やさしい東洋医学講座 ⑤未病

ヒトの血管の総長は9万6000キロであり、地球2周半ほどの距離がある。血管の末端は毛細血管と呼ばれ直径が7ミクロンほどで同じ径のドーナツ型の赤血球がこのほとんど遊びのない管の中を押し合いへし合いしながら通過しつつ、細胞膜レセプターに栄養素や酸素を供給し細胞は新たな素材を得、電子伝達系の最終産物である二酸化炭素や細胞内の老廃物を運び去って貰うように赤血球に渡す。心臓を出た赤血球はわずか22秒で全身を周回する。

恐ろしく高速な回転力が体内には存在する。イタリアのボレルという学者が計算したら血流をこれだけのスピードで回すためには心臓には30万ポンドの圧力がなければならないと判明したが、実際の心臓の圧力はたったの1ポンドである。つまり、いまだになぜこれほどの速さで血液が体内を流れるのか?そのメカニズムすらわかっていない。

宇宙を構成するものの95%はダークマターやダークエネルギーでその何たるかは不明であり、人間の細胞核DNA2メートルのうち1センチの遺伝子だけが調べられ残り99%ほどが正体不明である。宇宙構造もDNAもまた心臓圧力と同じくほとんど何もわかっちゃいないのだ。

この「わかっちゃいない」がわかるということはとてもありがたいことであって、科学や医学の進歩はわかっていない事がわかる事には貢献していると思う。知れば知るほどわからないことに驚愕して人類が謙虚になる。そんな科学の進歩なら大いに喜びたい。

わかりもしない原子力の魅力に取り憑かれ地球生態系をメチャクチャにしたり、わかりもしない癌治療をやって夥しい人間を殺戮したりの時代はもう御免である。

生命はATPを得るために生きている。古代中国の医人たちは気という概念で生命力を捉えたが今の生理学で読み替えれば気はATPと呼んでしかるべきであろう。ATPが供給されなくばヒトは考えることも動くことも出来ない。ATPプラントが人体の本性である。

ATPがうまく産生されるためには細胞内の解糖系にグルコースが提供される必要があるし、ミトコンドリアを動かすためには酸素や日光が必須である。

細胞内の解糖系とミトコンドリアという2つのATPエンジンをうまく回転させることが「未病を治療する」ポイントである。そのためには赤血球がちゃんと必須栄養素を送り届けなければならない。血流にすべてがかかっている。

「人身の気血も、亦た往来流通せんことを欲す」『導引體要』

心も身体も血液もすべてが快通していること。

それが健康である。

スポンサーサイト

2013.11.29 | | コメント(0) | トラックバック(0) | ハリキュウ戦隊ミトレンジャー

やさしい東洋医学講座 ④頭痛

東洋医学には「不通則痛」という言葉があって、読み下すと「通ぜざるはすなわち痛む」で、流れが滞ると痛みが発生する、ということで、この言葉は本来はいわゆる気(き)の流れについて申しているのだろうけど、拡大解釈してすべての流動的エネルギーと思えばいいだろうとハリィーは考察している。

だから血液がうまく流れなくても痛むし、酸素の供給量が減っても乳酸が溜まって痛むし、細胞膜レセプターを活性化するシグナル分子(リガンド)の総量が減っても痛みが発現するだろうしね。

そもそも痛みという感覚がどこから来るのか?と言うとブラジキニンやサプスタンスPなどのリガンドが細胞膜レセプターに受容されるからであって、どこでこれらの痛みリガンドが産生されるのかと言うと一説には細胞内ミトコンドリアだと言われるし、DNA→RNA→リガンド合成のセントラルドグマが起動しているというのが通常の生理学的な常識であろう。

痛み分子がはまっているレセプターがある一方で、快感分子であるβエンドルフィンやエンケファリンやダイノルフィインを受容するレセプターを活性化してあげると痛み分子の受容感覚が一時的に麻痺して快楽を受容する感覚が勝ることがある。

これがハリ治療の鎮痛効果であって、例えば頭痛の時に手の親指と人差し指の背面を肘のほうへ上がっていくと2つのベクトルが重なる地点に合谷(ごうこく)と称すツボがあってここの肉の膨らみを揉んでみて痛いポイントにハリを打って少しの間そのままにしておき、時々、ハリを上下に運動して得も言われぬ響きという感覚を楽しんでいると、アラアラ不思議!さっきまでの頭のイヤな痛みがウソのように無くなってきた!なんて経験が私にはございます。

それ以来、頭痛がヤバイかな?なんて時には迷わず合谷ハリをしてしまいます。

よく効くね!さすがモルヒネの100倍の鎮痛効果だよ、βエンドルフィンは。

京都にある鍼灸大学の実証では合谷に鍼して通電すると血中βエンドルフィン濃度が治療後には3倍増と結果が出てます。データがエビデンスとしてあり、追試して実感できればまあ本物でしょうね。

ハリィーだから日常的に自分に鍼が打てるわけで、読者のみなさまからは「卑怯だ、ずるい!」との声が今、多数寄せられているような気がします(笑)

コーヒーは頭痛の特効薬らしいよ。なんでも脳内情報伝達を担うレセプターが開きっぱなしになって不通じゃなくなってツーツーになるんだって。でもあんまりコーヒーに頼り過ぎると効かなくなるかもね。ここぞと言うときにコーヒーを飲むとかなりイイでしょうね。

あと頭痛の際には、こめかみ部分の凝りとか目の周囲の筋肉とかをほぐすのは一般的な方法で、あるいは後頭部と首の接する付近を押すとか、頭皮を揉むとか、肩こりも背中の凝りも腰痛もみんな頭痛とつながってるし、手や足の血行を改善するのも頭痛解消にはイイ。

腸内環境を改善してお通じを整えるのは常識だよね。「お通じ」だもん。

常習性の頑固な頭痛はなかなか治療も難儀するけど根気よく鍼灸指圧を続ければ必ずや改善するね。

「通則快」、ツーソクカイ、

どこもかしこも通じれば気持ちよくなる、が真理です。

ホメオダイナミクス(動的恒常性)を止めないことが秘訣でしょうね。

2013.11.27 | | コメント(5) | トラックバック(0) | ハリキュウ戦隊ミトレンジャー

やさしい東洋医学講座 ③便秘

「便秘は万病のもと」が持論であった江戸初期の漢方医・永田徳本翁は下剤の効能を有する生薬をよく使いこなし患者を治癒へと導いたそうです。

彼は享年118歳。驚異的な長寿はもしやワインでも飲んでいた?彼こそが山梨県にブドウの棚がけ法なる栽培法を伝授したとも言い伝えられておりますので、もしかするとブドウの抗酸化作用にはすでに気づいていたかもしれません。

大腸内に排出すべき便が滞るくらい気持ちの悪いことはありませんね。それが引き金になり腸内腐敗菌が産生したインドール、スカトールなどの毒素が腸管から吸収されて血中を周り脳内に到達すると頭痛になるし、関節部へと溜まれば関節痛、もちろん腰痛や肩こりすら便秘によって発生します。

ですから、やはり徳本翁の冒頭の言葉は真実なのです。

便秘解消をうたうサプリはごまんとありますが、アレって効くのかね?あんまり効くと変に効いてどっかおかしくなるから気をつけてね。

ハリィーからのアドバイスとしてはですねぇ、そうだなぁ、一般的な事を言っても面白くないから、少し奇をてらってみると、コーヒーは効くんじゃないかと思ってますね。

カリウムの量がハンパなく多いので腸管を広げますね。肉食系の西欧人がコーヒーを好むのは肉食による腐敗菌の増殖した腸内容物を速攻で排泄せんが為と見なせます。

鍼灸指圧は無論のこと便秘には最強の効能を発揮します。ハリキュウ治療により大腸内のpH環境が整うのはとっくに実証されていますからね。

俺も自分の腰や腹にハリ打つとすぐに便意を催すし、尿意もね。温灸も効くね。あれには整腸効果のある生薬が入っているから、皮膚経絡にその芳香が微妙に作用して古代のアロマ医療である衣冠療法の効果が衣冠もとい如何なく発揮されてとっても宜しいです。

子供がトイレでウンチが出にくくて呻吟している時は手の合谷(てのゴウコク)と足の三里(あしのサンリ)というツボに指を当てて心をひとつにするとウンチが出てくれます。これ、うちの上の娘によくやってあげた。

まあ、こういったわけで、いろいろと工夫して便秘解消に励むと万病は去りますね、きっと。

2013.11.26 | | コメント(4) | トラックバック(0) | ハリキュウ戦隊ミトレンジャー

やさしい東洋医学講座 ②肩こり

ヒトの体重の重量比は、

全体重50キロの場合は頭だけで3.5キロ、胴体で23キロ、片腕で3キロ、片足で8.8キロとなっている。

つまり両腕合わせて6キロと頭3.5キロ合わせて10キロちかい重さが首や肩付近にはつねにつきまとっているのである。

これはあくまで平均値であって、脂肪の付き具合や筋肉の太さにより個々人でこの肩周りの重みは変化する。

それで、肩関節は自由関節といってかなり自由に動くのはなぜかというと、腕の骨は肩甲骨と鎖骨にくっついて吊られているからです。

千代の富士がよく肩関節を脱臼したのは、こういったわけで肩関節が構造的にゆるく接合していたのが災いしたのであり、しかし、この融通性があるからこそグルグルと自由に手が動かせて、万歳三唱ができるのです。

肩こりもまた人類が背負う宿命的な疾病でしょう。

さて、ここではあんまり一般的な事を列挙しても面白くないので、ひとつだけポイントを絞ります。

ようは腕を吊ってるわけでその重みは集積されてある特定の地点に異常に凝りが溜まります。

それはいわゆる僧帽筋が生み出す肩のラインではなく、ボタンダウンシャツのカラーボタンの位置とでもいいましょうか。鎖骨と胸骨の接合する辺りに頑固な凝りが生じているのです。

フェイスラインのエラをさがった地点といった方がわかりやすいかな。

ようは後ろの方じゃなくて前ね。

ここらを指圧でピンポイントに押すと腕全体へとその押圧刺激が波及していきます。

そう腕と肩と首は密接に連携していますので、首肩の凝りを改善すると腕の調子が良くなり、腕の血行を良くすると首肩頭の血行も改善されます。

ということで、いつもと違う部分を押したりすると意外や肩こりが改善されるかもしれないとの、ハリィーからの通(ツー)な提言でした。

チンパンジーのナックルウォーキングという変形的な二足歩行から、なぜか完全な二足歩行にうってでた人類。その弊害は腰痛と肩こりとなって現生人類を襲っています。

肩こり治療でメシを喰う治療師はまず治す秘法を教えないね。おまんまの食い上げだもん。

でも、ハリィー今村はアヴァンギャルドだからこうやって全部公開していきます。

本シリーズの展開にご期待ください!

