兼愛 26

「よろずの事、一時、心にこころよき事は、必ず後に、ワザワイとなる。酒食を欲しいままにすれば、こころよけれど、やがて病となるの類なり。はじめにこらえれば、必ずのちの喜びとなる。灸治をして熱きをこらえれば、後に病なきが如し」『養生訓』巻第一、総論・上35

お灸に対しては大いなる誤解がありまして、「灸は熱いからイヤッ!」という偏見、固定概念があまりに広く普及しております。

実際はというと「灸は熱いから、気持ちイイッ!」「温灸はまるで「そこだけ温泉郷」の桃源郷気分で極楽極楽、アレッ、あたしってば、ヨダレを垂らして眠っちゃったわ、イヤだわ〜、オホホ」がエクスタシーな灸ワンダーワールドなのです。

灸の気持ちよさを一生知らずに、人生を終える者がいったいどれだけ今の世にいるのだろう?

あ〜、もったいね! 灸くらい優れたヒートショックプロテイン医療は広い地球文明を見渡しても、ここ日本だけに存在する希有な奇跡の治療術だぜい!

中医学の本場の中国はもっぱら温灸がメインのようだが、ここ日本にはいまだに輝かしき江戸日本の時代に洗練された直接灸も継承されていて、

灸点紙という灸熱緩和シールを貼って、しっかりとヤケドを予防しながら、昔風の由緒あるモグサを灸師の指で米粒サイズにひねって、ツボに貼った灸熱緩和シールの上に置き、

線香の火を点火すれば、「ほら、そこには自由の女神が優しく微笑んでるっ!」

しかし、あの「自由の女神」が掲げてる燈火はどう見てもオレには温灸器にしか見えない(笑)

お灸も指圧も、ここ日本ではすでに絶滅危惧種のレッドデータのトップ オブ トップの医療に成り下がっています。

どうにか復活させないとね。

現代医学を批判するのがトレンドで、現代医学を糾弾する現代医学界の内部告発者であるカリスマ医師であっても不思議と東洋医学には言及が皆無と来てる。

このようないわゆる二重スパイのようなカリスマ医師を信奉する一般人もまた、だから東洋医学にはほとんど関心がない。

そういったわけで、陰謀や洗脳をすべて乗り越えて、東洋医学にサッとたどり着く本ブログフリークの皆様は本当に素晴らしいと思う、今日この頃です。

今後とも、どうぞ賢者の読者の皆様、当ブログをご贔屓の程、よろしくお願い申し上げます。

さて、ここのところ細胞が自分で自分の成分を食べて分解消化してリサイクルするシステムであるオートファジー(自食作用)について、久しぶりにネタにしております。

このオートファジー・ネタはブログ開設当初から継続して論考しているのですが、昨年はほとんど話題にしなかったようで、ちょっと発酵が進みすぎて、オートファジー系とユビキチン・プロテアソーム系をゴッチャにしておりました。

オートファジー系でヒートショックプロテインのユビキチンHSPを使うのは正確にはシャペロン介在性オートファジーであり、

このオートファジー系とは別の分解系としてユビキチンHSPを使ってリソソームではなく、細胞質に存在するプロテアソームというタンパク分子で出来た分解酵素により変性タンパク質をアミノ酸に変換する分解系がユビキチン・プロテアソーム系でした。

前2稿の記事においては、すでに関係箇所を修正してありますので、その旨、よろしくお願いします。

さてそれでもう一度、確認しておきますが、オートファジーには無差別に何でも分解してかかる飢餓応答タイプのマクロオートファジーと、細胞膜を少しづつ囓(かじ)るように分解するミクロオートファジーと、

分子シャペロンのヒートショックプロテインのユビキチンHSPで特異的にある変性タンパク質だけを選択するシャペロン介在性オートファジーと、

活性酸素を漏出してしまうほどに劣化したミトコンドリアのみを専門に分解するミトファジーの4種類のオートファジーがあります。

そしてこのオートファジー系の分解システムとは別にヒートショックプロテインのユビキチンHSPで変性タンパク質にタグを打って、この標識を付けた変性タンパク質をプロテアソームという酵素でアミノ酸に分解するユビキチン・プロテアソーム系があります。

つまり都合5種類もの細胞内浄化機構が毎時、毎瞬間、ヒト細胞60兆個の細胞内でゴミ処理を滞りなく行っているからこそ、わたしたちは日々、3000個から100万個ものガン細胞を発生させながらも、

それらをすべて分解し、アポトーシスし、リモデリングして、元気にガンにもならず、いやガンになりながらも、生きていられるのです。

このオートファジーとアポトーシスという二大分解系がなければ、細胞内はアッ!という間に変性タンパク質で満たされてしまい、セントラルドグマに供せられるアミノ酸が枯渇し、

また劣化して不要となった細胞がアポトーシスされずに残存してしまい、生きながらに死んでいるような肉体に変貌してしまうでしょう。

オートファジーとアポトーシスに注目して養生法を組み立てている者が、果たしてどれだけいるか?

恐らくは世界を見渡しても、私ひとりかもしれません。

このオートファジーに関して、何が一番のポイントかと申すと、このオートファジー・システムは実は「タンパク質の管理」の一環だという視点です。

まだハッキリとした事は言えないとしながら、オートファジー研究の第一人者が指摘している重要な事柄があります。

それはオートファジーが機能しないオートファジー欠損細胞内にはユビキチン化された変性タンパク質が大量に発見されるという事実です。

これはどんな意味かというと、ユビキチン化されたタンパク質とは本来はユビキチン・プロテアソーム系で分解されるべき変性タンパク質であり、

ユビキチン・プロテアソーム系は欠損していないのに、ユビキチン化された凝集体である変性タンパク質がオートファジー欠損細胞に溜まるのはオカシイのです。

それで仮説としてはオートファジーとユビキチン・プロテアソーム系は連動しているとする説が浮上しており、

つまりは無差別に飢餓応答で細胞質をクリーニングしているとされるマクロオートファジーもまたユビキチン化された変性タンパク質を見つけたうえで、

分解していると見なせるかもしれないということなのです。

えっと、かなりヤヤコシクなってきて、読むのがツライという天の声が聞こえて来ましたので、このへんで引き取りますが、

ようはヒトの身体にとってその機能や構造を支えるもっとも大事な分子であるタンパク質が正常な立体構造を維持し続けることは、

健康でいる上でもっとも大事な要素であり、それゆえにヒトの細胞内には5種類もの変性タンパク質の分解システムが設けられていて、

恐らくはヒートショックプロテインのユビキチンHSPが細胞内のメディアとなって、変性タンパク質が分解されているのであろう、

ということをまずザックリとご理解いただければ良いです。

ヒト細胞には何が何でも変性タンパク質を蓄積させないためのあらゆる仕掛けがある。

そしてその仕掛けのハンドルを握っているのが恐らくはヒートショックプロテインのユビキチンHSPであろう、というのが本稿のキモです。

ヒートショックプロテインのユビキチンHSPが常に細胞内に分泌されて、細胞内に浮游する80億個のタンパク分子の中に各種ストレスによって発生する凝集体である変性タンパク質が、

このユビキチンHSPによって即座に標識化されて、オートファジー系とユビキチン・プロテアソーム系によって、速やかに変性タンパク質がリソソームとプロテアソームで分解されてアミノ酸に変換されて、

細胞質に放出された新たなアミノ酸が細胞核ゲノムの「セントラルドグマ(中心教条)」に供せられて、

「DNA→mRNA→タンパク質」の「流水は腐らず」に「変わらなくあるために、変わりつづけ」る妙なる命の「ひとりする」ありようこそが「健康」である。

ヒトはやはりヒートショックプロテインに導かれて命を運用しています。

『はじめにヒートショックプロテインを味方につければ、必ずのちの喜びとなる』

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2015.02.28 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

コメント欄への回答

fukuchiさん、ご質問いただきまして、ありがとうございます。

「ミトコンドリア・ミステリー」は面白いですか?

さて、私が実践しているのは、スーフィーダンス風、かつ、マイケルジャクソン風、かつ、太極拳風のなんちゃってダンスです。

ようは身心が開放されて、そのエクササイズを終えた後に爽快感があり、疲労感が皆無で、体温が上がって身体がポカポカすれば、

ヒートショックプロテインとβエンドルフィンは確実に分泌されています。

実際にヒートショックプロテインがどれだけ分泌されたかを知るには、被験者のリンパ球を採取して、すりつぶして調べるというかなりやっかいな手続きがいるそうで、

それゆえに、そんな検査をせずにHSP濃度を知る方法として、自分のベストコンディションを体感でいいから感得して、そのテンションの高さがいつ、何によるか?

を把握する方法がHSP指標のリトマス紙になると、研究者らは提言しております。

ようは自分で把握せよと。

この世にあまたあるカルチャースクール的な健康講座と同じ事を私が言っても、私の存在意義はありませんし、

通り一遍の当たり障りのない事を言っても意味がないので、少し私流に言わせて頂くと、

つまりは、自分の身体が何を気持ちいいと感じるかは、その本人にしか分かりません。

よって、これが適切なエクササイズであると他人であるこちらが、何らかのエクササイズをヒトサマに強制指示することは基本的に不可能と判断しています。

ああでもない、こうでもない、と試行錯誤してその経過を楽しんで、めいっぱい自分の身心と対話していく中で、

自分にしか出来ない世界でひとつのオリジナル創作エクササイズを編み出してください。

ポイントはそれをやって気持ちいいかどうか?

あとは、重力負荷を加算せずに、一定の負荷をかける、というのもキモです。

スーフィーダンスは回転ダンスですが、これは恐らくは重力負荷を減殺する方法なのではと私は考えています。

これからも何でもご質問ください。大歓迎です!




koganeiさん、はじめまして。

ご訪問頂きまして、まことにありがとうございます。

えっと、誰もが実はガン患者であり、ガンを克服して生き延びているガンサバイバーです。

というのも、ヒトは日々、3000個から多いと100万個ものガン細胞を生み出しながら、

日々を普通に健康に過ごしておりますから、ある意味、ヒトはみな癌と共にガンと共生することを宿命づけられた生き物なのです。

ただ人体はガン細胞を増やさない遺伝子や免疫をちゃんと備えておりますから、日産〜100万個ものガン細胞は通常は自然にアポトーシスされて、大きくはなりません。

それでこのヒト生理に欠かせないガン細胞が大きくなった場合が問題ということなのですが、

通常の自然生理におけるガン治癒システムである分解系のオートファジーとアポトーシスを通常よりも、より活性化させることで、

こういった固形ガンの自然治癒は可能だろうと見込まれます。

実際に確実に固形ガンが消滅した確固たるエビデンスがある例としては、

コーリーの毒治療、丹毒症の経過後、丸山ワクチン、マクロビオティックにより末期ガンを完全寛解させたアンソニー・サティラロ博士の例、などがあります。

これらに共通するガンの自然治癒のメディア(媒介物)こそが、ネバネバ多糖体分子とヒートショックプロテインであると私は見ています。

ネバネバ多糖体分子が摂取されて、ヒートショックプロテインが分泌されることで、自然免疫と獲得免疫の真の意味での司令塔であるマクロファージや樹状細胞の細胞膜受容体トールライクレセプターが

この多糖分子とヒートショックプロテインを受容して、この免疫細胞が多糖分子とヒートショックプロテインをトールライクレセプターで受け取った事が起点となって、

マクロファージや樹状細胞からインターフェロン(ウイルスやガンを抑制する分子)や腫瘍壊死因子(文字通りガンを撃退する分子)やインターロイキン(炎症を誘発し、免疫細胞を活性化する)

などの各種サイトカインが分泌され、結果として活性化したNK細胞やキラーT細胞がガン細胞を見つけてパーフォリンやグランザイムやフラグメンチンのガン細胞を分解する酵素をガン細胞へと噴射して、

ガン細胞がアポトーシス誘導されてガン細胞が小さな断片となり、最後の最後にマクロファージに貪食されて、ガンは完全に消えてガン治癒が導かれると

解読できます。

実はこれと同じことを、日常に我々は意識せずに毎日やっているからこそ、〜100万個ものたくさんのガン細胞と共に健康に暮らしているのです。

治療院での実績では、これは現代医学のガンの三大療法との併用となりますが、初期のガン発見後の外科手術、抗ガン剤を経て、

術前、術中、術後、とずっと指圧と温灸を継続して、手術後のそけい部のリンパの腫れの発現も完全に抑制できて、

抗ガン剤の副作用の手足先の痺れも残らずに、あらゆる意味で非常に良い予後の経過をたどり、

今現在は元気に職場に復帰した例がたった一例ですが、あります。

何人もガン患者を扱っておりますが、ほとんどはこちらが継続治療の成果を見せる間もなく、

色んな意味で、あえない結果となるケースがほとんどですが、たった1例でもこうした実例があると、

ヒートショックプロテインの効能の素晴らしさを実感できます。

ネバネバヒート養生法とは簡潔にまとめれば

①植物性食を7、動物性食を1、の臼歯門歯28本、犬歯4本の歯の構成比に準じたヒトの生物学的な食律レシピの摂取により、植物の細胞壁に豊富に含まれるネバネバ成分の多糖体分子を大量に取りこみ、腹腔マクロファージのトールライクレセプターを刺激し、免疫細胞を活性化する。

②自分が気持ちいいと感じる何らかのエクササイズの実践をもって、体温を数度上げる習慣を身につけることで、ヒートショックプロテインを体内に充溢させて、ヒートショックプロテインによる適応的細胞保護(アダプティブ・サイトプロテクション)なライフスタイルを確立する。

の2点に集約できます。

ネバネバ多糖体はそれ自体がヒートショックプロテインを分泌させる優れた食成分ですので、ネバネバだけでもヒートショックプロテイン的な成果が期待できます。

ネバネバにはもれなくヒートショックプロテインのオマケが盛りだくさん!

優れた医療とはヒートショックプロテインを味方にできる医療であり、世界でいっとうヒートショックプロテインを味方にできる医療こそが東洋医学、鍼灸指圧です。

簡潔と言うわりには、少し長くなりましたが、ネバネバヒートの解説はこんな感じです。

2015.02.28 | | コメント(3) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 25

「養生に志あらんヒトは、心に常に主あるべし」『養生訓』巻第一、総論・上34

養生や健康に関して何か物申すということは、これは私たち医療者の場合は実に責任が重大です。それは当然でこちらは医療のプロなのだから、もしもいい加減な事を言って世間を混乱させるような事があってはならないに決まっています。

だからこうしてなにか情報を発信するには、その情報は正確でなければならず、決して間違いがあってはなりません。

東洋医学において最高の医療者は未病治の上医です。未病治は治未病とも書きますが、「いまだやまいならざるをちす」と読み、その意味は「ヤマイになる前に養生をして病気にならないライフスタイルを確立する」とストレートに訳せます。

解剖学者の三木成夫博士は「東洋医学とはいったい何か。それは一言でいえば、細菌と共存する世界のようだ。そこでは、だから、つねにそれが可能な体質が問題となる」と私たち鍼医にとっては宿題とも取れる言葉を遺してくれました。

「細菌と共存する世界」において「未病治の上医」なるライフスタイルをすべての者が獲得できる道しるべたらんと、本ブログはこれからも正確かつ精密な情報発信に励んでまいります。

さて前稿では久しぶりに細胞質浄化機構であるオートファジーに触れて、養生法や健康指南のカテゴリーにおいてオートファジーに言及する者はまずおりませんが、実はオートファジーやその機構のキモとなるリソソームがいかに大事かと訴えました。

せっかくオートファジーにご登場いただいたので、エスプレッソなミクロのオートファジー宇宙をインフレーションに超急膨張させて、インフラトン場を生みだして、ビッグバンを起こして、誰もが楽しめるアメリカンな薄い味に伸ばしてみます。

前稿記事の後半部にあとから加筆して付け足した内容に「ガンとオートファジーの関係」があります。

ガンの原因には諸説があり、いまだ侃々諤々とガンの原因は取りざたされておりますが、いちおう正統医学ではガン細胞は遺伝子変異の結果生じた細胞とされ、チマタの流行りはガンの原因はミトコンドリアの異常にある、とするミトコンドリアと絡めてのガン解読も今やトレンドとなりつつあります。

わたしがミトコンドリアとガンについての情報をはじめてネット上に発信したのは今から5年前ですが、その頃からすれば随分とミトコンドリアも知名度を上げて市民権を得て、今やミトコンドリアは養生や健康に関する一大トピックへと育ちました。

ブームになる前からミトコンドリアをプッシュしていた者としては、ミトコンドリアブームの到来はまことに嬉しい事態であり感慨もひとしおであります。

ミトコンドリアはヒト細胞内に共生しているかつては細菌だったオルガネラであり、原始真核生物と共生を開始した12億年前頃から真核生物の体内において、酸化的リン酸化を行い酸素と栄養素からATPを生み出すことで宿主細胞を生かしてきました。

このミトコンドリアという細胞内小器官は独自のゲノムを保有しておりますが、そのほとんどすべてのミトコンドリアDNAの遺伝子をそっくりと宿主細胞と共進化する過程で、レトロウイルスのゲノムが内在性レトロウイルスとなってホストのゲノムに融合するように、

ミトコンドリアゲノムも宿主細胞の細胞核DNAへと融合しております。よってミトコンドリアを理解する上で、もっとも重要なポイントはミトコンドリアを単独で捉えることなく、常に宿主細胞と一体の存在であるという視点です。

しかし、チマタのミトコンドリア論の大半はどういうわけか、宿主細胞とミトコンドリアを一体として捉えずにミトコンドリアをまるでいまだに宿主細胞に共生したままの細菌と勘違いした論理がそのほとんどなのです。

このようなミトコンドリアをまるで他者(たしゃ)のように、あるいは居候(いそうろう)のように捉える視点では、やはりどうしても細胞生理の本質を見失い、おかしな論理がまかり通ってしまいます。

ミトコンドリアがかつては好気性光合成細菌であったとしても、今は完全に宿主細胞の細胞内小器官なのですから、やはりミトコンドリアだけを見て論理を組み立てるのではなく、ミトコンドリアと宿主細胞をまったくの融合共生体として「細菌と共存する世界」と見るのが望ましいです。

これはかつてミトコンドリアと宿主細胞を分離して養生論を展開していた自分への大いなる反省であり、自分への戒めです。

さてこのミトコンドリアが不調になると細胞生理も不調になることはすでにかなり常識となっておりますので、敢えて今回はミトコンドリアの機能うんぬんにはあまり触れませんが、

不調になったミトコンドリアが活性酸素を細胞質に漏出すると、宿主細胞の細胞核ゲノムが活性酸素の酸化作用で傷害されて、細胞核ゲノムの遺伝子が変異してガン化が起こると正統医学でも語られています。

この正統医学の、ガン原因はミトコンドリアの不調にある、とする論法をもとにオートファジーと絡めて解読します。

ミトコンドリアは細胞核の周囲にまるでクモの巣か神経網のようにネット状に連なって細胞質に存在し、まるで細胞核を守る砦(とりで)かバリアーのような役目をしていることがよく知られております。

ミトコンドリアはATPを合成するだけでなく、ステロイドホルモンを合成し、骨成分のヒドロキシアパタイトなども産生しておりますが、解毒酵素チトクロムP450を保有して、

細胞内に侵入してくるあらゆる毒素や重金属などをミトコンドリア内部で酵素反応によって解毒して、細胞核ゲノムがこれらの有毒因子により傷害されるのを防いでいます。

しかし、あまりに細胞内に侵入する毒素が多ければミトコンドリアもこれに被曝して不良品のミトコンドリアが出てきます。

こうした不良品のミトコンドリアが生じた場合には、ミトコンドリアは独自の連携で傷ついたミトコンドリアをミトコンドリアネットワークを使って融合してしまい、

傷害性のあるミトコンドリアはただちに正常化される仕組みがミトコンドリアに備わっています。ミトコンドリアはいかに傷ついてもただでは起きないのです。

ところがこうしたミトコンドリア独自の修復機序をもってしても、傷ついたミトコンドリアが修復できない場合には、この不良品となったミトコンドリアから活性酸素が漏れ出して、細胞質の他の小器官や核ゲノムを傷害してしまうのです。

そこでこのような不良品のミトコンドリアが生じてしまった事態を打開する機構こそがオートファジーという細胞内浄化機構であり、

マクロオートファジーも不良品のミトコンドリアを無差別に分解できますが、特にこの不良品になったミトコンドリアだけを選択的に識別してミトコンドリア専門のオートファジー機構までが用意されています。

これを「ミトファジー Mitophagy 」またはマイトファジーと呼びます。つまりミトコンドリアの不良品がミトコンドリア独自の修復機序で処理できかねる時には、ちゃんと不良品ミトコンドリア専門のオートファジーが細胞には用意されており、

決してミトコンドリアの機能不全が起きないような水も漏らさぬ厳重なシステムが厳然と細胞には存在するということなのです。

このように不良品ミトコンドリアの管理が徹底していることから、ミトコンドリア研究者をしてガンの原因にミトコンドリアの不調など無い、と言わしめるのです。

オートファジーという細胞質を常にクリーンにフレッシュに正常に保つ方法には、飢餓時に特に活性化されるマクロオートファジーが有名ですが、

それ以外にはリソソームが直接に細胞膜を囓(かじ)って細胞膜を少しずつリニューアルするミクロオートファジーと、

ユビキチンというヒートショックプロテインによって特異的に変性タンパク質を識別して、ミトコンドリアが産生するATPというエネルギーを使いながら変性タンパク質をアミノ酸に変換するシャペロン介在性オートファジーがあるのですが、

これら3種のオートファジーに加えて、さらに不良品のミトコンドリアを専門に分解するミトファジーがあったのです。

ミトファジーがうまくいかずに不良品のミトコンドリアが放置されたままになると、この不良品のミトコンドリアから漏れ出す活性酸素により細胞核ゲノムが傷害されて細胞がガン化したり、細胞が変性するという仮説がすでに提出されています。

ミトコンドリアの不調がガンの原因ではなく、不調のミトコンドリアを分解するミトファジーの不調が真のガン化の原因である、というのがオートファジーとガンとの関連で見えてくる新たな視点です。

実際に大脳黒質におけるミトファジー不全が脳細胞のドーパミン産生を抑制してしまいパーキンソン症候群が発症するという、ミトコンドリア除去の失敗であるミトファジー異常症が神経変性疾患の原因だろうとする説やそれに関するエビデンスの報告がすでに挙がっております。

ミトコンドリアがヒトの健康を握っているのなら、不良品と化したミトコンドリアを除去するミトファジーというオートファジーシステムはもっとヒトの健康を強く支配していると言えそうです。

ミトコンドリアとオートファジーについてはザックリとこのくらいにして、本題の「ガンとオートファジーの関係」については、

ひとことで言えばオートファジーが不全になるとガンに罹りやすくなり、ガンに罹るとオートファジーが亢進する、と言えます。

マクロオートファジーとミクロオートファジーとシャペロン介在性オートファジーとミトファジーの4種類のオートファジーシステムは、

細胞内を変性タンパク質や乳酸や不良品のミトコンドリアなどの正常な細胞生理にとって傷害となる分子から守り、それら傷害分子を常に掃除することで、

細胞生理を「流水は腐らず」の「変わらなくあるために、変わり続け」させる実に優れた細胞リニューアル機構なのですが、

もしもこの4つのオートファジーが何らかの原因で不調になると、即座に細胞質には常に80億個のタンパク分子が存在しますから、

これらのうちのフォールディングに失敗したような変性タンパク質が細胞質内に蓄積されていきます。

この変性タンパク質の蓄積こそがいわゆる「凝り」の原因物質であるというのが私の23年の臨床経験が導いた凝りとは何ぞや?の結論です。

そして細胞内に変性タンパク質が溜まり、不良品のミトコンドリアが滞積することで細胞核ゲノムが遺伝子変異を来たし、最終的にガン化が起こると正統医学と整合性を持たせます。

わたしが再三にわたりヒートショックプロテインを分泌できる鍼灸指圧や、あらゆる「あったかいんだから♪」メソッドがガン予防に有効である、となぜ主張してきたかと言うと、

ヒートショックプロテイン分泌によりユビキチンというヒートショックプロテインを追加することで、シャペロン介在性オートファジー(ユビキチン・プロテアソーム系も含む)が起動して変性タンパク質が分解されるからであり、

ユビキチンというヒートショックプロテインはガン抗原の提示をMHCを介してガン細胞に促して、ガン細胞の自然なアポトーシスを促進できるからだったのです。

医療のプロにあるまじくダテにいい加減に不正確にシロウト考えで、これまでヒートショックプロテインを推奨しているわけではないのです。

アポトーシスという自然なプログラム細胞死の機序も細胞核ゲノムが主導する基本モデルの他に、ミトコンドリアによるアポトーシス、ヒートショックプロテインによるアポトーシス、免疫細胞によるアポトーシスのオプション・アポトーシスがありますが、

さらに細胞質内をいくらオートファジーでクリーニングしても、もうこれ以上はキレイにならないと判断された場合に細胞まるごとをアポトーシスしてしまうオートファジー型のアポトーシスがあると言われています。

つまり分解系のオートファジーは4種類(ユビキチン・プロテアソーム系も含めれば分解系は5種類)もありますが、

プログラム細胞死のアポトーシスもザッと見積もってゲノム主導、ミトコンドリア、ヒートショックプロテイン、免疫細胞、オートファジーと5種類もあるのです。

4種類のオートファジーを駆使して細胞をクリーニングし続けて、それでも細胞がもう使い物にならない場合には5種類のアポトーシスをもってして劣化してしまった細胞は消去される。

この多重構造のオートファジーとアポトーシスによる細胞管理をもってしても、劣化した細胞が消去できない場合に限って、劣化した細胞は最終手段のガン化のスイッチを押すと私は見ています。

であるからこそガン化した細胞内では今度はオートファジーが亢進して、ガン細胞内の細胞質に溜まっていた変性タンパク質をもとにアミノ酸に変換して糖新生をすることでガン細胞を生かそうとするのであり、

ガン化した細胞にはガン化するだけの使命があるからこそ、本来ならガン細胞を攻撃してアポトーシスするはずの免疫細胞のマクロファージやT細胞がガン細胞の「敵ではなく味方」となって、ガン細胞を護衛するのです。

腫瘍関連マクロファージと制御性T細胞とオートファジーとガンとの関連から見えてくるガン細胞の真相とは、ガン細胞はまぎれもない命のひとつのありようであり、命の「仲間である」という真実でした。

マクロオートファジーは飢餓応答に腹が減ると活性化し、シャペロン介在性オートファジーとユビキチン・プロテアソーム系とミトファジーは

「あったかいんだから♪」な鍼灸指圧やストレッチや各種エクササイズでヒートショックプロテインのユビキチンHSPを分泌することで起動できます。

オートファジーの活性化という養生論を語るのは、恐らくは本ブログだけです。

どうぞ、本ブログフリークの皆様におかれましては、これまで通りネバネバヒート養生法に励むことで、オートファジー活性化に努めてくださることをお願い申し上げます。

『養生に志あらんヒトは、心に常にネバネバヒートあるべし』

2015.02.27 | | コメント(3) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 24

「富貴財禄は外にあり、求めても天命なければ得がたし。無病長生は我にあり、求むれば得やすし。得がたき事を求めて、得やすき事を求めざるはなんぞや。愚かなるかな。たとえ財禄を求め得ても、多病にして短命なれば、用なし」『養生訓』巻第一、総論・上32

いやはやなかなか益軒先生も締めるときはビシッと締めて、なかなか手厳しいです。

ゼニをどんだけ積んでも、健康じゃなければ生きてる意味はない、なんてそうそう言えませんよ。

だからこそ、ゼニがあろうとなかろうと、人生第一の大事である養生法の探求に努めるのです。

ということで、ここのところ他サイトの健康指南トレンドとの違いを鮮明にするために、かなり先鋭的な物言いを連発しております。

この際なので、完全に論破しておきます。

さて「酸化=悪」、「乳酸=悪」もまた、新手のステルスマーケティングにおびき寄せる洗脳商法であることを解析してみましたが、

前稿で触れた細胞質に解糖系の中間分子で生じる乳酸がウンヌンのくだりの、ここの「乳酸問題」をもう少し咀嚼しておきます。

なんでもこの乳酸こそが諸悪の根源であり、乳酸こそ退治できれば万々歳、とも取れる論理が間々見受けられます。

いわゆる筋肉痛の原因とか、凝りの原因がこの乳酸なる物質だという定説はかなり古くから語られております。

しかし、本当に乳酸が凝りの原因であり、この乳酸が細胞質に蓄積することが癌の原因であったり、あらゆる不定愁訴の原因なのか?

