパーキンソン症状は、もしかしたら腸の冷えから来ているかもしれないね」

患「アッ、あの子はもともと便秘症で下剤も貰って飲んでいた!

いや〜、うかつだった!腸の冷えがそんなに悪いことだなんて!

全然、知らなかった。腸と脳が連動しているなんて。

そうなのね。脳のホルモンのもとは腸で出来るのね」

ハ「これね、言ってもほとんど信じてもらえないから、

自分もあんまり大きな声ではこれまで言ってないんだけど」

患「息子に言って、今日からアイスは止めるようにして、

あたたかい飲みものや食べ物をなるべく摂るようにするわ。

いや〜、ありがとう、先生。こんな事、誰も教えてくれないもん」






あまたある情報からいかに本当に大切な情報を手にするか。

そしてその情報をいかにわかりやすく伝えるか。

「あなたの健康を守るたったひとつの習慣」

とは、腸管を冷やさない、という習慣です。

まさかパーキンソン症候群の遠因背景に腸管の冷えがあったとは。

案外にすべての疾患のバックグラウンドに腸管内の異常、

腸内細菌の変異が潜んでいるのかもしれません。

2016.06.24 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 免疫強化

凍質制限

昨日は生まれて初めてカブトムシの幼虫がサナギになる瞬間を目撃した。

自分は昆虫少年だったので、子供の頃ももちろんカブトムシの幼虫はよく飼っていた。

しかしカブトムシのサナギが成虫に脱皮する瞬間は見たことがあったが、

これまでカブトムシの幼虫がサナギになるプロセスは見たことがなかった。

みなさんはどんな風にカブトムシの幼虫がサナギになるのか?を

ご存知でしたか?

まるでスーツか寝袋を一枚脱ぎ捨てるように、幼虫の身体をまとっていた皮に

切れ目が入り、お尻をモゾモゾと動かしながら頭の方から

古い皮スーツを脱いで、真っ白なサナギにメタモルフォーゼするのです!

見事に古い皮スーツを脱ぎ捨てて、数時間が経つと白かったサナギの体色は、

綺麗な茶色に変わりました。イモムシのような形状だったものが、

複雑な成虫の鋳型へと変じる。これは本当に神秘的で驚異的です。

このカブトムシの幼虫がサナギになる時にカブトムシの幼虫の体内、

細胞内では一連の体制変化を導く分子レベルの動きがあります。

大規模に細胞の形を変えるのですから、当然のことアポトーシス&リモデリングや

ヒートショックプロテインやオートファジーなどの分子メカニズムが

整然と進行し営まれているはずです。

そのメタモルフォーゼを指揮するのはカンブリア爆発で今から5億4100万年前に

節足動物が誕生して以来、ずっと5億年余のあいだ昆虫たちの変態を支え、

その生態を守ってきた昆虫のDNAの遺伝子セントラルドグマの働きです。

カブトムシの幼虫は外部環境の温度変化を感知し、この温熱効果を利用して

遺伝子セントラルドグマがヒートショックプロテインを分泌することで、

サナギへと変態するのでは、などと想像する次第です。

しかしこうして科学の目を入れて分析する事は実に野暮なことと

今書いていて痛感しています(笑)