2013.11.25 | | コメント(5) | トラックバック(0) | ハリキュウ戦隊ミトレンジャー

やさしい東洋医学講座 ①腰痛

ハ〜イッ、鍼医(ハリー)今村だぜ!

ハワユー?

いきなりで面食らったかな?(笑)

今日から超やさしい東洋医学講座を開講するから、そのつもりで。

世知辛い世の中というか、とても生きにくい時代が到来してる。

そう自由言論は終焉したともささやかれている。

本ブログもまたいつか閉鎖の憂き目に遭遇するかもしれない。

でもハリーはみんなとつながって交流を続けたいんだぜ(笑)

せっかく生命真理のど真ん中に到達したし、それもこれも皆様との交流があったればこそ。

ここまで本ブログを読んでくれた方々のご愛顧に深く感謝申しあげます。



東洋医学はとかく難しい用語が多く、すでに人々の心から離れてしまいました。

それは明治維新からの舶来医学崇拝の思潮のなぜるわざではありますが、安穏と危機意識を持たずにここまで来てしまった東洋医学界の自業自得でもあります。

タイ式マッサージの本格的な導入などを視野にいれたTPPが批准されれば、ますます今後はよりいっそう日本の東洋医学界を取り巻く世情は厳しくなりましょう。

ひとりでも多くの皆様に1万3000年前から人類が獲得した至宝の医学の精髄を知って頂きたく、ハリー今村、いよいよ奮起いたします(笑)

前口上はこのへんで、本論に入りましょう。



腰痛こそ人類が抱える最大の疾患です。歩くにつけ、座るにつけ、寝るにつけ、常に重力負荷が加算されるのが腰です。

腰の付近には立っていると腰から上の重量の65%がのしかかります。

電気屋さんは重たい洗濯機や冷蔵庫を平気で持ち運びますが、60代以降になると必ずやだいたい普通は脊柱管狭窄症を発症したりします。

いまやこの疾患は激増中です。なぜかというとその背景には重力負荷だけでなく抗コレステロール薬や降圧剤の濫用による血流障害や筋肉の溶解があるのですが、通常は薬害と脊柱管狭窄症を結びつけません。

そんな背景も鑑みて、みなさんには是非とも上手に腰痛とお付き合いするスベを身につけて頂きたく思います。



まあ一番いいのは疲れたら横になること。これで重力負荷はかなり減殺されます。「骨休め」とはこのことを言います。休むことは決して怠けることではないのです。身体こそが神なのですから、身体の安寧安息を優先すればいいのです。

お風呂はアルキメデスの原理で浮力によって体重が8分の1になりますから、せばまった腰椎の脊柱間を広げるにはもってこいの養生です。シャワーではなく風呂に浸かる習慣があなたの腰を長持ちさせます。

急なギックリ腰には鍼治療が最適です。うまくいけば1回の治療で快癒しますが、3回治療すれば普通は完治します。鍼はβエンドルフィンという脳内麻薬を分泌できます。モルヒネの鎮痛作用の100倍ある自前の鎮痛薬を脳内ミトコンドリアに産生させる効能が鍼には顕著なのです。ギックリ腰になったらぜひ怖がらずに迷わず最寄りの鍼灸院へ直行しましょう。

ギックリ腰の後遺症の坐骨神経痛もまた鍼灸指圧が最良です。5300年前の欧州人であった男性ミイラ死体アイスマンの腰部から下肢背面にかけて正確に坐骨神経痛の際に治療点とするツボに入れ墨が施されていました。彼もまた腰椎の炎症で苦しみ坐骨神経痛に悩んだ事が腰椎のCTスキャンにより判明しました。

人類は腰痛と闘って現在に至っています。

アイスマンはすでに鍼治療を手に入れて実践していたのです。

坐骨神経痛の治療には24個の脊椎骨がのっている亀の甲羅のようなお尻の骨、仙骨を温める温灸がとても気持ちよくよく快癒へと導きます。この仙骨付近を温めてあげると下肢全体の血流が改善されます。ヒザの不調も治りますし、おまけに性機能も向上しますから、男女ともに妊娠体質に変貌できます。副作用ではなく素晴らしい副産物がいっぱいの極めて貴重な治療こそ仙骨温灸です。



超やさしく解説するつもりがいつものようにいささかまわりくどくなり申した。

あいすんません。

と、こんな具合で疾病別に本シリーズを継続する予定です。



コメント陣のみなさまへ。

今まで通り気兼ねなくなんでも書き込んで下さい。いつかパソコンを開いたら本ブログが無かった、なんて事がままあるかもしれません。その時はその時とあきらめましょう(笑)

でも、ぜんぜん平気の平左で続くかも知れません。もし閉鎖になったら治療院の瓦版として継続する予定です。ご希望があればプリントアウトしたものを郵送しましょうか(笑)まあ、それほどの価値はないですので。



そんなこんなで、今後ともご愛顧たまわりたく、よろしくお願い申し上げます。

2013.11.23 | | コメント(15) | トラックバック(0) | ハリキュウ戦隊ミトレンジャー

汝のミトコンドリアを愛せよ

人体に存在するミトコンドリアの総数は1京8000兆個が最小カウント数でそのほかには6京個という説があり、さらに上をいく12京個と数える研究者もいる。

いずれにしろ人体細胞数60兆個よりもケタがひとつ違うおびただしい数のミトコンドリアが人体内には棲まっている。

ひとつのミトコンドリアには3万個のATP合成モーターがあり、1個のATP合成モーターからは毎秒120個のATPが生み出されており概算で1日に体重の1.4倍量のアデノシン三リン酸(ATP)が作られてアデノシン二リン酸(ADP)との間を行き来しATPがエネルギーとして身心活動に利用されている。

人間とはいわばATPプラントなのであり、ATPを生み出すエンジンは主にミトコンドリアのクエン酸回路と電子伝達系が95%を請け負い、残りの5%は細胞質の解糖系で行っているというのはすでに常識かと思う。

そう私たちのこの60兆個の細胞の中にATPプラントは存在するのです。

ヒトがものを食べて消化された栄養素であるグルコース、脂肪酸、アミノ酸はすべて細胞内に運ばれるとATP産生の材料に利用される。

まずグルコースが解糖系で分解されると2ATPが生まれて、解糖系の副産物であるピルビン酸はクエン酸回路に入るとここでも2分子のATPが生まれこの過程で電子が拾われていきミトコンドリアの内膜の外側に集められた電子がある程度チャージされるとまた内膜へと電子が戻っていく。

この電子伝達系での電子のやりとりでATPアーゼが回転して1秒に40回転ほどして1回転で3個のATPが生まれるから結果1秒で120個のATPが産生される計算になる。

こうして1分子のグルコースからは解糖系とミトコンドリアで合わせて38分子のATPが生まれている。

解糖系2ATP、ミトコンドリア36ATPがようは細胞内ATPプラントのノルマであり、人間はミトコンドリアの働きに95%を托しているといっても過言ではない存在なのだ。

ミトコンドリアが疲弊してATPを生み出す能力が減退すると途端に身体がだるくなるが、この時に例えば糖分・グルコースを摂取すると急に元気が出る。

これは疲弊したミトコンドリアを使わないで解糖系だけを使ってATPを供給したからであり、解糖系とはこのように緊急事態にATPを生み出すには都合がいいのである。

ガン細胞は解糖系しか使わないが、ミトコンドリアがフリーズして使用不能という超緊急事態なので解糖系しか使わないのは当たり前なのです。

ガン細胞とはミトコンドリアの休業日に無給で働くボランティアみたいなものです。

ミトコンドリアの生息数の減少とガン細胞の増殖は同期します。ミトコンドリアが放射線で死滅していくと、ガン細胞が増えるのです。

これは極めて自然なプロセスです。そこに善も悪もありません。ATPプラントとしての本分を全うしようとする細胞の、人体のありようがガン細胞の増殖として顕在化しているに過ぎません。

ミトコンドリアたちを守る。

311後の養生法のキモはここです。

みなさん、くれぐれもミトコンドリアの生息数を減らしませんように。

彼らミトコンドリアの喜ぶ食事、身体操作、それを学んで下さい。

ここのコメ欄には優秀なミトコンドリア応援団が在籍しています。

コメ欄も必見です。

2013.11.22 | | コメント(43) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

パラダイムシフト(War is over)

ヒトの免疫システムは体外から侵入した異物である病原ウイルスや病原菌やそれらに罹患された細胞を見つけると、自然免疫で活躍する樹状細胞やマクロファージや顆粒球がまず駆けつけて貪食したり、酵素を噴射してやっつけると、樹状細胞はその食べた一部を抗原として提示しリンパ球であるT細胞へと異物侵入のサインを送る。T細胞はサインを受けとるとそれをB細胞へと伝達しB細胞はその異物に適応した抗体を産生する。またT細胞は樹状細胞に刺激されそれぞれヘルパーT細胞やキラーT細胞に分化し異物を分解したりアポトーシス誘導をして獲得免疫の役割を発揮する。大量に産生された抗体とT細胞やNK細胞らの活躍もありここにおいて異物処理は完了する。

こうして体外からの侵入者は普通は完璧に消化分解されている。もしもこの免疫システムをかいくぐり細胞内にウイルスらが入りこんだ場合には細胞内オートファジーという原始的な分解浄化機構がはたらいてリソソームという細胞内の胃袋にある分解酵素によって消化される。

これが免疫の全容である。

さて忘れてはならないのが、「ガン細胞も免疫システムにより破壊されている」、という常識であるが、果たしてこの常識がこれからも常識として通用するかどうかが少し疑わしくなってきた。

ガン細胞は腫瘍関連マクロファージ(TAM)を味方につけます。つまり本来ならば異物を認識し破壊する役目のマクロファージの一種を手なづけてしまいガン陣営の参謀に迎えるのです。

また抑制性T細胞(Treg)が増えて樹状細胞に接着すると樹状細胞の抗原提示能力が無力化されてしまいます。これを機に樹状細胞に取りついたTregからは免疫抑制分子が分泌されてガン細胞が増殖するのに都合の良い免疫抑制環境が出来上がります。

マクロファージもT細胞も本来ならば体内に発生した異物であるガン細胞を抗原として認識し攻撃し分解破壊するのが役目なのですが、こうしてガン細胞にとって都合良く使役されるタイプのものさえいるのです。

もしもガンが悪者であり絶対に存在してはならないものであるのなら、このような事は絶対に起こりません。

こうして少しだけ注意深く観察しただけでも免疫システムはむしろガン増殖に貢献すらしているという現実が確かに存在するのです。

いったいこれはどうしたわけなのでしょうか?

