糖質礼賛

最近は糖質制限という言葉が流行ったせいで、ご飯やパンやお芋すら、

まるで悪党のように一部の健康法マニアから嫌われる始末だ。


その糖質が嫌われるついでかどうか乳酸もこれまでは害毒分子として

散々な汚名を着せられてきたが、

乳酸はエネルギー源として利用されていることがわかってきた。



人類史そして生命史を俯瞰すれば、生命は手段を選ばずに、

生き抜いてきたことがわかる。

とにかく利用できるものは何でも利用して、

エネルギー源にできるものはすべてエネルギー源にして

生命は生き延びてきた。



糖質を細胞内に取りこむ細胞膜装置がグルコーストランスポーター。

乳酸を細胞内に取りこむ細胞膜装置が乳酸トランスポーター。



どちらも細胞膜に標準装備されている必須のタンパク分子装置だ。

このトランスポーターをはじめ、細胞膜にはレセプターや、

チャネル、ポンプなどと呼ばれるタンパク分子装置が、

多数、埋め込まれている。



これらの細胞膜装置により、細胞内への分子の出入りは

厳密にコントロールされている。

なにを食べようが、なにをやろうが、こうした細胞膜のタンパク分子装置が、

適切に分子の出入りをコントロールする機能を恒常性(ホメオスタシス)という。

あるいは近年ではホメオダイナミクス(動的恒常性)とか動的平衡などともいう。




ヒトの生体内もこのホメオスタシスにより常に一定に保たれている。

こうしたホメオスタシスを維持するために細胞膜に

タンパク分子装置が装備されたのだ。




細胞膜のグルコーストランスポーターがなぜ装備されたのか?

それは細胞内でのエネルギー産生に必須のグルコースを取りこむためだ。

細胞膜の乳酸トランスポーターがなぜ装備されたのか?

それは細胞内でのエネルギー産生に必須の乳酸を取りこむためだ。


要らないものを取りこむためにわざわざ遺伝子が

タンパク分子装置をこしらえることはない。

必須なものを取りこむためにわざわざ遺伝子が

タンパク分子装置をこしらえたのだ。



タンパク分子装置は言わば、遺伝子の意思の現れだ。

この遺伝子の意思を完全に無視しての糖質制限ブーム、

乳酸忌避の思潮に、いったいなんと言えばいいのか、

言葉がない。




ご飯やパンやお芋を食べると、これらに含まれるグルコースが、

消化吸収されて細胞膜のグルコーストランスポーターにより、

細胞内に取りこまれると、細胞内のエネルギー産生が始まって、

その過程で乳酸が生じる。

この乳酸もまた細胞膜の乳酸トランスポーターで、

細胞外へ送りだされたり、取りこまれたりして、

細胞内のエネルギー産生に寄与する。


ご飯やパンやお芋が美味しいと感じるように、

細胞膜のトランスポーターもまた、

グルコースや乳酸を美味しく感じているのかもしれない。



細胞の意思、遺伝子の意思を

無視することはわたしにはできない。




わたしはご飯やパンやお芋が大好きだ。

この細胞の意思や遺伝子の意思と合致した

「糖質礼賛」「乳酸礼賛」の感覚を、

これからも大事にして、養生に励みたい。

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2016.05.23 | | コメント(1) | トラックバック(0) | 細胞宇宙