奇跡を素直に楽しむ。

それだけでええのにね。





カブトムシの幼虫にはどんな雑菌も寄せ付けないスーパー抗生剤のような

分子が分泌されています。いわば究極の免疫力を手に入れた生き物が

カブトムシの幼虫です。

ところでヒトの免疫の70%は腸管免疫にあります。

ヒトがカブトムシの幼虫なみの免疫力を手にしたければ、

守るべきことはたったひとつです。

「腸管内を冷やさない」

これだけで腸管マクロファージの活性が確保できます。

地球上の生き物で冷蔵庫から出した自然界には存在しなかった冷たいモノを

そのまま食べる生き物は人間だけです。

哺乳類は恒温動物です。

つまりわたしたちは恒(つね)に身体が温かいを

モットー、ポリシー、プリンシプルとする種族です。

だからヒトの腸内温度は37℃にセッティングされており、

この腸内温度37℃で消化を初めとするすべての腸内臓器の酵素反応が

機能するようにできていますし、免疫細胞もこの温度帯でこそ活性を保ちます。

免疫のために守るべきことは本当は実にシンプル、単純、簡単なんです。

でも簡単な事なのに、腸を冷やさない、という養生のキモは一般化しません。

いいんですよ、これからの暑い時期、もちろん、冷たいモノを食べても飲んでも。

でも、そのあとに、ちゃんと温かいモノを摂取して、

腸の保温のバックアップをしてあげる。

こうしたきめ細かなアドバイスがあれば、アイス業界やジュース業界や

ビール業界や、かき氷屋さんからクレームが来ることはないでしょう。

特に眠る前などには絶対に冷たいモノはお腹に入れない。

眠っているあいだに腸管マクロファージをはじめ体内のすべての

マクロファージ・ファミリーが全身の細胞の

アポトーシス&リモデリングをするのですからね。

眠る前には決して冷たいモノを口にせずに、腸に温かいモノを届けてあげる。

糖質制限ならぬ「凍質制限」こそが、ヒトを健康に導くキモ中のキモ、

隠された秘訣、シークレット・トレジャーだったのです。

「あなたの健康を守るたった一つの習慣」

うん、いいタイトルだ(笑)

2016.06.20 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 免疫強化

アウトサイダー

「衛生学は、文字どおり生命、生存、生活、生産を衛る学問である。生命、生存、生活、生産が危険にさらされ、ゆがめられている事実があれば、その事実を指摘し、原因を究明し、正常に復することを具体的な目的とする学問でなければならない。このように考えるとき、衛生学がその本来の目的を完全にはたそうとするならば、物理学、化学、生物学、医学や経済学や、法律学、あるいは哲学、いってみれば、すべての自然科学・社会科学・人文科学を駆使しなければ目的をはたすことはできないことに気づくのが当然である。しかし、衛生学者の現状は必ずしもすべてがそのような状況にあるとはいえない。衛生学が文字どおり完全な社会的任務をはたそうとすれば、最近しきりにいわれている学際的研究なしには成立しない学問である」
                       
               丸山博著作集「3 食生活の基本を問う」農文協より



この丸山博士もまた自分に影響を少なからず与えた碩学のひとりだ。

実は自分は今から20年以上前に一時、玄米運動に傾倒した時期があったのだが、

その折りに幸運にも最晩年の丸山先生にじきじきにお逢いしている。

その時の印象はどちらかというと丸山先生よりもお付きの奥様の印象が強い。

丸山先生の奥様の柔らかなお人柄が今でもはっきりとわたしの脳裏に記憶されている。

丸山先生はご存知のように森永砒素ミルク事件を摘発し、

被害者の調査、弁護、救済に関わり社会問題化した希有なる衛生学者だ。

3.11という事件に対して草場の蔭で丸山先生は

いま何をお思いになられているだろうか?