ガンはいったん陣地を構えるとそこに腫瘍間質と呼ばれるバリケードを築きます。そうして新生血管を誘導してグルコースを取りこむルートを確保します。この間質からも免疫抑制因子が放出されてガン細胞は増殖環境を堅固にしていきます。

ガンはリン酸化酵素(mTOR)を活性化しオートファジーを駆動する事でグルコースを取りこみ大量の乳酸を生み出します。本来なら細胞質内を浄化するオートファジーという機構を使いガンはエネルギーを得て細胞質内をゴミである乳酸で充満させてしまうのです。オートファジーすらも味方につけるガン細胞。

ヒートショックプロテインはガン消滅の鍵を握る重要なタンパク質ですが、善玉免疫サイドがヒートショックプロテインを支配できずに、癌サイドがヒートショックプロテインを操作しガン増殖に有利に働く物質とヒートショックプロテインが接着するとヒートショックプロテインは癌を助けてしまうのです。ヒートショックプロテインすらも味方に付ける?

マクロファージもT細胞もオートファジーもヒートショックプロテインすらもガン細胞は自身の生き残りのために取りこみます。

免疫システムも自然治癒物質もガン細胞にとっては味方なのです。

つまりガンとは自分自身なのであり敵ではなかったということなのです。

存在理由があって存在する60兆個の細胞の仲間。それが癌なのです。

癌があればこそ解糖系を駆使し速攻でATPが供給できるのです。

癌によっても生かされているのがヒトです。

95%のATP供給源であるミトコンドリアを疲弊させなければ細胞は解糖系を亢進してガン化したりなどしません。

ガン化阻止の鍵を握るのはやはりミトコンドリアなのです。

敵などいません。あるのは命のみ。

医学界を迷走させたガン戦争、

これにて終決。

2013.11.20 | | コメント(7) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

多賀法印流に捧ぐ

ガン細胞はグルコースを大量に欲し取りこむ事でこのブトウ糖を餌に解糖系という発酵菌と同じエネルギー産生機構を利用してATPを生み乳酸を大量に作る。そう、まるで原核生物である原始バクテリアの乳酸菌みたいな生き物がガン細胞なのだ。

ヒトの細胞には解糖系という発酵菌と同じ無酸素低温でATPを生み出すシステムがあり、かつ、ミトコンドリアという有酸素高温で大容量のATPを作るシステムも装備されている。

この二段構えのATPエンジンこそが生命史38億年を生き延びた生命が獲得した尊い智慧であったのです。

超低温の無酸素状態であったスノーボールアースを乗り切れたのは解糖系を駆使したからであり、凍り付いた地球が溶けて酸素濃度が急上昇した際に活性酸素で死滅せずに済んだのは有酸素高温環境で酸化的リン酸化が使えたからなのです。

もしも酸素濃度が上昇し続ける中でそれに適応できなくば、嫌気性バクテリアたちはすべて死滅して地球生命種は今日まで存続できなかったでしょう。

嫌気性バクテリアは好気性バクテリアを取りこみ共生することで無酸素低温でも有酸素高温でもどちらでも生き延びる無敵のATPエンジンを手に入れたのです。

今はやりのハイブリッド車なんかお呼びでない程に優れているのがわたしたち60兆個の細胞です。

ガン細胞とは単に無酸素低温に適応した細胞というに過ぎません。何をそれほど怖がるのでしょうか?細胞それ自体が生き延びる一つのありようです。グルコースを猛烈に取りこむのだから糖質制限をするとガン細胞は餌がなくなり死滅する。この思想はやはり御粗末ではないでしょうか?

まずは感謝でしょう。ヒトはガン細胞というか解糖系も使えるし、ミトコンドリアも使える存在です。ミトコンドリアが機能しないからバックアップで解糖系が亢進しているのです。解糖系は糖を基本的にはエネルギー源にしますから猛烈にグルコースを取りこみます。このプロセスは善でも悪でもありません。自然な、あくまで自然な命のプロセスです。

血流が不足した無酸素低温環境というストレス環境に細胞はさらされると解糖系を亢進します。そのスノーボールアースな劣悪環境が改善されなければ、ガン化した細胞は仲間を増やし乳酸菌のごとく増殖します。そうして劣悪な体液環境の中でもATPを産生しホストである個体を生かしてくれるのです。

ひとは癌で死ぬのではありません。癌で生かされるのです。極悪環境を提供したホストに文句ひとつ言わずにそれに適応しATPを供給し続けて最後は共に往生します。癌があったからこそ生き抜いたのです。

医学界はとてつもなく大きな過ちを繰り返しています。

生命を全肯定すること。

そうでなければ生命の真理は見えません。

敵などいません。あるのは命のありよう、ただそれだけ。

「邪正一如」

邪も正も無いのです。

2013.11.19 | | コメント(3) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

究極の免疫細胞

地球は46億年前に惑星としてセッティングがなされ、今から38億年前から40億年前には地球生命種すべての源になる最初の生き物、原始バクテリアが誕生した。

まだ酸素もない酸性高温の海中で発生した嫌気性バクテリアの細胞質にはむき出しのデオキシリボ核酸のひもが漂っていたが、DNA→RNA→タンパク質合成のセントラルドグマを繰り返し自己複製し増殖を繰り返し夥しい子孫をつむいでいった。

原核生物はその後3度の地球全土が凍る事態に見舞われる。一度目は23億年前ヒューロニアン氷河時代、二度目が7億年前のスターチアン氷河時代、三度目が6億5000万年前マリノアン氷河時代である。

スノーボールアースとも全球凍結とも呼ばれるこの地球表面がマイナス40℃にまで冷え切ってしまう時期をも乗り越えて原始バクテリアたちは進化し、やがてDNAが核膜にパックされた真核生物に進化しエディアカラの園を経てカンブリア爆発を迎え水中から地上へと進出し、ある者はさらに大空へと羽ばたき、またある者は四つ足から二足歩行に打って出、脊椎動物の頂点と錯覚している人類は無脊椎動物の王者である昆虫が支配権を握る地球環境へと適応放散し、現在を迎えている。

私たちの60兆個の細胞核DNAの0.5%の遺伝子領域には原生代の過酷な極寒環境・スノーボールアースを乗りきった記憶が刻まれている。だからこそ低温、無酸素というストレッサーが加算されても細胞はガン化して生きる事が可能なのだ。ガン化細胞とは生き延びるための究極の免疫力を手に入れた原生代のスノーボールアースバクテリアと言える。

ガン細胞は低酸素状態になるとHIF‐1aと呼ばれる低酸素誘導転写因子という分子を分泌して無酸素、低温のストレス環境でもガン細胞が成長できるように環境を整える。

もしもガン細胞なってしまう前に細胞が正常であれば無酸素、低温というストレス環境に対応してAMPKという酵素が分泌されて、ガン抑制遺伝子p53が起動してガン化を阻止します。

そうしてガン化阻止遺伝子を起動している間に高温、有酸素のミトコンドリアが好む快環境に体質をシフトできればガン化は完全に阻止できるということになりますが、もしも活性酸素という有毒物質によってミトコンドリアが疲弊してしまっているとミトコンドリアが正常に機能せずにガン化阻止も出来ずにガン増殖の機序が進行してしまいます。

いかにミトコンドリアを元気にしておく事が大切かということがここにおいて身に染みるのです。

ガン化を亢進させるストレッサーである放射性同位元素の内部被曝、活性酸素の増大という危機に直面している現在、いかにガンが発生するのかをより精密に知ることは必須でありましょう。

一見するとガン細胞はミトコンドリアの機能を奪ったテロリストのように見えますが、ガン細胞はガン細胞で必死にストレス環境に適応し自身であるガン細胞を存続させようと努力しているのです。

低酸素と低温という生き残るにはあまりに過酷な原生代の3度の氷河時代を生き延びたそのバイタリティーが発揮されているのがガン細胞なのです。ガン細胞もまた私たち地球生命種がたどった38億年の大いなる生命史の遺産です。

全球凍結ストレスと同じ状態にしなければガン化しません。

ホットであり続けること。

カプサイシンが貴方を、灸治療が、いや東洋医学が、パプリカパウダーが、納豆が、ナメコが、クエン酸が、梅干しが、アーモンドが、ポテチが(笑)、・・・

あなたの細胞のガン化を未然に防ぐタカラはてんこ盛りです。

生きましょう!

2013.11.18 | | コメント(7) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

常識を疑う 2

1918年3月に米国シカゴ付近で最初のパンデミックが発生し、その後、第一次世界大戦により米軍が欧州へと持ち込み5、6月にヨーロッパで大流行し、スペインからまずこの季節性インフルエンザ流行の一報が配信される。

これが第1波であり、第2波は1918年秋に全世界で同時期にパンデミックし、強毒性ウイルスに変異し多くの死者が出る。第3波は1919年春から秋にかけて世界的に流行し、日本においては第3波による被害が甚大であった。

大正時代なかばに流行したこの季節性インフルエンザにより世界中では6億人が感染し、4000万〜5000万人がこのインフルエンザに罹患し死亡した。

巷間よく聞かれる「スペイン風邪」という呼び方は本来ならスペインインフルエンザと呼ぶのがふさわしく、またアメリカ発のパンデミックだったのだからもっと言えばアメリカインフルエンザと呼ぶのが正しいと思われる。

アメリカが世界帝国として君臨しているがゆえにスペイン風邪という名称が横行しているのか定かではないが、スペイン国にとっては不名誉には違いない。

季節性の強毒性インフルエンザウイルスの流行は311後の世界にあっては命とりになる恐怖の事態である。放射性同位元素により内部被曝した身体は免疫機構に多くのダメージを受ける。特に幼少期に胸腺という器官でT細胞が教育されることで優秀な免疫細胞であるT細胞が産生できるようになるのだが、セシウム137などはこの胸腺に濃縮しその機能を破壊する。

チェルノブイリエイズとして名が知れた免疫不全が日本においてすでに発症目前であると認識する事はそれほど見当違いな事ではないであろう。

通常は季節性インフルエンザはA型、B型、C型と区分されるがA型だけでも144の型があり、インフルエンザウイルスは人体内に入ると個体ごとに遺伝子が変異し変異型になる事は今や常識だ。つまり無限の型が存在するのがインフルエンザウイルスである。

であるのなら、早々と流行を予測し今冬に流行るインフルエンザウイルスに合ったワクチンをその年の年頭から製造するなど永遠にできはしないのだから、ようは一大詐欺キャンペーンこそがインフルエンザ騒動である。

寒くなると鼻腔内も冷える。鼻腔内に棲む常在性ウイルスであるライノウイルスが乾燥と33℃以下の冷気環境をいいことに増殖すると今の私のようにライノウイルスに攻め込まれ鼻っ風邪をひき難儀することになる。

同様にこの時期の冷気乾燥環境を好む季節性の強毒性インフルエンザウイルスが人々のあいだで媒介され出すとインフルエンザが流行する。

しかしインフルワクチンの接種と無接種の罹患率にまったく差がない事は1980年代の日本の群馬県前橋市の5年間に渡る疫学的調査によりとっくに判明している事であり、前橋レポートを指針とするのならインフルワクチンは無効と断定せざるを得ない。

ウチのカミさんのママ友は今年も自分の娘に2度のインフルワクチンを接種させると意気込んでいたそうだ。去年は同じく2度しっかりとインフルワクチンを接種したが、その娘さんは何とインフルエンザに罹りママにもちゃんとうつって難儀したと笑って回顧していたという。

何でまた打つのよ?少しはさ、メディアとか疑うといいよ。メディアのスポンサーなんてビッグファーマがてんこ盛りじゃん。インフルワクチンの接種あおるのは単にゼニ儲けだって。

いっち悪いのが平然とインフルワクチン接種を遂行する医療機関だろうね。まあ薬害を告発している医師・浜六郎氏や、「患者よガンと闘うな」の近藤誠氏なんかの本を読んでる者にはインフル騒動詐欺の真相は最早常識だけどね。

「出版または報道の業務に従事していないブロガーは処罰対象」だって。

こんなヤバイ記事をぶってると処罰対象かね?