本当のところは真偽は不明です。あくまで乳酸をワルモノとして論理的整合性をもたせれば、こういった「乳酸害悪説」が成り立つ、というだけのハナシなのです。

ワルモノがいて、はじめてイイモノのヒーロー役の医療とか医療詐欺の見せ場が出来るわけで、

このへんは頭を使って、ひとひねり加えないと、虎の子の「富貴財禄」を詐欺師どもにかっさらわれるハメに陥ってしまいます。

本ブログ読者に限っては、むろん、そんなインチキに騙されることはありませんが、取りあえず私の意見を主張しておきます。

鍼灸指圧師になって、これまで23年間の臨床経験を通して「凝り」とは何か?をずっと沈思黙考、追及してきた私に言わせれば、

凝りは別に乳酸の蓄積なんかじゃなくて、これはひと言で言えば、変性タンパク質だろうと推定しております。

そもそも乳酸なる分子は分解されてグリコーゲンに変換できる細胞が産生したエネルギーですから、はなっから乳酸をワルモノとする論法じたいがまるっきりオカシイのです。

そして、通常はもしも乳酸なり、変性タンパク質なりが細胞質に溜まった場合には、細胞質のクリーニング機構が起動して、これらの大きい分子は分解されて、リサイクルできる低分子の分子に変換されます。

細胞質の浄化システムはメインはマクロオートファジーと呼ばれるATPを使わないで、いきなり風呂敷のような膜が細胞質に出現して、老朽化したミトコンドリアや乳酸や変性タンパク質など、

ありとあらゆる細胞質の不要品を無作為にガバッとマジシャンのようにオートファゴソームという膜で覆って、

リソソームという黒いハットならぬ70種類の分解酵素を含むpH4〜5の酸性の溶液をくるんだ袋にポイッと融合して、

リソソーム内の分解酵素がドッとオートファゴソームの袋に放たれると、オートファゴソーム内に呑み込まれていた老朽化したミトコンドリアや乳酸や変性タンパク質や脂肪や多糖が、

分解酵素で消化されて、老朽化したミトコンドリアはアミノ酸の断片になり、乳酸はグリコーゲンになり、変性タンパク質もアミノ酸になり、脂肪は脂肪酸とグリセリンになり、多糖は単糖になって、

最終的にリソソーム膜からまた細胞質へと、

鳩ぽっぽやトランプのカードではなく低分子になって放出されます。

まるで引田天功かマリックさんかの、見事なマジックショー!

こうして魔法のようなマクロオートファジーという自食作用により、通常は細胞質に乳酸や変性タンパク質や老朽化したミトコンドリアは絶対に溜まらないようになっています。

この細胞がまるでタコが自分の足を食べるように、自分の細胞成分を食べることをギリシャ語で

自分を意味する「オート auto 」と食べるを意味する「ファジー phagy 」をくっつけて

「オートファジー autophagy 」と呼ぶことについては、これまで本ブログでは何度もネタにしております。

それでマクロオートファジー以外にも細胞質浄化システムにはいくつかのオプションがありまして、リソソームが細胞膜にくっついて細胞膜を食べるミクロオートファジーと、

我らがヒートショックプロテインのユビキチンというタンパク分子で特異的にある変性したタンパク質だけを選択的にラベルを打って、

リソソームで分解するシャペロン介在性オートファジーが有名です。

このオートファジー系の分解システムとは異なりますが、やはりユビキチンというヒートショックプロテインで選択的にある特定の変性タンパク質だけにタグを付けて、

プロテアソームという分解酵素に引き込んで、タグの付いた変性タンパク質を分解するシステムはユビキチン・プロテアソーム系と呼びます。

つまりオートファジーにはマクロオートファジーとミクロオートファジーとシャペロン介在性の3つの系が存在し、それ以外にユビキチン・プロテアソーム系という分解系があるのです。

今回は読者が離れそうな、久しぶりに耳慣れない生理学用語がてんこ盛りの展開となっております。

ファジー、ファージという言葉が「食べる」を意味するというのは私などはやっと普通感覚になじんできましたが、

このオートファジー以外にも、免疫細胞のマクロファージや、バクテリアを選択的に分解するウイルスであるバクテリオファージなども、同じ「ファージ語ファミリー」であり、

そのどれもが合成系ではなく分解系であることは実に興味深いです。

ということで、実はオートファジー(ユビキチン・プロテアソーム系も)があることで、細胞質には乳酸も変性タンパク質も変性したミトコンドリアも決して蓄積しないシステムが厳然として存在するという事実を無視して、

ようは「乳酸怖い怖い詐欺」が展開されていることに気づいてほしかったというお話しでした。

オートファジーのキモ中のキモは、実はリソソームによる分解にあります。

リソソームという細胞内小器官は恐らくはまったくノーマークで、誰の関心も寄せられず、ほとんどの健康指南フリークがスルーしているまことに可哀想なオルガネラなんですが、

どうしてどうして、このリソソームが無ければ細胞質に乳酸や変性タンパク質や老朽化したミトコンドリアなどが溜まってきて、細胞内生理がガタガタになってしまうのですから、

リソソームくらい大事な器官はないとも言えるのです。

個体レベルで食べたものを消化分解してくれる口腔や胃や小腸や大腸や膵臓や胆嚢や肝臓やの消化器官の腸管内臓が大事なのと同様に、

細胞内に外部から細胞膜を使って直接にエンドサイトーシスによって取りこんだ分子や、細胞膜のトランスポーターやチャネルから取りこんだ分子や、細胞内に発生した余剰産物や変性物質を

消化分解してくれるリソソームは本当に重要な役割を担っているのです。

リソソームに何らかの失調が発生すれば即座に細胞質には変性物質が溜まってきますから、もしかすると細胞変性の原因にはリソソームの失調という原因があるかもしれません。

細胞内において酸性な器官はリソソーム内のpH4〜5だけです。中性の細胞質にリソソームの酸性の液体が漏れ出すことが無いように、リソソーム膜はむろん厳重に封がしてあります。

細胞質が酸性に傾くことなどあり得ません。もしも細胞質が酸性になれば中性の細胞質でのみ活性を保つ酵素がすべて失活して、細胞は機能不全に陥り、アポトーシスに導かれます。

そしてアポトーシスに導かれない場合には、オートファジーが亢進して細胞質の変性タンパク質や乳酸からグルコースを糖新生して、細胞質を浄化しながら細胞は最後の手段であるガン化のスイッチを入れます。

これこそが癌の真相です。オートファジーがガン細胞で亢進しているということは、ガン細胞内には乳酸など蓄積しないということなのです。

今から80余年前に活躍したドイツの生化学者オットー・ワールブルグ博士にして、さすがにまだわかり得なかったガン細胞の機序がここ20年ほどでブレイクしたオートファジー研究の成果でした。

ガン細胞は必死にその細胞質をオートファジーを亢進することでリニューアルして、クリーニングし続ける超キレイ好きな細胞だったということです。

命の真相がパラメーターやファクターの散乱するカオス宇宙であることを、まざまざと見せつけるリソソームの真実。

なかなか神なる命の解読は、そう単純に、シンプルにはいかないのよ!

だからこそ、面白いし、不可思議だし、命を「畏れ、慎む」心、精神が芽生えるのです。

「愚かなるかな」を脱して、賢くあらんとする養生法でなければね。

2015.02.26 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 23

「無病長生を求めて、養生を慎み、身を保たんとするヒトはまれなり」『養生訓』巻第一、総論・上32

前稿では少し気合いを入れすぎて記事のボリュームがいつもよりもだいぶ割増しになってしまいましたが、言いたいことをハッキリと述べることができまして気分がスッキリといたしました。

わたしが世に流布する「これさえやれば健康になる」「これこそがガンの原因」「ガンの原因はこれだから、これがガンの特効薬だ」なる疑似科学な詐欺的言説をなぜ見抜けるかと申すと、

それは毎日、ヒトサマの身体を耕して、ヒトサマの養生の手伝いをして、そうした営為を通して、イノチの何たるか?を教えて頂いているからなのです。

これまでガンに罹った患者も何人も触ってきましたから、ガンの末期の身体がどのような状態になるかはこの指が知っております。

ガン末期には確かに特有の凝りとでも呼べる異様な筋肉の堅さが見られますが、

このガン特有の筋肉の堅さのモトこそが、乳酸と呼ばれる物質でこの乳酸蓄積がガンの原因であるする言説を、実は私も以前は無邪気に単純に信奉しておりました。

しかしこのガン末期の身体が示す特有の筋肉の堅さは断じてガンの原因ではなく、ガンに適応したプロセスであり、ガンに適応したプロセスの結果の堅さであることに気づきました。

そう「乳酸蓄積は原因ではなくプロセスであり結果」なのです。

つまり、世に流布する「ガンの原因は乳酸の蓄積にある」とするロジック(論理)は、本末転倒の「原因と結果」を見誤った単なるデマであり、

この論理をもって「乳酸蓄積はいわゆる凝りだから、凝りをほっとくとガンになる」という疑似科学な線形ロジックを構築し、

凝りである乳酸を取り除けば、ガンなど簡単に治せる、というメチャクチャな暴論が今やそこかしこで展開されているのです。

しかしほんの少しでも治療をナリワイとして、ガン患者に接したことがある医療者ならば、いかにガン患者の身体が堅いかをよく知っており、

そんなに簡単にその堅い身体が柔らかくなるわけがないことを実際に指が痛くなる経験を通して「痛い」ほどにわかっておりますから、

絶対にこうした「こうすれば簡単にガンが治る」なる「簡単な」という言葉を使用した言葉巧みなインチキ理論には絶対に騙されません。

そして、ではなぜ末期ガンになるとこれほどまでに身体が堅くなるのか?の真意をひたすら沈思黙考する日々の中から、

やがて、ガンの声が、命の囁きが、聞こえるようになるものなのです。

イノチが申すには「身体を堅くすることで、悪化し続ける環境圧ストレスの負荷に対抗しているだけ」だそうです。

ここまでの記述を通して言いたいことは、私のような医療行為を通した実際の経験がある者は世に流布するインチキ学説のあらかたすべてを見抜けますが、

実際の経験知が無い普通の一般人のシロウトさんには、なかなかそうしたインチキ理論は見抜けませんので、

よって実際の経験知があるいち治療家であるワタシが勝手に世に流布するインチキ理論を片っ端からぶった斬っているという次第です。

ガンがそんなに簡単に治せれば、そりゃあ医者も鍼医もこんなに苦労はしないから、そんな奇跡のガン治癒メソッドが開発されてるなら、

それこそ医者も鍼医もいったいそれはどんな理論か興味津々で真っ先に飛びつきます。

そしてもしも本当にそれが真の意味でヒトの免疫系の機序と合致しており、ちゃんと論理的整合性をもって正統な生理学の機序でもって

治癒機転を説明できたとすれば、その世紀のガン治癒療法を絶賛し大々的に推奨するはずです。

しかし、こうした例はマレというか、なぜかまったくありません。

医療利権の陰謀により封じ込められたとか、医薬利権により弾圧されたとか、そんな陰謀論全開のマクラコトバが付着した誇大妄想もはなはだしい奇跡のガン治療法と謳うわけのわからん療法に、

なぜ普通の医療者が興味を示さず、一般人も関心が薄いかと言えば、それがデタラメでトンデモだと普通の感性があれば見抜けるからなのです。

つまりまともなセンスとほんの少しの正統な医学知識があれば、奇跡のガン治療法などがこの世に存在しないことは常識なので、

みんながみんなそんな意味不明のインチキガンコンテンツを激スルーしているわけなんです。

もしも奇跡のガン治癒メソッドと謳うモノがあって、もしもそのメソッドが正統な医学理論でもって、正確にガン細胞がアポトーシスされる機序を説明できた場合のみ、

それはトンデモではない正統な理論、技術として世間に認められますが、そうでなければどんなに素晴らしい理論技術と言っても、世間には決して認められません。

ひとことで言えば「ガンを簡単に治す奇跡の療法」「ガンを含む万病を一瞬で治す方法」などこの世には存在しませんが、

ガンと共に生きる真の養生法は確かに存在します。

その「ガンは敵ではなく味方であり仲間であり、イノチは敵ではなく味方であり仲間である」

とする真の養生法を提言し続けてきたのが、本ブログでありました。

ヒトの身体には毎日3000個から100万個もの膨大な数のガン細胞が発生しておりますが、このほとんどすべてが通常生理における

ガン細胞のアポトーシス機序によって、消去されて、新生細胞にリモデリングされています。

つまりはこの日々発生する膨大なガン細胞を含む60兆個のヒト細胞のアポトーシスとリモデリングを滞りなく円滑に運営させる養生法だけが、

真の養生法と言えるのです。

「百病は一気の留滞により生ずる」とはかの江戸期のヒートショックプロテインドクターであった「湯の熊灸庵」先生こと後藤艮山の言葉ですが、

ヒトの身体は機能も構造もタンパク分子のナノマシンによって運営されており、60兆個の細胞も1京8000兆個のミトコンドリアも、

数百兆個の常在菌も、いまだ実数は把握されていないが間違いなく存在しヒトと共生している膨大なウイルスも、

みなその細胞膜や細胞壁やキャプシドやエンベロープを糖タンパクで覆っております。

よってこの生命を司る最も重要な分子であるタンパク分子の構造を常に整えておくことが、

百病を予防し、60兆個の細胞のアポトーシスとリモデリングの回転力を止めない秘訣となります。

タンパク質の管理を一手に引き受けるタンパク質がヒートショックプロテインなのです。

ヒートショックプロテインを味方に付ける養生法が真の養生法です。

植物性多糖体のネバネバを食べるとヒートショックプロテインが腸管上皮から分泌されて、

小腸粘膜の腸管免疫の主役である腹腔マクロファージの細胞膜受容体トールライクレセプターにネバネバとヒートショックプロテインの両方がヒットし、

自然治癒における身体内の化学反応を促進するメソッドである鍼灸指圧術を施すと、皮膚や筋肉や血管や組織や臓器のあらゆる部位からヒートショックプロテインが合成されて、

この鍼灸指圧ヒートショックプロテインも腹腔マクロファージの細胞膜受容体トールライクレセプターにヒットして、

腹腔マクロファージの細胞膜受容体トールライクレセプターに始まるインターフェロンや腫瘍壊死因子やインターロイキンのサイトカインの分泌により

NK細胞やNKT細胞やキラーT細胞が活性化されて、ガン細胞やウイルス罹患細胞や老化細胞が片っ端からアポトーシスされて新生細胞にリモデリングされます。

ヒートショックプロテインを自然に分泌させることが出来るネバネバヒート養生法こそが、

ゼニなど一銭も追加せずに、自前でイノチを養う奇跡のガン治癒メソッドだったのです。

『 無病長生を求めて、ネバネバヒート養生を慎み、身を保たんとするヒトは、本ブログ読者に限ってはマレではなく、多数あり 』かも?

2015.02.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 22

「イノチの長短は身の強弱によらず、慎むと慎まざるとによれり」『養生訓』巻第一、総論・上31

しからば慎むとは何ぞや?慎まざるとは何ぞや?

万事万物を畏れるのが「慎む」ことで、万事万物を畏れないのが「慎まざる」となりましょう。

ことイノチの分野においては、イノチを畏れることが最も大事です。

ではイノチとは何ぞや?

これまた難問です。今や健康指南における定番の決めセリフは「病気の原因は酸化だから、還元すれば良し」という疑似科学ロジックが花盛り。

これぞイノチを畏れないハチャメチャな暴論でありまして、生理現象に関わるパラメーター(構成要素)はまだカウントがすべて終わらない程に

無数存在し、ビョウキの原因とされるファクター(因子)もまたたったひとつの原因に収斂することは不可能な程に複雑に絡み合っているのは

まともな大人思考ができる基本的な科学精神がある者には常識です。

こうした膨大なパラメーターとファクターの粒子がヒトの生理現象においては散乱し、ランダムに飛び交い、ブラウン運動を展開しつつ、

ホメオダイナミズム(動的恒常性)に「変わらなくあるために、変わりつづけ」ながら、「ひとりする」のが

イノチのありようなのですから、その中からほんの「一点と一点」のドットに過ぎない「酸化と還元」という点をつないで線を作って、線形ロジックを構成し

「ほ〜ら、見てご覧!病気の原因はこのように結局は身体細胞の酸化にあるのだから、この酸化現象を何らかの方法で還元できれば、ビョウキとは無縁の人生が送れるんだよ」と詐欺師の皆さんは囁くのです。

それで決まり文句がいつも「酸化は金属のサビと同じく人体のサビ」だから錆びない体作りを心がければビョウキにならないと説きます。

そしてこの「酸化怖いぞ怖いぞ詐欺」の解決策として霊感商法と同じロジックで最後の最後に持ち出されるのが、これを使えば酸化を還元できるという究極の還元マシーンか、還元サプリのたぐい。

たっぷりと洗脳教育で酸化の恐怖を刷り込まれているから、還元真理教の信者さんにはプラシーボがそりゃあ効く効く!絶大なニセ薬効果!

うどん粉をノイローゼの特効薬として飲ませても、2週間はただのうどん粉が患者の精神症状をプラシーボに改善し続けるのは、九州大学の心療内科において実証されてるわけだから、たしかにこういった洗脳商法には一定の医学的な効能があるにはあるのですが、

「あ〜、みるみる俺の体の中の酸化が還元されて、還元されて、還元された先には酸化現象はもう生じない?アレ?ミトコンドリアで行われているのは酸化的リン酸化じゃなかったっけ?酸化があるからATPが合成できるんじゃなかったっけ?なんか還元ばかりを良しとする論理ってオカシクない?まあイイか!酸化はとりあえず「悪」なはずだし。迷ってはイカンのだ!「酸化=悪」「酸化=テロリスト」「酸化こそがビョウキの原因」これっきゃない!お題目を唱えていればきっとイイ事がある。還元、還元、水素、水素、電子、電子・・・」

これってまるでカルト宗教と同じじゃん!

「七代前のご先祖様がアナタに取り憑いて恨みを晴らそうとしてるから、アナタは不幸なのです。もしもそのご先祖様の祟りを取り除きたければ、この高価なハリボテの仏壇を購入して、この高額なただの水道水である聖水を毎日その仏壇に供えて、この原価10円 × 10000倍もする数珠を手にして、毎日、意味不明な念仏を唱えなさい。さすればご先祖様もざぞ喜んで成仏するぞ。もしもそうしなければもっともっとアナタには恐ろしい災いが生じる!」

ってね。健康不安をエサに、とんでもない商売をしてるヤカラが多数散見されます。

彼らのロジックに決して騙されないでください。著名人も実践しているだとか、医者も推奨してるだとか、そんなのは利益供与されてれば宣伝するに決まってるじゃん!広告塔、客寄せパンダだもん!ゼニの奴隷さ!

本当のホンモノは誇大な宣伝もしないし、わけのわからんモノを売りつけたりは絶対にしません。

だって健康とかイノチはオカネやモノでどうこうできるものではないからね。

自然治癒力、ネイチャー イズ ザ ベスト フィジシャン オブ ディジーズ !

「ひとはみずからのうちに100人の名医をもつ」 by ヒポクラテス

オカネでいじくれる程にイノチはチャチではありません。

酸化したから還元すればいいだって?

電子を供給してチャチャチャのチャでほいっ、一瞬で元通りってか?

生きたイノチが錆びた金属と同じであるはずがなかろうに。

ありのままのそのイノチの中にこそ治すチカラがあるんだよぉー!

なんで他者に依存し、他力、他物に頼らなければいけないんだよぉー!

「ターミネーターシリーズ」をよく観ろってんだよぉー!

マシーンじゃないんだって、人間はっ!

あったかいんだから!

テメエの内部をちゃんと見ろってんだよぉー!

オメエそのものが神のなせる命の宿り木、神そのもの、なんだって!

ご神体は自分だって!

わけのわからん馬鹿げた高額な家電マシーンになんか頼るくらいなら、ストレッチにでも励んだ方がよっぽどいいって!

俺は寒い時に、エアスピードスケートをフローリングでやるけど、メチャクチャ身体が熱くなるぜ!

アッチイのなんのヒートショックプロテインなんだから!

ホメオスタシスによって常に体内はアルカリ性に保たれることで、アルカリ性である体液内において何十万もの酵素反応が進行し酸化還元反応を含むあらゆる生理現象が営まれているのです。

そもそももしも細胞内が酸性状態になれば細胞質は本来は中性のアルカリ性であり、そこに漂う80億個のタンパク分子も中性のアルカリ性であるがゆえにその形状を正常に維持できるのですが、

酸性状態にタンパク分子が曝されれば、京都の名物の鯖寿司を見れば一目瞭然!

酢という酸性の液体は鯖の身のタンパク分子を変性させるがゆえに身は白くなって締まるのです。

これは鯖の身であるサバの筋肉を構成するタンパク分子が、お酢の酸の刺激ストレスによってその形状が歪(ゆが)み変性(へんせい)したことを意味します。

つまり酸(さん)とは生命を司るタンパク分子にとっては傷害ストレスの筆頭刺激ということであり、それゆえに体内は胃内と大腸内と細胞内リソソームを除き、すべて中性のアルカリ性に保たれているのがヒトの身体なのです。

であるのなら、細胞が酸化したらば細胞質のタンパク分子はみな変性して凝集(ぎょうしゅう)してしまい、トロトロの生卵(なまたまご)がカチカチの「ゆで卵」になるように透明だったものが白く濁るように固まってしまいますから、

これでは細胞質における糖の分解はタンパク分子で構成された酵素を利用して行いますから、この解糖系も駆動できずにやがてこの細胞は使用不能となりアポトーシスされてしまいます。

つまり細胞の酸化現象が継続し続けることはあり得ない、というのが医学を学んだ者の常識です。

「酸化=悪」の怪しさ、いかがわしさ、インチキ臭さが、だいぶ見えてきましたかね?