上記引用文の冒頭の「衛生学は」を「東洋医学は」や「鍼灸指圧は」に換えてみれば、

よりいっそう鍼灸指圧師であるわたしの役目、責任、立ち位置が明白になりそうだ。

まさに3.11後のわたしは3.11という事件に対して

「すべての自然科学・社会科学・人文科学を駆使し」ながら、

この日本国の人々の「生命、生存、生活、生産」を守ろうと情報発信に努めてきた。

その5年間の闘いの成果は先に発刊された山崎農業研究所の

季刊誌「耕」の最新号 No.138における

「3.11から5年 いま必要な養生法とは」

の11ページに及ぶ論文に結実した。

生命現象を宇宙の森羅万象とリンクする視座を故・三木成夫博士に伝授され、

衛生学の基本姿勢を故・丸山博先生に学んだ。

放射能の脅威を告発し続ける英国のクリス・バズビー博士は

科学者は常にアウトサイダーでなければならない、と仰っている。

何ものにも属さず、何ものにも従わず、常に孤高を辞さず、

ありのままの自分でありつづけるのがアウトサイダー。

先哲のスピリットを引き継いで、天地を友とし師と仰ぎ、

アウトサイダーを自認する私もさらなる精進に努める所存です。

どうぞこれからも皆々様のご指導ご鞭撻の程、お願い申し上げます。

2016.06.20 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

恩師へのオマージュ

三木成夫博士に言及した過去記事 ←akechiさんに向けて



なんでも選挙という民主主義があると思わせるスピンな

イベントが近々開催されるようで、町中には候補者のポスターを

貼るためのボードが設置されはじめている。

自分たちが選んで当選した日本の首都の知事をまるで集団リンチのように

いじめまくったそのあおりで米兵による暴行事件をはじめ、

あらゆるその他の重大な案件がすっぽかされスルーされてしまった。



知事いじめがスピンなら選挙もスピン。

日本の支配構造は庶民が選んだ政治家や首長がオモテのサンドバック役で、

その裏の官僚機構で二人羽織で、二人羽織を操るのが日米合同委員会と

いう三重のスピン構造で、日米合同委員会を指揮する世界中枢の

指示者がホンモノの支配者ということになるのだろうか?



陰謀論に傾斜せずに素直に世界を俯瞰すると何が見えてくるのか?

どこかにショッカーの秘密基地、アジトがあるのか?

いや本当はそんなにそれほど単純でもないのかもしれない。

というか、こうした幾重にも重なった重層的な支配構造が、

この世の中というかニッポンの社会を実にめんどくさく

ややこしい住みにくい世の中にしているということは

間違いないだろう。




とかく人間社会はややこしい。

微々たる政治資金の不正くらい見逃せてあげれば、などと言おうものなら、

そのコメントがきっかけでネットが炎上しかねないだろう。

しかし前の前の首都知事が銀行で発生させた損失など、

目がくらむほどの金額だったのも記憶に新しい。

庶民には何千億などという金額は到底想像をはるかに越えた域だ。

庶民であるわたしは毎日、実に微々たるマネーの世界であえいでいる(笑)

だいたい政治は苦手なんでこんな程度の内容しか書けない。




さて、↑冒頭クリック記事は自分が過去に書いた記事で、

三木成夫博士の話題が前稿で出たので、フランス在住の声楽家の

akechiさんに向けて、おもてなし精神で貼り付けてみました。



akechiさんは「ポジティブNEWS」というブログのオーナーで、

フランスで声楽の教師をされている声楽家です。

三木成夫博士がかつて教鞭を執っていた東京芸術大学をご卒業されています。



この冒頭記事にも書いているように、三木成夫博士には一定のコアなファンが

今では存在し、自分もその一員といえます。

それでなぜこれほど三木博士のコンテンツに惹きつけられるのか?

といえば、とにかくその内容が素晴らしいのひとことに尽きるのです。

チマタにはベストセラーと呼ばれる本があまたあるわけですが、

こうしたただキャッチーなタイトルによる巧妙なマーケティングで

売れたような量産本と異なり、三木博士のコンテンツを読み取るには

ハイレベルな素養が読者の側に要求されます。そこがまたいいのです。



「胎児の世界」の文中には、これまで通算で300回以上は

読んだであろう私のお気に入りの一節があります。

いつ読んでも、何度読んでも決して色あせない。

どうかするといまだに読み終えた瞬間に涙すら溢れる。

こんな文章に巡り会えた事は本当にありがたいことです。



三木博士からは生命現象を宇宙的にリンクする視座を伝授されたと思っています。

宇宙的にみれば人間界のゴタゴタなど実に取るに足らない事象です。

しかし、人間であるわたしも人間界の政治により生かされているのです。


さて、微々たるマネーのために今日も働かねば!

2016.06.19 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

ぺろタン運動

東京大学医学部を卒業された解剖学者で、もと東京芸術大学・教授の

三木成夫博士をご存知の方はどのくらいいるだろうか?