季節性インフルエンザウイルスに罹患しないコツは免疫を低下させない事で、ビタミンB、C、Dの摂取が奏功するそうですよ。まあ美味しくてビタミンがたっぷり摂取できる野菜や果物主体の食事がいっちイイってことだろうね。ポテチもビタミンCが摂れるから案外効くかもよ。

ライノ風邪ひいてる俺が言うのも何だけどさ(笑)

みなみな様もくれぐれもお身体ご自愛下さいませ。

2013.11.17 | | コメント(10) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

あかねさす きなのかなたの こーひーを

【東京薬大グループの研究を報じた昭和60年6月2日の朝日新聞より



毒性少ない有力制がん物質 野草のアカネから発見 東京薬大グループ



山野に自生する多年生植物のアカネ(アカネ科)に含まれる物質に強力な制がん作用のあることが分かった。動物実験では、毒性が少ないのに、現在使われている有力制がん剤に匹敵する。6月下旬、京都市で開かれる国際化学療法会議で発表される。物質を見つけたのは、東京薬大の糸川秀治教授(生薬学)グループ。糸川さんたちは約10年前から植物成分をアルコールや水で抽出し、がんのマウスに注射しては、制がん作用を調べてきた。約500種類のうち、ずばぬけていたのが、アカネの根に多い物質だった。糸川さんたちは、アカネのラテン名(ルビア・アカネ)からこの物質にRAという略称をつけた。同グループは3年前、構造をつきとめたが、環状ペプチドの一種でほかに例のない特殊な構造の物質だった。厳密には7種類あり、その1つ、分子量七百七十で無色の結晶「RAー7」が最も強力と分かった。東京薬大と癌研究会化学療法センターの実験では、RAー7はマウスの白血病、腹水がん、大腸がん、肺がん、転移防止などかなり効く範囲が広く、強さは花形制がん剤のビンクリスチン、マイトマイシンC、アドリアマイシンなどをしのぐか同程度。正常細胞への毒性はグンと低い。制がん剤としてはこれまで全くない構造の物質のうえ、がん細胞の増殖に必要なたんぱく質合成を邪魔する働き方も特殊であることが確かめられた。RAー7はアカネの根に約0.02%含まれており、化学合成の試みも始まっているという。糸川さんは「臨床試験直前の段階だが、最近は世界各国からの問い合わせも多い。市販の制がん剤は適切な使用量と中毒や死亡に至る量との差が少ないがRAー7は十二分に離れており、非常に使いやすい制がん剤になる」と期待している。実験に加わった塚越茂・癌研究会化学療法センター研究部長の話「動物実験のデータからは大変有望だ。何よりも従来の制がん剤と構造も働き方も異なるのが特徴で、現在の制がん剤との併用や耐性克服にも利用できそう。国産のヒット薬に育ってほしいものだ。」 】

霊長類である人類の歴史とは病気とケガとの格闘の歴史であった。現生のチンパンジーは具合が悪くなると普段は口にしない葉を摘み噛まずに口に含み飲み込むという。それはまるで心筋梗塞の既往がある者が常備していざという時に舌下に服薬するニトロ錠の扱いにそっくりであるという。具合を悪くしたチンパンジーはこの葉を飲み込みしばらくすると常態に復帰する。

病原菌や病原ウイルスの支配する地球世界でうまく生き延びるにはそれに打ち勝てる免疫を獲得するしかない。地球生命種の中でいっとう優れた免疫を獲得しているのはよく知られているように節足動物の昆虫たちである。

彼らの体重の30%〜50%はその体内に棲む共生バクテリアの重みだ。つまり昆虫は共生菌を自分の体内に棲まわせる事で他の病原菌に対する抗生物質を分泌する。そのお陰でどんな環境でも生きていられるのだ。天然の抗菌物質、抗生物質を身にまとう昆虫たち。ゴキブリのキチン質のボディがいつも艶やかなのにはそういう理由があったのである。

人間もまた皮膚と腸内に共生菌を棲まわせてはいるが、昆虫ほどには免疫が強くはない。冷蔵庫の裏で一生のあいだ生活しろ、と言われたら恐らくは死にはしないが、辟易する事だろう。

人間は自然免疫と適応免疫という二段構えの免疫機構により体内に侵入する細菌やウイルスを退治している。自然免疫の雄は樹状細胞でありその一種のマクロファージは文字通り何でも呑み込んで消化分解してしまう。

樹状細胞のランゲルハンス細胞は異物を貪食するとその一部を抗原としてT細胞に提示する。T細胞は抗原提示を受けるとB細胞へと情報をつなぎB細胞は異物に適応する抗体を産生する。抗体産生型のB細胞が量産されると大量の抗体が分泌され抗原である異物が捕捉され撃退される。撃退された抗原はやがて膿や痰やとなり排泄されていく。

これが今現在の私の体調である。

発熱期はマクロファージをはじめとする免疫細胞が熱産生によって活性化する時期である。体熱が上がることでヒートショックプロテインも分泌され壊された蛋白構造が修復されていく。それと同時に免疫細胞内のミトコンドリアもヒートショックプロテインで活性化し免疫細胞が元気になる機序が発動している。

熱が出ることは本来は決して恐れることではなく、むしろ喜ぶべきなのであるが、人間と発熱には因果で過酷な記憶がDNAに刻み込まれており、ヒトは発熱を極度に恐れる。

人類史の古くから熱病として恐れられたのがマラリア熱である。ハマダラカが媒介するマラリア原虫の寄生によって発症するマラリアという熱病で多くの人命が奪われた。南米のネイティブには熱病樹と呼ばれる樹木がありこの木から生薬を採取して服薬するとマラリアが治るとされた。南米への初期入植者であるスペイン人はネイティブからフィーバーツリーの秘密を教えて貰い、ついに欧州にてキナの樹の樹皮からキニーネが単離される。熱病であるマラリアの特効薬が生まれた経緯だ。

アフリカ原産であるコーヒーの木の実を焙煎して飲むとたいへんに美味しい。コーヒー成分には炭水化物、クロロゲン酸、有機酸類、脂質、揮発性物質があり、よく知られているのが眠気さましのカフェインであり、その他には抗酸化物質としてクロロゲン酸が最近は注目されている。

あまり知られていないものでは血中コレステロール低下作用のあるニコチン酸、ミトコンドリア活性作用が顕著でストロンチウム90をキレートするクエン酸、焙煎過程で生じるピリジノール類の肝機能増強作用、コーヒー色素メラノイジンとクロロゲン酸による鉄、亜鉛、銅などへの金属キレート作用などがある。すでに定評のあるコーヒーの薬理効果では肝臓ガンや糖尿病の予防が知られている。

アカネという植物は古代日本においてはその根が染料として利用され、また生薬として女性の生理不順を治し、解熱や強壮の効があり、とされた。

マラリアを撃退したキナの樹はアカネ科であり、コーヒーの木もまたアカネ科なのです。

鉄(Fe)や銅(Cu)と置換されて取りこまれる放射性同位元素がウランやプルトニウムです。であるのなら鉄や銅をキレートするコーヒーがウランやプルトニウムをキレートする可能性はなきにしもあらずです。

冒頭の記事にあるようにアカネの根には強い抗ガン作用のある物質が発見されています。アカネ科であるコーヒーの実にはやがて芽を出し幹を伸ばし枝を張り根を張る成分が凝縮されています。

温かい一杯のコーヒーと良質なポテトチップスを頂く時、あなたの身体からウランやプルトニウムがつまみ出されている、かもしれません。

311後のブレイクタイムはまんざらでもない?

2013.11.16 | | コメント(3) | トラックバック(0) | 内部被曝

風邪経ちぬ(笑)

東洋医学では病気の原因を①内因、②外因、③不内外因とする。

①内因とは七情(しちじょう)の乱れであり、七情とはドキユウシヒキョウキョウ、つまり「怒喜憂思悲恐驚」のことを指す。

②外因はフウネツシツソウカン、つまり「風熱湿燥寒」であり気候変動、環境要因としてのストレッサーと言える。

③不内外因は①②にカテゴライズできない病因で、インショクロウケン、ボウジカタつまり、「飲食労倦、房事過多」のことである。食べ過ぎ、飲みすぎ、筋肉労働、夜のハッスルなどが悪さをすると申しているのです。

現代医学では病原菌や病原ウイルスや遺伝子の異常や器質的変性が病気の原因とされていまして、これに私も特に異論はございません。ああ素晴らしきかな現代医学。あなた様はいつも正しい。

現代の精度の高い病因分析からすると東洋医学の病因論はまことに曖昧でゆるいね。なんでぇ〜、トーヨーってたいした事ないね?

いやいや、どっこい、私は「ナイインガイインフナイガイイン」、これこそが真の病因であろうと実は東洋医学の思想をかっているのですよ!だって鍼灸師だもん(笑)

そうそう、素晴らしい言葉があるのです。

「内因なければ外邪入らず」

七情の乱れがなければ、環境からのストレッサーも悪さができないと東洋医学は言っているのです。

人間は何かに燃えている時にはβエンドルフィンという脳内オピオイドが体内に旺盛に分泌されます。βエンドルフィンはガン細胞やウイルスを攻撃するNK細胞の活性を高めます。つまり自然治癒力が亢進するのです。燃えている心身には病気は入り込めないということなのです。

ここに来て急に寒くなり鼻腔内の温度が33℃以下になる時間が増えています。また乾燥することも多いです。インフルエンザではない通常の風邪ウイルスである鼻腔内に棲息する常在性ウイルスのライノウイルスが増殖するケースが増えてきました。

いわゆる鼻っ風邪と呼ばれる普通風邪ですが、これも罹ればそれなりにツライものです。

怒ったり、喜んだり、憂えたり、思いこんだり、ここんとこよくしたもんなぁ。内因がこんだけあれば雨が降ってる中で(まず雨に向かって怒った 笑)神社に七五三のお参りに行ったり、寒い中でブルブル震えながら娘っちが幼稚園の帰りに園庭で遊んでなかなか帰らないのを待って(何度ももう帰ろうって言っても帰ってくれないから怒りたいんだけど怒れない自分にまた腹が立つというテイタラク 笑)身体を冷やせばね、当然のこと、ナイインガイインが積算されて、おまけによしゃあいいのに、草刈りまでやってロウケンじゃん。そりゃあライノウイルスも喜んじゃってさ、水っぱなが出だしたら、さあ始まっただよ(笑)

火曜日に発症して水、木と来て今朝はかなり楽ちん。けっこう最速で治るようになってきた。

恐らくはデオキシリボ核酸のスペーサー領域にライノ対応遺伝子が発現して来てるね。

エピジェネティックな養生法の探求、今後ともご贔屓にヨロ!