この疑似科学な「酸化=悪」の悪徳霊感商法は、今やそこそこ評価できるかと思っていた売れっ子の内部告発系の医者すらも騙す程に高度に進化しつつあります。

活性酸素を諸悪の根源とし、フリーラジカルをテロリストの如くに糾弾する新手の既得利権構築を目論んだ医学アカデミズムの抗酸化学会なんてのもコロッと騙されたか、確信犯かは定かではないが「酸化=悪」説でメシを喰う筆頭ですが、

マクロファージという免疫細胞の中枢に位置する細胞が抗菌剤や抗ウイルス薬として合成している天然の武器が一酸化窒素( NO )という活性酸素種であり、

またこの一酸化窒素は指圧や鍼治療によって皮膚と血管壁からも合成されますが、血管を拡張して血流を増して血圧を下げる天然の降圧剤として、

また脳神経系の認知機能を担う情報伝達分子としてヒトの健康な生理現象には欠くことが出来ない重要な分子であることが近年になり判明しております。

このような活性酸素の善なる側面が実は人体生理に必須であることが今後、徐々に明らかになるかもしれないのですが、

こういった常に人体に発生している膨大な活性酸素やフリーラジカルが実は必須な分子かもしれないなどというコペルニクス的な転回をもたらす事実を一切捨象して、

「活性酸素=悪」「酸化=悪」の大合唱が正統科学と疑似科学の両方面から高らかなハーモニーを醸し出しているのが現在の抗酸化ステルスマーケティングというわけです。

それぞれが自分の姑息な利益、利権の為に生理学用語を悪用しての、浅ましき御用学者と民間のインチキ詐欺師の一大ゲテモノ大行進といったところでしょうか。

さて、つまりは酸(さん)という刺激がタンパク分子を変性させるという事実に着目すると、実は病原性ウイルスに対抗する未病治の養生法アドバイスが展開できるというコメント欄で予告していたハナシにようやくたどり着きました。

ウイルスは浸透圧の変化、凍結融解、熱、紫外線、放射線、乾燥などの物理的なストレスや、フェノール、ホルマリン、酸、アルカリなどの化学的なストレスによって、

アッサリとその病原性の感染力を失う「失活(しっかつ)」状態になることがよく知られています。

普通はウイルスの基本構造ビリオンは、遺伝情報を保持するRNAかDNAの核酸分子をタンパク質の殻であるキャプシドにくるんだ非常にシンプルなミニマリズムの究極美を表現した構造をしています。

だから、ウイルスにとって自己の遺伝情報というもっとも大事なモノを守る防護壁となるウイルスの細胞壁にあたるキャプシドタンパク質が、

物理的なストレスや化学的な刺激によって変性してしまい、ウイルスの外壁である殻(から)にすき間でも生じれば、殻の中に仕舞われているウイルスゲノムも外部環境に触れて傷ついてしまい、結果としてウイルスは感染性を失い死んでしまうのです。

ヒトは料理を発明して火を使うことで、食材に付着していたウイルスをすべて熱変性で失活させてから食べる習慣を編み出して、

自然界のあらゆるものを調理して食べるという他の種にはできない素晴らしい技能を身につけてここまで進化しました。

また発酵食品とは発酵菌が産生する抗生剤のような分泌物により病原性ウイルスを殺す術でもありましたし、お酢で締めるサバ鮨なども酢(す)の酸の刺激によってウイルスを失活させる優れた調理法と言えます。

「料理こそ最高の芸術」とはマクロビオティックの言葉ですが、まさに「料理こそが病原ウイルス対策となる最高の免疫増強法」でもあったのです。

植物たちはフィトンチッドやフィトケミカルという分子を合成することで、病原ウイルスに対抗しております。

旧ソ連のボリス・ペトロヴィチ・トーキン博士はフィトンチッドに抗ウイルス性があるものを発見しております。

ヤナギの樹皮のサリシンはアスピリンの原料ですが、この植物のほとんどが持つサリシンという分子は植物にとっての抗ウイルス薬でもあるのです。

樹皮や葉や根のつまりは植物の細胞壁成分に抗ウイルス成分が合成されるのは、そこがウイルスの侵入路になるからであり、それゆえに植物はその細胞壁に多糖分子を合成して防御しつつ、

それ以上の抗ウイルス分子も合成して我が身を防御しているのです。

インターフェロン・インデューサーというコンセプトを提唱したインターフェロン発見の第一人者の小島保彦博士によれば、植物性食材の捨てる部分であり、

捨てる部分の植物の細胞壁となる皮などに特に腹腔マクロファージのトールライクレセプターを刺激して、免疫細胞にインターフェロンを分泌させることができるインターフェロン・インデューサー分子が豊富に含まれていると報告しております。

植物性の食材を豊富に摂取することはイコールこのような植物が産生するフィトンチッドやフィトケミカルやインターフェロン・インデューサーなどの抗ウイルス分子を大量に摂取することにつながるのです。

世界の長寿村のスタンダードレシピは植物性食7に動物性食1の、ヒトの歯の構成比である臼歯門歯28本、犬歯4本に忠実な食事を摂ることはその筋ではよく知られた事実です。

だからこそ彼ら長寿村の長老たちはそこいらにウジャウジャいる病原的なウイルスに対抗して、感染症になって早死にすることもなく天寿を全うできたのです。

ウイルスもまたタンパク分子をもとに構造化された私たち生命体と同じ仲間なのですから、私たちにとってのストレスはすなわちウイルスにとってもストレスとなるのです。

ウイルスもヒトもすべての生命体は一心同体。だってウイルスが生命のモトなんだから!

タンパク分子を変性から守る分子がヒートショックプロテインなんてのは、ここの読者には耳タコ10の50乗だよね。

そっ、イノチの本質を追究するといつもそこには「ネバネバヒート養生法」が待っているのです。

ウイルスだってネバネバで守られて、ヒートに弱いタチなんだもん。

ウイルスだって、バクテリアだって、ニンゲンだって、みんなみんな生きているんだ、友達なんだ〜♪

ウイルスの弱点を知り、ヒトの弱点も知ることで、ヒトにとって最善の養生法を考察する。

だいたい病原ウイルスに対抗する方法はわかりましたかね?

つまり植物性食を主体にしていれば、インターフェロン・インデューサーが自然に大量に摂取できて、病原ウイルスに対抗できるってわけ。

ゼニなんかかからないでしょ?フフフ。

2015.02.23 | | コメント(12) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 21

「強きヒトは、強きを頼みて慎まざる故に、弱きヒトよりかえって早く死す。また、体気弱く、飲食少なく、常にヤマイ多くして、短命ならんと思うヒト、かえって長生するヒト多し。これ弱きを畏れて、慎むにあり」『養生訓』巻第一、総論・上31

養生のキーポイントは2つで、万事を畏れて、万欲を慎むことにあるわけですが、つまりは養生(ようじょう)とは用心(ようじん)ということになるのかもしれません。

たとえ目だった症状が発現していない健康感がある時にすら、ヤマイを畏れて用心して養生に努めることが、結果として無病息災の人生を約束するのだ、と一貫してマスター・エッケンは主張しております。

慎んで益軒先生のアドバイスを参照し、実践しようではありませんか!

さて、前稿では「ガンの原因はウイルス説」に軽くジャブをかまして、噛みついてみましたが、まだ歯が食い込んで離れませんので、少し犬歯でこの学説の肉を食いちぎって、本稿の奥歯でよく咀嚼してみます。

そもそもこの学説の何がオカシイのか?というと、普通は細胞がウイルスに侵蝕される(例えばレトロウイルスの場合)には、

まず細胞外から細胞膜のレセプターに「鍵と鍵穴の関係」でピッタリマッチするMHC(主要組織適合性遺伝子複合体)を見つけたレトロウイルスは

その鍵穴となる部位に自分の殻の部分のキャプシド蛋白質を吸着させて宿主細胞の細胞膜とウイルスの殻の多糖分子を一体化させることで

細胞内へと向かう門戸、扉(とびら)を作り宿主細胞内に侵入していきます。

こうして最初に宿主細胞の細胞膜のドアを開けてウイルスが宿主細胞内へと侵入すると、

ウイルスはやおら自分が羽織っていたコートを脱ぎ捨てて(これを脱殻・アンコーティングと呼ぶ)、

ウイルス内にみすからのキャプシド内に仕舞っていたウイルスゲノムのRNA情報を逆転写酵素によって

宿主細胞のDNAゲノム内へと組み込みます。

こうなると宿主細胞は最早、ウイルスゲノムの支配下に敷かれて、宿主DNAはウイルスの望むに任せて、子ウイルスを合成するためのタンパク分子の作製を始めて、

ウイルスを組み立てる部品が宿主細胞の細胞質に揃うと、それらは組み立てられて(これを集合・アッセンブリーと呼ぶ)、

ついに宿主細胞内に生まれたたくさんの子ウイルスたちが、宿主細胞の細胞膜を内側から破って

宿主細胞外へと放出(これをバディングと呼ぶ)されていき、細胞外へと放たれたウイルスたちはまた次なる宿主細胞を見つけて感染していきます。

この吸着、侵入、脱殻、核酸の転写複製、蛋白質の合成修飾、粒子形成から放出までの一連の動きがガン細胞内で進行しているのなら、

ガン細胞はセネカヴァレーウイルスによるガン治癒がまさにそれなのですが、常に侵蝕されたウイルスによって破壊されてしまうはずなのです。

それなのに子宮頸ガンの組織にはヒトパピローマウイルスが多数発見されたから、そら見たことか!ヒトパピローマウイルスこそが子宮頸ガンの原因ウイルスだ?だって?

だ〜か〜ら〜、もしもヒトパピローマウイルスが子宮頸ガンの組織に発見されたとしたら、本当の意味でそのウイルスたちはなぜそこに集結しているのか?

ってワタシは聞きたいわけよ。えっ、誰に聞きたいか?って。そりゃあ、ヒトパピローマウイルスにね。医学アカデミズムには別に聞く気はありません!

セネカヴァレーウイルスは「ガンを治す」ためにガン細胞に侵入するが、では本当にヒトパピローマウイルスはガンを引き起こす原因として子宮細胞に侵入しているのか?

もしも本当にヒトパピローマウイルスが子宮頸ガンの原因ならば、確かにヒトパピローマウイルスに対抗するワクチンを作製して、それを接種すれば一定の子宮頸ガンの予防効果はあるかもしれない。

しかし、もしもヒトパピローマウイルスが子宮頸ガンの原因ではなくて、まだいったいこのヒトパピローマウイルスが何をしているのか意味不明であり、

あるいはガンを治す事はなくとも、そうやって入りこんでゲノムをホストと融合融通しているあいだに、ハナシがまとまって、今にセネカヴァレーウイルスと同じように、

ヒトパピローマウイルスもガンを治すウイルスへと変貌を遂げるウイルスとホストの「共進化」の過程が今、現在進行形で進行しているとしたら?

な〜んて想定もアリかもしれないのです。

ウイルスの究極的な役目は「地球生命界の管理」とワタシは見ていますので、ガン細胞内に侵入したウイルスがただその細胞をガン化させているのか?

それともガン化を抑制して正常化させようとしているのか?

今、現在のところはまだまだ浅はかな人智ではその真相を推し量ることは不可能でありましょう。

ヒトの胎盤合成に関わってヒトを生み出すウイルスが、ヒトをガンにしてヒトを殺すのだろうか?

むろん、劣化した細胞はその個体にとって健康に害となるゆえに厳密にアポトーシスされるし、

劣化した個体はその種の進化にとって害となるゆえに厳密にアポトーシスされるわけで、

その両者に「地球生命の管理」を担うウイルスが関わり、劣化した細胞に感染してこれをアポトーシスし、

劣化した個体にガン細胞を増殖させて個体まるごとのアポトーシスを導くことはあるかもしれません。

しかし、基本的にはウイルスは生命の躍動を媒介するメディアなはずで、「ウイルス=悪」キャンペーンは余りに

ウイルスを侮蔑し差別する排他的な生物学における優生学的な選民思想の発露と糾弾してしかるべき案件とワタシは思っております。

単なる勘だけど、たぶん、ウイルスがガンの原因という学説はかなり怪しいと私は踏んでます。

ウイルスに感染を許す程に免疫力が低下しているという状態が持続するとガンにもなりやすい、とは言えますが、

ウイルスそのものがガン化の主要原因かどうかはまだ判然としない、くらいでいいとゲノムの谷間のどこかで声がします。


『 「・・・オロカナ ジンルイカラ オマエ ノヨウナ コタイガ デテクルトハ イガイダ・・・」

「あっ、エルサ、もとい、マザー・ウイルス様!今回は貴女の方から登場してくれましたか?」

「・・・ウイルスノ ナンタルカ ヲ サグル タビジハ ジツニ エキサイティング デアロウ?・・・」

「はっ、はい。このうえなく刺激的です。しかし、余りにウイルスがこれまで差別されてきたことに、いささか重いショックと、激しい自責の念にさいなまれております」

「・・・テンモウカイカイ ソニシテ モラサズ、スベテノ ジョウホウハ リョウシシンクウノ バ ニ インプット サレテイル、オマエノ ゼンゲンセツ ゼンコウドウ モミナ スベテ ワタシノモトニ トドイテオル・・・」

「悪いことはできませんね!地球上のすべてのウイルスが常に地球生命の動向を伺い、ゲノム内にしっかりと共生して、生命界のそのすべてを掌握しコントロールしているなんて、余りにスゲくて、1%がやってるインターネットによる監視なんて目じゃないっすよね!(やべぇ、俺、マザー・ウイルスに向かってため口使っちゃったよ!)」

「・・・スデニ ワタシノコドモ タチガ ジンルイノ イシキヘンカクヲ スベク ヒトナイザイセイレトロウイルス ノ コレマデ シヨウサレテイナカッタ ブブン ヲ キドウシテイル、ヨアケハ チカイ ト オモエ・・・」

「おお、有り難きお言葉です!」

「・・・サラニ ウイルスノ セイメイノ フカミヲ ツイキュウスルノダ、モトメヨ サラバ アタエラレン・・・」』


「101匹目のサル」が世界中に同時多発し、「蝶の羽ばたきが竜巻に変わる」時、

99%の夜明けが始まる!

2015.02.22 | | コメント(5) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 20

「一時を常として、一偏にかかわるべからず。常の時、よく気を養なわば、変に臨んで勇あるべし」『養生訓』巻第一、総論・上27

真の賢者は「ドグマの反芻」を嫌います。

ここで言うドグマとは「原理」であり、少し拡大して「定説」や「公理」も含めて、さらに拡大して「思いこみ」や「信じるモノ」と言ってみます。

さて賢いアナタがこの世の中にあまた存在する様々な情報から真理と思えるドグマを抽出したとします。

その魔法のように素晴らしい真理をもって、世界を見渡したときにすべてがクリアに見えてきて、「俺ってスゲエぜ!天才かも」なんて有頂天に浸ります。

そしてその真理と思えるドグマはどこかの誰かが自説として苦心惨憺の末に世に問うたものであったことを忘れて、

ただ自分はそのドグマを横取りしてトッピングしただけなのに、まるでそのドグマを自分が編み出したかのように吹聴して回ったら、

これはドグマのトッピング詐欺と呼ばれてもおかしくないズルイ行為となります。

しかしトッピング詐欺師の末路は哀れなもので、ドグマなど簡単に180度ひっくり返されるのは歴史の常であり、天動説が地動説になるようにコペルニクス的な転回が起こって、

アッサリと彼が信奉していたドグマは信用失墜して、彼もまた信用を失っていくものなのです。

「世の中の定説の99%は仮説である」ことを肝に銘じて、あくまで自説は仮説であると主張しつつ、

自分なりのオリジナルなアイデアが描出できる者だけが、

ドグマの反芻という「アッカムの剃刀」の地雷を踏まないで済むのです。

冒頭の益軒先生の言葉は「一世を風靡するドグマを唯一の真理と錯覚し、反芻すべからず」と言い換えることができます。

「ウイルス=悪」としたドグマは今や、ここだけかもしれませんが風前の灯火です。

また「ガン=悪」のドグマすら、ここだけかもしれませんがかなり分が悪くなりつつあります。

なにせ「ガンもウイルスも悪」でなければ成り立たないのが医療詐欺ですから、もちろん医療詐欺陣営がプロデュースしたアカデミズムのドグマは極めて怪しいに決まっているのです。

ヒトの神経系と内分泌系の「ガンを治すウイルス」とされるセネカヴァレーウイルスの発見は、

ワタシ的にはノーベル賞1000個級の世界の医学常識を根底から変革するコペルニクス的な転回をもたらす一大スクープと思っております。

「ガンの原因はウイルス」であるとする定説をボーッと鵜呑みにしていた者には、「ガンを治すウイルス」といきなり聴いてもまったくピンと来なくて、

反対に言ったこちらが

「お前はついに頭がイカレタか?ただでさえ変人と思われてるのに、これ以上おかしな事ばかり言ってると、総スカンを喰らうぞ!」

なる有り難いお言葉を頂戴しそうなものですが、

そもそも「ガンの原因はウイルス」という定説の周辺も少し探りを入れると実に曖昧模糊として、いい加減であることが見えてきます。

例えばヒトの子宮頸ガンの原因ウイルスはヒトパピローマウイルスHPV-16、HPV-18の2種類のウイルスとされるのが定説です。

これは生検により集められた子宮頸ガンの組織に高い割合でこれら2種のウイルスが発見されることから

「子宮頸ガンの原因はHPVウイルスにある」とするドグマが導かれたのですが、このドグマを導いたドイツの医師ハラルト・ツール・ハウゼンはその功績でノーベル賞にノミネートされているのです。

しか〜し、しかし、もしももしも、もしかして、もしかして、実は実はの実際には、ヒトパピローマウイルスが子宮頸ガンのガン組織内に多数集まっているのは、

あのウイルス界からもたらされた奇跡の抗ガンウイルスであるセネカヴァレーウイルスと同じく、

ガンを治す目的でヒトパピローマウイルスがガン細胞に吸着して、ガン細胞内に侵入してウイルス多糖体で構成されたそのキャプシド蛋白質の殻を脱いで、ウイルス遺伝子の核酸分子を注入し、

やおら宿主細胞となったガン細胞のDNA機能を乗っ取り、子ウイルスを大量に組み立てることで、完全にガン細胞を破壊して、増えた子ウイルスたちがまた次々に他のガン細胞をアポトーシスしていく過程であったとしたら?

つま〜り、つまり、ヒトパピローマウイルスは子宮頸ガンを「引き起こす原因」としてではなく、

子宮頸ガンを「治す」目的で子宮頸ガン細胞に集結しているとしたら?

果たして、本当にそうだとしたら「ガンの原因はウイルス」とする定説は単なる妄説と化すでしょう。

いや実際には本当のところは真相はまだまだヤブの中ですよ。しかし、セネカヴァレーウイルスの登場はこのようなこれまでの定説を見直す非常に良い教材となると言えるのです。

私はすでに「ガン化そのものがひとつの細胞アポトーシス・プロセスである」とする仮説を提示しています。

多細胞生物の凄味とは、細胞をアポトーシスすることで常に古い細胞をリニューアルし、

古い細胞をリモデリングし、古い細胞をフルモデルチェンジすることで細胞を新品ピカピカのおニューに維持することにあります。

それゆえにアポトーシス機序はスタンダードな細胞核ゲノム( P53遺伝子、TNF遺伝子、Hrk遺伝子など)が主導するもの以外にも、

ミトコンドリアやヒートショックプロテインや免疫細胞やオートファジーなどが誘導する幾つものオプション・アポトーシス・システムが設けられており、

遺伝子変異により細胞核ゲノムが主導するスタンダード・アポトーシスが起動できない場合には、

その他の多くのオプション・アポトーシスをバックアップに援用することで確実に劣化した細胞は新生細胞へと移行されます。

このアポトーシス機序の中に実は細胞のガン化があると私は見ています。

つまり細胞はガン化することでアポトーシスするのが通常生理におけるアポトーシスである、というコペルニクス的な転回です。

細胞のガン化を異常と見なすから実は命の真相が見えなくなるのです。

通常生理においてガン細胞は日々、3000個から100万個も生まれているというのは常識ですが、

なぜこれほど多くのガン細胞が毎日、生じてしまうのか?については、誰もその意味を教えてくれません。

そうなのです。なぜこれほど多くのガン細胞が日常的に生じるかと言えば、これは古くなった細胞をアポトーシスするために

積極的に細胞がガン化することでアポトーシスが誘導されていると見なせるのです。

そもそも細胞がガン化することは異常でも悪でも何でもなく、細胞アポトーシスのいちプロセスだった?!

ここで、「ではなぜそのヒト細胞を積極的にアポトーシス誘導してヒトを健康にするはずのガン細胞が固形化して、ガン病巣が腫大して様々な悪液質などの随伴症状で苦しんだ挙げ句にヒトはガンで死ぬのか?」

というお約束の質問が必ず予想されます。

これはミクロの細胞レベルでのアポトーシスがうまくいかない場合には、

マクロの個体レベルでのアポトーシスに発展すると仮説を立てればスンナリとすべてが説明が付くでしょう。

多細胞生物であるヒトの身体は60兆個の細胞を常に新品に保つために幾重ものアポトーシス機序を駆使しており、

そのアポトーシス過程において細胞がガン化するのは必然である。

そしてある場合にはセネカヴァレーウイルス(もしかしたらヒトパピローマウイルスもそうかもしれない)のように外来性ウイルスや、

ヒトゲノムのヒト内在性レトロウイルスのチカラを借りる

「ウイルスが主導する細胞アポトーシス」まで活用しながら、完璧に劣化した細胞をリモデリングする。

しかしこうしたあらゆるアポトーシスのツールを使い尽くして、それでもガン化した細胞がアポトーシスし切れない場合には、

最終手段として細胞レベルのアポトーシス機序の舵取りを変更して、個体レベルのアポトーシスへと方向転換をする。

こうなると細胞レベルの紅葉現象であるガン化はアポトーシスをスルーされて、

ガン細胞が増殖しだしてガン病巣が形成されていき個体まるごとが色づいていく大規模な紅葉と化し、

やがて落葉現象(アポトーシス)へと進行していき、個体レベルのアポトーシスの最終帰結点である

「種」からの切り離し、降下となる「生」から「死」への脱皮にまで突き進む。

このミクロの「細胞レベル」から「個体レベル」を経てマクロの「種レベル」へと移行していくアポトーシスの3つの階層構造をよくよく理解することで、ガンの何たるか?の真相もまたよりクリアに見えてくるのです。

( ※ 年寄りのある種のガン細胞がむやみやたらと増殖しないのは、それが自然の落ち葉であり、すなわち異常でも何でもなく、それは個体レベルの劣化と共に穏やかに進行する細胞レベルの老化の自然生理のあるべき姿だからだ )

私たちが恐れ忌み嫌うガンとはこの「個体レベルでのアポトーシス機序におけるガン」であるというのがガンの怖さのホントのホントの真相であったのです。

細胞レベルでは何が何でもガン化しないためのあらゆるアポトーシス機序が繰り広げられているのが命の真相だったのだ。

セネカヴァレーウイルスの知見は私のガンに対する考察をさらにディープな領域へと導いてくれました。

ヒトの身体において毎秒1000万個、ひと晩で1兆個もの古くなった細胞がアポトーシスされ、新しい細胞にリモデリングされています。

「ガンもウイルスも実は命の恩人」というドグマが常識になるには、あと100年はかかるかもしれません。

いや、あと100年かかっても無理かもね。

2015.02.21 | | コメント(5) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 19

「君子の道は時宜(じぎ)にかない、事変に随(したが)うを良しとす」『養生訓』巻第一、総論・上27

3.11後という「時宜」において、刻々と状況が「事変」する中で、いかにして未病治のライフスタイルを獲得するか?

わたしのこれまでの提言はこの一事に集中してきたわけですが、それは命を大局から捉える視点を養い、

マクロな大宇宙とミクロな小宇宙をつなぎ合わせ、138億年前の宇宙誕生から46億年前の地球誕生を経て38億年前の生命誕生を反芻俯瞰し、

時空天地のすべてとつながる思考実験であったと言えよう。

今まさに私はウイルスの何たるか?を探求することで、新たな生命観のステージへと到達しております。

さてここのところ二回の前記事で触れた「ガンを治すウイルス」であるセネカヴァレー・ウイルスについては、まだほとんど細かな情報はなく、私も

「ネイサン・ウルフ著、高橋明則訳『パンデミック新時代』NHK出版」

に記述されたほんの一節からヒントを得て、今、様々なアイデアを提示しております。

私はネット検索は基本的にしないタチなのですが、試みに「セネカヴァレー・ウイルス」でググって検索してみましたが、

やはりほとんど有益な情報は見つかりませんでした。恐らくはまだまだノーマークなネタというか、

先の本を読んだ者くらいしか知り得ない情報なのでしょう。

ということで「ガンを治すウイルス」ネタをいち早くキャッチできたのも、「時宜」と「事変」をわきまえた日々の読書の賜物だったと思う次第です。

「事変」とは時代に付いていくことであり、アンテナは常に最新モードをチェックして「変わらなくあるために、変わり続ける」、やっぱコレっすね!