生前に出版された三木博士が書かれた唯一の本が「胎児の世界」(中公新書)だ。

この本のなかには、わたしをずっと鼓舞し導きつづけてくれたある一節がある。

自分が明治維新ショックドクトリンで完膚無きまでにトンデモ視されるまで

貶められた現代日本の東洋医学界でなんとかモチベーションを

保ち続けてこれたのは、ひとえにこの本のなかの三木博士の一節の

言葉があったからだ。

ここまで正確に明治維新以降の日本の医学界を分析俯瞰し、

ニュートラルに正統に東洋医学を評価した識者をわたしは知らない。

間中善雄博士と同様に三木博士はわたしのドキュメント上の永遠の恩師だ。




生前にはたった一冊の本しか出版されなかった三木博士の本だが、

死後ますますコアピープルのあいだで注目度が増し、

今では数冊の三木博士の本が他社からも出版されている。

わたしが所持しているのは先の書の他では「人間生命の誕生」(築地書館)だ。

この本も含めて三木博士のコンテンツをすべて吸収するには、

相当のレベルが要求される。




それはさておき、この本のなかに舌の筋肉が横隔膜や腹直筋や肛門括約筋と

連動するという指摘がある。

古来から重視された呼吸(コツ)とは、このような運動器や腸管内臓を

うまく連動させることを言うそうだ。

ここのところ何を思ったのか私は

「ぺろタン運動」を熱心にエクササイズしている。

「ぺろタン運動」とは私の命名した造語だが、ようはロックグループの

老舗ローリングストーンズのアイコン(目印)であるあの「リップス&タン」

のベロ出しマークのように、自分の舌ベラをべー!とか、ぺろっ!と突きだして、

舌ベラを動かす筋群と神経を鍛えているのだ。

さらに昨日あたりから、横隔膜や肛門括約筋を連動する呼吸(コツ)を探っている。




三木博士のコンテンツのすべてを吸収することはとてもできそうもないが、

こうした自分なりの咀嚼でなんとか通常エクササイズにまで落とし込む。

それが自分にできる三木博士への恩返し、と思う次第です。




「ぺろタン運動」は、場所も要らない、道具も要らない「0円健康法」

舌と頭と首と肺と心臓と腕と腹と足は全部つながっている。

一箇所の運動で全身を刺激できるはず。



ただし、公衆の面前、ひとまえでやるにはかなり勇気がいる(笑)

鏡の前か、ひとのいないところでの実践を推奨します。

2016.06.17 | | コメント(8) | トラックバック(0) | 身体操法

明日のケンシロウ

乳ガンの最大の原因は放射能被ばくである ←こんな意見もあります


昨日に自分が本ブログに書いた記事「カナリアを救え」と

まったく同様の趣旨で書かれた投稿を阿修羅掲示板で見つけたので、

ここ冒頭に貼り付けておきました。



恐らくは乳ガンだけでなく、すべての疾患や不定愁訴の基礎原因として、

放射性同位元素による内部被曝がある、とみて間違いないでしょう。



しかし、そのことをどれだけ非難し訴えても世界の原子力政策に

大きな転換が起こることは今のところ期待できません。

なぜならこれまで少なからぬ識者が同様の声を上げてくれたのですが、

その声はすべて無視されて原子力政策は推進されてきました。



この冒頭記事の文中にもあるように、

日本国はわずか2000キロ程度の列島です。

その沿岸に54基の原子力発電所が作られているのです。

原子力発電所の罹病圧力は優に直径160キロ範囲に及びます。

つまり54基の原発の罹病インパクトは、

実に8000キロ四方にまで拡がる強度とみなせます。

今頃気づいても遅いのですが、日本列島は54基の罹病インパクトに

さらされた内部被曝列島だったのです。

恒常的な内部被曝にさらされてきた日本国民の累積被曝に最後の一押し、

トドメ、発病発症のトリガーを引くに十分な量のさらなる内部被曝を強いたのが、

3.11であった、と言えそうです。



さてこうした分析はともかく、わたしたちに今できることは、

内部被曝から身を守る養生セルフケアの徹底です。

累積被曝に輪をかけた3.11加算被曝の現実を直視し、

それすらを跳ね返す強靱なクマムシ体質を獲得すること。

そのためのありとあらゆる未病治セルフケアの提言をする。

そうしたアドバイスこそが3.11後のこの国の

医療者に課せられたプライオリティーでした。




生命史38億年がつむぎあげた奇跡の治癒分子ヒートショックプロテイン。

ヒートショックプロテインを誘導できるセルフケアが、

これからのわたしたちの命の手綱です。




実践あるのみ。

青竹踏み、リップス&タン運動、鍼灸指圧、ストレッチ、発酵食品、LPS、・・

バラエティーに富んだヒートショックプロテイン・エクササイズで、

明日のケンシロウを目指しましょう!