2013.11.15 | | コメント(15) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

人間、この無知なる者

人間の細胞核に仕舞われたデオキシリボ核酸は糖とリン酸と塩基がつながった構造物であり4つの塩基が60億個もつらなり総長が2メートルになる。

そしてこの2メートルのDNAのたった0.5%の領域つまり1センチメートルの部分に遺伝子と呼ばれる生化学反応のスイッチが存在する。

残りの1メートル99センチのうちの数%が発現調節領域と呼ばれ内外環境の変化に応じこの遺伝子スイッチを起動する役目を担う。

残りの98%?か、ようは後の部分はスペーサーと呼ばれ、いまだその機能が解明されていない領域で恐らくは進化に関係していると予測されている。

DNAの二重らせんが発見されてからの分子生物学の発展には目覚ましいものがあったが、私はずっと表皮生物学というか「I.N.Pレセプター・DNA経絡説」を探求していたので、あまり遺伝子には頓着しなかった。

しかしヒートショックプロテインがいかようなメカニズムで発現するのかをしっかりと説明したいがために喰わず嫌いのDNA学を少し囓りだしたところなのです。

それでまず見えてきたのが、ゲノム周辺はわかった部分はほんの少々、わからない部分が多いという嬉しい発見であった。

私たちの行動を規定する遺伝子は0.5%で、残りの99.5%で内外環境を受け止めているというなんとも衝撃的な事実。

人類にはもしかすると無限の可能性があるのかもしれません。

遺伝子が環境変化に適応し活性化しそれが遺伝するというエピジェネティックという概念もまた遺伝学に新たな視点を投げかけたのですが、そんな高尚な理論でなく、たった0.5%の既存情報だけでやりくりできるという遺伝子の融通性に私は今とても驚いています。

進化とは継ぎ足しです。もとあった機能や構造を少しアレンジしながら生命体は地球環境にマッチした肉体を獲得し適応放散してきました。

節足動物の王者である昆虫の表皮はクチクラ層と呼ばれカチカチした動物性繊維であるキチンによって紫外線がバリアーされることで体内に活性酸素が発生するのを防いでいます。

子供の頃、裏の大きな屋敷の庭木に飛ぶある甲虫をつかまえた感動は今も鮮明に脳海馬に記憶されています。キラキラとその背中に虹をまとうヤマトタマムシのボディもひとえに太陽光線の降り注ぐ地球表面に適応しようと進化したゆえのレインボーカラーであったのです。

南米ではタマムシもまた食料とされるそうです。昆虫にはビタミンも豊富なのですが、それも活性酸素の害を防ぐ自前の抗酸化物質でありました。

ゴキブリの祖先は3億年前の古生代石炭紀にまで遡れます。実験によれば巷間ささやかれる程に現生のゴキブリは放射線の外部被曝には強くないようですし、気門という点状の小さなエアインテークから呼吸する昆虫類は主に胸部の脇の気門から空気を吸い込み蠕動運動によって全身の筋肉や細胞へと血流と共に酸素を送りミトコンドリアでATPを生みだし二酸化炭素を腹部の気門から排出しています。

ですから当然のこと、大気中に放射性同位元素が含まれればゴキブリは気門を介してそれらを取りこみ内部被曝してしまいます。いくら抗菌物質を共生菌に作らせてどんなキタナイ環境でも生き延びるスベをもった達人であるゴキブリであろうとも、その未来すらアヤウイ時代になりつつあるのです。

それでも人間よりははるかに汚染地球にうまく適応して昆虫たちは生き延びるでしょう。クチクラ層に覆われたボディはフリーラジカルを消去する能力に長けていますからね。

昆虫の末裔ではない脊椎動物の最後尾である人間の抗酸化能力はそれほどたいした事はありません。しかし人間のミトコンドリアも抗酸化酵素SODを産生できます。人間の寿命とはSODの埋蔵量に比例すると言われます。

また自前で産生できない食餌由来のビタミン類の抗酸化作用も人間は利用しています。ビタミンAもCも豊富な唐辛子の仲間はこれからは心強い味方になるでしょう。

そうそうヒートショックプロテインこそが人類の希望です。HSPを旺盛に分泌させる事が可能な医療、東洋医学が今後はブレイクしなければ人類は滅亡するでしょう。

鍼灸指圧と共に99.5%のDNAスペーサーを開花させた時、人類はエピジェネティックな進化を遂げるかもしれません。

私は日々進化しつつ現在はライノウイルスと格闘中です(笑)

2013.11.14 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 命曼荼羅

DNA東洋医学新時代

カモノハシのゴム板状のくちばしの左側には電気を受信する受容体が備わり目を閉じている水中で餌となるエビなどの筋肉が発する電気信号をキャッチする。

この餌となる個体が発する電気信号を受信するレセプターで有名なのはサメの額にあるロリンチーニ器官であるとは以前に触れた。ロリンチーニ器官は汗腺の原器である。

軟骨魚類もまた生命進化の先輩には違いないが、生命はすでに獲得した機能や器官を使い回してそれに積み上げるカタチで進化していくから、カモノハシのくちばしの電気センサーもまたサメのロリンチーニ器官の流用かもしれない。

人間の皮膚には多くの汗腺が開かれている。もしもまだ汗腺にロリンチーニ器官の機能が残存しているのなら人間の皮膚は巨大な電気センサーと言えよう。

電気信号を受容しているかどうかは未確認であるが、皮膚にあるレセプターVR1は温度を捉え、酸に反応し、唐辛子のアルカロイド、辛味成分のカプサイシンを受容し、ブラジキニンやサプスタンスPなどの発痛炎症分子を捕捉し、脳内麻薬アナンダミドにより活性化する。

VR1は別名をバニロイドレセプターともTRPV1とも言う。多くの内外の信号に反応するポリモーダルレセプターがVR1である。

生命体は外部環境を捉え内部環境を整える事で生きている。暑ければ発汗し気化熱で体温を平温に下げるし、寒ければ血圧を上げて毛細血管まで血液を充満して酸素を送り60兆個の細胞内ミトコンドリアを活性化し体熱産生を亢進させるし、湿度が高いと皮膚は薄くなり乾燥すれば皮膚は厚みを増すし、酸はタンパク質を溶かしてしまう障害因子なので痛みとなって受容されるし、温熱も過ぎれば体タンパク質を破壊してしまうので痛みを受容するレセプターが熱をも感知する。

つまりポリモーダル受容体として多くの環境因子を受容するVR1の役割とはひとえに環境に適応して生き延びるためであった。皮膚や消化器の上皮にVR1は存在するがそれは38億年前の生命誕生時に細胞壁に装備されその機能を発達させ進化しながらここに至ったと見るべきだろう。

環境を受容しその情報を細胞核のDNAに伝えると、「DNA→RNA→タンパク質合成」という「生命の一般原理」セントラルドグマが起動する。バクテリアから高等生物にいたる道筋でこれを延々と続ける事で生命はあらゆる環境に適応放散した。

私流に生物学の公理をカスタマイズするのなら「受容体→DNA→RNA→タンパク質合成→自然治癒」と尾(お)と頭(かしら)に用語を追加したい。

レセプターVR1のアクセルが踏まれ細胞60兆個のわずか6ナノメートルの極微な直径の細胞核に仕舞われた2メートル長のデオキシリボ核酸のたった0.5%の遺伝子のどこかが反応することでヒートショックプロテインが分泌され自然治癒により体構造が修復される、お陰で、俺は存在している。

我思うゆえに我あり、ではなく、レセプターが反応してDNAが応対してヒートショックプロテインが分泌されるゆえに我あり、なのだ。

古代中国の医人たちが捉えたツボとはもしかするとレセプターVR1だったのかもしれない。

皮膚経絡は腸管臓腑と密接につながっているという「臓腑経絡説」。

カスタマイズ版の俺流進化バージョンは、仮に「レセプター・DNA経絡説」とでもしておこうか。

皮膚レセプターを介して細胞60兆個と通じ合う東洋医学。

鍼灸指圧とはDNAとつながる医療であったのです。

2013.11.13 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 鍼灸指圧

ジャッジメント・デー 4

スリーマイル、ウィンズケール、チェルノブイリ、そしてフクシマ。

地球創成時に地下6400キロの地球の中心核に仕舞われた重元素である天然ウランは古生代、中生代の時代にマントルの蠢きと共にスーパープルームの溶岩となり上昇し地表付近に湧出した。

ゆえに古い造山帯の名残を留めるアフリカ大地溝滞やパンゲア大陸の末裔オーストラリア大地、印度のデカン高原、カンブリア爆発の生物化石の宝庫バージェス頁岩層があるカナダの山脈地帯などの古い地層にウラン鉱が発見される。

今世紀に入り一部の者たちがウランの放つ放射能の魅力に取り憑かれ人類の人減らしのための人殺し元素としてウランは利用され現在に至った。

311後フクシマから毎時1000万ベクレル、日算2億4000万ベクレルもの膨大な放射能拡散が続き2年半以上が経過した。

スリーマイル原子炉で起こったメルトダウン寸前の事故をつぶさに検証しその過酷な健康被害をしっかりと認識しもしも人類がその時点でウランの利用を猛省し原発から手を引いていれば今頃は新鮮な空気が6億個の肺胞いっぱいに吸えて、産地を確かめて一喜一憂することなく安心してスーパーで食材選びを楽しめたはずだ。

大気中には多くの微粒子が含まれているが普通はスーッと胸に一息吸気するとその空気中にはウイルスが5個ほど、菌類が40〜50含まれダイオキシンや排気ガス、工場煤煙、タイヤとアスファルトがこすれたチリ、遠く西方からジェット気流に乗って飛んできた黄砂その他の物質も合わせ20万〜200万個の物質が含まれる。

しかし、ありがたい事にそのほとんどは常に湿っている鼻粘膜で捕捉されてしまい、肺胞に到達する際には無菌状態になる浄化システムが鼻腔には備わっている。

ただ大気が乾燥してくるこれからの季節は鼻の中も乾燥するので、吸気中の有害物質を捕捉する能力が低下する。今や地球大気に占める人工核分裂生成物の割合は日増しに増量中なのだから十分な注意がこれからの時期には必要になる。

海や大地や河や森や大気に放出されたウラン元素崩壊産物である放射性同位元素は天然の元素と間違われ生物に利用されてその体内に濃縮していく。人間が食べる食材が内部被曝してその過程で遺伝子変性を引き起こせばまさに遺伝子組み換え食品と同じ脅威を持った食材へと変化していくのだろう。

マウス実験においては2年以上GMエサを与えたら腫瘍が発生する事が確認されているのだから、放射性同位元素によって遺伝子が壊変した食材を食べ続けていけば人間にもマウスと同じ末路が待っている。

ことがいかほど重大であるか。そのことが理解できなければやがて夥しい屍が積み上がる。

希望なき時代に夢をもち生き続ける。そのためには現実を直視し対処法をキッチリと学びそれを実践するしかない。

誰も内部被曝を防ぐ方法を教えてはくれないが、ここだけは公開中だ。是非、ジャンジャン検索し生き延びる方法を盗んで下さい。

①キレート、②抗酸化、③免疫強化、これがフクシマ後を生き抜く呪文です。

生き抜きましょう!