それで、セネカヴァレー・ウイルスは神経系と内分泌系の上皮に生じたガン細胞のみに特異的に感染して、このガン細胞を分解してしまう人類にとっては福音たるウイルス界からの使者なのですが、

内分泌系と言えば甲状腺もまた内分泌器官ですから、本当にセネカヴァレー・ウイルスが臨床的に甲状腺ガンを治すエビデンスを得ることができれば、

将来的に産業毒の被曝で苦しんでいる者を救う可能性は充分にあります。

もしかしたら3.11後という時代ゆえにもたらされた「セレンディピティ」なとびきりホットな情報がセネカヴァレー・ウイルス情報と言えるかもしれません。

ヒトのゲノムにはガン化抑制遺伝子が存在することは常識であり、代表的なものとしては分子数53000のタンパク分子が発現することからP53遺伝子と呼ばれ、

まずDNAのエラーがある場合にはこのDNAがDNA修復酵素やヒートショックプロテインHSP70によって修復されるまでは細胞分裂をストップさせて、

このDNA修復機序によっても修復不能の場合にはアポトーシス誘導をするという、修復とアポトーシスの2つの機能で細胞をガン化から守ることから、

P53遺伝子は「ゲノムの守護神」として名高い遺伝子です。

細胞をガン化から強力に守るこのP53遺伝子は今から6億年前以上に誕生した多細胞生物の初期グループに属する軟体動物や、

今から5億4000万年前のカンブリア爆発の際に起源を持つ節足動物などの

古い種のすべてに保持されている遺伝子です。

ということは地球生命種はこれまでずっと細胞のガン化と闘ってきたのであり、その闘いはまさにゲノムツールであるP53遺伝子を使用してのDNA修復と細胞アポトーシスの繰り返しの歴史だったと言えます。

P53遺伝子を地球生命種のほとんどに運び入れたのはウイルスのベクター能力だったと私は見ております。

あるいはセネカヴァレー・ウイルスの祖先がレトロウイルスのように宿主細胞に寄生している中で環境圧にさらされて、

ガン化の危機が何度も訪れて「共進化」の末に、セネカヴァレー・ウイルスとホストのゲノムが融合してゲノムの谷間にP53遺伝子が定着していったのか?

ウイルスは間違いなく私たち「命の守護神」です。

2015.02.20 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 18

「およその事、常あり、変あり。常に居ては常を行い、変に臨みては変を行う」『養生訓』巻第一、総論・上27

3.11後という「常」ならぬ「変」の時代にあって、いかにして「変」でありながら「常」の身心をキープできるかの養生法を論じてきたのが、本ブログの全記録です。

いよいよ、俺流ウイルス論もアヴァンギャルドなコアに到達してまいりました。

前稿ではヒトの神経系と内分泌系のガン細胞にのみ選択的に特異的に感染し、ガン細胞を分解してしまうガン細胞を治療する驚異のウイルス、セネカヴァレー・ウイルスについて触れました。

このセネカヴァレー・ウイルスは自然界に普通に存在するということなのですが、もしそうであるのならセネカヴァレー・ウイルスと同じくヒトのガン細胞を治療する能力を有する新種のウイルスが

これから続々と発見される可能性もあります。

今や医学の世界は「ガンの原因はウイルス」という定説がまかり通っているのですが、この定説と真っ向から対立する「ガンを治すウイルス」の出現は実にホットな話題です。

そもそもウイルスは発見されて、まだやっと1世紀が経っただけであり、ウイルスの本質はいまだ不明なのですから、顕在化している現象だけを見てウイルスの何たるか?を論じることには、まだまだ慎重でなければいけないし、

まして医学的な定説はそのほとんどが医療詐欺利権産業が資金をアカデミズムに供給することでプロデュースする詐欺的な学説がほとんどであることを鑑みれば、

ここはひとつウイルスに関する定説はすべて疑ってかかってもいいかもしれないくらいの態度で臨むのが良いでしょう。

そうウイルス論にも「変」の時代が到来したのです。

インフルエンザウイルスが流行する時節柄ですが、このインフルエンザウイルスをはじめ風邪を発症するウイルスにはヒト・ライノウイルスやアデノウイルスやコロナウイルスなどがあります。

季節性インフルエンザウイルスは秋冬に流行するもので、発生源は特定できませんが、ヒト・ライノウイルスなどはヒトの鼻腔や上気道や肺に常在するウイルスです。

このヒトに常在して共生するウイルスがいったいどのくらい存在するのか?はまだその詳細が調べ上げられていないようですが、呼吸器に基礎疾患を抱えていない

健康なヒトの肺には平均で174種類のウイルスが共生しており、そのうち90%は未知の新種のウイルスであるといい、またバクテリアのいるところには必ずこのバクテリアが増えすぎないための安全弁というかガード役となるバクテリアのみを特異的に分解する

バクテリオファージというウイルスが共生していますので、ヒトの皮膚や鼻腔内や腸内など体表と体内には合わせて800〜1000種類、数百兆のバクテリアが常在しておりますから、

そのすべてにバクテリオファージが共生しているとなると、ヒト共生バクテリアの総数である数百兆をはるかにしのぐ天文学的なヒト共生ウイルスのバイオマスが予想されてきます。

つまりヒトの細胞は60兆個で、ヒトの細胞に共生しているミトコンドリアは1京8000兆個で、ヒト共生バクテリアは数百兆個ですが、恐らくはこれはのすべてをはるかに飛び越える数のウイルスがヒトには共生していると見なせるのです。

自然界がウイルスの天国であるように、ヒトの身体もまたウイルスの天下であったのです。

セネカヴァレー・ウイルスは自然界に普通に存在するウイルスとのことですが、もしもセネカヴァレー・ウイルスの仲間がヒトの肺にいる未知なる90%のウイルスにいれば、

ヒトは呼吸器のガンから守られるかもしれません。あるいはヒトの腸内に共生しているバクテリオファージの仲間にもセネカヴァレー・ウイルスのようなガンを治療する能力のあるウイルスがいるとしたら、

ヒトの腸内はこのセネカヴァレー型バクテリオファージによってガン化の抑制が可能でしょう。

もしかしたら通常の鼻風邪の原因ウイルスであるヒト・ライノウイルスや、免疫力が低下した際に発症するヘルペスウイルスにすら、何らかの役割があるのかもしれません。

例えばヒト・ライノウイルスは上気道の細胞が劣化した場合のみに活動を活発化して、これら劣化細胞に感染することでこの劣化細胞を分解して細胞リニューアルを促進するとか、

またヘルペスウイルスは神経細胞が劣化した場合にそこに感染して、神経細胞のアポトーシスとリモデリングの回転を促進するとか。

海洋ウイルスは海洋バクテリアを分解することで常に海洋のバクテリアのバイオマスを一定に整えて、分解したバクテリアから放たれた有機物が海洋生物の栄養源になっています。

同じくヒトの身体に共生するウイルスが劣化した細胞やバクテリアを分解することで、ヒト細胞やヒト・バクテリアのバイオマスをコントロールしているとしても、何も不思議ではありません。

ウイルスは宿主であるホストが健康長寿であれば、自分たちウイルスもそこで末永く共生できて、自分たちウイルスのコピーを増やすチャンスが長く続くのですから、

ウイルスがホストの健康管理やホストの身体を掃除したり、ホストの身体にできたガンを治療することは充分にあり得ます。

インフルエンザや普通の鼻風邪やヘルペスはその症状の過程自体はたしかに苦痛でやっかいなので、これを私たちは常識的に「ビョーキ」と捉えるのですが、

これらの苦しい症状を発症させているウイルスに言わせれば、

「何を言ってるんだ!今、お前たちの劣化した細胞を壊して新品に取り替える作業をしているんじゃないか!俺がこのビョーキの原因だって?馬鹿なことを言っては困る。もしもこの作業を中断させるような解熱剤や抗生剤を多用しようものなら、お前の身体は劣化細胞のリニューアルが中断されて、解熱剤の副作用で起こるライ症候群や抗生剤の多用で発生する多剤耐性菌の発生でとんでもない目に逢うぞ。まったく人間の浅知恵は恐ろしいわい」

とでもなるのかもしれません。

ギリシャ語で「すべて」を意味する「 pan 」と、「人々」を意味する「 demos 」に由来する言葉がパンデミック( pandemic )であり、つまりは「すべての人々に感染するウイルス性疾患」という意味で

パンデミックという言葉は使用されておりますが、もしもセネカヴァレー・ウイルスの仲間にヒトのすべてのガンを治療する驚異的に頼もしいタイプが存在したら、

わたしはこのウイルスを特に産業毒で汚染された地帯に住む99%の地球の民のためにパンデミックさせたいと空想します。

なぜ罪のない子ども達が甲状腺ガンで苦しまねばならないのだ!




『 「マザー・ウイルスよ! 願わくばアナタのチカラで人類をすべての病気から救うことができる新種のウイルスを自然界に生みだしてはくれまいか?」

「・・・オマエタチ ジンルイハ アマリニ チキュウ ヲ ヨゴシスギタ、ソノ カルマ トシテ オマエタチガ ビョウキデ クルシムノハ ヒツゼンナノダ・・・」

「それはマザー・ウイルスの仰るとおりです。しかしアナタが生みだした地球のすべてのウイルスが愛おしいのと同じように、私たちもまた自分たちの子供が愛おしいのです。その子供らが今、1%の犠牲になり、病苦にさいなまれているのです。何とかしたいが、わたしひとりのチカラではあまりに非力です。どうかマザー・ウイルスよ、救いの手をさしのべてくれ!」

「・・・ワタシハ イツモ 99%ノ ミカタダ、オマエモ マタ ワタシノコ、ソレヲ ワスレルナ」』



生きとし生けるモノすべてを愛で包む人類文明を築いた時、きっとマザー・ウイルスは微笑んでくれるだろう。

2015.02.19 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 17

「養生の術は、心を静にし、身を動かすを良しとす。身を安閑にするは、かえって元気とどこおり、ふさがりてヤマイを生ず。たとえば、流水は腐らず、戸枢は朽ちざるが如し。これ動く者は長久なり、動かざる者はかえって命短し。これをもって、四民ともに事をよく勤むべし。安逸なるべからず。これすなわち養生の術なり」『養生訓』巻第一、総論・上26

生き物の本質は「息する物」ゆえに「活き物」で、動物の本質は「動く物」ゆえに、活き活きと息して動いていることが健康であり、さらに意気軒昂で粋な生き方が実現できれば言うことはないでしょう。

さて、ウイルス談義もだいぶ進展しておりまして、ようやく概要の概説が終わり、核心的なコア領域に到達してきました。

アメリカはペンシルバニア州セネカヴァレーにあるバイオテクノロジー企業の研究所の細胞培養物から新種のRNA型ウイルスが発見された。

のちにポリオウイルスと同じピコルナウイルス属に分類されたこの新種のウイルスはある驚くべき特徴を備えていることが判明する。

ウイルスは感染する細胞の細胞膜レセプターを認識して「鍵と鍵穴の関係」になる自分にピッタリとマッチするレセプターを持つ細胞だけに感染する性質があるのだが、

なんとこの新種のセネカヴァレー・ウイルスはヒトの神経系と内分泌系のガン細胞だけに特異的に選択的に感染し、

ガン細胞の中で増殖してバクテリオファージのヴィルレントファージ(溶菌性ファージ)がバクテリアに感染して感染バクテリア内で増殖してバクテリアを破壊するように

セネカヴァレー・ウイルスはガン細胞を、リーシス(溶解)か、破裂、に導き、壊したガン細胞から増殖したセネカヴァレー・ウイルスがまた細胞外へと飛び出して、次なるガン細胞へと感染して、次々にガン細胞を破壊していくのだ。

セネカヴァレー・ウイルスはこのようにガン細胞のみを選択的に殺傷する能力を有するが、決して健康な正常細胞を傷害することはないという。

セネカヴァレー・ウイルスは普通に自然界に存在するウイルスであるということである。

ヒトパピローマウイルスが子宮頸ガンの原因ウイルスであるとする仮説をもって、今や子宮頸ガンワクチンが作製されて、疫学的なエビデンスもなく国策により多くの日本の少女たちに打たれて、

その副作用により多くの少女が苦しんでいる事はいまだに進行中の事柄であるが、そもそもウイルスが癌の原因なのか?

そうではなくセネカヴァレー・ウイルスのようにウイルスは癌を殺すために癌に感染するのか?

あるいは別な言い方をすれば、ガン化するためにウイルスに応援を頼むからウイルスがガン細胞に感染するのか?

ガン化した細胞をアポトーシスするためにウイルスが感染するのか?

ガン化した細胞に感染するとウイルスも自己のコピーを増やすのに好都合だからウイルスはガン細胞に感染するのか?

このように色んな側面で多様な見方をすれば、まだウイルスとガン細胞との関係性がいまだまったく未解明なことがありありとわかるのだ。

それなのに、癌の原因はウイルスである、との仮説を提示して医学界はこの仮説を定説のようにしてすでに動き出している。

あのね、俺から言わせれば、まだまだガンとウイルスとの関係性がどんな風に絡み合っているのか?は、まったくわかんないぜ!

細胞がガン化することそれ自体がアポトーシス機序かもしれないんだから?!!!!!

ギリシャ語でアポトーシスは「 apo(離れて)」と「 ptosis (下降)」を合わせた言葉で、「葉が枯れて散る」の落葉を意味するとされるが、

つまりは細胞がガン化することはまるで秋になると緑の葉が色づいて黄色くなるが如くに、細胞の紅葉現象が起こり、やがて遺伝子やミトコンドリアや免疫細胞の誘導で枯れ葉がハラハラと地に舞うが如くに

アポトーシス機序が誘導される。こうした細胞のアポトーシス落葉現象の中で、実はウイルスもアポトーシスを促進するメディアとして活躍しているのかもしれないのです。

ウイルスはヒトゲノムのヒト内在性レトロウイルスとして、ヒトの妊娠時における胎盤形成におけるシンシチウム合成に関わることでヒトの生に重大な役目を果たすと共に、

ヒトの細胞がガン化した際におけるアポトーシス誘導に関わることで細胞の死にも重大な役目を果たしているのです。

ウイルスは生命現象の生死の重大な局面に密接に関わっていると見なせます。

感染症を引き起こす病原微生物としてのウイルスという見方を捨てて、

「ウイルスは敵ではなく味方であり仲間である」とするウイルス原理主義者になることで、見えてくる生命観は、実にアヴァンギャルドに鮮烈です。

ウイルスはまぎれもない私たちの養生の導師です。

2015.02.18 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 16

「養生の術、大道にして、小芸にあらず。生を養い、命を保たんと思わば、その術を習わずんばあるべからず」『養生訓』巻第一、総論・上25

では、人生第一に習うべき養生の術を今この医療が混迷している世にあって、誰に習えばいいのか?

高名な医学者か?あるいはネット検索のプロか?はたまた俺のようないささか風変わりな鍼灸師か?

いやいや、誰かに教わろうなどとそんな勿体ない事をしてはイケマセンな。

なんでも自分でつかみ取るからこそ価値があるのです。

マスター・ヨーダはいつもあなたの隣にいるのです。

江戸中期の思想家である三浦梅園(1723〜1789)は

「聖人と称し、仏陀と号するも、もとよりヒトなれば、畢竟、われ、講求討論の友にして、師とするものは天地なり」

と申しております。

そう「ひとりする」自然こそが偉大なる先生であり、師匠であり、先輩であり、導師なのです。

そしてすなわち、我が身、我が心、もまた自然の成せるワザゆえに、いかにして命を養えばいいのか?に答えてくれるのは、

まぎれもない自分自身であるはずなのです。

誰かに命の何たるか?など聴く必要などありません。自分のイノチの何たるか?は自分に自問自答して、答えを出すのです。

世界にひとつだけの自分にとっての「生命観」が獲得できた時に、あなたは病気だの、健康だのという小さな思考パターンを綺麗に消去して、

本当の意味での健康を手にすることでしょう。

自分なりの生命観を手に入れるためにそこへと導く者こそが東洋医学の最高レベルの医療者・上医(じょうい)の役目なのです。

前稿のバクテリオファージの働きで明らかにされたように、ウイルスの本質とは「ゲノムの運び屋」「ゲノム・トランスポーター」にあります。

ヒトの免疫細胞にはウイルスのDNAやRNAを精査して読み取る受容体のトールライクレセプターが備わっております。

ウイルスはどんな細胞にも感染できるわけでなく、レセプターがあってそこに合う場合のみ、その細胞に感染できます。

免疫細胞には基本的にどんな異物も探知できるレセプターが装備されておりますので、むろん免疫細胞が外来性のウイルスの良否を識別しているのですが、

こうして常に身体内に侵入してくる外来性のウイルスの中に、もしもその生命体の進化や適応にふさわしいウイルスDNAがあった場合には、

このウイルスは恐らくは免疫寛容がパスされて、ホストと共生し、ホストゲノムと融合し、共進化することになると、私は仮説を立てています。

それゆえに不要と見なされたウイルスは直ちに免疫系を活性化してインターフェロンというウイルス干渉サイトカインを噴射することで、ウイルスは分解される仕組みです。

このインターフェロンを分泌する際にヒートショックプロテイン発現のための発熱が起こるのですが、こういった免疫系の機序の真の意味を理解せずに、

発熱=ワルモノ、と捉える医学では、いつまで経っても免疫の真実やウイルスの真相は理解できませんし、ヘタを打つと解熱剤でライ症候群を引き起こしたりします。

さて、ある時期からウイルスと癌の発症に深い関係があるとする説が医学界を席巻しつつありますが、もしかしたらウイルスはガン細胞を破壊するためにガン細胞内に侵入するという、

抗ガン作用としてのガン細胞へのウイルス感染なる仮説すら、わたしは今、思いついております。

つまりウイルスはガン細胞を乗っ取って、ガン細胞を破壊することで、ガン細胞のアポトーシス誘導をして、ホストの命を守ろうとしていると、捉えてみるのです。

ウイルス原理主義者に一番乗りしてみると、このようにこれまでの医学観が次々に覆り、新たなアイデアが湧出してきます。

海洋ウイルスは海洋プランクトンを分解することで、海洋プランクトンがその体内に蓄えた炭素化合物やアミノ酸などの栄養成分が海水中へと放たれて、

それらの粒子が集まって「マリンスノー」となって、海底へと沈降していき、深海や海底の生物層を支える重要な栄養素の供給源になっています。

同じくヒトの腸内の常在菌もまたヒトの腸内の常在菌に共生しているヒト腸内バクテリオファージによって、毎日、その半分近くが分解されることで、

ヒトの腸内バクテリアがその体内に合成したタンパク質や脂質や糖質やビタミンやミネラルが腸内へと解き放たれることで、

これらが腸壁から吸収されて、血行性に全身の60兆個の細胞やその細胞内のミトコンドリアを滋養していると予想されます。

例え断食をしてクチから外部の栄養摂取をせずとも栄養失調にならないケースは、恐らくはこうした腸内バクテリアが産生した栄養素が、腸内バクテリオファージによって分解されることで、

腸壁から吸収されることで、必須な栄養素が最低限は補われて栄養失調に陥らないのかもしれません。

ウイルスは自然界においても、ヒトや生き物の体内外においても、バクテリアを分解する事で有機物の循環を促進し、自然生態系と生命生態系の円滑な運営に多大なる貢献をしていると見なせます。

これまでバクテリアの自然界における元素循環の分解者としてのスカベンジャー(終末処理係)な貢献には各方面から関心が増していたのですが、

上には上が、ならぬ、ミクロにはミクロに、さらにバクテリアそのものを分解するスカペンジャーの役目を果たすバクテリオファージというウイルスが存在したことの凄さが、すこしづつ見えてきました。

もっとも小さい生き物であるウイルスがいなければ、地球生命界はひとときもうまく行かない。

なんともウイルスの役目は重大なのです。

「ウイルスが喜ぶ生き方」なんてライフスタイルが今後の養生法のトレンドになるかもしれません。

2015.02.16 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 15

「養生の術は、つとむべき事をよくつとめて、身を動かし、気を巡(めぐ)らすを良しとす。四民ともに家業をよくつとむるは、これ皆、養生の道なり」『養生訓』巻第一、総論・上24

「中央にいて科学技術や産業経済や政治を語る」1%のエリートではない「地方にいて労働をして暮らす人間」である99%の仲間のために私は本ブログで、ホンモノの養生法論を語っております。

前稿では、ようやくバクテリアと深い関係があるウイルスであるバクテリオファージについて触れることができました。

このバクテリオファージのスガタ、カタチ、ナリ、フォルムは実に見事に機械的というか、どう考えても誰かデザインセンスのある工学デザイナーか、

あるいはフィリップ・スタルクのレモン絞り器に似せたか、倉俣史郎がデザインしたかと思える程になんとも美しく機能的でセクシーなデザインなのです。

言葉でバクテリオファージのナリを表現するのは、いささか何ですが、あえて言えば宇宙船のような感じというか、昆虫っぽいというか、

ミトコンドリア内膜に付着している数万個のフジツボみたいなATP合成酵素にもよく似ております。

6本のサスペンションがよく利きそうな尾繊維と呼ばれる脚部でバクテリアの細胞壁に降り立つと、

垂直ボディの尾部の底面に生えた針のようなスパイクをバクテリアの細胞壁に打ち込んでしっかりと位置を固定して、

尾芯と呼ばれる注射器の輸液が通過する部位か、あるいは私たち鍼灸師が使用する鍼管(しんかん)のような中空のパイプから、

ボディトップに乗った頭部と呼ばれる大きな正多面体の中に仕舞ってあった核酸分子のDNAをバクテリア内に注入することで、

このバクテリア内に注入されたファージDNAをもとに同じ構造のバクテリオファージがバクテリアのDNAや小器官を使って作られると、

一気にバクテリア内でバクテリオファージのコピーが合成されて、バクテリアの細胞壁を内側から破って、一斉にコピーされたバクテリオファージが増殖しつつバクテリア外へと放たれて拡散されます。

このいささか暴力的でワイルドな性格をもって、ならず者的に速攻でバクテリアを乗っ取って、自身のコピーを増やすタイプのバクテリオファージを「侵襲」の意味から「ヴィルレントファージ(溶菌性ファージ)」と呼び、

これとは異なりバクテリオファージのDNAをバクテリアのDNA内にまず潜り込ませて、何食わぬ顔で「プロファージ」という増殖待機型の居候(いそうろう)を決め込んで、

ある時になってホストのバクテリアに危機的または致死的な環境圧のストレスがかかった際に、

「これはイカン!ヤバイぞ!このままホストのバクテリアと一緒に共倒れしては、おれらバクテリオファージの大切なウイルス遺伝データまで消失しちまうっ!」

と焦っていきなり自分のコピーを増やす算段を決め込んで、これまでホストバクテリアのゲノムに住まわせてもらっていた恩もなにもかもかなぐり捨てて、

母屋(おもや)のバクテリア内を乗っ取って、最後には母屋を破壊しながら子孫のバクテリオファージを増やすタイプは「温和」の意味から「テンペレートファージ(溶原性ファージ)」と呼びます。

いわゆる私たちが一般的に想像するウイルスのイメージとはいきなり感染して傍若無人にエゴイスティックに振る舞っているようにしか見えないビルレントファージのワイルド系の方で、

レトロウイルスのように自身の遺伝子をホストのゲノムに挿入するマイルドな共生的な性格のテンペレートファージのようなタイプのウイルスについては、その本当の役目や目的についての詳細をほとんど知り得ません。

実はこうしたウイルスが自分のDNAをホストの生命体に組み込むゲノムの水平移動または「水平遺伝」という作業により、

生命体のゲノムは複雑化し、遺伝子重複が起こり、生命は40億年をかけて進化してきたのです。

テンペレートファージが増えていく場合には、ホストのゲノムの情報を引っかけていく場合があり、このバクテリオファージとホストバクテリアのゲノムが融合したものが、

今度はまた別のバクテリアに入植した際にそのバクテリアのゲノムに挿入されると、ここで先程の混じったゲノムがさらに混じり合うことになります。

こうした性格からテンペレートファージはバクテリアの進化に深く関わっているのでは、とある筋では考察されております。

バクテリオファージに限らず、レトロウイルスをはじめとするウイルスによる遺伝子の水平移動、「水平遺伝」があるからこそ、生命はここまで多様化し、

「種の壁」を越えてまで、ウイルスたちがゲノムをシャッフルし続けて、あっちへ運び、こっちへ運ぶゲノムの水平伝播をしてきたから

生命はある種がエピゲノムに獲得した有益な遺伝子ツールを共有することができて、地球環境の激変を生き延びてともに仲良くここまで進化できたのです。

細胞のガン化を強力に抑制するP53遺伝子も、異物受容体トールライクレセプターを発現するトール遺伝子も、形態形成の導きとなるホメオボックス遺伝子も、

ベクター役となって活躍したウイルスたちの働きによって、あらゆる種に運ばれたことでで使い回しが可能となったのです。

ウイルスを単なる感染症を引き起こす病原性のダークサイドでヒールな「ワルモノ」としてしか見ないのなら、

こうしたウイルスのゲノムベクターとしての「イイモノ」の側面には、これからも一生気づくことはなかったでしょう。

もっとも、いまだにウイルスを単にワルモノとかテロリストとか、バイオハザード(生物災害)の主役と思って忌み嫌っている地球人は恐らくは99.9%はまだいるはずですので、

これからいかにしてウイルスの善なるフォースな側面をピーアールして、ラテン語の語源である「ヘビの毒液」なるウイルスの汚名を返上させるか?が今後の私の課題となりましょう。

まず手始めに、発酵食品には大量のバクテリオファージが共生しており、それゆえに大腸菌や赤痢菌などの腐敗菌、病原菌の増殖がバクテリオファージによって抑制されており、

またバクテリオファージが大量に付随している発酵食品を食べることが、外来性のオーガニックなバクテリオファージの大量摂取となり、

またこの外来性オーガニック・バクテリオファージが腸内の腹腔マクロファージのトールライクレセプターにヒットすることで、

免疫系が活性化するという、発酵食品に含まれるバクテリオファージのプロバイオティクス効果を今後の本ブログの養生法トピックのトレンドに育てていくつもりです。

ワルモノとしか思われていなかったウイルスにこんな素晴らしい免疫賦活の一面があった!