2016.06.16 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 内部被曝

カナリアを救え

「カリフォルニア大学のゴフマンのように、

現状でも核実験によってまきちらされたプルトニウムは、年々、

世界で1万人の肺ガンを生じさせている、とさえ言う人もいるのである」

            高木仁三郎『プルトニウムの恐怖』岩波新書





アメリカにおいて統計学者のJ.M.グールドは原子力発電所の

周囲半径80キロ圏の円内の乳ガン発生率が、

円外の5倍になることを突き止めた。



1986年チェルノブイリ原発事故発生の10年後から日本の

東京以北の乳ガン発生率が激増傾向にあることが指摘されている。




3.11から5年が経過した。

「直ちに影響がない」パンデミック執行猶予期間はすでに過ぎ、

「徐々に静かに確実に影響が出る」時期が到来しているのだろうか?



ヒトの免疫系は生命史38億年のあいだに遭遇してきた異物を

除去できる抗体産生の遺伝子機能をすでに有している。

しかし、これまで遭遇したことがない未知なる人工異物に

ヒトの免疫系がうまく対処できるかどうかは不明だ。



3.11福島原発事故とは何だったのか?

あの事故で環境中に放出された人工異物の放射性核種は

全部でどんな種類があり、いったいどれだけの量が放出されたのか?

また今現在、福島事故原発からの放射能の漏出状況はどのような状態なのか?

これまでに公表され公開されたデータはあまりに少なく、

またそのすべてを信用できるわけではない。




そんななかで某女性の某病状がリークされた。

放射能に対する感受性には個人差がある。

ある者は放射能に体質的に敏感なカナリア体質であり、

ある者は放射能に体質的に鈍感なクマムシ体質だ。

カナリアたちの悲鳴が届き始めている。





ガン細胞内のミトコンドリアを復活させて、

ガン細胞のアポトーシス誘導を再起動できる分子は、

ヒートショックプロテインだ。

丹毒症に罹患し高熱を発すると消失する数センチの固形ガンの自然治癒の実例は、

ガンに対するもっとも有効な予防と治療の道筋を示してくれている。

自然こそ我が師。

思いこみをすべて排除し、自然の命のプロセスに素直に従えば、

ガンに対抗する未病治セルフケアの要諦が見えてくる。




生命史38億年がつむぎあげた奇跡の治癒分子ヒートショックプロテイン。

カナリアはヒートショックプロテインの力を借りて、

クマムシに脱皮し生き抜いていくのだ。




2016.06.15 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 内部被曝

あるままの天地へ


サルでもわかる最終回 ←クリックしてお読みください


ということで、今年に入って新しく始めたトリニティウェブ連載ものの

「サルでもわかるハリィー先生とトリ子さんのアヴァンギャルドな東洋医学講座」

は、6ヵ月を経過して、目出度く最終回を迎えました。



東洋医学を含む生理学、生物学をいかにわかりやすく伝えるか?

というひとつの試みとして、対話形式というフォーマット(様式)を採用し、

おやじギャグ満載で楽しんでシリーズを展開しました。



ミトコンドリア論では一時的にポイントがアップする珍事が勃発しましたが、

基本、いつも低ポイントをひた走っております(笑)



それはともかく今回の「サルでもわかる」第15話を入稿した時点では、

某歌舞伎役者の某奥様の病状は知りませんでした。

トリ子さんが女性なので、某疾患名を入れようかと迷いましたが、

結果として入れませんでした。入れていればデジャビューならぬ

予言のような文章になっていたでしょう。



福島県ではヨウ素131を原因とする某疾患が116名の確定数から

さらに上がって131名の確定数になりました。

5年目のパンデミックは静かに確実に進行しています。



今回の第15話の内容は、この某疾患に関する話題です。

いったいなぜこの奇妙な某疾患が発生してしまうのか?

通説では遺伝子の変異が最大の原因とされます。



遺伝子にはもともとこの疾患を引き起こすための発現スイッチ遺伝子があり、

またこの疾患を引き起こさないための予防スイッチ遺伝子もあります。

この予防スイッチ遺伝子が機能しなくなり、発現スイッチ遺伝子がオンになると、

某疾患になる某細胞が出現するとされます。



しかし、某疾患になった時にある事が起こると、予防措置が再起動して、

某細胞はアポトーシスに向かいます。



この某疾患、某細胞をいかにして治すか?