2013.11.12 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 内部被曝

内部被曝に打ち勝つには ⑤

311の地震発生直後、私は自分の治療院のベッド上で気のおけない常連さんを指圧しながら「福島には原発があったじゃん、ヤバクない?」と口走りながら、頭をフル回転させてそれまでに入手した脳内情報群の放射能防御に関するコンテンツに猛烈にアクセスを開始した。

そして8時間後に速攻で連れのブログに味噌の放射線防護効果の概略を記した。その時間帯においてはすでに大量の放射能がフクイチの1号機から拡散していたがまだ1基も爆発していなかった。

病気を未然に防ぐこと。事態の推移を予測し予後を透視しそうならないための防御策を提示すること。

「聖人は未乱をおさめ已乱をおさめず、未病を治して已病を治さず」

上医たる者の資格は未病治にある。いまだやまいならざるをちす、のでなければ最上の術者とは言えない。この事が大脳実質にくまなくインプットされていたからこそできた事だった。

311に対する私の初期対応は脳天気な馬鹿にしては上出来だったと思う。我が人生の中では快挙だった。

その後はずっと内部被曝を防ぐ方策を提言し続けてきた。連れのブログを読んでいる読者には恐らくはママさんもいるだろうから、子供用の食養に対しての情報発信もずっと怠りなかった。自分のブログを開設してからも内部被曝防御の問題はずっと追及してきた。

特に子供用の対策はなく、大人用の対策の流用で十分であるという認識である。子供は好き嫌いもあるし、ムラもあるし、飽きやすいし、そういうポイントを押さえつつ、どうにか①キレート作用が確かで②抗酸化作用が強力で③免疫強化が優れた食材を選択して食べさせていくというのが基本方針である。

レーズン&ナッツは311直後からその後1年半ほどは続けただろうが、今はやっていない。でも豆乳ヨーグルトの上にレーズンをのせて食べたりはしている。キウイもしょっちゅう食べるし、キクラゲと卵のスープは定番になった。山芋を短冊に切って海苔をパラパラして醤油垂らして頂くのも定番。ネバネバは放射性同位元素を①キレートするよき味方だし、マクロファージを活性化する③免疫強化も兼ねる。

子供は冷たいジュースやアイスが好きだけど、小腸のパイエル板というそこだけ絨毛がなくて扁平になったヒマワリの花芯に似た部分を冷たいモノの食べ過ぎや飲みすぎで冷やし過ぎると腸内マクロファージが元気がなくなって免疫力が低下してしまうから、いくら子供が好きでも冷たいモノの摂取にはこれから冬に向かって寒くなるから注意が必要でしょうね。

温かい物を飲み食べ、野菜や果物を豊富にして、発酵食品を積極的に摂取させればだいたい問題はないでしょう。

乳酸菌の細胞壁15〜35ミリミクロンの壁はペプチドグリカン、多糖体、タイコ酸などで構造化されている。この細胞壁の多糖体シールドこそが菌類の放射線防護壁なのだ。そしてこのネバネバとした多糖体を人間が摂取すると半体内に侵入した放射性同位元素が①キレートされるというわけである。

また乳酸菌の菌体成分は約70〜80%が水分で、50%がタンパク質、20%が細胞壁物質、10%が脂質などとなっていますから、菌類の摂取とはすなわちタンパク質と脂質と多糖体の摂取とも言えます。

かつて長寿村として名を馳せた山梨県旧棡原村の長寿者たちの腸内常在菌がいつまでも若年層の菌バランス、乳酸菌などの善玉菌優勢、悪玉菌などウエルシュ菌劣勢を保ったのも①キレート剤である多糖体をたっぷりと含んだ里芋を半年間も主食のように食べていつも腸内環境から重金属が①キレートされていたからとも言えるし、多糖体は腸内有益菌の栄養源になる。

棡原村の半年間の朝食の主食であった里芋の味噌煮なんて、味噌には特にビタミンBが豊富でミトコンドリア活性化に優れているからミトコンドリアが産生する自前の抗酸化酵素SOD、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼが旺盛に分泌されて①キレート②抗酸化③免疫強化てんこ盛りレシピじゃん。これほど素晴らしい内部被曝防御食はないぜ、ホント!

バクテリアの放射線防護壁である細胞壁の多糖体シールドは4億年前にコケ類が陸上へと進出した後も植物の細胞壁に受け継がれ進化し続けた。その進化の歴史がギッシリとつまっているからこそクスノキの樹皮シナモンに含まれるシナマールという成分に放射線防護効果があるのであり、パプリカや唐辛子の果皮にも多糖体が豊富なのである。シシトウを火に通すとネットリとした感触が舌に残る。このネットリ感こそが多糖体のアカシなのだ。

探せばまだまだ放射線から身を守る食材は見つかりそうである。是非、みなさんも自分で見つけてみて下さい。

インドの名医ギバは「一切のものみな薬にあらざるなし」と言いました。

食と薬はひとつ、食薬一如です。

美味しい内部被曝防御食を頂いて皆様が健やかにお過ごしされる事をお祈りしております。

本シリーズ「内部被曝に打ち勝つには」、これにて終了です。

2013.11.09 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 内部被曝

内部被曝に打ち勝つには ④

中国医学には免疫という言葉はない。それに当たる言葉が何かはわからないが衛気(えき)という概念があり、気というエネルギーが身体の外周を覆い守っていると捉えた。これは今の皮膚科学の皮膚バリア機構に近いとも言えるが免疫という考えとは少しニュアンスが異なるだろうか。

いや皮膚には樹状細胞のランゲルハンス細胞があり、皮膚内に侵入する異物をその樹木の枝のような手足で捉えて貪食して何者なのか判断しその一部を抗原としてT細胞に提示して全身の免疫系を活性化できるのだから、皮膚こそが免疫系の最前線と言える。

古代人は皮膚上に経絡(けいらく)という生命エネルギー・気(き)の流れる道があると仮定したのであるが、皮膚バリア機構、皮膚ランゲルハンス細胞という現代皮膚科学とすりあわせをしてみるとその仮定、仮説はまんざら間違いではなかったと思えてくる。

私は気や経絡という用語は意識してあまり使わない。それは時代に合わないという事もあるし、この便利な用語を使っていると現代医学から遠ざかる気がするし、今の時代の一般人の感性はすでにそのような用語に適応していないのでそういう用語を多用しているとますます東洋医学は人々の親しみから乖離してしまうという危機感の発露からという理由もある。

だからと言って気や経絡を全否定しているのではない。なぜなら鍼灸指圧という医術は気や経絡という用語で築かれた医学なのだからその思想性や理論や言葉を重んじるのは当たり前なのだ。

ただアヴァンギャルド鍼灸師を自認する私はひとひねりを加えて庶民の耳目を驚かせなければならない、という使命を帯びているわけで、敢えて色んな意味で現代生理学用語を当てはめて記事を作っている。

漢方薬の治病目標はカントゲワオン、つまり「汗吐下和温」にある。

「汗腺を開き発汗を促し発熱放熱を高め、胃内に停留した未消化の食塊を排出させ、腸内に滞った宿便を速やかに排泄させ、解毒器官である肝臓、解毒酵素であるチトクロムP450が存在する小腸上皮、肝臓、ミトコンドリアなどを活性化し体内、細胞内に侵入した異物をいち早くデトックスし、身体を温める事でヒートショックプロテインを分泌し自然治癒を達成する」ということをこの五文字に集約している。

漢字いち文字いち文字で免疫の重大な機転を説明できるのが中国医学の優れた特質と言えよう。

内部被曝に打ち勝つには①キレート、②抗酸化、③免疫強化が絶対に必須な要件であるが、この三点は言い換えればまさに「汗吐下和温」だ。ここにおいて中国の古代医学思想と311後の内部被曝防御法が見事にドッキングしたのだ。温故知新ここにあり。

6ナノメートルという超微細な直径の細胞核内には塩基が60億個つながって出来たデオキシリボ核酸という2メートルのヒモがあり、そのヒモのたった0.5%の領域に存在する遺伝子の指示で「DNA→RNA→タンパク質合成」というセントラルドグマ(生命の一般原理)が発動して生命は日々正常なタンパク質合成を営みホメオダイナミクス(動的恒常性)を保っている。

もしも細胞核内にウラン235が侵入して長寿遺伝子SIRT1が被曝すれば老化が加速するし、TNF‐a遺伝子が損傷するとマクロファージがサイトカイン腫瘍壊死因子を作り出せなくなるし、ガン抑制遺伝子であるRB遺伝子やp53遺伝子が損傷すればガン化を阻止できなくなるし、TNF遺伝子、p53遺伝子、Hrk遺伝子が壊れると古くなった細胞やガン細胞をアポトーシス誘導できなくなる。

皮膚や骨、角膜を構成する三重螺旋タンパク質のⅠ型コラーゲンを作る美肌作り遺伝子COL1A1とCOL1A2が被曝損傷すれば肌はボロボロになり骨構造ももろくなり角膜も劣化する。皮膚バリア機構が破綻し肌を守る衛気がその力を失う。

放射性同位元素による遺伝子変性はかくも恐ろしい事態を生む。

さあ、味噌汁に一味唐辛子を最後に振って頂く新習慣を今日も実行して内部被曝に打ち勝とう!