非自己の抗原でしかなかったウイルスたちにまさかのコペルニクス的な転回が訪れた!

衆生一切仏なり。

この世に生きとし生けるモノにはみな役割がある。

「ガンもバクテリアもウイルスも敵ではなく味方であり仲間である」と本気で思えた時、ヒトの身体から、いやヒトの意識から、いや医学界からワルモノは消えてなくなります。

ワルモノを設定することで成り立つのが医療詐欺であり、インチキ対テロ戦争です。

あなたは今、地球医学の、地球文明の「変わらなくあるために、変わりつづける」革命の瞬間をここで目撃している!

2015.02.16 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 14

「ヒトの命は100年にも満たず。天地の命長きに比ぶるに、1000分の1にも足らず。かかる短き命を持ちながら、養生の道を行わずして、短き天年をいよいよ短くするは何ぞや。ヒトの命はいたりて重し。道にそむきて短くすべからず」『養生訓』巻第一、総論・上23

益軒先生の物言いはまったく現代にも通じるモダニティーを保持しておりますが、やはり普遍性を勝ち取れるだけのコンテンツゆえに今にも通じるのでしょう。

前稿ではようやく少し論考が進行いたしまして、感慨深いものがございます。

「ガンは敵ではなく味方であり仲間である」発言には未だに賛否があるように、

「ウイルスがヒトだけでなくすべての地球の生き物を養ってきた」などという主旨で論説を展開すれば、

ウイルスを単なる感染症の病原物質としか見ていない99.9%の普通の人々に総スカンを食らうのは目に見えていたのですが、

あえてウイルス原理主義者になって、「ウイルスとは何ぞや?」の論考に挑むことで、「命とは何ぞや?」の究極の養生命題を照射し、新たな生命観を獲得するに到りました。

私がなぜ本来は医療界における鬼っ子であり、蛇蝎(だかつ)の如くに忌み嫌われるワルモノでありテロリストである「ガン細胞や病原バクテリアや病原ウイルス」の別な側面を探っているかというと、

早い話しがいち鍼灸師として市井において医療行為を行う中で、常に病気の原因は何か?と悶々とし続けた挙げ句に、病気の原因というワルモノが幻想であり、

また症状を治療するとか、病気を治すという高慢な態度すらに嫌気がさしてきたという私の内部での治療観の変化みたいなものがまずあったと言えましょう。

ちまたにはガンなど怖くないのだと主張する御仁もおられるようですが、末期癌の身体を何人も触った経験から申せば、ガンほど恐ろしいモノはないのです。

しかし、こういった癌の末期であっても意外にも身体はガン細胞があるその中で調和して、その身体を上手にやりくりしているのです。

現代医療は早期発見、早期治療を錦の御旗に掲げて、一般大衆を病院へと「呼ぼう」の予防医学を推奨しているのですが、

そもそもガン細胞とは細胞内外環境の悪化ストレスに対応してのみずからの遺伝子変異による細胞進化の結果生じた細胞なのであり、

本来ならP53遺伝子により強力にガン化が抑制されて、もしも細胞がガン化しようものならこのP53遺伝子をもって細胞核ゲノムが主導してのアポトーシス誘導が成されて

即座にガン化しかかった細胞はゲノムを細かく断片化し、大きな細胞が小さな細胞小片に細かく裁断されて、免疫細胞のマクロファージに貪食されてしまいます。

またガン化細胞や、外来性ウイルスや外来性バクテリアに罹患した劣化細胞のアポトーシス機序はP53遺伝子誘導とは別に、

ミトコンドリアがチトクロームCという赤いタンパク質を細胞質内に漏出させることでアポトーシス誘導をするケースなどもオプションとして備わっているし、

また細胞は常にその細胞膜表面にMHC(主要組織適合性遺伝子複合体)またはHLA(ヒト白血球抗原)

などと呼ばれる細胞膜の標識を掲げており、もしも細胞がガン化しようものなら即座に細胞内のガン抗原がユビキチンというヒートショックプロテインによって細胞膜表面にまで引っ張り出されて

「わたし、ガン細胞、やってます!」の看板が細胞膜に立てられることで、免疫細胞のキラーT細胞がこれを見つけて3種のガン細胞分解酵素のパーフォリンとグランザイムとフラグメンチンを振りかけて速攻でガン細胞は跡形もなく消えてしまいます。

こうした細胞核ゲノム型アポトーシスやミトコンドリア式アポトーシスやMHC免疫細胞アポトーシスなどのあらゆる手を使って正常細胞のガン化は抑制されているのですが、

こうしたあの手この手のガン化細胞アポトーシス処理をもってしても、ガン化する場合にはやはりそこにはこの細胞にとってノッピキナラナイ事情があると見るのが「ワルモノを作らない医学」の基本となるのです。

ウイルスがガン細胞に入りこむのを好むのは、自分のコピーを増やしたいウイルスにとっては増殖を亢進しているガン細胞に感染すれば自分たちのコピーを増やすチャンスが増すからなのですが、

だから外来性ウイルスがガン化の原因なのか、ガン化の結果が外来性ウイルスの感染なのか、はまだ決着がついていない問題と言えましょう。

それなのに子宮頸ガンの原因ウイルスがすでに外来性ヒトパピローマウイルスの16型と18型と指定されて、ご丁寧に効きもしない子宮頸ガンワクチンの在庫一掃セールがここ日本において実施されて、

多くの服毒作用を発症させた事はリアルタイムな悲劇であることは記憶に新しいです。

だからね、そもそもガン細胞とは何なのか?ウイルスとは何なのか?このへんがまだ全然、はっきりとわかっていないわけよ!

つまりは「命とは何なのか?」 この究極の命題にすらまだまったく答えが出ていない。

それなのに訳知り顔で偉そうに手を付けるから失敗するわけよ。

ということで、久しぶりに実践的な養生法に関してアドバイスすると、外来性の病原性ウイルスに対する養生法としてはこれは今まで通り『ネバネバヒート』な実践をもって、

マクロファージや樹状細胞のトールライクレセプター・TLRに多糖分子とヒートショックプロテインをヒットすることで、免疫力を常に保持すれば、

外来性ウイルスに対抗するには充分と言えます。

さらにここからがかなりアヴァンギャルドに新しい養生法となりますが、発酵食品の摂取はこれが外来性バクテリアの取りこみにより

やはり腹腔マクロファージのトールライクレセプターの活性化につながることはすでに論説済みですが、

この地球生命界はウイルスによってコントロールされておりますので、実は発酵菌というバクテリアの細胞壁やバクテリア・ゲノム内にはおびただしいウイルスが存在するのです。

特に「バクテリアを食べる」という意味のバクテリオファージと呼ばれるバクテリアのみに感染入植するウイルスたちは、発酵食品の中にいる発酵菌に大量に同居し、共生しています。

例えば日本の細菌学者である志賀潔により1898年に発見された赤痢菌属はもしもヒトの腸内で増殖すれば細菌性赤痢に

特有のベロ毒素により粘血性下痢や嘔吐や重症の場合には40度近い発熱などの重篤な症状をヒトにもたらしますが、この赤痢菌に感染するバクテリオファージがいれば

このバクテリオファージがアッサリと赤痢菌の細胞壁を破ってファージDNAを赤痢菌に注入して、文字通りバクテリアを殺す作用をもって赤痢菌を殺してしまいます。

つまりどういうことか?

発酵食品を摂取することはイコール発酵食品に共生しているバクテリオファージを一緒に摂取することにつながるので、もとからヒトの腸内に共生していたバクテリオファージに

発酵食品に共生していたバクテリオファージがさらにプラスされて、ヒトの腸内のバクテリオファージの密度がいや増しに増大し、パワーアップするのです。

バクテリオファージはバクテリアを感染源として増えるか、あるいはバクテリアのDNAに入植する方法で自身のコピーを増やす性格がありますが、

ヒトの腸壁細胞に感染してヒト細胞を傷害することは決してありません。

まとめるならば、発酵食品の積極的な摂取は結果としてバクテリオファージの腸内密度を増大させることで赤痢菌をはじめとする病害性外来菌に対抗するプロバイオティクス効果を発揮すると結論できるのです。

1963年、旧ソ連(現グルジア共和国首都)トビリシに設立されたエリアヴァ研究所にて、トビリシの小児3万769人を対象にファージ製剤の実際の効果を調べる史上最大規模の臨床実験が実施された。

109日間の追跡調査の結果、比較対照群の砂糖錠剤を飲んだ子供たちは、1000人当たり6.7人が赤痢に罹ったのに対し、ファージの錠剤を飲んだ子供は1000人当たりわずか1.8人だったことが明らかとなった。

つまりファージ製剤を飲んだことにより、赤痢罹患率は約4分の1に激減したと言えます。

このバクテリオファージを多く含む食材はピクルス、ヨーグルト、サラミなどとされ、またヒトの腸内細菌にはそれぞれ多種多様なバクテリオファージが共生して、日々、海洋ウイルスが海洋バクテリアの半分近くを分解することで、

海洋内の炭素や窒素やアミノ酸の有機物の分子循環を促進するが如くに、恐らくはヒトの腸内細菌を分解しているヒト腸内バクテリオファージも腸内環境を整える重要な役割があると予想できます。

発酵食品の摂取には、発酵菌による免疫賦活だけでなく、発酵菌に共生するバクテリオファージというウイルスによる整腸作用というトテツモナイ余得、オマケまで付随していたのです。

日中戦争の当時、軍医・沼田勇は自分の部隊全員に必ず1日に1個の梅干しを食べさせることで、自分の部隊からはひとりの赤痢患者も発症させない偉業を成し遂げている。

これもまた梅干しに共生していたバクテリオファージが赤痢菌を抑制した好例と言えるかもしれない。

梅干しや味噌汁が原爆症を未然に防いだ実例は故・秋月辰一郎博士の実践により立証されているが、もしやこれらの梅干しや味噌の日本古来からの発酵食品に

共生し共に進化していたバクテリオファージが「原爆性赤痢」の予防に何らかの役目を果たしたと見るのもなかなかに興味深い考察だ。

ウイルスの何たるか?を探ることで、新たな養生法を確立する。

フフフ、だてに23年間、悶々としてきたわけじゃあないっすよ!

2015.02.15 | | コメント(6) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 13

「もし心に善を楽しまず、また、養生の道を知らずして、身にヤマイ多く、その果ては短命なるヒトは、この3楽を得ず。ヒトとなりてこの3楽を得る計(はかりごと)なくんばあるべからず。この3楽なくんば、いかなる大富貴を極むとも、益なかるべし」『養生訓』巻第一・総論・上22

つまり善行、健康、長寿の3つの楽しみは、億単位の収入を得ることができる植民地恐喝型グローバル強奪盗人かっぱらい悪徳企業のCEOに君臨しようとも、

いやそれだからこそ、決してそんな手合いには手に入らないシロモノだ、と益軒先生は申しているのです。

19世紀以降の地球は徹底的な西欧の植民地政策によって、アジア、アフリカ、中東、南米をはじめとする非欧米圏の国々があの手この手であらゆる謀略によって侵略されて、自治的な統治権を奪われて、

法律を改正しては根こそぎその地の資源資産が奪い取られ、もとからそこにいて自給自足的に大地と共に「ウイルトピア」な環境共生型の楽園を築いていた高潔なる土着の民を、

プランテーション経済の奴隷としてこき使うことで巨万の富を築き上げたまさに資本主義の名を借りた「人口淘汰と強者生存」の偽ダーウィニズムが世界をメチャクチャにした歴史だったのだ。

こういう悪党の中のトップの極悪野郎こそが1%と揶揄されるグローバリズムの頂点に君臨するブラック・グローバル企業のCEOどもなのだ。

悪魔も舌を巻く強欲で残忍なクソどもがどれほどの汚いゼニを積もうとも、だから99%の一般庶民はなんも羨ましがる事はないのだ。

残念ながらこういう手合いはどこぞのリゾート地でワイングラスを片手にシャトーマルゴーの69年ものを舌で転がして飲み干しても、

なぜかのど越しがそれほど爽やかでもなく、酸味が妙にピリッと口腔粘膜に痛くしみ込んできて、ちっとも旨いとも感じないものなのだ。

そりゃあそうだよね!ヒトサマを不幸にしながら幸せを感じることなんかできっこないわい!

西欧社会の幸せは非西欧社会の不幸の上に成り立ってきたのだ。

今も19世紀以降からまったく変わらない西欧グローバル企業による植民地からの搾取構造がさらに先鋭的かつ内在的に暴力性を増して進行している。

日本という国の別名が「アメリカ領日本人居留区」であることは常識であるし、いつから欧米グローバリズムにお手をしてしまったかと言うと、恐らくは明治維新からということになるだろう。

すでに日本の医療がいったいどのような変遷を経て自国の伝統医学を捨て去り、売薬至上主義のアロパシー医学に取って代わられたかについては、本ブログでも再三にわたりトピックとして議論したので、

ここでまた日本医道史をおさらいするまでもないのだが、明治維新を機に日本国が独立国を終えたことは誰が見ても明らかだ。

西欧列強と呼ばれる貴族気取りのグローバリズム主義者たちは「ウイルトピア」における基本ルールである「棲み分け」の掟(おきて)をことごとく破って、ヨソサマの国に土足で踏み込んだ。

この「棲み分け」タブーの侵犯によって、本来ならその地には発生しておらず、それゆえにその地に棲む民の免疫系に抗体がまだないウイルスが外人から内地の者へと感染してしまったのだ。

スペイン人が入植したことで天然痘ウイルスが持ち込まれインカ帝国が滅び、メイフラワー号がやって来たことでネイティブインディアン達も天然痘ウイルスで絶滅に追い込まれた事は記憶に新しい。

天然痘ウイルスの発生場所はカスピ海地方とされるが、実に紀元前1100年のエジプト王ラメス五世のミイラのご尊顔にも痘瘡の痕が残っている程に人類は長きに渡り天然痘ウイルスに悩まされてきた。

人類はこの天然痘ウイルスをワクチンという手法でついに完全に封じ込める事に成功したのだが、実はウイルスをワクチンで撲滅できたのは今のところ、この天然痘ウイルス「ただ一つ」だけであるのだ。

ヒトのみに感染し、その症状が非常に客観的に分かりやすく、潜伏期間も無く感染すると即座に急激に症状が発現して皮膚に痘瘡が出現することで、

感染者の特定が容易で、それゆえに新規感染者が発生した感染地帯の周辺への集中的なワクチン接種を徹底することで、

ついに天然痘は1979年に撲滅されたのだ。

しかしウイルスには非常に重要な役目があるはずで、もしかしたら天然痘ウイルスにも何らかの役目があったのかもしれないと、

今や「ウイルス原理主義者」になった私などは天然痘ウイルスの撲滅を医学の勝利と諸手を挙げて称える風潮に幾ばくかの疑問を感じている。

ヒトゲノムには内在性レトロウイルス配列が9%もの膨大な領域を占めていることはゲノム・コンテンツにおいては常識であるが、レトロウイルスのレトロ(逆)とは何に対して「逆」なのかと言うと、

これはようは遺伝情報は普通はまずDNAの遺伝子が起動してその部分の情報がメッセンジャーRNAにコピーされて、

このmRNAというRNA分子を使ってリボソームと小胞体で必要なタンパク分子が合成される正規の流れの「正・順」の「セントラルドグマ」に対して

「逆」の流れということで、それがレトロウイルスの場合にはまずウイルス側からウイルスのRNAがホストの細胞核DNAに逆転写酵素を使って

RNA情報が転写されていき、ホスト細胞のDNAゲノムにウイルスの遺伝子が挿入されることで、このレトロウイルスに必須なタンパク分子をホストDNAの機能を使って合成する機序をレトロと呼ぶのである。

レトロウイルスの代表はあの恐ろしき免疫不全をもたらすエイズウイルスが有名であり、こうしたエマージングウイルス(新興ウイルス)は

ホストとの共生期間がまだ短いので、共生初期は「攻撃的共生」の側面がモロに発現して、宿主を感染症で苦しめるのだが、

共生期間が持続するごとにウイルスとホストは寄生や片利共生を越えてやがてお互いが共に生き残ることが出来る相利共生の道を選択して「共進化」を果たして、

ホストはついに新興ウイルスに対する免疫寛容を獲得するものである。

このような経緯でつまりレトロウイルスはホストのゲノムにやがて安住の地を確保して、完全にホストゲノムに融合同化してしまうのだ。

これまでの進化の過程でヒトのゲノムにはこうしたレトロウイルスが約200ファミリーほど感染入植した痕跡が発見されている。

ここまで辛抱強くクドクドとした私の論説を読んでくれた読者の皆様の誰もがここで抱く大きな疑問のひとつが、

「ではいったいゲノムに同化したウイルスたちはゲノムを利用して何をしているのか?」

になるかと思うが、ヒトが妊娠して胎盤を合成する際に最も重要な組織となるのが胎児の抗原と母親の血液が接しないことなのだが、

そのためには子宮内膜直下筋層を構成する細胞が融合して、全体で1枚の薄いプラスティック膜のような膜を合成する必要がある。

この個々の細胞核は残っていながらも細胞膜同士が融合してひとつになっている膜を「合胞体(シンシチウム)」と言うのだが、脊椎動物の細胞には元来、シンシチウムを合成する能力は無いと言うのだ。

では何がヒトの妊娠時のシンシチウム合成を取り仕切っているのか?

これこそがレトロウイルスに備わった遺伝子機能なのだ。

ヒトゲノムに存在するヒト内在性レトロウイルスのHERV-W、HERV-FRD、ERV3の領域にシンシチウム合成に関わる重要なタンパク質のシンシチンを合成する機能があることがすでに判明している。

レトロウイルスがヒトゲノムに融合同化してくれたお蔭で、わたしたちは子供を授かることができて、お蔭でホモサピエンスという種を存続できてきたのだ。

セントラルドグマを規定したからレトロという呼称が後付けで付けられたのだが、実はRNAウイルス同士がRNA情報を交換する仕組みがレトロウイルスの機能であり、

このRNAウイルス間におけるRNA分子の水平移動が結果としてDNA型ウイルスの進化を促したと見るのも面白い。

さらに言えばレトロウイルスに備わった合胞体形成と言う機能は、単細胞生物が多細胞化する際にも大いに役立ったことだろう。

海洋ウイルスのミミウイルスはまるで100種類ほどのウイルスをひとまとめにしてくっつけたのでは?と思える程に巨大で遺伝子ビットも通常の100倍もの大容量を有している。

もしやレトロウイルスのシンシチン合成能力によってたくさんのウイルスが集合したことでミミウイルスが誕生したとすると、まるで千島学説のAFD現象がまさに自然界で発生している証拠になりそうだ。



『深海底の熱水噴出孔の地下にいる地球のすべてのウイルスの母となる「マザー・ウイルス」

彼女のもとにはみずからの子となる地球中のすべてのウイルスから地球環境の変動や人間の行動のすべての情報がリアルタイムに集まってくる。

今まさに海洋が恐ろしいまでに汚染されていることをもって、いったい彼女はいかなる戦略を巡らせているのか?

どうかマザー・ウイルスよ、聖なる慈母ウイルス様、もう少しだけ時間を下さい。

いまだ無名ではありますが、日本国という某国の属領において植民地主義にあえぎつつ、

すべての生き物が幸せに暮らせる文明を構築せんと日夜、ない頭を絞っているある鍼灸師が

必死こいて、今、近代文明のプロトコルを修正し書き換える作業をしております。

ナノ・ゴジラ・ウイルスを放ち、人類を滅亡させるのをもう少しだけ踏みとどまって下さい。

「オマエ デ ダイジョーブ カ ?」

「へぃ、なんとかやってみます!」

「ワカッタ アト スコシダケ ジカン ヲ ヤロウ」』


俺たちは「ウイルトピア」の一員なのだ。


※ 本記事から「ウイトピア」の表記を「ウイルトピア」に変更しました。
ウイルスの意味にプラスして、私たちの we や、未来形の will や、希望の wish の意味を持たせたつもりです。

2015.02.14 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 12

「およそヒトの楽しむべき事3あり。1には身に道を行い、ひが事なくして善を楽しむにあり。2には身にヤマイなくして、こころよく楽しむにあり。3には命ながくして、久しく楽しむにあり。富貴にしてもこの3の楽なければ、真(まこと)の楽なし。ゆえに富貴はこの3楽の内にあらず」『養生訓』巻第一、総論・上22

ヒューッ! さっすが益軒先生、かっこいいぜ!

ヒトの楽しみとは、まず間違った事をしない清廉潔白な生き方が第一であり、次ぎに養生をよくして疾病と無縁なライフスタイルを確立して、そうして長生きをすることがまったくもってヒトの幸せであると前口上を述べたうえで、

もしも例えミリオネアなプライベートジェットを持つケイマン諸島のタックスヘブンなセレブなカネモチだろうと、

清廉潔白にして健康長寿という楽しみを知らずば、それは真の意味での富貴ではありゃあしないぜ、

てやんでぇ〜、べらぼ〜めぇ!すっとこどっこいが、おとといきやぁがれ!

ゼニのある無しと清廉潔白&健康長寿は無縁である。

アタシはこういう益軒先生の庶民の味方な視点が大好きです。

だからほら、なんだっけあのとんでもない高額なマイナスイオンマシンなんか俺は嫌いなんだよね。健康すらカネをかければ得られる。ゼニ持ちはどこまでいってもトクをする。

そんなの絶対にオカシイだろ?ゼニなんかかけずに健康が勝ち取れるようになっていなければ99%の一般大衆は浮かばれない。

かの永田徳本翁は時の徳川将軍の難治性のヤマイをあっさりと治しても、薬一服16文分の薬価、今のレートで一服600円換算分しか受け取らなかったんだから。

徳本先生が神医(しんい)と呼ばれるのは、金銭にまったく頓着しなかったからなのだ。さらに言えば、金銭なんかに頓着しないから真の奇跡的な癒やしが可能となるのだ。

中国は気功医療の本場だが、ある領域から上の段階に進むには精神的にも高潔にならねばならない事はよく知られている。本場のホンモノは世俗の欲界からキッパリと身を洗い、

そうしてようやくマスターの領域へと上がっていくのだ。やたらと高額な治療費を要求するインチキ気功師や、やたらと高価なインチキマシンに何の功徳もないことは、一目瞭然だろう。

そもそも他力本願に他者や機械に依存する医療など真の養生ではないことは自明なのだ。

アタシもこれで自分で言うのも何だが誰が見てもそう見える清廉潔白な人間なのだが、別にカリスマ治療師にもならず、いまだに無名なのはただ修行が足りないだけと思われるが、

ここまで命にウソをつかない治療だけは心がけてきた。指を触れておこなう医療は決してウソをつけないのだ。そういう意味でも実に素晴らしい医療が鍼灸指圧である。

自分の心がストレートに指を通して患者に伝わってしまうから、だからこそ気功師たちは心の修練を積むのである。

まっさらな気持ちで臨んだここ23年の治療経験により、ヒトの身という「モノリス」からは膨大な命の真相情報がこちらの身心にダウンロードされてきた。

ここ最近はウイルスの何たるか?を自問自答する中でまた新たなウイルス・コンテンツがフィードバックにインプットされている。

ウイルスは電子顕微鏡でしか捉えられない程に小さい1万分の1ミリのナノレベルの微少な生き物であるが、海洋ウイルスの総バイオマスは海洋生物の全総量の15倍、シロナガスクジラ7500万頭分であるというから、

海洋ではない地上の土壌中や大気中に飛散しているウイルスのバイオマスをこの海洋ウイルスのバイオマスにプラスすれば、やはり地球生命種の中で最も重量も種数も大きい地球最大の生き物となる。

そして全地球生命種のゲノムには内在性レトロウイルスがあまねく存在し、すべての生命種のゲノムの谷間につまりはすでにウイルスは安住の地を確保しているのだ。

こうしたウイルスの複雑な側面から見えてきた新しい生命観が今、私の内部で芽生えつつある。

わたしたちはどうしてもウイルスを捉える場合にも科学的で還元主義な分析や分類をして、種分類をして、単体の粒子の個レベルでウイルスを考察するのだが、

実はウイルスはウイルス界という巨大な「場」、「ウイルス・フィールド」を形成しており、ウイルスは単体としてよりもむしろ全体として総体として

ミクロのゲノムからマクロの地球生態系までの地球生命種のすべてをコントロールする超巨大なアメーバのような生き物であり、

つまりは私たちヒトを含む地球生命種130万種はそれぞれが自立しているように見えて、実はウイルス生命体のほんの一部の「端末」を構成しているだけの末端要員であり、

この地球生命界はウイルスの天国楽園、ユートピアならぬ「ウイトピア」であり、私たち人類は「ウイトピア」の末席にほんの一時、かろうじて幸運にも在籍を許されたヒトのいう名の生命種に過ぎない、

という「ウイルス原理主義的」な仮説が今、我が脳端末に浮上しております。

「ウイトピア」に書き込まれたプロトコルを読み解き、「ウイトピア」に生きる住人としての共通コードを見つけ、人類文明を「ウイトピア文明」にチェンジする役目を私は仰せつかったようです。

ウイルスの真相が次世紀の文明の指針となります。

2015.02.13 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 11

「まず害を去ってのち、よく養うべし。例えば悪を去って善を行うがごとくなるべし。気を損なう事なくして、養う事を多くす。これ養生のカナメなり、つとめ行うべし」『養生訓』巻第一、総論・上21

戦争ビジネス関連詐欺産業のプロデュースによるマッチポンプで八百長でサクラでインサイドジョブで自作自演でやらせでインチキな「対テロ戦争」という名の10カ年計画で遂行される武器弾薬在庫一掃セールが

華々しく某国主導でまたもや平和を愛するイスラム圏の某国下で繰り広げられて、美しい町並みが廃墟と化して、

その実からは良質な植物性脂肪酸を含むオイルがもたらされ、その葉からは天然の抗ウイルス抑制物質である揮散性サリチル酸メチルを大量に大気中に放出してくれて

フィトンチッドによるブルーゾーンでヒトや動物のハビタブルゾーン(生存可能領域)を構築してくれていたオリーブの木をはじめ

長年その土地で共に暮らしてきた樹木ものきなみ根こそぎなぎ倒されて、

まだ生まれたばかりの幼いヒトの子の命も、まだ夢も希望もある青年の命も、これから人生の何たるかを後世に伝える役目を果たす老賢者たちの命も、

ことごとくその灯火が消えつつある。

かつてこの国を含む世界を巻き込んだ第一次世界大戦も、第二次世界大戦もみな同じプロデューサーによる戦争詐欺ビジネスだった。

いい加減に騙されるのは止めようぜ!

まったく俺ら人類ホモサピエンスはここ2000年は進歩も進化もしちゃあいないよね。

唐突で何だけど医学もまったく一緒だよ。

医療ビジネス関連詐欺産業のプロデュースによるマッチポンプで八百長でサクラなテロリスト・リストには

ガン細胞や遺伝子変異やAGE(糖化最終産物)や糖質や乳酸や酸化体質や酸化や活性酸素やフリーラジカルや病原菌や病原ウイルスや不良品ミトコンドリアや小胞体ストレスや変性タンパク質などなどがリストアップされて

一般大衆を洗脳マインドコントロール認知支配によってそう思わせた捏造されたワルモノ・テロリスト病原物質群を、

徹底的に殲滅させる「聖戦」と称して医療関連ビジネス部隊が「正義の味方」として登場し、

抗ガン三大療法や遺伝子診断や糖質制限やマイナスイオン・マシンや抗生剤やインターフェロン製剤や抗ウイルス薬や各種薬物が

医薬医療機器在庫一掃セールを繰り広げているのが実際の医療の現実なのだ。

世界に発生する紛争や戦争が戦争屋によるマッチポンプな捏造であるのと同じ構図で、

医療もまたまったく同じく医薬産業によるマッチポンプな捏造であることに気づいている者はほとんどいないだろう。

とにかくあらゆる症状には何らかの原因があり、その原因を取り除くことが出来ればヒトは健康でいられる、などというお気楽で蒙昧な思想も

また私に言わせればプラシーボ真理教を盲信する狂信的な信者と同じ心理構造と言える。

そもそもヒトの命とは何なのか?

この深淵にして根源的な問いを自問自答していく中でしか実は医療詐欺を脱する道はないであろう。

「 ワルモノ 対 イイモノ 」という勧善懲悪の二項対立のお馬鹿なモチーフを卒業できるかどうかが、医療と養生の分かれ道なのだ。

癌の原因が糖質にあるだと?バカを言っちゃあ困りますって!

糖質うんぬんはある特定の産業毒物質の発ガン性をカモフラージュするためのスケープゴート(身代わり)なんだって。

そんな事もまだ気付かないのかよ。某地区でとてつもなく進行している癌発生の原因は何だかわかってるよね?

もちろんこんな短期での癌大量発生の原因が糖質なんかではない事はわかってるよね?

2月7日付の毎日新聞に「福島のサル、内部被曝、放射性セシウム筋肉中に78〜1778ベクレル、白血球数減少」なる記事が挙がっている。

どうしようもない発ガン性を帯びた猛毒の産業毒物質が今、大気中に放たれて地上に降下し、海中や地下水へと膨大な汚染水が垂れ流されている。

糖質なんかで癌になるわけねぇじゃん!

アレが1960年代からそこら中に埋設されて、アレが美しいサンゴ礁や古生代の記憶を留めるグレートバリアリーフな大地で爆裂して、世界中にアレがまき散らされたから癌が激増して、

あらゆるヒトの疾病も激増したに決まってるだろうが!

それを目隠しするためにあらゆるインチキ病原物質がテロリスト指定されて、どうでもいい効きもしない医療行為が延々と繰り広げられてきたんだよ。

戦争も医療もマッチポンプな単なるビジネス。同じプロデューサーが演出してんだよぉ!

それを見抜けるかどうか?

ヒトの正気を損なう害悪物質てんこ盛りの地球環境にわざとして、わざとヒトに癌が増えるようにし向けてる。

こんな構図をアッサリと見抜くのもまた養生のカナメ。

そうそうウイルスなんだけど、呼吸器系に基礎疾患がある者と、まったく無い健康な者の肺の中のウイルスを調べたらどちらの肺にも

平均で174種類のウイルスが発見されて、そのうち既知のウイルスはたったの10%で、

90%のウイルスは未知のウイルスだったんだって!

普通に健康なヒトの肺にはけっこうたくさんのウイルスが常在しているってわけ。

でも別にそれが健康な者に呼吸器疾患を引き起こすわけではない。

じゃあ、この肺に常在するウイルス群はいったい何をしているのか?

私の予想だけど交差免疫の役割を果たして、外来性のウイルスに対抗しているんじゃないか?

そうつまり私たちはウイルスをボディーガードに雇っているのだ。

いや私たちだけではない。恐らくはほとんどすべての地球生命種がウイルスをその体内外に常駐させて、その身体を守っているのだ。

ウイルスすら免疫のオーガニックな精鋭部隊なのだ。

生命科学のプロトコルを書き換えるのは、まったくハンパな仕事じゃねぇわなぁ。

2015.02.12 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 10

「すでに元気を害するモノを去らば、飲食動静に心を用いて、元気を養うべし。例えば、田を作るが如し。まず苗を害するハグサを去ってのち、苗に水をそそぎ、肥をして養う。養生もまたかくの如し」『養生訓』巻第一、総論・上21

ヒトの身の養生と、田畑の養生をフラクタルに捉える視点は、農耕民族の日本人ならではの視点かもしれません。

しかし今現在の人類は環境中に放出したおびただしい産業毒によって次々にミトトキシックとジノトキシックな産業毒物質に蝕まれつつあるわけで、

いったいこの元気を害するモノである産業毒をいかにして抑制するかという問題はおいそれと解決できる問題ではありません。

ヒトの身が健康であることは、田畑が健やかであることと同義であり、田畑が健やかであることは畢竟すればその文明が正常であることと同義でありましょう。

近代科学文明がもたらした功罪のうちの罪の側面が先鋭的に漏出する今の時代に、いったいどのような視点で養生を語るのか?、こちらのセンスが問われます。

つまり非常に限定されたミクロの身体の事だけを還元主義に語っていても、それはほとんど意味のない事と思われます。

ミトトキシックとはミトコンドリア毒性のことを言い、ジノトキシックとは遺伝子毒性のことを言いますが、あらゆる産業毒の汚染物質は最終的に人体の細胞内に濃縮して、

ミトコンドリアとゲノムの遺伝子を含む細胞内オルガネラのすべてを失調させて、ヒトの健康を損ねます。

もしも健康になりたいのなら、この文明そのものを変革しなければイケナイという視座で今後も養生を語る所存です。

さて、今や完全にどっぷりとはまってスーパーホットなマイブームネタとなりつつあるウイルスのハナシを進めてまいりますが、

ウイルスという言葉は正確にはラテン語で「蛇の毒液」と「人間の精液」の二つの意味があるとされます。

ヘビ毒はヘタをするとヒトを殺しますが、人間の精液は欲求不満や暴発的な行動の源になることはありますが、本来的には新たな生命を生み出すモトです。

はからずもウイルスという言葉に「破壊と創造」の両義性が備わっていたことに、改めて驚いております。

タバコモザイク病というタバコの葉に発生する植物の病気の原因を追っていたオランダの化学者ベイエリンク(1851〜1931)はまだ電子顕微鏡が開発されていなかったので、ウイルスそのものを発見は出来ませんでしたが、

細菌を濾過できる陶器をすり抜けた液体を健康なタバコの葉にふりかけると、その健康なタバコ葉にもタバコモザイク病の斑点が出現することを実験で立証して、

この液体を「感染力をもつ生きた液」とし、「ウイルス」と命名しました。

ベイエリンクやロシアのイワノフスキー(1864〜1920)らがほぼ同じ時期の1892年から1899年にかけて素焼きの磁器で出来た細菌濾過器を通過させた液体にウイルスらしきものが含まれると予想してから、

さらに30年以上が経過した後にようやくアメリカの化学者ウェンデル・スタンリー(1904〜1971)が約1トンもの大量のタバコモザイク病の葉をかきあつめてそれこそとてつもない苦労をして、

抽出してようやくタバコモザイクウイルスのタンパク質の結晶がスプーン1杯分のエビデンスとなり、ついにウイルスらしき粒子のカケラが日の目を見ることになりました。

現在は電子顕微鏡を使ってナノレベルのウイルスの実際の姿が見られますが、例えばヒトの鼻に常在し共生している通常の風邪の原因ウイルスであるライノウイルスなどはまるで、

その体内に銀河系を仕舞っているかと思えるほどに美しい姿が捉えられております。これは染色の仕方によりそう見えるのでしょうが、最も身近な風邪ウイルスであるライノウイルスに宇宙を見るとは思いも寄りませんでした。

いやいやウイルスはもしかしたら宇宙原理にのっとって、あまねく宇宙中に普遍的に存在する宇宙生命史の立役者かもしれませんから、ライノウイルスの体内に銀河系を観た私の感性もまんざらではないかもしれません。

極小のモノに極大が投影される。これぞ宇宙原理のマトリョーシカで金太郎飴なるホログラム原理なのです。

海洋ウイルスのバイオマス(生物学的総量)は海藻やサンゴや魚や、クジラやアシカやイルカなどの海洋哺乳類のすべての海の生き物を足した総量の15倍で、

わかりやすく言うとシロナガスクジラ7500万頭分の重さと海洋ウイルスの総量は同等であり、

海洋ウイルスの全個数は1のあとに0が30個つく数で、海洋ウイルスのすべてを並べると2億光年先の60番目の銀河にまで達すると言い、

海水1リットル中には1000億個ものウイルスが蠢(うごめ)いています。

生命が誕生した母なる海が、ウイルスに満ち満ちているという事実はまたなんとも示唆的ですが、恐らくは母なる大地の土壌もまたウイルスの天国であろうと推定されます。

海洋ウイルスのほとんどはヒトには無害であり、海洋ウイルスの主たる役目は海洋生態系の維持にあるとされ、

毎秒10兆個の海洋微生物が海洋ウイルスの侵入を受けて、日々、全海域の海洋バクテリアの半分ほどが海洋ウイルスに分解されている計算になり、

この海洋ウイルスがもたらす海洋微生物のバイオマスコントロールにより、実は地球大気の酸素濃度や二酸化炭素濃度のバランスまでが保持されて、

地球温暖化を防止し得る重要な立ち位置に海洋ウイルスが存在する事が判明しております。

地球温暖化の真の原因はもしかしたら海洋ウイルスの失調にあり、海洋ウイルスの失調の原因こそが海洋汚染にあるのかもしれません。

この海洋ウイルスがおびただしく棲息する聖なる海へと私たちは今、猛毒である産業毒を毎日300トンも垂れ流し、ほとんど意識せずに大規模な海洋汚染に手を染めているのです。

このツケがどんな結果をもたらすのか?

エボラ出血熱ウイルスやエイズウイルスを上まわる強毒性の新種のウイルスが

「棲み分け」のタブーを破りテリトリーを侵害された海洋ウイルスの仲間たちから誕生しないか?

気がかりは尽きません。

人間よ、もう止せ、こんなことは!

2015.02.11 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 9

「生を養う道は、元気を保つをモトとす。元気を保つ道2あり。まず元気を害するモノを去り、元気を養うべし。元気を害するモノは内慾と外邪となり」『養生訓』巻第一、総論・上21

『養生訓』の良さは何度も同じ事をクドクドとまるで少し呆けてしまっているのかと思えるほどに繰り返し述べてくれるところ。

この何度も同じ事を繰り返すことをもって、益軒先生は本当に老耄としていたのではと分析する向きもあるようだが、例えそうであってもその内容が優れている事には何の問題もないわけで、

アタシは逆にこういったスタイルは好きなほうで、例えば三木成夫博士や西原克成博士の論述スタイルにしても、

やはり益軒先生を彷彿とさせる循環ラセン型の文章が多々見受けられて、ワタシ的にはコンフォータブルなのだ。

星や、星が集まった銀河系がしかるべき場に存在するのは実は暗黒物質の存在とその重力に依存しているように、

ヒト身心の生命力であるフォース・フィールドもまた実は暗黒物質によって滋養されていると言える。

かつて今から46億年よりも少し前に天の川銀河系の片隅である恒星が寿命を終えてスーパーノヴァ(超新生爆発)を起こして、

その恒星の核内にため込んでいた鉄元素までの元素群を銀河系内に解き放った。

このスーパーノヴァにより拡散された元素ガスがまた銀河系内のボイド(泡)の合間にたゆとう暗黒物質のフィラメントの重力に吸い寄せられて新たな恒星のコアとなり、

コア内部で水素とヘリウムが核融合を開始する程に温度が上昇すると猛烈な光エネルギーと熱が発せられる。

この原始太陽の引力に引かれて周囲に飛び散っていた星間ガスが集まって次々に小さな惑星が生じ始め、

20個ほどのカタマリがやがてぶつかり合って、ついに10個ほどの惑星へと収斂されていった。

この10個ほどの小惑星のうちの太陽から3番目の星がわたしたちホモサピエンスが所在を許されている地球という名の星なのだ。

だからわたしたちのこの身体を構成している元素はもともとは銀河系内に飛び散ったスターダスト。

それゆえにヒト身心も暗黒物質の支配下にあり、宇宙の電磁場の動きと同期しているのだ。

そしてウイルスの誕生に始まった地球生命史40億年の記憶データはすべての地球生命種のゲノムにインプットされており、

つまりは私たちのこの身体には地球史46億年と地球生命史40億年の記憶が保持されていると言えるのだ。

いやそれだけでなくそもそもスーパーノヴァを引き起こした恒星の名残(なごり)によって構造化された身体であるのなら、

この恒星の記憶すら私たちの体内のどこかに残存していそうだ。

そうして考えると我々はやはり138億年の大宇宙の歴史すら背負った存在といえるのかも知れない。

『養生訓』の総論の書き出しにて益軒は

「ヒトの身は父母をモトとし、天地を初めとす。・・天地のみたまもの」

とヒトの身の何たるかを喝破しているが、まさに私たちの身心は4%の物質と23%のダークマターと73%のダークエネルギーによって維持され、養われているのだ。

そして地球生命体はみな地球生命体の親神様であるウイルスによりそのゲノムを養われ、種間を飛び越えて水平遺伝にシャッフルされ、

生殖活動を介してシャッフルされたゲノムを親から子へと垂直遺伝に伝播し、ある種がエピゲノムな獲得形質によって授かった有用な遺伝子ツールは

仲良く種間を越えて水平遺伝によりすべての種に共有シェアされ、こうしたウイルスのゲノムベクター能力によって現生130万種のゲノムは維持されているのである。

地球生命種はみなウイルスに依存してゲノムを共有する一大ファミリーなのだ。

ウイルスの構造は遺伝情報を保持する核酸分子のRNAやDNAを簡単なタンパク質の殻であるキャプシドにくるんだビリオン構造である、というのが定説であったのだが、

すでにより複雑なキャプシドの周囲に絨毛(じゅうもう)をビッシリと生やしたミミウイルスや、

キャプシドではなく三重の細胞膜のようなモノにくるまれたニュータイプのウイルスなどが近年になり続々と発見されている。

ウイルスの定説を覆(くつがえ)すバクテリアや原生動物へと移行する中間形態とも言えるこれらニュータイプのウイルスの登場により、今後はよりホットなウイルス論争、ウイルス学が発展していくだろう。

そしてウイルスの真相のベールが一枚ずつ剥がれるごとに、生命科学のプロトコル(最初の取り決め事項)もまた刷新されるはずだ。

千島喜久男博士がご存命であったなら、さぞかし新発見のウイルスに狂喜乱舞したであろう。

まぎれもない我々は一大ウイルスファミリーのほんの片隅に籍を置くヒトだ。

しかし、このチッポケなヒトというウイロイド(ウイルス型生命体)はいつまで経っても、戦争も紛争もテロも貧困も地球環境の破壊も克服できないで、

いまだにバレバレの馬鹿でマヌケで阿呆な「やらせ捏造マッチポンプ自作自演インサイドジョブ」な「テロとの聖戦」に明け暮れている。

「ナノゴジラウイルス」に人類が滅ぼされるのが先か?はたまた人類文明の舵を宇宙共生ウイロイド型に変えるのが先か?

「ジャッジメント・デー」な毎日が続きます。

2015.02.10 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 8

「忍の字を禁じて、外邪をこらえて久しく当たるべからず。古語に、風を防ぐ事、箭(や)を防ぐが如くす、と言えり。4気の風・寒、もっとも畏るべし。久しく風・寒に当たるべからず。およそこれ外敵を防ぐ兵法なり。内敵に勝つには、健気(けなげ)にして、強く勝つべし。外敵を防ぐは、畏れて早く退(しりぞ)くべし。健気なるは悪(あ)しし」『養生訓』巻第一、総論・上20

まんず含蓄のある養生論が展開されております。ここ20番の文章はかなり長いのですが、ようは内外の敵とはいかなるものかを解説しつつ、それに勝つ兵法論を説いたのがここ20番の文章と言えましょう。

内敵はつまりは様々な慾(よく)であり、これに打ち勝つには「 忍 」の一字あるのみで、外敵とはいわゆる中医学で言うところの外邪(がいじゃ)に相当する気候環境素因で

そのうちの日本の風土には無い燥邪(そうじゃ)と熱邪(ねつじゃ)を除いた4つの外邪である風邪(ふうじゃ)、寒邪(かんじゃ)、暑邪(しょじゃ)、湿邪(しつじゃ)を常に畏れて、決してこれを甘く見ることなく

もしもこれらのうちのどれかの外邪因子が身体に作用しそうだとわかったら、迷わずこれを避ける策に打って出るのが最善の策だ、と益軒先生は仰っております。

みずからの「うち」から発する欲望はみずからの「忍」の一字で堪え忍んで克服することができるが、

地球環境の変動によってみずからの「そと」からもたらされる環境素因の「風・寒・暑・湿」の4邪気はいかにせんみずからの意志ではどうにも克服しようもない。

よってこの気候変動だけはとにかく「畏」の一字で避けて防ぐしかない。

まことに合理的で実践的な養生法アドバイスであり、理路整然としたマスター・エッケンの論法には毎度のこと、頭が下がりますね。

今冬もすでに地球環境が1万年の間氷期を終えて、10万年の氷期モードに入る前兆かと思えるような寒さが続き、冷たい風が吹きさらしております。

この風・寒の二大スーパーカリスマ邪気が身体の免疫力を低下させることで発症するのが、季節性のインフルエンザです。

ですが、今年に入ってはだいたい週1日くらいで雨が降りまして、乾燥をグットコンディションに増殖するインフルエンザウイルスにとってはこの雨の湿気は逆に増殖にマイナスな環境となります。

そのせいか娘の小学校もインフルエンザによる学級閉鎖が相次ぐピークはすでに過ぎました。

インフルエンザウイルスに対するワクチンに何の有効性も無いとわかったのは1980年代ですが、

それからもずっとこのまったく効果のないインフルエンザワクチンは毎年の秋冬の恒例医療詐欺ビジネスモデルと化して、

まじめというかお馬鹿というか何も社会を動かす陰謀に疑問を感じない大多数の国民の二の腕にブチュッと打たれて、医療詐欺ビジネス産業に莫大な富みを転がり込ませてきました。

しかし、こういった問題においても、ただ医療ビジネスを頭から批判するのではなく、実はウイルスの遺伝子変異スピードがヒト細胞の変異スピードの「 1000倍 × 1000倍 」もあり、

ヒト体内に入りこんだインフルエンザウイルスは即座に変異を開始して、独自の特異的なその宿主ホストに固有のウイルスにトランスフォームしてしまうという、

まぎれもない医学エビデンスに基づく科学的な事実を教えることこそが実は最も効果的な医療詐欺ビジネスに対抗する未病治の養生アドバイスになる、

と私は確信しているからこそ、常にごくごく基本的な医療データから本当に基礎的な当たり前に立証されているエビデンス事項だけを列記しつつ、ヒトの命の真相を私流に解釈し直してここに公開しているのです。

そりゃあ現代医学の抗ガン三大療法がデタラメでヒトゴロシなのは誰が見たってどう考えたって歴然たるものだから、それをね、今さら俺が批判したって意味がないわけよ。

ガンの三大療法を思いっきり叩くのがトレンドなんだけど、もう誰かが言い出したあとに同じようにそれを言ってもね。それはアンタの手柄じゃあないし。

KM氏は今から20年以上前から確かに「ガンと闘うな」、と言ってきた功績はまったく尊敬に値するのであるが、彼は放射線医であり、ガンに対する放射線療法に関しては限定的に是とする態度がいまだにあることは事実。

であっても、とてつもない頑迷な医学界において革命的な言辞と行動で生きてきたのは確かに素晴らしいのだが、それを盾にね、一般の素人まで癌を知り尽くしたように吹聴するのは如何なものかね。

つまり今のガン・コンテンツ・トレンドは彼を抗ガン三大療法を叩くカリスマと崇めることで、ブームが進行しているのであって、

こうした内部告発者を新たな教祖に仕立てて、いかがわしい新たな代替医療詐欺ビジネスが加速するような事だけは避けたい事態である。

そっちの医療はダメだが、こっちならイイぜ!という誘いには決して乗ってはイケマセン。

あっちの医療詐欺に騙されたから、こっちこそはホンモノだ。と思ったらそっちもニセモノだったなんて洒落にならんでしょ?

でもね、実際はそんなんばっかだから。エビデンスが皆無の治るかも、治せるかもプラシーボ真理教みたいなのがほとんどなのよ。

疑似科学のマイナスイオン詐欺や水がヒトの言葉を理解するとか、そんなので充分にエセ医学には懲りてるだろうに。

アタシはこれで5年前には他サイトで先陣切ってガンの真相がいかなるかを、ぶってどっかの内科医をぶったまげさせてるし、

ミトコンドリアのことを「共生」と絡めて、ミトコンドリアを軸にあらゆる事象を解くというのも、なんだかこのところトレンド化してきていて、先日もある名の知れた坊さんが新聞のコラムでそんな記事を書いていたけど、

これだってもうアタシからすればけっこう古いネタの領域で、「あぁ、そんな事も昔言ってたわね」の世界。

共生をキーワードにするのがトレンドなのは、3.11が契機になったのは事実だけど、こういったチマタのトレンドとは一線を画して

決してそのへんには陳列されていないエッジの効いたデザインの文章を今後も公開していきますので、読者の皆様、どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。

なんでも葛西臨海水族館のマグロ、カツオの大量死の原因は未知のウイルスが魚たちの体内に感染したからだ、との噂が浮上してきました。

海洋ウイルスはいまだにまったくどれだけの量が棲息し、どれほどの種が存在するのかも分からない程に膨大なバイオマスを誇りますから、

そりゃあ未知のウイルスのひとつや二つをカモフラージュにスケープゴートな原因物質に特定するのは当局にとっては造作もなくわけのない事です。

ただし、だからと言って事故原発から日々300トンも垂れ流しされている汚染水に含まれる産業毒ミアズムが

飼育槽に循環させていた海水に大量に含まれていたとか、あるいはエサの小魚に濃縮されていたという可能性はまだ残ります。

さらにひとひねりして例えばこうした産業毒ミアズムの大量垂れ流しによって、海洋が著しく汚染されることで海洋ウイルスの生態系が狂いだして、ある種のウイルスは産業毒ミアズムの集積により絶滅を余儀なくされるが、

ある種のウイルスはこれに打ち勝ってゲノムを変異させて産業毒ミアズムにまったく動じないとんでもない強毒性を獲得する危険性すらあるのです。

いわゆる抗生剤の濫発乱用によってすべての抗生剤に抵抗するチカラをもった多剤耐性菌が出現するのと同じ機序で、自然界の海洋において多毒耐性ウイルスが出現して、

これがまるで「ナノ・ゴジラ」と呼べる恐ろしいシロモノと化して、今度は人間にリベンジの1000倍返しの逆襲を開始する。

もしも、こんな事がすでに起こっているとしたら、本当に人類の現在・未来は「ターミネーター」の世界と均質になってしまいます。

人類よ、お前達はいったいどこへ向かおうとしているのか?

2015.02.09 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 7

「外敵に勝つには、畏(おそれ)の字を用いて早く防ぐべし。例えば城中にこもり、四面に敵を受けて、油断なく敵を防ぎ、城をかたく保つが如くなるべし。風寒暑湿に遭(あ)わば、畏れて早く防ぎ退(しりぞ)くべし」『養生訓』巻第一、総論・上20

ようはさ、なんでみすみすアブナイ地帯へと行ったのか?ってところがかなりミステリーなわけであって、しかるべき手筈が無ければそんなところへは普通は行けないじゃん。

誰が考えたってオカシイ事件なの。で、真相はヤブの中のままテロ対策の決議案が国会で可決とかで、こんな決議はおかしいと異を唱えたのは山本太郎議員だけだったっていうし。

ほんと兵法のヒョの字もない外交だよね。みずからテロの網の目に絡め取られるバカさ加減、というか、誰かがケツを掻いているんだろうけど。

新たなアルカイダであるISILが今回の事件を機に一大ブランディングキャンペーンを成功させて、今や世界は振興テロブランドに対する「聖戦」の機運が高まってるわけだけど、

こういうのは全部仕組まれた茶番劇であって、つまりは自作自演のマッチポンプのやらせであり、ちゃんと脚本家がいて、プロデューサーがいて、スポンサーがいて、キャスティングがセットされたオママゴトのテロごっこであり、戦争ごっこであり、

そもそも近代戦はまぎれもない資本主義社会にとっての営利事業であり純粋な戦争ビジネスであって、アメリカは10カ年計画で戦争を公共事業にしている国だなんて事はもうネット民なら誰もが知る常識なわけっすよ。

9.11でこれでもかとコテンパンに騙された世界の良識あるホモサピエンスはだから今回の事件発端から速攻で独自の分析をほどこして、まんまとメディアコントロールのマインドコントロールを未然に解除してしまったのです。

ちったぁ、「知恵のない猿」もとい「知恵のあるサル」と自称するホモサピエンスにも学習能力があることが証明できたよね。ただあくまでネット上のことで、

メディア認知支配下の皆様におかれましては、より一層のキツイ洗脳がかかってしまったかもしれないという危惧は否めません。

ふぅ〜、既存のメディアなんかで真実が語られることなど、金輪際、まったく無いのにね。

鮨をたらふく食わされて飼い慣らされて、本当のことを書いても全部はねられてしまう政府広報機関である記者クラブメディアをなんでいまだに世界情勢を判断する情報源にできるのか、アタシにはサッパリわかりまへん。

まっ、宇宙の23%はダークマターで、73%はダークエネルギーであって、ヒトゲノムの98.5%は未知なるジャンク遺伝子であるわけで、いまだに覚醒しない99%のみなさんがいまだにメディアコントロールによるショックドクトリンに踊らされても

それはそれで宇宙やヒトゲノムの未知なる領域と比較すればちっぽけな謎の事象であって、実はたいした問題ではないのかもしれません。

さて未知なる領域と言えば、たしかに宇宙は暗黒物質という謎の素粒子のチカラによって星が宇宙空間に浮くことができて、そのお蔭で銀河が形成されて、

銀河が多数集まって銀河団が構成されて、暗黒物質の重力が存在するからこそ星や銀河やわたしたち生命体はこの宇宙に所在することが可能なのですが、

この星が集まった銀河がさらに沢山集まって銀河団を形成し、宇宙中の銀河団が密集しつつ付かず離れずに描き出す星々の光るサマは、

まるでヒト細胞内の細胞核周囲にネットワーク構造を構築するミトコンドリアのアラベスク模様にそっくりな、スターライトのフィラメント構造がボイド(泡)のすき間に浮かんでキラキラと輝く曼荼羅画なのです。

6.6億光年幅の銀河団の構造を60億光年幅にまで拡大するとまるでむら染めされたTシャツの柄のように銀河の粒々が浮いて見えます。宇宙はだいたいどこへ行ってもこのようなむら染めTシャツの絵柄を描いており、

このどこを取っても均質になる金太郎飴でマトリョーシカなフラクタルな仕組みを「宇宙原理」と宇宙物理学では呼ぶそうです。

ミクロな細胞内オルガネラのミトコンドリア・ネットワーク構造とマクロな銀河団のきら星・フィラメント構造がはからずも一致するシルエットを描き出す。

これはまたワタシ流に言わせればまさに「 S A T O R I 原理」と呼ぶにふさわしい相似形と言えそうです。

星が宇宙空間に居住まいを正すことが出来るのは、まだ何だかまるでわからない暗黒物質があるお蔭であると同時に、

ヒトがヒトの命を正常に養うことが出来るのも、やはりまだ何だかまるでわからないヒトゲノムの未知なるイントロン領域98.5%のお蔭なのです。

ただこの未知なるヒトゲノムのイントロン領域98.5%のなかにウイルス由来の配列が46%あることまでは判明しており、

このウイルス由来データが正常に起動することでヒトが妊娠した際の胎盤タンパク質や認知活動をする際の脳内タンパク質が合成されていることくらいまでは、わかってきております。

ヒトの命はヒトゲノムの谷間に永遠の生を約束された「谷神(こくしん)」たるウイルスたちによって養われていることは動かしがたい事実なのです。

ヒトゲノムはウイルスと共生し融合した「ウィルヒトゲノム」であるという事実は、わたしたちヒトの存在とはいったい何なのか?を根底から見直す革命的な事実とワタシは認識するに及んでおります。

最近はあまり取りざたされなくなりましたが、実はiPS細胞の作成にはウイルスが遺伝子の運び屋として活用されていることは常識です。

はじめはレトロウイルスを体細胞へと4つの遺伝子( c-Myc、Oct3、Oct4、Klf4 )を運ぶベクター(運び屋)に利用していたのですが、

レトロウイルスの遺伝子が遺伝子改変を施された体細胞に混入して、このレトロウイルス由来のゲノムの影響でやがてこの遺伝子組み換え細胞が

ガン化してしまうことが判明したので、その後は私たちの鼻などに常在している風邪の発症ウイルスであるアデノウイルスをベクター役に選び、

レトロウイルスと4つの遺伝子のうちの1つの遺伝子( c-Myc )を除く3つの遺伝子をアデノウイルスベクターが運ぶ方式が確立されてiPS細胞が完成されるに到りました。

約40億年をかけてウイルスが地球生命種のゲノムのベクター役を担ってきたのですが、なんと人間は傲慢にもその神なるウイルスのゲノムベクター能力を勝手に横取りし、

人工的にヒト細胞の遺伝子を組みかえる神をも畏れぬ再生医療領域へとすでに手を染めてしまったのです。

このような自然を畏(おそ)れぬ医療行為がこの先、人類に幸せをもたらすのか、反対の作用をするのかは現段階では未定ではありますが、

私は科学の御旗(みはた)の名のもとに行われるこのようなあまりの傲慢な態度にはいつも言葉もありません。

そもそもヒトはウイルスと共生した存在であり、ヒトをここまでヒトたらしめたものとはウイルスに他ならないのです。

いやヒトだけではありません。地球生命種のすべてにウイルスは共生しておりますし、地球生命種のすべてのゲノムには内在性レトロウイルスが入植しております。

地球生命体はその命の設計図であるゲノムをウイルスによって下支えされ、また地球の海洋や土壌はそこに棲むウイルスによって生態系が維持されているのです。

ミクロなゲノムからマクロな地球大の生態系まで、くまなく地球の命はウイルスにコントロールされているのです。

「この地球のヌシはウイルスである」、との私の発言がようやく、まんざらでもなく思えてきましたでしょうか?

ウイルスというヌシに畏(おそ)れを抱き、ウイルスという自然に畏れを抱き、ウイルスというゲノムベクターに畏れを抱くとき、ヒトはようやく命の尊さと深遠さを想起するのだろうか。

ヒトの一生は生物学的には120年の寿命を許されているが、実は120年の一生は確実に40億年と等しいのだ。

わたしたちは実は今この瞬間にも、過去の40億年間の生命史を反芻し再現しているのである。

40億年前、地球の原始の海に誕生したナノレベルの生き物であったウイルスがいたからこそ今のわたしたちがここに存在するのであり、

今ここにいる私たちはこれまでの40億年の生命史をそのゲノムに刻みながらここまで進化したのだ。

ウイルスが種を飛び越えてゲノムを攪拌(かくはん)しなかったら、このようなバラエティー豊かな生物多様性も築けなかっただろう。

有用なゲノムを種間を越えて共有するという「地球生命界コード」はまさにわたしたち地球生命種がみな兄弟姉妹の一大ファミリーであるアカシであり、老子の「万物と春を成す」の言の通りと言えるのだ。

ヒトの眼を作るホメオボックス遺伝子はハエの眼を同じく作り、しかるべく器官をしかるべく合成するに導くホメオボックス遺伝子ファミリーはほとんどの生物のゲノムが共有するゲノムツールであり、

またガン抑制遺伝子のP53遺伝子もヒトゲノムだけでなく昆虫や軟体動物などの古い種族をはじめとするほとんどの種族に遺伝的に保持されてきており、

ヒトのマクロファージや樹状細胞の細胞膜に有って異物を探知する細胞膜レセプターのトールライクレセプター・TLRなどは

ヒトでは10種類、昆虫のハエでは9種類、魚のフグや哺乳類のマウスでは12種類が発見されておりますが、棘皮動物のウニでは何と222種類も発見されております。

いまだその生息数も棲息種もまだ判然としていない膨大なバイオマスを誇る海洋ウイルスを常時、消化管を貫通させているウニにとっては

ヒトの22倍もの大容量の受け皿となるトールライクレセプターをもってしてようやく、次々に侵入し通過するおびただしい量の海洋ウイルスを受容し判別し査読することが可能となるのでしょう。

このようにあらゆる有用なゲノムツールやゲノムによって発現したタンパク分子で構成されるレセプターなどの機能領域が種の古い新しい、脊椎の有る無し、温血冷血の差無くすべての種間で、あっちへ運ばれこっちに運ばれて、シャッフルされては共有シェアされている。

まったくゲノム的にも草木虫魚、山川草木はみな友なのだ。

それなのに、なぜヒトはヒトと殺し合い、なぜヒトはこれほどまでに地球を破壊するのだ!

生きとし生けるモノはみな兄弟姉妹であり、生きとし生けるモノはみなウイルスによって生かされた仲間なのに。

ミクロにもマクロにも、40億年前にも40億年後にも、宇宙の果てにも地球の中心にも、内にも外にも、解糖系にもミトコンドリアにも、イスラム圏にもキリスト教圏にも、仏教圏にもアニミズム圏にも、無論、敵などいない。

わたしたちは本来的に、地球のヌシである偉大なるウイルスに額(ぬか)ずくチッポケなヒトに過ぎない。

2015.02.08 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 6

「生まれつきたる気、強けれど、術を知らざれば、身を守りがたし。例えば武将の勇あれども、知なくして兵の道を知らざれば、敵に勝ちがたきが如し。内敵に勝つには、心、強くして、忍の字を用ゆべし。忍はこらふるなり。飲食好色などの欲は、心つよくこらえて、ほしいままにすべからず。心、弱くしては内欲に勝ちがたし。内欲に勝つ事は、猛将の敵を取り拉(ひし)ぐが如くすべし。これ内敵に勝つ兵法なり」『養生訓』巻第一、総論・上20

ここ20番における「養生とは忍の一字である」発言はアヴァンギャルドな益軒先生ならではのオリジナルな独創であって、実は益軒先生の『養生訓』の真骨頂とはこのような独創三昧にあったと言われている。

決して中医学の単なる模倣で終わらずに、我が国の風土、我が国民の体質に適応した改変を加えて、そこに独自のアレンジを加え、唯一無二の味を醸成した。まことに世界に誇る第一級の養生指南書こそが『養生訓』である。

つまりひとことで言えば「コピペはダメよ」ってことでしょうね。チマタの健康指南コンテンツを見てご覧よ。まずコピペばっかりの盗人猛々しい野郎ばっかりだからさ。

だからアタシはほとんどネットにアップされている情報は参考にしたことはありませんね。基本は紙媒体の本から情報を得ており、その努力を怠っておりません。

お蔭で徐々に本棚が埋め尽くされて、あふれ出し、時折、治療院の本棚から出張してきた本が我が家にまで増殖し出すと、どこからともなくプリオン女子の末裔からカミナリが落ちてきますので、

先日もこのパソコン周囲の本をイケメンのRNAが撤収に及びましたら、なんとも広い部屋が出現してビックリ仰天、家人たちには喜ばれるやら、嬉しいやら。

あっ、イケメンというのは前稿の続きだからそう言ったまでで、別にアタシがイケメンであるとかないとか、そう言った委細には拘泥下さらないようにご配慮願いたく候。

さて、前稿においてはプリオンとRNAという二大分子をキャラクター化して、40億年前の原始の海中でいったいどんなイベントが発生したのか?の仮説を提唱してみました。

「ええっ、そういうことだったの!」なる驚きのレスポンスと共に、かなり面白かったという感想があちらこちらから有りました。

とはいえ、仮説に過ぎませんがね。ただ既存のアカデミズムの正統な学者さんたちは、それほど自由に発言できませんから、こちらはそのぶん大いに自由に発言できるというだけのハナシかもしれません。

つまりアカデミズムの学者さんも本当は言いたいことがいっぱい有ったりするはずなんだけど、それもままならない事情があるというのはSTAP騒動や「千島学説」の隠蔽事件の数々を見ればわかりますね。

千島喜久男博士が提唱した「千島学説」の中では、生命現象はAFD現象を基本に成立する、というセオリーが提示されています。

このAFD現象とはかいつまんで申せば、Aは集合、Fは融合、Dは分化発展を意味する英語の頭文字をつなげた現象であり、

生命が誕生するには元素が集合して分子になり、分子が集まり酵素やタンパク質が合成されて、その集塊(しゅうかい)からやがて生命らしきモノが生まれる。

これが生命現象のファーストステップのアグリゲーションの第一段階「 A 」で、こうして集合した物質から生命らしき小片が生まれると、

今度はこれが二つ重なると膜同士が融合して大きな塊になり、さらにこの大きなカタマリ同士がまた融合して、さらに大きなカタマリができていくと、

ファーストステップの第一段階であるAから次の第二段階の「 F 」の階梯へと進行する。これがフュージョンなる融合のイニシエーションであり、こうしてそれなりの生命が生まれると

この生命体が今度は地球環境の激変という「環境圧」にさらされて、それぞれがその持ち場で「棲み分け」て、必死にゲノムに備わった遺伝子ツールを使って生き延びようとゲノムの遺伝子をオン・オフし続けているうちに、

この遺伝子が環境の変化でオン・オフされるというエピゲノムな習慣が固定化してくると、その生命体に特異的なフェノミナ「表現型」が獲得形質に授かり、

こうして地球に棲む生命体のカタチや機能がそれぞれに特徴的な変異が達成されて独自性をもつことで、地球生命が多様化していったとする

この過程がAFD現象の最終フェーズのディフェレンシエーションなる第三段階の「 D 」とする。

ザックリと千島学説における生命現象のAFD現象を説明するとこんな感じになりますが、このAFDの流れを基本として生命が誕生し進化し分化発展していくという言わば「 正 」の流れとは逆に、

今度は生命体がその生を終えた後の流れとしては、何と千島博士によればこのAFDの流れをそのままさかのぼり、DFAと逆さまにまた元来た道をたどるとするのです。

つまり例えば多細胞生物が亡くなると、多細胞だった細胞同士のつながりがいったん断たれて単細胞化するが如くに統一されていた個体が崩壊していき、

腐敗して行く過程で単細胞化したバクテリアやウイルスがそこに繁殖していく。

こうして統一されていたものが分解されてまた粉々の生命らしきモノへと変換される。

この過程を「逆AFD現象」と呼び、実はこれも生命が誕生する重要な契機であると千島博士は説いているのです。

実はこの逆AFD現象による生命発生という機序の説明は少しわかりにくいかと思いますが、千島博士の言葉を借りれば「ウイルスは病気の原因ではなく、結果である」の発言からも分かるように、

細胞が悪化するとそこには老廃物が生じ、この老廃物が集まって融合するからその中からウイルスやバクテリアが生まれると、千島博士は見なしているのです。

ウイルスが大気中や海中や地中から外来性に入りこんでくるから感染症に罹るのではなく、ヒトの生理状態が悪化して細胞環境が劣悪化することで

細胞内にAFD現象が引き起こされて自然に細胞内にウイルスが内在性に生まれてしまう、とするこの千島博士独創のコペルニクス的な生理解読はいまだまったく市民権を得ることなく黙殺されております。

しかし今やヒトゲノムの解読も進み、ヒトゲノムの46%のイントロン領域がウイルス由来の配列であることが判明し、その46%のうちにはヒト内在性レトロウイルスが存在することがハッキリとしたのです。

「エッ!ヒトゲノムにはウイルスが常在しているの?」「うん、その通り」

「じゃあ、人間ってゲノム的には半分はウイルスってこと」「うん、人間ってヒューマノイド(ヒト型生命体)というよりもウイロイド(ウイルス型生命体)と呼ぶ方がシックリするね」

「でもでも、それじゃあ、千島博士が言ってたことが証明されちゃったようなものじゃない?」「うん、まあそうなるね。千島博士は細胞環境の悪化により自然にウイルスが細胞内に生じるみたいな事をずっと前に言ってたけど、実は生命体のゲノムに内在するレトロウイルスが起動することで細胞のガン化が進行したりするのはどうも事実らしんいんだ」

「だとすると厳密には細胞内に発生したウイルスとは言えないまでも、少なくとももとからいた内在性レトロウイルスによって、生命現象が左右されるとは言えるってこと?」「うん、正確に言うとそういうこと。でもやっぱり、千島博士の先見性は特筆に値するね」

「千島博士はAFD現象と逆AFD現象を二つ合わせて、生命は循環しており死生は二重ラセンの綾だと仰っていたけど、まったくもって優れたSATORI精神の生命科学者だったよね」「うん、世界に誇る日本医道史のスーパースターだろうね」

ウイルスが集合して、融合して、やがて地球生命のおおもとになるコモノートが誕生した。そして30億年余が経過してようやくコモノートがまた多数集まって融合して多細胞生命体が誕生した。

5億4100万年前のカンブリア爆発の前の地球初の多細胞生物の楽園であったエディアカラ生物群のゲノムが盛んにウイルスによって水平遺伝される過程で

ついに遺伝子重複が起こって、ゲノムが複雑化してゲノムビット数が拡大し「生命のビッグバン」カンブリア爆発がスタートし、やがてここからスタートした地球生命種38門の生き物たちは分化発展を繰り返して、

伊藤若忡が描く「草花鳥獣図屏風」に見られるような今日の生物多様性な曼荼羅生態系を築くにいたった。

ウイルスが地球に誕生しなければ、我々は今ここに存在しない。

「谷神(こくしん)は死せず」『老子』第6章

そう、今もウイルスは死すことなくヒト内在性レトロウイルスとしてゲノムの谷間に棲みつき、ヒトが生まれるための胎盤合成を行い、脳内においてもタンパク質を合成し続けている。

そして地球上にはおびただしい数のウイルスが今も死すことなく、一大ウイルス帝国を築いている。

この星の主はウイルスなのだ。

ウイルスと共生することで、ヒトも地球最大の勢力を誇る種族に進化した。

2015.02.07 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 5

「つねに内外の敵を防ぐ計策なくんばあるべからず。敵に勝たざれば、必ず攻め滅ぼされて身を失う。内外の敵に勝ちて、身を保つも、その術を知りてよく防ぐによれり」『養生訓』巻第一、総論・上20

「テロ対正義」なるマヤカシの図式をすでにネット民はアッサリと見抜いているのだが、テレビや新聞を主要な情報源にしている99%の皆さんはいまだにこのバーチャルな洗脳にひっかかってしまうのでしょうかね?

これまでの戦争も紛争もすべては金融屋や武器商人と国家中枢の要人がグルになってワザと引き起こされて、陰謀のセオリーにのっとって問題発生から解決策の提示に従い「スクラップ&ビルド」に

ある地区が徹底的に武器弾薬によって破壊された後に、収束の名のもとに建設屋や石油屋や不動産屋が乗り込んでその地区の支配権を握り

有能な指導者だった者を横暴な独裁者としてイメージ洗脳して血祭りに上げて市中引き回しにした挙げ句に政府まで乗っ取る

というまことにワンパターンなやり口がまた中東の某国下で再生される、なんてシナリオがあるんじゃね?

だから、とにかく希代の政治家、小沢一郎氏の仰るとおり、

「外交は鋤(すき)と鍬(くわ)を持ってせよ!」

ほんとこれに尽きるっすね!

外交をカネと武器をもってした現職が引き起こした人質事件だぜ、これ。テロにエサをまいたのは誰やねんってハナシ。

だけどそもそもテロ組織なんざ、誰かが資金源になって醸成されたエセテロチームだし、かのナチスのスポンサーが米国系のグローバル企業だったなんて常識だし。

マッチポ〜ンプッ!

まったく、スキとクワをもってする自給自足型の農耕文明が世界中で発達すればテロも戦争もまったく要らない世の中になるはず。

それこそがホモサピエンスの究極の進化形「ホモ・カルチュア文明」

さてさて今から38億年前をもう少しさかのぼる原始の地球の海にて、何やらヒソヒソ話しが聞こえるので、少し盗み聴きしてみましょう、ウフッ。

「アタシはプリオンって40億年後に呼ばれる地球にようやく生まれた最初のタンパク分子ナノマシンなんだけど、貴男は随分とホッソリした分子で、ちょっとイケメンだけど、なんて名前?」

「あっ、俺はのちのちに霊長類とか抜かして偉そうに上から目線で他の130万種の生き物を睥睨しながらも戦争もテロも貧困も克服できないであえぐバカなサルの一派であるホモサピエンスたちにはRNAと呼ばれる核酸分子なんだけど、何か?」

「で、アンタはそんな細っこい身体で何ができるの?」

「えっ、だから俺はね、つまり情報素子なのよ。今の地球環境はまだ40億年後の地球とはまったく違う環境で、地上には森もないし、この海の中もほれ見ての通り俺の分身みたいなRNAもどきな野郎か、姐さんみたいな少しふっくらとした柔らかい感じのタンパク分子の女子しかいないけど、この地球にはいずれ膨大な生き物が生存競争を開始する時代が来る。その時に役に立つのがおれたちRNAという記憶媒体なの」

「ふ〜ん、だけどアンタひとりではどうしようもないんじゃない?たったひとつのRNAのイケメンだけじゃあ、そのいずれ来る地球生命種のビッグバンには到底数が足りないんじゃない?」

「ビンゴッ!姐さん、いい事を仰います!実はワタシもその事を考えて少し憂鬱になっていたんです。そう、アタシが幾ら優秀な記憶媒体だからといっても、なにせひとりではとてもすべてをまかないきれません。ようはアタシの分身をまず増やすことと、増やした分身がさらに増える算段をどうして付けようかと悩んでおりました」

「でもただアンタを増やすだけでもダメで、この私たちの親神様である地球という星の環境はこれから激変を繰り返すわけだから、その時々の環境の変動にいちいち適応して進化していくように、獲得した機能的な良品の遺伝子ツールはそれを開発した種だけで独り占めしないで、みんなで共有できる仕組みを作った方がいいんじゃない?」

「うわぁ、凄い!それサイコー!そうしましょう。姐さんはまるで女神っすね」

「褒めても何も出ないわよ。でもさぁ、ワタシも困ってるの。実はワタシの身体ってこの美しいボディラインを型にして幾らでもワタシのレプリカが出来る仕組みになってるのよ。だからこれから地球生命種のビッグバンを起こす際にワタシのコピー機能は欠かせないんだけど、なにせほらワタシって、あんまり記憶にこだわらないでしょ?忘れっぽいというか」

「じゃあ、姐さん、ワタシが姐さんの身体の中に入って記憶保持の役をかって出ますので、ひとつハイブリッドに結合なんぞ、してくれませんかね?」

「え〜、アンタと一緒になるの?いいけど。もしかしてこれってほら、老子の一節、第6章のあの文言にピッタリのことを今やろうとしてるみたい。アタシ、興奮してきちゃった」

「姐さん、6章もいいけど、ほら42章もかなりイイっすよ。ええと、『道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ず。万物は陰を負い陽を抱き、冲気をもって和をなす』ってね」

「わたしたちが今から万物を生み出すのね?いやだわ、セクシー過ぎない?」

『 〈 万物と春をなす 〉 ためにゲノムが作られ、ゲノムを運ぶためにウイルスが生まれるのだ 』

「あっ、今、神さまの声が聞こえなかった?」

「聞こえた、聞こえた!」

「では、神さまの仰せの通り、プリオン女子とイケメンRNAはめでたく結婚します!」

「オンギャー!」

「僕たち、私たちはウイルスに成りました」

こうして、最初のウイルスが40億年前の地球に誕生したことで、地球は命あふれる星となったとさ。

ハリー今村が解き明かしたバイブル「地球生命はじめて物語り」の巻でした、ウフッ。

2015.02.05 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 4

「ヒトの身は金石にあらず。やぶれやすし。内外に大敵を受くる事、かくのごとくにして、内の慎み、外の防ぎなくしては、多くの敵に勝ちがたし」『養生訓』巻第一、総論・上20

なにやらこの20番では、益軒先生流の養生論における兵法論が唱えられているようにも見えます。

内敵とは飲食の慾、好色の慾、睡臥(すいが)の慾、七情の乱れ、を言い、

この内側からの敵に攻められて破られると、今度は外部からの敵である外邪となる風寒暑湿の4種の環境因子が

身体に作用して、免疫力を低下させてエピゲノムな遺伝子発現がバランスを失い、ゆくゆくは体調を壊すと、マスター・エッケンは申しております。

ヒトの身は金剛石のように硬く強くはなく、非常に脆(もろ)く破れやすいヤワなシロモノと思われますが、この柔らかさこそがヒトの身の真骨頂であり、

多細胞生物は脆弱(ぜいじゃく)で剥離(はくり)しやすいがゆえに戦略として新陳代謝という機能を獲得し、

老朽化細胞はP53遺伝子やミトコンドリアやマクロファージのチカラで次々にアポトーシスし、

それに引き続き新生細胞は骨髄造血と腸管造血の二大造血作用のチカラを得て発生するマクロファージやヒートショックプロテインのチカラでリモデリングするという

「 You must change to remain the same 」な「変わらなくあるために、変わり続ける」生命システムを構築したのであり、

この毎瞬1000万個の細胞リニューアルをもってして、60兆個の細胞と1京8000兆個のミトコンドリアと数百兆の常在菌と、

いまだどれだけの数が共生しているかわからないが恐らくは大量に棲息している常在ウイルスと、ヒトゲノムの46%のヒト内在性レトロウイルスやDNAトランスポゾンや、

ヒトゲノムの52.5%の未知なるイントロン領域と、タンパク分子を合成するセントラルドグマを起動する1.5%のエクソン領域が蔓草模様にアラベスクな命曼荼羅を描いているのです。

柔らかいからこそ、強い。これが命です。

この柔軟にして強靱な命をもってしてついに人類は荒ぶる自然界をある程度手なずけて、文明という囲いを築き上げました。

ここまで約700万年間の長きに渡りホミニン27種余が必死に生き抜いてきたからこそ今のホモサピエンスがあるのです。

肉食嗜癖のホモ・カニバリズムな一派が7万年前のトバ火山の大噴火による気候変動でボトルネック効果のもとに消滅し、

海洋資源を食料にするのに順応していた東アフリカの海岸線に住んでいた一派であるホモ・アクアから150人の小集団がやがて世界へと旅立っていった。

そしてすべての海岸線や川岸を伝いながら、塩と飲料水と食料となる魚貝類や海藻を摂取する過程で水生ウイルスを大量に取りこみながら腹腔マクロファージのトールライクレセプターのウイルスDNA識別能力も磨かれていき、

免疫力の向上したホモ・アクアがやがて定住農耕牧畜を開始して、ついに最強の人類であるホモ・カルチュアへと進化していったのです。

ヒトゲノムの谷間に住む神々に見守られ、導かれたここ700万年の人類史もようやく食料に困らずに落ち着いて暮らせるまで来ました。

しかし、何をとち狂ったのかまだ対テロ戦争だの、正義だの、聖戦だのと、ほざくチンパンジーやボノボにも劣る先祖返りしたホモ・カニバリズムな一派が世界を騒がせています。

ホモサピエンスの文明を一刻も早く「兼愛文明」にしなければなりませんね。

未知なるイントロン領域52.5%を起動することが人類が覚醒する鍵かもしれません。

どうしたら未知なるイントロン領域を起動できるか?