に関しては、今、ネットのなかにも非常に多くの情報が溢れています。

しかし、シンプルにこの某疾患の自然治癒例に学んだアドバイスはまず見られません。




自然こそ我が師。



「天地を知るは我私の意を入れず、

あるままに天地に従いて、

天地を師とするにしくはなく候」
                三浦梅園



天地自然である人体はヒートショックプロテインという答えを

明確に提示してくれています。

人体という師に従えば、某疾患、某細胞に対する未病治対策のキモは、

ヒートショックプロテイン誘導です。



ヒートショックプロテイン誘導→アポトーシス再起動→あるままの天地へ

師である命に従えばこの流れを加速することが治癒への道であり予防の道です。





トリニティウェブでは次なるコンテンツを免疫に絞り、

某疾患への対策も絡めて新たなシリーズを展開していきます。



ファッションの世界では春夏(SS)コレクションが終われば、

次は秋冬(FW)コレクションが開幕します。

ハリィー・ブランドのFW新作も是非、ご期待ください。

2016.06.11 | | コメント(3) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

骨度分寸法

前稿で触れた「ツボとん」なる動きに、なぜ自分が目くじらを立てたり、

言いようもなく腹が立つのかというと、そもそもツボという概念が何なのか?

がまったくわかっていない素人や、西欧人にツボを使いこなすことなど、

とうてい出来ないわけです。



いや、もちろん皮膚をトントンと刺激すれば、

押圧刺激に応じて皮膚ケラチノサイトや血管壁の遺伝子が起動して

一酸化窒素やオキシトシンやβエンドルフィンやATPや

ヒートショックプロテインを皮膚と血管の細胞は合成分泌しますよ。

それは確かです。でもこれはツボうんぬんというよりも、

60兆個の細胞核DNAの遺伝子に本来的に備わった

遺伝子セントラルドグマ(中心条理)な自明の作用なのです。

ようは、この自明の皮膚や血管壁の体壁筋肉系のホルモン分泌作用を、

ツボとん法は、利用しているということです。




ではツボとは何なのか?

これはそんなに簡単に解説できる問題ではありません。

わたしの考えでは、ツボとは自明にしてそこに存在するものではなく、

身体が何らかの反応を示す時に、出現してくる身体からのメッセージポイントが

ツボだ、と言ってみることは可能です。



ですから、あの経絡人形に書き込まれた361個の全身のツボは、

あれはあくまで目安というか、そういう場所にツボは出現しやすいものだ、

というひとつのボンヤリとした目印に過ぎません。



ツボを取得する際には、骨度分寸法(こつどぶんすんほう)という

自分の手の親指の幅をひとつの目盛りにし、

あるいは残りの4本の人差し指から小指まで指の幅の長さを

足してひとたばの目盛りにして経絡上の長さを測って

ツボを探る計り方があって、この計り方を使って

それぞれの身体のサイズに合った経絡上の

正確なツボの位置を取得する方法が、古代から伝わっています。

こんなツボの計り方があるなんて、知らなかったでしょ?



しかし、これはこれ。これはビギナーの術者がおこなう操作。

あくまでツボはベテランの術者の指力(ゆびじから)をもってして探り当てるもの、

であることはこれも古代から変わりません。

こうした伝統がまるっきりすっぽ抜けているのが、

ちまたに夥しく流布する誰でも出来る3分間ツボ療法の

お馬鹿ツボ療法の世界です。

誰でもツボが取れれば鍼灸指圧師なんかいらないよ(笑)




さらにたとえ正確にツボを捉えたとして、そこから先、そのツボを

どうやってあしらうか、それが素人にはできません。

ただツボをあてずっぽうに当てればいいわけではない。

そのツボを使って、いかなる操作をするか?

そこから命とのやりとり、真剣勝負が始まるわけです。



こういったわけでツボとひとくちにいっても、

ツボにかける意気込みや思いは、

まるで素人とプロには天地の差がある、と

いうことをご理解頂きますれば幸いに存じます。



体表のいろいろな部位を触ってみるのは、

どなたがやってもけっこうだし、

そのタッチケアに体表の細胞は応答して

セントラルドグマを起動し、ホルモンを豊富に産生してくれる

ことは間違いありません。

ここの部分は大いに推奨します。




あっ、そういえば日本には昔っから

母さんお肩を叩きましょう♪

の家族按摩の伝統がありますね。

ツボとんの本家本元に、ツボとんの逆輸入か。

なかなかええ度胸してますね(笑)

2016.06.10 | | コメント(3) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

デジャビュー


東京・中日新聞の記事「つぼトントン不安解消」 ←クリックで読めます



昨日、何気なく新聞を見ていたら、ツボをトントンと叩くことで、

不安感が軽減される、なる記事を発見して、

なんだこりゃあ!  と 驚いた。

またその内容が熊本地震の被災地におけるストレス軽減のための

セルフケア対策についてだったので、ちょっとデジャビュー(既視)感があり、

二度ビックリ!