2013.11.08 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 内部被曝

内部被曝に打ち勝つには ③

世の中には私よりも遙かにすぐれて内部被曝のミクロのメカニズムを理解している者もいるだろうし、核物理学者などは内部被曝の恐ろしさを早くから啓蒙してきたし、医療に携わる者で内部被曝に関心を持つ者はそれなりの防御法を教えてくれてはいる。

が、内部被曝に打ち勝つ方法の周辺情報はあまりに乏しいと言わざるを得ない。もっとはっきり言うと、まったく内部被曝を防御する情報はないと言っても過言ではない。

いくらその恐ろしさを喧伝されても防ぎ方を教わっていなければみだりに恐がりウツになるのが関の山である。高いところへ昇らされてハシゴを外されてもね、泣くしかない。

エンリコ・フェルミとオッペンハイマーという核爆弾の開発に関わった科学者がその実験室での作業を終えると即座にロスアラモス研究所の医師のもとに駆けつけて内部被曝してしまった身体から放射性同位元素をつまみ出す①キレート治療を受けていたという事実は、ヒロシマ原爆に被曝しての後遺症である原爆ブラブラ病の患者を看取ってきた医師・肥田舜太郎氏の著書に記載されていた。この記述は実に衝撃的であった。

つまり彼ら核利権は内部被曝という事象を原爆開発の段階で熟知しすでにその時点で内部被曝を防御する知恵や実践法すら習得していたのである。原爆が炸裂した後のデータ収集や秋月辰一郎博士のカルテの没収、その他の者たちが原爆症を未然に防いだ知恵などなどもすべて核利権は奪い取っていったが、それも含めて今までの地球上での核拡散による膨大な被曝データはすべて同じ者たちに集められ入念に検討され吟味され非常に優れた内部被曝防御の方法が確立していると予測することは極めて合理的であろう。

とっくに彼ら核利権は内部被曝に打ち勝つ方法を手中に収めている。

我々は今とてつもない現実に対峙している。そう人類がいままでに味わった事がない大量の放射性同位元素との共存という事態である。内部も外部も放射性同位元素と触れあわざるを得ない現実。相当の知恵が要求されている。日本に住む医療家たちはすべからくこの緊急事態に背を伸ばし立ち向かう時だ。しかしそんな者が果たしているのだろうか?

私が知る限りはまったくと言っていいほどに内部被曝を防御する提言は医療の側から聞こえない。IAEAの傘下であるWHOに睨みをきかされた西洋医学の世界からそんな声が聞こえないならまだしも、ほとんど医学のヒエラルキーの範疇から除外されている私たち鍼灸業界がいっこうに内部被曝の防御に関して提言をしないというのは如何なものだろうか。

医は仁術なり、とは貝原益軒翁の養生訓にて有名な言葉であるが、養生法の探求なるブログを開設している者がこの期に及んで黙っているわけがなかろうに!

そう俺だけはひとりずっと311直後、まだ4基の原子炉が爆発する前から内部被曝を防御する方法を提言してきた。

いやそのもっと前からもしも原子炉事故が起こった際には秋月式の栄養学が貴方を救うかもしれないなどと予言めいた事をネットに記載していた。別に予知能力などないが、養生法を探求すると必然的に行き着くのが内部被曝防御というツボだったのかもしれない。

活性酸素やフリーラジカルは体内の糖と脂質をカルボニル化合物に変え糖化最終産物AGEsと脂質過酸化最終産物ALEsという物質を生じさせる。これらの酸化変性物質が細胞や組織を傷害する事で身体は老化し精気を失っていく。内部被曝による酸化ストレスとはこの事をも言う。

内部被曝してスーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシラジカル、一重項酸素、脂質ペルオキシドラジカル、次亜塩素酸などを発生させない事が酸化ストレスを生じさせない秘訣である。すなわち②抗酸化が重要であるということだ。

唐辛子には強い酸化抑制効果がある。つまり活性酸素やフリーラジカルを生じさせないパワーが秘められている。昨日に家人が購入した地場産の唐辛子は10センチ大のものが12本ほど小袋に入って120円。

カプサイシンは腸管から吸収されると血流にのって速やかに全身へと移送され副腎でアドレナリンが分泌されると身心がシャキーン!とする。朝食に食べると交感神経が優位になって1日の始まりにはなおいいだろう。ウツなどにはなっていられない程の強いパワーが体内からみなぎるはずだ。

ただ座して死を待つほど従順な奴隷じゃないんでね。徹底抗戦を挑みます。

さて、唐辛子をあぶってアヒイと言いますか。

2013.11.06 | | コメント(12) | トラックバック(0) | 内部被曝

内部被曝に打ち勝つには ②

内部被曝の何が怖いかというと、放射性同位元素が細胞の直近でモロに放射線を放つということである。これがまずもっとも恐ろしい脅威であり、これを防ぐために真っ先に半体内である肺胞や腸管内に侵入した放射性同位元素はつまみ出す、①キレートするということである。

次ぎに恐ろしいのが体内の元素や分子の原子核の周囲に周回している電子を吹き飛ばしてしまう電離作用がある。この電離作用の強さが桁違いなのが放射性同位元素であり、普通は体内の分子結合はほんの数エレクトロンボルトという微細な結合力でネットワークされているが、ここにその数万倍もの電離力をもった破壊元素である放射性同位元素が侵入してくるとこの微細な分子ハーモニーがズタズタに切り裂かれて阿鼻叫喚の呈を成す。

その際に電子を吹き飛ばされた元素や分子は活性酸素と呼ばれる毒性物質に変化し、フリーラジカルと呼ばれる反応性の非常に強い物質に変換されてしまう。この活性酸素とフリーラジカルの発生が細胞膜の脂質を脂質過酸化反応に導き、細胞膜を劣化させ老化し細胞膜に穴が開くような事態を招く。これが低線量被曝におけるペトカウ効果である。

細胞内の細胞質には生体膜で覆われたミトコンドリア、小胞体、リボゾーム、ゴルジ体、リソソームなどが浮游し生化学反応を営む事で恒常性が維持されているが、これらオルガネラ(細胞内小器官)の生体膜もみな細胞膜と同じ脂質二重構造という膜構造である。

細胞膜の表面にはいまだその全容が解明されていない無数の生理活性物質であるリガンドを受容するタンパク質で出来たナノマシンであるレセプターが埋め込まれ、グルコースやアミノ酸のタウリンなど特異な栄養素を選択的に取りこむトランスポーターがあり、カリウムイオンやナトリウムイオンやカルシウムイオンなどイオンの出し入れをするイオンチャネルが存在し、水分子のみを選択的に通過させるアクアポリンが開閉している。

ようは細胞膜とは物質や情報の玄関口、ドア、開閉口、窓、ゲート、関所なのであり、これらのタンパク分子で形成されたレセプターが内部被曝の酸化ストレスにより破壊されていくのが酸化ストレスの脅威なのだ。

細胞を覆う細胞膜だけでなく細胞内のオルガネラの生体膜もまた内部被曝によって破壊されるだろう。ATPを供給するミトコンドリアの生体膜が破壊されればATP供給が途絶するし、タンパク質合成に関わる小胞体やリボゾームがおかしくなればタンパク質合成が不能になるし、リソソームの膜が壊れれば細胞質の浄化が行われなくなり、核膜が分断されれば核内のDNAの鎖がほどけてちぎれて遺伝的な影響がゲノム不安定性の獲得となって表出してしまう。

ここに内部被曝によって発生する毒性物質である活性酸素とフリーラジカルによる酸化ストレスの抑制という対策の必然性が生じるというわけである。これら活性酸素とフリーラジカルを還元し無毒化し酸化ストレスを未然に抑制できれば生体膜や細胞膜レセプターの機能や構造は守ることができる。

つまり②抗酸化という視点は生体膜や細胞膜レセプターの保持にポイントを置いた対策なのだ。

植物は4億年余前に陸上に進出したが、同時期か少し後かもしくは少し前には節足動物もまた陸上へと歩を進めていた。現生の昆虫類は彼ら原始節足動物の末裔であるがそのカチカチとしたボディはキチンと呼ばれる動物性繊維であり放射線すら防御するすぐれたスーツである。

キチンという素材はエビやカニなどの甲殻類やイカの皮膚の繊維でもあり優秀なキレート作用を有する。昆虫を食べると自然にこのキレート力の強い素材を口にするわけであり、放射線被曝が深刻化していくこれからの時代は昆虫食へとシフトしていくのかもしれない。

未来の食卓は、イナゴの佃煮に、ネズミほどの大きさのコオロギのステーキに、タガメのフライ、シロアリご飯、なんて事になるのだろうか。

さて、それよりもまずは植物食へとシフトしましょう。植物は抗酸化のプロフェッショナルです。酸化作用の強い過酷な地球環境に早くから適応したのでその体内にはとても優れた抗酸化物質を多く内包しています。

ビタミンや植物色素やポリフェノールやフラボノイドやフィトンチッドやフィトケミカルなどこれらはすべて植物が生き延びるために生みだした自前のクスリ、抗酸化剤、還元剤です。であるのだから野菜や果物を積極的に摂取すれば②抗酸化が達成できて内部被曝による酸化ストレスを減殺できるのです。

植物はタネである自分の子供を守るために虫や動物が嫌う忌避物質を放出するのです。唐辛子やパプリカなどのカプシカム属のタネが付く胎座と呼ばれる隔壁部分の液胞カプシソームに仕舞われたカプサイシンはまさに自分のタネに手を出すものをやっつけるための地雷だったのです。

しかし、このカプサイシンには優れた抗酸化作用があり、よく内部被曝の酸化ストレスを還元できると予測できます。

日本はユーラシア大陸の東端であり東西の文物が流れ着くユートピアです。カプシカム属の唐辛子は500年前にポルトガル人によって日本に持ち込まれました。それまでの日本人は誰ひとりカプサイシンを口にした事がありませんでした。日本で栽培され出して江戸中期にいたりその薬効が漢方医に見いだされ現在に至ります。

艮山師匠が見いだした唐辛子という宝は300年を経て内部被曝の防御に頭をひねる鍼医に手渡されました。

やがて日本を救うはパプリカパウダーか。

探せば世界中に宝は眠っています。

2013.11.05 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 内部被曝

内部被曝に打ち勝つには

内部被曝とは体内に放射性同位元素が入りこむ事を一般には指す。では腸内は体内かと言うとここは体外である。人間の身体構造は1本の管であり、そのパイプの内外表面はソトなのであり、パイプの中身が体内なのである。

したがって口腔内も胃内も小腸内も大腸内もソトに通じた管内表面と言える。もしもこのような考えに違和感を抱くのなら、百歩譲って腸管内は半体内と呼べばいいのかもしれない。体内のような体外ということだ。

食品の栄養素に混入した放射性同位元素が消化過程でソトである腸管内を浮游して、小腸の微絨毛から取りこまれて初めて体内に侵入した事になる。ここから内部被曝の恐ろしさが始まる。