乳酸は命の恩人

ヒトの身体のなかでは常に60兆個の細胞が食べ物の炭水化物(糖質)から

消化吸収し摂取したグルコース(糖)を利用してエネルギー産生をしている。

この細胞がグルコースを分解してエネルギーを得る方法を解糖系という。



解糖系における反応経路は複雑で10段階を経てグルコースは

ピルビン酸という分子に変換される。

ピルビン酸はその後、細胞質内の反応から一転して今度は

細胞核の周囲にひとつながりのネットワーク構造を築いているミトコンドリア内へ

と運ばれる。ピルビン酸がミトコンドリアの外膜の小さな穴を通過して、

ミトコンドリア内に運ばれると、まずピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体という酵素に

よって分解されて、アセチルCoAに変換される。

ここからクエン酸回路が起動し、ミトコンドリアでの反応が進行していく。



ミトコンドリアへと運ばれるピルビン酸は常に一定量に決まっている。

それゆえにピルビン酸に変換されても、すぐにはミトコンドリアに運ばれずに、

細胞質内で立ち往生してしまうピルビン酸が発生する。

この立ち往生の行列待ちピルビン酸はその後、

乳酸という分子になって細胞質にストックされる。




このストック乳酸がこれまでは筋肉痛の発痛分子と誤解され、

凝りの原因物質と誤解され、疲労物質と誤解され、

癌の原因分子と誤解され、ここ100年ほどのあいだずっと

ゴミカス同然の不当な扱い、差別を受けてきたことは、これまで述べた通りだ。



乳酸は通常生理においてはこのように普通にすべての細胞で発生しているが、

例えば原始人類が大型動物を狩るために、まるで短距離走を全力で走るように、

槍を持ってケブカサイやホラアナグマやマンモスに立ち向かっていく時などに、

全身の筋肉中の速筋という筋繊維細胞で筋グリコーゲンをグルコースに変換して、

グルコースを大量動員して解糖系を反応させた時に、速筋中の筋細胞内に、

大量に乳酸が発生する仕組みだ。



ようは瞬発力、火事場のクソ力、ケンシロウが敵を前に見得を切って

全身の筋肉を隆起させて革ジャンを破りつつ、シンの指で開けられた

胸の北斗七星の七つの傷を見せつけるあの瞬間(笑)

に、乳酸が大量に筋肉中に産生されるのだ。


このケンシロウ革ジャン破りで生じた筋肉中の乳酸は、

その後、乳酸トランスポーターという筋細胞の細胞膜に備わった

タンパク質分子装置の力で、速筋から運び出されると、

血液の流れにのって心筋や遅筋の細胞膜にある取りこみ役の

乳酸トランスポーターにより心筋と遅筋の筋細胞内に取りこまれ、

心筋と遅筋の筋細胞ミトコンドリアの栄養源になり、

エネルギー産生に寄与することがわかっている。


ケンシロウは革ジャンを破ってまずは乳酸を大量にストックして、

それからこの乳酸を心筋と遅筋へと運びつつ、

じっくりと相手のスキを伺いながら、北斗百烈拳を仕掛けていくのだ。


筋肉に蓄えられているグルコースの備蓄である筋グリコーゲンは、

ケンシロウの革ジャン破りで使い切ってしまう程に少ないが、

これを乳酸に変換することで、その後の持久戦をしのぐシステムが、

原始人類の狩りの習慣から築かれたのでは?

と私は仮説を立てた。



グルコースだけでなく、グルコースを変換した余剰産物?の

乳酸すらも巧みに利用できたからこそ、

わたしたち人類は絶滅することなく、いまこの瞬間まで命脈を保ったのだ。




乳酸がなければ地球生命史、人類史はとっくに途絶えていた。

乳酸と共にあったユーカリアファミリーの命。

乳酸はわたしたちの命の恩人です。

2016.05.22 | | コメント(1) | トラックバック(0) | 細胞宇宙

乳酸万歳

いや〜、乳酸って素晴らしいですね!(お前は水野晴郎か 笑)

はい、ということでここのところ乳酸の汚名返上を目的とした記事を

ポンポンポンと書き連ねてきました。

まったく知れば知るほどに、乳酸は素晴らしい分子です。




① 細胞膜にはグルコーストランスポーターというグルコース(糖質)を

専門に取りこむ役目のタンパク分子装置があります。

このグルコーストランスポーターで取りこまれた糖質を利用するのが、

細胞質でのATP産生機構である解糖系という仕組みです。



② 解糖系の最終産物はピルビン酸という分子で、このピルビン酸が、

ミトコンドリア内に運ばれてミトコンドリア内部の酵素である

ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体により分解されて、

アセチルCoAになると、いわゆるクエン酸回路が回転しだして、

中間代謝産物を大量に産生しつつ、最後に電子伝達系で

水素イオンが膜外に回収されて、水素イオンが膜内に戻るチカラで、

ATP合成酵素が回転すると、ADPがATPに変換されます。




超ザックリと細胞内のエネルギー産生の仕組みを解説すると、

こんな感じです。たぶん超ザックリでも、こうした用語に馴染みのない

ごく普通の生活人は、①②を読むのがツライはず(笑)