すでに本ブログ読者の皆様にはご承知の通り、

わたしは熊本地震発生後に、

「熊本地震の被災地における未病治セルフケアについて」 ←クリック プリーズ!

と銘打った自己指圧に関する記事を発信済みだ。




まさか真似した?(笑)

というか、なんで逆輸入モノをありがたがるのかね?

ツボとんとんじゃなくて、ツボをしっかりと押した方が、

一酸化窒素は発生しやすいと思うけど。




こういうたぐいの洋モノ外タレ健康術を

東洋医学の叡智のつまみ食い、

いいとこ取りのかっぱらい、領空侵犯、

庇を借りて母屋を乗っ取る、などと

意地悪く穿ってみるよりも、

とりあえずは、ツボという用語を使用しているから、

派生種の変異体ながら仲間と見なしたほうがベターでしょうかね?

う〜ん、なんとなく良からぬ雰囲気を感じないこともない。

ここは踏ん張りどころ、

ハリィーのあんちゃんに、思案と思索と忍耐が要求されるな(笑)





この記事にもあるようにこんな簡単な方法で効果が上がることを

西洋医学的にみてうまく説明ができない、

みたいに書かれているけど、西洋医学的にみて、十分に分子レベルで

鍼灸指圧の治効メカニズムを説明できるまでにわたしの論理は成熟してきています。

そこの部分をクローズアップして、

今回は「耕」No.138の

「3.11から5年 いま必要な養生法とは」

では、大いに意気軒昂に筆を振るっております。




ツボとんとんか。ようは、ツボのタッピングだね。

早い話しが、これって按摩術そのものだよ。

中医学体系の按摩術のなかには、叩打法(こうだほう)という

れっきとしたツボとんとん術の歴史が連綿としてある。

按摩も逆輸入の時代かしら。




まっ、外圧でしか覚醒しないお国柄ですから、

ツボとんとん、流行って欲しいような、

欲しくないような(笑)

2016.06.08 | | コメント(5) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

フラクタルな共生

「人は小さな胞、天地は大きな胞だ」『語類』



まだ現代科学における宇宙論も分子生物学もない800年前の

中国は宋の時代に、すでに冒頭詩句のように、

人を小さな袋、ユニットとし、天地宇宙を大きな袋、ユニットと

して捉えるフラクタル(相似形)な視座が獲得されていた。




天地という大きな囲いのなかで、小さな小さな存在の

人という生き物は生かされているのだ。




微細な人という胞は、天地という大きな胞のなかでしか

生きられない。




その大きな天地という胞が今、危機的に汚染されつつある。




小さな胞の人がもう一度、宋の時代の朱子やその弟子たちが

獲得したようなフラクタルな生命観、宇宙観、共生観を取り戻すには、

いったいどうしたらいいのか?