それはゲノムや命に意識を向け続けることでしょう。

2015.02.04 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 3

「およそヒトの身は、弱く脆(もろ)くして、あだなる事、風前の燈火(とぼしび)の消えやすきが如し。危うきかな。常に慎みて身を保つべし」『養生訓』巻第一、総論・上20

風前の灯火が2つ消えて、いまや世界中がさらなる灯火を大規模に消そうと躍起になり始めております。テロをエサに獰猛なカニバリズム体制が築かれ、いよいよホンモノのテロ世界が実現します。

慎んで身を保つことが至難な現代。いったいいつになったらヒトは人肉嗜食のクセを止めるようになるのでしょうか?

ヒトの家の畑になっている作物を奪ったらそれは泥棒であり、見つかれば相応の罪に問われる。まして追いはぎをしてひとりの命を奪えば、これは重犯罪だ。しかし国家が正義や聖戦という名を盾に戦争をして、あるテロ国家と指定された国を攻めて何万人ものヒトを空爆で殺したら戦争を指揮した者は英雄と称えられる。

いったい作物を盗んだ者と、おいはぎ殺人と、戦争の英雄と何の違いがあろうか?この者らは全員が犯罪者だ。戦争がなぜ許されるのか?決してそれはヒトが歩む道ではない。

モノを盗むのと、ひとりを殺すのと、原爆で一瞬にして30万人を殺すのは、みな同じくまったくヒトとしての愛を忘れた者の所業だ。

戦争を仕掛ける国にも、空爆で爆弾を落とされる国にも愛すべきヒトが青空の下で精一杯生きている。どちらのヒトも愛する事こそがヒトの生きる道だ。

今から2300年も前に中国に出現した忘れられた哲学者、墨子の「兼愛」思想の私流の解釈をここに記した。

ヒトとヒトが憎み合い殺し合う時に誰が一番に得し、儲かるのか?この事をよくよく洞察すれば、戦争屋の言いなりには絶対になりはしない。

日本版9.11事件が勃発し、事態は急展開している。ビン・ラディンがブッシュ・ファミリーと昵懇(じっこん)だった事は今や誰もが知る常識だ。

ルーズベルト大統領は「歴史的な事件に偶然はない」と言っている。歴史的な事件が起こっている渦中にあって、私たちが立ち返る原点とは、やはりヒトの身を思い、我が身を慎むという一点に尽きるだろう。

ホモ・カニバリズムの亡霊たちが牛耳る世界にあって、ホモ・カルチュアである私たちはさらなる洗練を遂げて、ホモ・サピエンスらしく行動したい。

このホモ属という種族が誕生したのは今から700〜800万年前に過ぎず、地球生命史38億年の中では本当に一瞬と呼んでいいくらいここ最近の出来事である。

今から約38億年前にこの地球に生命が誕生したその最初の原始バクテリアをコモノートとか、LUCA( Last Universal Common Ancestor )などと呼ぶが、

この最初の生命体が誕生する前には分子ビッグバンのおびただしい分子世界が繰り広げられ、それは遺伝情報を伝える媒体の基礎となる核酸成分のRNA分子によって成り立つ「RNAワールド」だったとする仮説が提示されている。

つまり生命らしいと私たちが思える細胞のようなナリをしたワンパックの生命体が誕生する前にも、生命とは呼べないが生命みたいな分子や酵素の世界が存在したのだ。

ようは、まず生命の素材にふさわしい分子が地球の原始の海に発生して、やがてどういうわけかひとつの生命体が誕生したというこの仮説もむろん、まだ仮説の域を出ない仮説であるが、

今現在わかっていることから推測するとだいたい地球生命の黎明期の概要はこんなところらしい。クロイツフェルト・ヤコブ病の発生で話題になったDNAもRNAも持たないのに自己複製が可能なタンパク分子の「プリオン」を生命とみなすかどうか?は

その筋ではいまだに決着が付いていない問題だが、ワタシ的にはプリオンをスカウトして生命界に殿堂入りさせたいし、ウイルスもよく「生命と非生命の中間的な存在」と規定されるのだが、

ウイルスもやはり生命界の実は大スターなのだと、声を大にしたい。

ウイルスは宿主に寄生してホストの細胞やDNAを使用しなければ自己複製が出来ないと思われており、それゆえにウイルスのDNAやRNAはすべてホストのDNAやRNAの借り物であり、ウイルスの核酸分子はみなホスト由来であるとこれまでは常識的に考えられていたのだが、

実はウイルスはウイルス同士でDNAやRNAをやりとりするし、海洋ウイルスのDNAやRNAは他の生き物とはまったく異なるオリジナルの配列を保持していることがわかっている。

生命が誕生したのが原始の海であることを鑑みれば、このウイルスDNAのオリジナル性の証拠は生命誕生の真相に迫る事実である。

海水を1ミリリットル採取してその中に含まれるウイルス数を調べると何と2億5000万匹ものウイルスがいるというのだ。

バクテリアよりもサイズが大きく、ゲノムビットも桁違いに多い複雑な構造をもった「ミミウイルス」なども海中から発見されている。

どうも生命誕生の場である母なる海は、ウイルスの天国でもあるようなのだ。

私は例えばRNAとプリオンがハイブリッドにくっついてウイルスが誕生して、このウイルスの自己複製能力や水平遺伝能力を糧にして最初の生命体であるLUCAが誕生した、とする仮説を今思いついているのだが、ウイルスやプリオンだけでなく、

「非DNA・RNA系の生命体」の存在までが噂される時代になり、ある生物学者の情報によればヒトゲノムの遺伝情報の中の20%は既知の生命体の遺伝情報ではなく、

ヒト内臓におけるこの未知の生命体の遺伝データの割合は何と40〜50%に跳ね上がるという衝撃的な報告が成されている。

彼はこの未知の生命体に由来するゲノム情報を「バイオロジカル・ダークマター(生物学的暗黒物質)」と命名している。

ヒトゲノムにおいてはセントラルドグマを起動するタンパク分子を合成する配列のエクソン領域がわずか1.5%であり、残り98.5%のイントロン領域のうち46%がウイルス由来データであることまではすでに判明している。

あとの残りのイントロン領域の52.5%が不明のままなのだが、ここにこのバイオロジカル・ダークマターに由来する配列がはまるのかどうかは、今のところ確証はないが、もしかしたら将来的にはそうなるのかもしれない。

ではヒトゲノムの半分ものこの膨大な領域にその痕跡を留めている可能性がある未知の生命体とはいったい何者なのだろうか?

ヒトとヒトが殺し合うような残虐で幼稚な性癖は実はこの未知の生命体ゲノムデータに由来するのか?

いや実はそうではなく、この未知の生命体ゲノムデータにこそ、ヒトとヒトが愛し合う「兼愛」の道への鍵が眠っているのだろうか?

「谷神は死せず、これを玄牝という。玄牝の門、これを天地の根という。緜緜として存するがごとく、これを用いて勤きず」『老子』第6章

ゲノムの谷間に住む神々は、どれだけ汲んでも汲みつくせないほどに豊穣なデータを私に提供してくれます。

2015.02.03 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛 2

「古人、長生の術ある事を言えり。また、ヒトの命は我にあり、天にあらず、とも言えればこの術に志(こころざし)だに深くば、長生を保つ事、人力をもっていかにも成し得べき理あり。疑うべからず。ただ気荒くして、慾を欲しいままにして、こらえず、慎みなきヒトは、長生を得べからず」『養生訓』巻第一、総論・上19

こちら19番の言いたいことをひと言でまとめると、長生きすればイイことがあるけど、長生きするためには「真贋リテラシー」を徹底的に磨いて正しい養生法を身につけて、それを実践せよ。

さすれば長生きし、エエコトを味わえる、とでもなりましょうか。

わたしが3.11原発事故を受けてこんなブログを始めたのも、ひとえにホメオパシーの創始者であるドイツの医師サミュエル・ハーネマン(1755〜1843)が見抜いた産業毒物質という生体汚染源の「ミアズム」が充満する時代を迎えて

いかにして健やかな生を保ち、62桁の物理層と138億年の宇宙史とつながったこの貴き身体髪膚、四肢百骸、五臓六腑、腸管内臓と体壁筋肉系の「内蔵体壁反射、体表内臓反射」にインタラクティブに連動する

600の筋群と207の骨に支えられた274種類60兆個の細胞と1京8000兆個のミトコンドリアと数百兆の常在菌とヒトゲノムのイントロン領域46%のウイルスデータと

腸内に棲むT4ファージや鼻腔にいるライノウイルスやアデノウイルスやコロナウイルスや神経細胞に巣くうヘルペスウイルスをはじめとするヒト常在性ウイルスとが織りなす一大生命宇宙を

「変わらなくあるために、変わりつづけ」させるためにはいち医療者としていったい何ができるか?と自分に問うて、

それは今から300年前に貝原益軒が著した『養生訓』のように本当に役に立つ養生法情報を発信する事であろうと認識したからだったのです。

この3年間(実際は足かけ5年間)の提言の中ではすでに内部被曝を防御する方策については充分な提言をし、またミトトキシック(ミトコンドリア毒 ※わたしの造語ゆえに許可無く使用不可)

とジノトキシック(遺伝子毒)の2つの毒作用をもたらす強力な原発産業毒に対抗する実践的なアドバイスとしては

『ネバネバヒート養生法』という造語を編み出して、わかりやすくひとことで何が一番に養生にとって大切か?

を一瞬で頭に思い浮かべることができるように工夫して、この『ネバネバヒート』という用語の普及にここまで励んできた。

今さらだが、『ネバネバ』とは植物やバクテリアの細胞壁成分の多糖分子を指し、

『ヒート』とはヒトゲノムのセントラルドグマを起動する1.5%のタンパク分子合成データのエクソン領域によって生み出される生体防御タンパク質のヒートショックプロテインの事を言い、

この多糖分子の摂取による腹腔マクロファージのトールライクレセプターへの多糖のヒットと、ヒートショックプロテインの分泌によるこれまた腹腔マクロファージのトールライクレセプターへのヒートショックプロテインのヒットをもって

免疫の賦活改善に努めればあらゆる産業毒に打ち勝つアダプティブサイトプロテクション(適応的細胞保護)な『未病治ボディ&ソウル』を獲得することが可能だ、

とも、これまで何度もクドクドと広言してまいりました。

すべての産業毒は最終的にミトトキシックとジノトキシックの二大毒作用によりヒトゲノムを変異させて細胞のガン化を誘導することから、ガン化の予防策としても『ネバネバヒート』の効能を力説してきたのですが、

このガン化メカニズムの解読においては「ガンは敵ではなく味方であり仲間である」の問題発言が大いに物議を醸して、多くの称賛と同意に加えて、少なからぬ反発と憎悪をも引き起こしました。

このガン化プロセスのうんぬんについては、ドイツの医学者であり政治家であったウイルヒョーに始まる諸説が様々にあることに時系列に触れて

これまでのガン解読の流れを追いつつ、なぜではガン細胞が単なるワルモノではないと言いきれるのか、についても腫瘍関連マクロファージや制御性T細胞やオートファジー亢進をもってガン細胞が正常生理の延長にあることを詳説し、

そのような論説をもって実はしつこいくらいに私は記事に「なぜガンはテロリスト細胞ではないか」の理由を事細かく書き込んできております。

しかしそうした私独自の意見にはいっこうに目もくれずに、ただひたすらにヨソサマの専門家の意見を採り上げては、ガン細胞のガン化の原因はこれしかないのだ、と反対者たちは主張しております。

生命宇宙を構成するファクター(因子)やパラメーター(媒介変数)はそれこそ数え切れない程あり、そのどれもがケルト紋様やアイヌの意匠のような組み紐(ひも)の如くにしっかりと結ばれて、

まるでウイルスゲノムやヒトゲノムのように二重ラセンの綾(アヤ)としてくんずほぐれずに絡み合っております。

ですから何かひとつを病気の原因であるとする単一の要素に還元する「要素還元論」は生命現象の解読にはもっともふさわしくない手法であり、またもっとも危険なロジックと言えるのです。

こうした無数の複雑に絡み合った事柄を単純にシンプルに誰でもがわかりやすく理解せんとするロジックはいわゆる「アッカムの剃刀」と呼ばれるロジックの魔法であり、

世の中はすべてが陰謀で成り立っているとするチューボーレベルの陰謀論者の思考パターンと同列です。

実際に例えばエイズウイルスやエボラ出血熱ウイルスなどはいまだに人口削減のための人工ウイルスだと錯覚している陰謀論者がゴマンと存在しているのですが、

実際の自然な野生の生態系ではある種に「共進化」を経て共存している共生ウイルスがテリトリーに侵入してきた「棲み分け」のタブーを侵した近種のエイリアン(侵犯者)に感染すると、

感染初期の段階ではこの新型ウイルスがテリトリーを競合する近種を排除せんとした「攻撃的共生」を新しい近種の宿主の中で発揮して、

まだ免疫寛容を経ない新しい宿主の体内でエンドトキシンショック(毒素作用)を発生させて重篤な感染症を引き起こし感染した生き物の命を奪ってしまうのはごくごく当たり前の自然現象なのです。

たまたまヒトがチンパンジーの返り血を浴びたか、唾液をかぶったか、生焼きの肉を食べたかしてエイズウイルスがアウトブレイクのきっかけを得たのであり、

オオコウモリが宿主のエボラ出血熱ウイルスなどもどこかの市場で生きたコウモリが売られてそれを半生で食べたか、

あるいはエボラウイルスのキャリアのコウモリに噛まれたかしてヒトに感染爆発が起こったと見るのが、まともなウイルス学を学んだ者の常識です。

しかしそういうアカデミズムの常識をすべて人工ウイルス説という陰謀をカモフラージュするガセ学問と見なすのも、それはそれでありなのですが、そうした思考パターンではウイルスの真の役割すら見失ってしまいます。

これではそれこそアッチの思うツボであって、もったいないですよね?

そうアチラさんよりも、うんと賢くなれば陰謀にも陰謀論にも、もう騙されませんよ。

ガン解読においても癌の原因を単一の要素に還元する酸化・還元系のこれさえ決めればすべて解決的な「カミソリのような切れ味」のロジックが流行しておりますが、決して生命は単一な原理で動いていない事を肝に銘じ、

そのようなマヤカシの「 1 + 1 = 2 」なる超簡単シンプルな線形的な「わっかりやすいアッカムの魔法論理」などに惑わされずに、

本当に価値のある養生法である『ネバネバヒート』をこれまで通り、本ブログ読者様におきましても実践して頂きますれば幸いに存じます。

先に触れたチンパンジーから伝播したヒト・エイズウイルスはレトロウイルスの代表ですが、特にエイズウイルスは宿主の免疫系の司令塔であるTリンパ球に入りこみ

逆転写酵素によりT細胞のゲノムがエイズウイルスの支配下におかれ免疫系が抑制され、免疫不全を引き起こすことが恐怖される要因です。

しかしレトロウイルスとは元来は地球生命種を地球環境に適応進化させてくれる大事な大事なツールの役割を果たすウイルス様です。

恐らくはヒト・エイズウイルスも現在は「攻撃的共生」の初期感染の段階ですが、やがて「相利共生」の道をホストであるヒトとエイズウイルスが共に選択してヒトの免疫細胞による免疫寛容をパスして、

ついにヒト内在性レトロウイルスとなってヒトゲノムの谷間に新たな安住の地を見つけ、ホストのゲノムと一心同体になってウイルスの究極的な幸せであろうホストゲノムの種進化と共に歩む、ある意味「永遠の生」を得ることになるのでしょう。

ウイルスとはこのように本当に生命宇宙になくてはならないとてつもない大きな存在なのです。

ようやくウイルスの全貌が少しづつ見えてきました。

ウイルスパラダイムが次々にシフトし昇華していくアウトブレイクが我が脳端末ニューロン1000億個にカスケード・スパークしております!

2015.02.02 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

兼愛

「ここをもって養生の術を行い、いかにもして天年を保ち、50歳を越え、なるべきほどはいよいよ長生して、60以上の寿域に登るべし」『養生訓』巻第一、総論・上19

この19番の文章の最初には、50歳以下ではまだハナタレ小僧であって、知恵も無ければ世相にもうとく、まったく人生の道理も分からないバカボンだ、なるニュアンスの文言があるのですが、それをふまえての長寿論がここでは展開されております。

私は45歳ですので、益軒先生にしてみれば未だに右も左も分からないぺーぺーのパー公のアホもいいとこの範疇になりましょうか。

いやいっそ、そう言って頂くと清々しい気持ちになりますね。はい、その通り、まったくもって私などはいまだに何も知らない子供です。

ただ子供の勢いで書き殴っている軌跡が本ブログでありまして、こんな小僧っ子に優しくお付き合い下さる本ブログ読者の大人の皆様に支えられて、ここまでやってこれました。

では少し子供気分をいいことに、前回に引き続き偉そうにモノを垂れる世界中の大人たちに申しあげますが、なぜアナタたちは、いまだに戦争や紛争や貧困やテロや地球環境の破壊を克服できないのですか?

これまで随分とノーベル賞が乱発されて平和賞を受賞している大統領が今現在も在籍されているご時世であって、世を見渡せばほんと頭の良さそうな御仁がそこかしこに山ほどいるのに、いっこうに世界は幸せになるどころか

そこら中に問題が山積し、やれ武器を輸出しテロに対抗する国々に3000億円の支援だの、それを受けてかテロによる人質だの、だからほれ自衛隊を派遣する法整備をだの、つまりは集団的自衛権をいざ行使せよだの、あちらでは沖縄県民の民意を踏みにじり海猿がデモ隊を暴力で叩きつぶしつつ辺野古のサンゴ礁が蹂躙されて、

事故原発は放置したままで、まだ海外に原発を売り込む、などなど最早、カオスを通り越してパロディーかファンタジーの世界に迷い込んでいる気がします。

しかし、それもこれもすべてはショックドクトリンの目くらましと割り切って、わたしたちひとりひとりはあくまで

「中央で科学技術と産業経済と政治」を論じるエリートとは異なる「地方で労働をして暮らす人間」であるという原点に立ち返り、

我が身を養生し長生きをして楽しく過ごさねば、ここまで38億年もの長きに渡り地球生命を見守り進化させてくれたヒト内在性レトロウイルスをはじめとする

地球生命の守り神であるウイルス様に申し訳が立ちません。

かけがえのないこの命は実はもっとも小さな生き物であるウイルスによって支えられてきたのです。

最少の生き物が地球全土の生態系を維持する中枢の存在だった。

まさに今わたしはこれまでのウイルス・パラダイムがシフトする渦中で脳内がスパークし続けております。

野生動物の体内で「共進化」してきた様々なウイルスはすでにその動物の免疫寛容をパスして共生しておりますので、その動物に何か悪さをしたり病気にさせることはありません。

しかしもしも他種の動物やヒトが、例えばアメリカにごく普通に生きている齧歯類のネズミが保有しているシンノンブルハンタウイルスなどをこのネズミに噛まれたり、乾燥したこれら糞の粉末を吸い込むなどして

ヒトが体内に取りこむと、ハンタウイルスにまだ免疫を持たないヒトは一気に重篤な感染症を引き起こし命を失います。

ここにおいて故・今西錦司博士の生命進化における「棲み分け」理論がクローズアップされてくるのです。

動物がそれぞれに固有の共進化したウイルスを共生させている理由のひとつに、わたしは「棲み分けのための武器」説という仮説を思いつきました。

つまり生命種はニッチ(生態的地位)を確保してそこに棲息域を設けるのですが、その際にテリトリーを競合する生き物を排除しなければ落ち着いてそこに暮らせません。

となると何らかの妨害要素を対抗因子として持つという戦略が自然に考えられます。

新種のウイルスは感染した当初は宿主のかなりの個体数を減らすパンデミックな惨劇を招きますが、やがて宿主とウイルスは「相利共生(そうりきょうせい)」の策を選択してお互いが生き残る道を歩みます。

ウイルスと他種との出会いはまずウイルスによる一方的な「寄生(きせい)」で始まり、やがて「片利共生(へんりきょうせい)」でウイルスにのみ利点があるように感じますが、

その後に目出度くウイルスとホストは幸せに共生融合して「相利共生(そうりきょうせい)」の間柄に落ち着くのです。

ウイルスと生命種はつまりは「共生」する宿命にあると言えます。

こうした生命進化とウイルスとの関係性をよくよく理解できれば、安易に森に立ち入り野生動物に接触することは「棲み分け」のタブーを破る事件となることは明白です。

例えが子供じみており恐縮ですが、もしも宇宙人が来訪しても地球人とは握手をしないでしょうね。なぜなら地球人が保有するウイルス・プールに対抗する免疫を恐らくは宇宙人は有しておりませんから。

トム・クルーズ主演の「宇宙戦争」のプロットはまさにそんな結末でした。

わたしたち地球生命種はそれぞれ固有の微生物プールを保持しており、それにより他種からのテリトリー侵入を阻止し、上手に「棲み分け」て暮らしてきたのです。

それもこれも地球生命種の守り神であるウイルス様のご配慮であったのです。

ありがたきかな我がウイルス。合掌の相手にヒトゲノムのイントロン領域46%は必ず追加せなアカンでぇ〜!

長生きしてるとこうしたウイルスの知恵を理解できる機会にも恵まれます。

ヒトが凄いのは火を調理に利用して、まだ免疫をもたないウイルスを解毒しつつ美味しいお料理を作る技術を編み出したこと。

ホモ・カルチュアであるホモサピエンスはまたの名を「料理するサル」というのです。

まさに料理調理とは免疫前駆儀式である。

地球の生き物たちを細胞レベルから個体レベルさらに種レベルでリモデリングしアポトーシスする生命宇宙の「変わらなくなるために、変わりつづける」原動力の中枢に実はウイルスが大きく介在していたのです。

世界中のすべての人々がウイルスの真相と神聖さを理解する日が来れば、もしかしたらテロ対策もウイルスパンデミック予防も何もかもうまくいくかもしれません。

イスラム圏も仏教圏もキリスト教圏もアニミズム圏もみな仲良く「棲み分け」すれば、いいだけの話しなんだけどね。

ウイルスという自然こそ偉大なる我がマスター(師匠)です。

2015.02.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

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