それで乳酸は①の反応系で発生する中間分子です。

①の反応系を一気に進めるのは、

細胞内の糖を大量に利用するハードな運動です。

このように①の反応系は一気に進める事は可能ですが、

②の反応系は厳密にコントロールされて穏やかに進行します。



ですから①でいくら大量にピルビン酸を作っても、

そのピルビン酸は②の反応系には入れません。

よってピルビン酸を一時的に乳酸のカタチでストックする仕組みが

①の反応系にできたのです。

乳酸は糖の利用ラインの備蓄ストックみたいなもの。

つまり半製品、れっきとしたエネルギー源です。

そうしてこの半製品の乳酸をそのままのカタチでミトコンドリアに取りこみ

ミトコンドリアの活動に利用する仕組みが

出来上がりました。

ピルビン酸が大事な代謝産物、仕上がった製品であるのとまったく同じく、

乳酸もまた大事な代謝産物、半製品でも十分にイケテル分子

であることに変わりはありません。




乳酸はよく細胞内を酸性にするから良くないと、通説では信じられています。

この酸性・アルカリ性という言い回しは、いまだに一部の方々が好む用語ですが、

アカデミズムの本流では、最近はほとんど問題にしません。

なぜなら、そもそも体液はホメオスタシスにより一定のペーハーに

保たれる仕組みが備わっていますから、どんな食べ物を食べようと、

何をしようと、基本的には体内のペーハーは、一定←です。

細胞内の細胞質の酵素反応も一定のペーハー(中性)で進行します。

もしも極端に細胞質内が酸性に傾けば中性のペーハーでしか機能しない

細胞質内の酵素反応はストップしますし、

その段階でこの細胞は機能不全に陥ります。

細胞質内が乳酸で酸性になるから悪い?

そもそもこの通説は成り立ちません。



これと同じく交感神経と副交感神経を問題にするトレンドもあります。

これも酸性・アルカリ性と同じく体内のホメオスタシスを無視した極論です。

交感神経と副交感神経は常に仲良く交替で活動しています。

息を吸う=交感神経。

息を吐く=副交感神経。

息をしている限りは、どちらも活動しています。

しかも自動的に自律的に。

これを人為的に操作して健康を維持する?

意味が不明です。




変動し続ける命のありようの一部をつかまえては、

これをこうしろ、あれをこうしろ、という。

無数のパラメーター(媒介変数)をつかまえても、

命の本質はわかりません。



もっとも命の本質など、人智では知るよしもありませんが。




乳酸は普通に生活している限り細胞内に蓄積しません。

乳酸は生成後は速やかに乳酸トランスポーターで

そこかしこのミトコンドリアに運ばれて、

ミトコンドリアの栄養源になります。





乳酸万歳!

いや〜、乳酸って本当に素晴らしいですね!

2016.05.20 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 細胞宇宙

乳酸は宝

普段使わない筋肉を使ったり、短距離を全力で走ると、

翌日にそれらの運動で使った筋肉に筋肉痛を発することがよくある。

この筋肉痛は、通説では乳酸の蓄積が原因である、

とマンネリに信じられてきた。




しかし、筋肉中に産生される乳酸は、どのような運動においても、

運動後30分 〜1時間で正常値の安静レベルに戻る←ことが、

厳密な実験により立証されている。




エッ? それじゃあ、

筋肉痛の原因は乳酸の蓄積による、はデマ?



はい、単なる迷信、妄想、思いこみ、

ウソ八百のデマ、

であることがわかりました。




筋肉痛の原因は筋繊維の損傷、つまりタンパク質の変異、

変性タンパク質により引き起こされている、

と見るのが自然です。




いわゆる肩凝りに代表される「凝り」という現象がございます。

この凝りの原因物質は何なのか?という問いが取りざたされる場合、

これまでは必ず、凝りの原因は乳酸の蓄積である、

と説明され、信じられてきました。



しかし、筋肉痛の原因が乳酸の蓄積でないのと同じく、

凝りの原因も乳酸の蓄積でない、ことはすでに

賢明な読者の皆様にはおわかり頂けることでしょう。

凝りと乳酸は何の関係もありません。



筋肉が硬い=凝り=乳酸の蓄積、というイメージは

まったく正確性を欠いた単なるイメージ、

脳内で作り上げた妄想、ウソの概念に過ぎないのです。



ヒトの体内各部で産生され代謝される一日あたりの乳酸量は

皮膚では35グラム、赤血球では35グラム、脳では30グラム、

筋肉では19グラム、大腸では10グラムとなっています。

もしも乳酸の蓄積が凝りや痛みや各種疾病に関係しているのなら、

一番懲りやすい部位は皮膚と赤血球、

二番目に懲りやすい部位は脳、

三番目に懲りやすい部位が筋肉、

四番目に懲りやすい部位が大腸ということになります。



皮膚が凝る、という感覚を持つ方がどのくらいいるのか知りませんが、

果たして皮膚って凝るのでしょうか?

赤血球が凝る?これは自覚できる方はほとんどいないでしょう。

脳が凝る?う〜ん、最近、ある女優の名前が思い浮かばないで、

ほら、アレ、アレ、あの女優、誰だっけ?

ってよく言うから、これって脳が凝ってきた証拠だわな(笑)

筋肉の凝り、これならよくわかる。

でも、筋肉中の乳酸は常にホメオスタシスにより、

安静時の正常レベルに維持されており、

筋肉中に乳酸の蓄積など起こらないのだから、

筋肉の凝りが乳酸の蓄積による、とは断定できない。

大腸の乳酸レベルは、大腸内にいる常在性の乳酸菌が

産生する乳酸によるから、大腸の乳酸は凝りとは

いっさい関係ない。




ということで、結局のところ、

凝りと乳酸の因果関係を証明する方法はない、から

凝りと乳酸はいっさい関係ないか、ほとんど関係ない、

とこういうことになります。





筋肉痛と乳酸は関係ない。

凝りと乳酸は関係ない。




乳酸は常にミトコンドリアの栄養源となって、

細胞に活力を与えてくれるかけがえのない

貴重な分子です。




わたしたちはこれまで乳酸という分子を、

筋肉痛の原因物質であり、凝りの原因物質であり、

疲労物質であり、細胞の老廃物であると断定し、

体内に生じるゴミカスのように蔑(さげす)み、

差別し、侮蔑し、罵詈雑言のあらん限りを

浴びせてきました。

体内に産生する細胞の代謝産物という貴重な分子を

なぜこれほどまでに忌み嫌い、けなし、いじめてきたのでしょうか?




通説は心の写し鏡。

乳酸憎けりゃあ、いや、

坊主憎けりゃあ、袈裟まで憎い。

こんな箴言が頭に浮かびます。





乳酸はこれまでイメージされていたようなゴミカスでは断じてありません。

乳酸は乳酸トランスポーターを利用して、身体中で使い回しできる

貴重なミトコンドリアのエネルギー源です。

もしかしたら赤血球や脳内や大腸内の乳酸も、

乳酸トランスポーターにより、体内各部のミトコンドリアに運ばれて、

自在に利用されているかもしれません。




トランスポータータンパク質をはじめ、体内のすべての構造タンパク質、

機能タンパク質を正常に作動させるシャペロン(介添え)分子は、

ヒートショックプロテインです。

ヒートショックプロテインをよく分泌できれば、

乳酸トランスポータータンパク質もよく増産できるのでは、

などと、只今、乳酸トランスポーターに焦点を絞って養生法を思案中です。




乳酸の汚名を返上し、

乳酸を貴重な分子として称賛される立ち場へ

押し上げる。

乳酸の汚名を晴らすリベンジ役が、

どうもわたしに回ってきたようです(笑)




リベンジ1000倍返し。

乳酸は宝です!

2016.05.19 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 細胞宇宙

Heel →Heal →Hero

ここのところ乳酸なる分子について本を読み解読に取り組んでいる。



乳酸と言えば疲労物質、乳酸と言えば凝りの原因物質、

乳酸と言えば老廃物、乳酸と言えば細胞質の燃えカス。

乳酸はまるで体内にできた細胞のゴミカス。

これがこれまでの乳酸という分子に与えられたイメージだった。




乳酸とは炭素Cが3個、水素Hが6個、酸素Oが3個の計12個の元素が

結合してできた分子、物質であり、よく知られているように、

乳酸菌による発酵食品のチーズ、ヨーグルト、ワイン、味噌、

などにも含まれる酸味を少し伴った分子です。



ちなみに食品に含まれる乳酸の含量は、

牛肉    0.9%
豚肉    0.9%
鶏肉    0.9%
赤身魚   0.6〜1.3%
チーズ   1.3%
ヨーグルト 1.0%
ワイン   0.2%
日本酒   0.1%
醤油    0.1%
味噌    0.5%

などとなっている。

なんでぇ〜、普通に肉や魚に含まれてるじゃん!

そりゃあ、肉も魚も筋肉だから、筋肉あるところに乳酸あり。

しかも含量がヨーグルトと、どっこいどっこい(笑)





またヒトの体内においては赤血球が常に乳酸を作っており←!!!!!!

また随意筋・骨格筋ではない内臓筋の平滑筋でも常に乳酸は作られている。

ヒトの体内各部で作られて代謝される乳酸の一日当たりの量は、

皮膚  35グラム
赤血球 35グラム
脳   30グラム
筋肉  19グラム
大腸  10グラム

などとなっている。

うんっ、筋肉よりも断然に赤血球や脳の乳酸産生量の方が多いじゃん!

脳はグルコースを消費するから、その過程で乳酸も多く産生されるのだろう。

赤血球でなぜ乳酸が作られているのか?

乳酸がゴミカスならば、なぜ赤血球は積極的にゴミカスをわざわざ作るのか?



エッ、乳酸はゴミカスじゃない?

まっ、そういうことだわな(笑)




乳酸はミトコンドリアのエネルギー源です。

競走馬のサラブレッドの乳酸生成量はヒトよりも多い。

恐らくはサラブレッドは乳酸を巧みに利用することで、

筋肉ミトコンドリアを使いこなしているのでしょう。



ヒトも速筋で生み出された乳酸を、遅筋や心筋で使い回す仕組みを有しています。

この乳酸の使い回しになくてはならないタンパク質が細胞膜のタンパク質装置の、

トランスポーターです。

速筋の細胞膜には乳酸を送り出すための乳酸トランスポーターのMCT4が多くあり、

この「乳酸の送り出しトランスポーターMCT4」のチカラで送り出された乳酸は、

遅筋や心筋の細胞膜にある「取りこみ役」の

乳酸トランスポーターのMCT1のチカラで、

遅筋と心筋の筋細胞内に取りこまれます。



遅筋や心筋には「乳酸の取りこみトランスポーターMCT1」が多いので、

持久運動によりMCT1は増大する。

この事実により速筋をあまり使わないヨーガや太極拳などの

持久的なエクササイズの実践はMCT1を増やす養生効果がある、

と見込まれます。

指圧も持久的な他動運動なので、

恐らくはMCT1の増産に貢献すると予測できます。




「乳酸の取りこみトランスポーターMCT1」の増産という機序に

着目することで、またひとつ最強養生法の分子レベルの鍵を獲得できそうです。



乳酸トランスポーターMCT1を増産することで、

乳酸の取りこみを促進し、遅筋や心筋の筋細胞内ミトコンドリアを活性化する。





ということで、

乳酸はHeel(悪役)から

Heal(癒し役)へ、

そしてHealから

Hero(英雄)へと

ついに、一大飛躍を成し遂げました!

2016.05.18 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 細胞宇宙

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