自然こそ我が師。

自然を愛し、自然と対話することが最も近道だろう。



「自然は美しいから美しいのではなく 愛するからこそ美しい」

                  絵本画家・熊田千佳慕

2016.06.06 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

我が師

「天地達観の位には、聖人と称し仏陀と号するも、もとより人なれば、

畢竟 我 講求討論の友にして、師とするものは天地なり」



江戸中期の思想家・三浦梅園の言葉だ。

意訳すれば「自然こそ我が師」になろうか。



世の中には通説や定説があまたある。

そんな通説は時にお互いの理論が噛み合わずに喧嘩し、

時に間違いが発覚し信用を失い捨て去られる。

つまり通説や定説ほど当てにならないものはないのだ。



どんなに偉く立派な人のこしらえた定説であっても、

所詮はそれは人の産物だ。

自然こそが定説の見本市だ。

と梅園の言葉を読み換えてみたい。



自分が論説を張れるのも、ひとえに実践があってのこと。

指先で実際に患者に触れて、患者の命の息吹が、

指先からわたしの体内にインストールされるから、

なにがしかの思想がわたしの脳内でスパークするのだ。




そう、わたしの先生はいつも指先の向こうにおります。

今日もきっと指先の向こうの我が師が、

なにかを教えてくれることでしょう。

2016.06.05 | | コメント(1) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

エヴァーグリーン

このところ、仕上がった「耕」最新号の記事を毎日、1回は再読している。

べつに日課にしているとか、そういうことではない。

読み出すと面白いので、読んでいるだけだ。

テマエミソの自画自賛、自分で自分の書いたものを誉めているようで、

恐縮するが、いまのところ、まだ飽きてこない。

自分はこれまで他者のものでは、気に入った文章は何度も読んできた。

間中善雄博士の本の一節しかり。三木成夫博士の本の一節しかり。

いつ読んでも新鮮。

どれだけ読んでもすり切れない。

これだけ読みこんでもまだ得るものがある。

世の中にはそういった汲めども尽きない叡智が凝縮した文章がある。

自分もいつかそんな文章を書いてみたいと常々、考えています。

今回の執筆記事が果たして、そうなったかどうかはまだわかりません。

しかし、現時点では、かなりイイ線まで行った手応えを感じています。

これもひとえに編集を担当してくれた編集長のご指導、ご鞭撻の賜物です。

先日にある常連さんが「うちの2歳の孫が風邪ばっかひいてしょうがないよ」

と仰いました。だから、子供の風邪封じの秘技を伝授しておきました。

子供の風邪封じの秘技は、ひとことで言えば

「冷たいモノを摂取させない」です。

この簡単なことを守ることが、今の時代ではなかなか難しいのです。

もちろん、まったく冷たいモノを止めるということではありません。

真夏の暑い日、身体が焼ける程に火照る時、そんな時に、

かき氷を食べたり、ソフトクリームを食べたり、ジュースを飲んだり、

シャーベットに舌鼓を打つことまで否定しろ、と言うわけではありません。

つまり日常的に、水分を摂取するというその時に、冷たいモノではなく、

温かいモノが宜しい、と言っているのです。

例えば子供はお風呂を出た時などに、喉が渇いたと言ったりします。

うちではそんな時は、お湯か、麦茶のお湯割りか、ウーロン茶のお湯割りを、

飲ませます。お陰様でとりあえず、うちの娘たち二人は、風邪体質ではありません。

こうした日常で実践できる本当に役立つ養生のコツ。

こういう情報こそが、すり切れないエヴァーグリーンなコンテンツと言えます。

そんなエヴァーグリーンなコンテンツに満ちた記事を今後も書いていきたく思います。

養生の達人にして南宋の詩人の陸游さんの晩年のお気に入りレシピは、

お粥(かゆ)だったそうです。

陸游さんも腸管免疫の重要性を体感会得していたようです。

2016.06.04 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 「耕」寄稿文

ご報告

先日来、ご報告していた原稿作成の件ですが、

5月20日に発刊された山崎農業研究所の季刊誌「耕」の最新138号の

特別寄稿「3.11から5年 いま必要な養生法とは」として、

11ページに及ぶ大容量の活字論文に結実いたしました。



名だたる有名大学の教授や、農学のスペシャリストらの執筆陣に混じり、

わたしのような一介の鍼灸指圧師が今回も記事を投稿できたのは、

ひとえに編集を担当してくれた編集長のお蔭です。



今回の記事は前回の2年前の「耕」132号における

「3.11福島原発事故後の『養生法』とはなにか」←クリックでご覧出来ます!

の続編といった趣です。




世を見渡せば福島原発事故など、とうに忘れ去られた過去の出来事。

内部被曝など誰も気にしていない。

そんな三猿な世相トレンドに反して、あえて真っ向から内部被曝を論じました。



はっきりいって、今、これだけシビアに内部被曝を真っ向から論じ、

その具体的な対策を提言できる者は、それほど多くないと断言できます。



チェルノブイリの実例を挙げつつ、エビデンスに基づく対策を提言する。

前回の記事よりも今回は格段に進化しています。



ネット配信が始まりましたら、即座にこちらのブログに転載いたします。

まずは、最新のご報告のみをさせて頂きました。

2016.06.01 | | コメント(5) | トラックバック(0) | 「耕」寄稿文

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