血流にのったストロンチウム90はカルシウムと置換されて細胞膜や骨髄や歯に溜まっていくし、セシウム137はカリウムと間違えられてカリウムが多く存在する細胞内に取りこまれ主に実質臓器や筋肉細胞に集中し甲状腺にも大きなダメージを及ぼす。ヨウ素131だけで甲状腺に悪影響が出るのではなくセシウム137とあいまって甲状腺ガンが誘発されるのだ。

天然のヨウ素を原料にサイロキシンという甲状腺ホルモンを造る過程で天然ヨウ素になりすましたヨウ素131は甲状腺細胞内に侵入し今まさに多くの子供達の甲状腺に異変を起こしている。これら核種以外ではウラン235やプルトニウム239の内部被曝は桁違いに凄惨だ。

ウラン235やプルトニウム239に内部被曝すると体内の鉄分子と置換されて取りこまれる。鉄元素は体内の酸化還元作用の局面において極めて重要な元素でありそれゆえにミトコンドリアに多く存在するのが鉄である。ミトコンドリア内は鉄が充満し赤色である。ここにウランやプルトが集中すれば否応なくミトコンドリアは被曝し壊滅してしまう。

ミトコンドリアの最も重要な働きはATPという人体のエネルギーを産生する事なのであり、このATP供給がストップする事がイコールぶらぶら病なのだ。原爆ぶらぶら病、原発ぶらぶら病の真相とはミクロのレベルではミトコンドリアの機能不全である。ぶらぶら病=ミトコンドリア病、このことがいまだに一般化していない事がもどかしく感じられる。

内部被曝を防ぐうえでまず最も大事な事は体内に放射性同位元素を入れないということ。この1点は実に重要だ。それをはっきりと自覚していたからこそエンリコ・フェルミとオッペンハイマーはラボでの原爆制作で肺胞や腸管内に吸い込み「半体内」に侵入した放射性同位元素をつまみ出すためのキレート治療を作業後に速攻で行ったのである。

私なら梅干しを食べながら実験するだろう。もちろん悪魔の如き爆弾制作などとても正常な神経があればできないが、仮にの話しの流れの例えなのでここ気にしないで欲しい。当時の彼らとてまだ梅干しの効能に関する知識はなかったのだ。

梅干しに含まれるクエン酸のキレート作用は今や幾ばくか地に堕ちた感が否めないがそれでもまだ箔がある東大の薬学部でマウス実験において骨髄濃縮ストロンチウム90の排泄能力が50%アップする事が確認されている。

梅干しを食べてヒロシマ原爆の焼け野原をさまよった8歳の少女は何とか生き延びて70代後半にいたる現在も健康な子供7人と孫らに囲まれて健やかに暮らしている。梅干しは実は311直後の内部被曝防御のもっともすぐれた宝であったのです。

カナダのマギル大学で行われた実験では海藻類の多糖体にストロンチウム90をキレートする作用が判明した。ナガサキ原爆の爆心地で原爆症を未然に防いだ事で有名な秋月辰一郎博士が当時施した食養の中身こそ「ワカメ入り味噌汁と塩辛く握った梅干し入りのおにぎり」だったのだから、いかにこのシンプルな食事内容が実はキレート作用が強力であったかを今まさに反芻するのである。

世の中の知識人たちは内部被曝を防御できる可能性に言及しても一向に興味を示さない。むしろ馬鹿にする事がほとんどであるが、311直後の私を先導したエヴァンジェリストこそ秋月博士であった事は間違いない。

内部被曝を防ぐポイントは①キレート、②抗酸化、③免疫強化である。その①番目のキレート作用が顕著なのがクエン酸、多糖体、ビタミン、セルロースである。

セルロースとは植物の細胞壁であり鋼鉄よりも強靱な繊維を言う。それゆえに生物体内では消化が難しいが普通は共生菌がこれを分解する。人間の場合は腸内細菌がそれを担うが消化できないものは排泄されてくる。

腸壁の清掃にもってこいなのが植物のセルロースであり、この排泄補助作用にキレート作用があると私は睨んでいる。クエン酸は梅干しや酸っぱい果物類に多く含まれ、多糖体は植物の細胞壁成分なので野菜や果物全般に、また乳酸菌などのバクテリアの細胞壁成分も多糖体であり、その他には甲殻類やイカなどの甲殻、表皮もキチンと呼ばれる動物性繊維、多糖体である。

スルメなど認知症予防になる情報伝達を担うアミノ酸タウリンが摂取でき、なおかつキレート作用の強い動物性繊維キチンも摂取できるので内部被曝を防御する上では心強い味方になるだろう。

放射性同位元素をキレート作用が顕著な栄養素でつまみだし、内部被曝により体内に発生する活性酸素やフリーラジカルによる酸化ストレスを抗酸化物質であるフィトケミカル(植物由来物質)で還元し、植物の芳香成分フィトンチッドと唐辛子カプサイシンで免疫強化を達成する。

この三点セットを実行すれば子供たちも大人も内部被曝によく打ち勝って健康でいられると断言しておこう。


※ 子供には唐辛子は使用できないので同じカプシカム属である甘味種のパプリカやピーマンを利用する事を推奨します。

2013.11.04 | | コメント(6) | トラックバック(0) | 内部被曝

ドルチェ・ビータ?

岩塩をまぶした少し焦げ目がついた香ばしいシシトウを口中に運ぶ。噛んだ瞬間は青臭い草のような清冽な芳香がはじけるが転瞬をおいてピリリとした辛味が舌を襲う。

シシトウの胎座と呼ばれる隔壁部分の液胞カプソシームに内包されていた辛味成分カプサイシンが口中に放出されたのだ。

カプサイシンの化学構造の主要部分であるバニリル基が口腔内の粘膜細胞の細胞膜のレセプターVR1、バニロイドレセプターに受容されるとカプサイシンのシグナル分子が電気信号となって脳神経に伝達されて脳が辛いっ!と判断する。

数本シシトウを頂くとスッカリ口腔内バニロイドレセプターがカプサイシン分子で充填されてヒリヒリと心地いい感触が口に残った。即座に副腎髄質でアドレナリンが湧出したようだ。ホカホカと皮膚表面の毛細血管が躍動している。

口腔内や腸管内の表面細胞の細胞膜にあるVR1が辛味カプサイシンを受容すると、今度は細胞内へとカプサイシンの受容がある種の信号となって伝達されていく。

それはサイトカインかあるいはもっと小さな分子か、またはただ細胞膜レセプターが特異的な分子と結合すると自動的にリガンドが発動するのだろうか。リガンドは細胞質内を浮游して核膜へと到達する。

核膜にある核膜孔からそのリガンドは核内へと侵入し、細胞核に仕舞われたアデニン、グアニン、シトシン、チミンという四つの塩基が60億個も連なり2メートルもの長さになるデオキシリボ核酸(DNA)にバニロイドレセプターからの信号情報が伝達される。

カプサイシンレセプトの信号を受信した2メートルのDNAの数パーセントの部分・発現調節領域がまず反応すると今度は2メートルの0.5%部分である遺伝子部分に働きかけてタンパク質であるヒートショックプロテインが合成されるスイッチがオンされる。

※ DNAの2メートルもの長い鎖のほとんど90%以上の領域はスペーサーと呼ばれ、何をしているのかは不明。

このたった数%のDNA領域がカプサイシン受容を受けて活性化したお陰で、DNA→RNA→タンパク質合成という生化学反応のセントラルドグマ(生命の一般原理)が発動されて核内から移送されたRNAの働きでリボゾームでタンパク質合成が成されゴルジ体を経由して細胞質内にヒートショックプロテインが分泌される。

ヒートショックプロテインは自然治癒のカナメとなるタンパク質であり、あらゆるタンパク質の円滑な働きをサポートしていく。

この機序により内部被曝による酸化ストレスで過酸化反応が進行した細胞膜の蛋白分子もヒートショックプロテインの力で修復されて元どおりのレスポンスがいい細胞膜が回復する。

すべての情報受信に関わる細胞膜レセプターがピンシャンとすると身体がブラブラせずにちゃんと言うことを聞いてくれるようになる。

こうして、ただシシトウを食しただけで内部被曝を防御できるのである。

甘い生活ならぬ辛い生活で急場をしのぎ楽しく生き抜きましょう。

2013.11.02 | | コメント(11) | トラックバック(0) | 内部被曝

激流

「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」 鴨長明

人体とは流体である。その外部を取り巻く地球環境は大気も大地も大洋もすべてがマランゴニ対流に則りセル状にロールしながら対流する世界であり、体内空間には血液が全身を22秒間で通過する超高速な流れが逆巻く。

そう人間のウチもソトもまるで嵐の如く常に流体が渦巻いている。これこそが生命を生命たらしめる原動力なのだ。

生理学者のアレキス・カレルはニワトリの心臓組織片を培養液に浸し、毎日、液を取り替え老廃物を除去し新鮮な養分を与え続けると、驚くべき事にこの組織片は29年も生きたのである。助手が培養液を交換するのをウッカリ忘れなければまだまだ生きたろう。

「細胞は不死である。変質するのは単に細胞が浮かんでいる液体のほうだ。この液を日々取り替えてきれいにし、細胞に養分を与えれば、生命は永久につづくかもしれない」 アレキシス・カレル

旧ソ連・コーカサス、パキスタン・フンザ王国、エクアドル・ビルカバンバ、山梨県旧棡原村、沖縄、イタリア・サルディーニヤ島、コスタリカ・ニコジャ半島、米カリフォルニア・ロマリンダ。

世界の長寿村と呼ばれるこの地域の長寿者たちはその体液、内部環境がカレルの組織片培養実験と同じく常に新鮮さが保たれたお陰で長生きしたのだろう。私たちも彼らの真似をすればいいのかもしれない。彼らとて特別な事は何もしていない。

養生法の探求をしたから長生きしたわけでもないし、アンチエイジングな知識が豊富で高名なお抱えドクターに常に身体をチェックしてもらいエクササイズに励み抗酸化物質に富んだ高価なサプリメントを摂取したから長生きしたわけでもない。

ただその地に栽培できたものを感謝して頂き、日々、質素に慎ましく陽光を浴びて身体をよく動かし心優しく過ごしただけなのだ。

人体を構成するすべてのものは瞬時に新旧交代している。細胞は1秒に1000万個も入れ替わる。体内に取りこまれた元素もまた循環し排泄され新しいものに入れ替わる。だからこそ、そこに生き残る救いがあるのだ。

放射性同位元素を特異的につまみだすキレート作用が顕著な多糖体の摂取を心がけ、新たな必須元素を摂取する。こうして元素のベナール・レイリー対流を止めなければ内部被曝に打ち勝って生き続ける事は可能だろう。

希望は失いたくない。

地球も生まれてこのかた一度も止まっていない。

流れ続けること。

「一気流体」のありよう。

ここに養生法の奥義がある。

2013.11.01 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 内部被曝

«  | ホーム |  »

プロフィール

kouhakudou

Author:kouhakudou
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR