夜明け余話 5

現在、医学界の焦眉の問題は、「いかにしてガンを克服するか?」であることはチマタに流布するおびただしい量のガンコンテンツ情報の増大に見て取れるが、

このチマタに流布する様々なガンに関する諸説の中に真の意味での予防法や治療法が公開されたことは今もって無いことは、誰の目にも明らかだ。

そもそも正常細胞がなぜガン細胞に変じるのか?というその基本的な仕組みさえ、恐らくは未だに誰も真の意味で理解していないのだから、現代医学の世界において、ガンを克服することなど到底できはしないのだ。

こういったどうしようもない絶望的なガンコンテンツ状況でその間隙をぬって、私はこれまで「ガンは敵ではなく、味方であり、仲間である」と提言し衆目を驚かせ、

そうではあるが「こうすればガンを予防し、治療できるだろう」とする仮説を提言し、その実践的な養生法を紹介してきた。

そうした思惟の積み重ねにより、免疫学の常識が教えるところとはひと味もふた味も違う、ガン免疫のツボをおさえたどこにも公開されていない世界初のガン予防法が編み出されていった。

それこそが多糖体というネバネバ成分と、鍼灸指圧ヒートショックプロテインを、免疫細胞のマクロファージの細胞膜レセプター・トールライクレセプター・TLR4にヒットさせて受容させることで、

腫瘍壊死因子(TNF-α)やインターロイキンやインターフェロンのサイトカインをマクロファージが分泌して、

免疫カスケード賦活が起こり、NK細胞やキラーT細胞がガン細胞を発見して攻撃して、最終的にマクロファージがガン細胞の断片を貪食してしまうという、

「マクロファージに始まり、マクロファージに終わる」ガン免疫の必勝法「ネバネバヒート養生法」であったのです。

レンサ球菌に罹患して罹る疾患の丹毒に侵されて39℃以上の発熱状態が1週間も続くと、体内に出来ていた3センチ以内の固形ガンが自然退縮して完治してしまうというまぎれもない事実に着目し、

ニューヨークの外科医ウイリアム・コーリー(1862〜1936)が発明したガン患者の患部に化膿レンサ球菌やセラチア菌の死菌を接種することで、腫瘍が退縮し、自然治癒するガンワクチン療法の草分けである「コーリーの毒」治療の真相を探り、

丸山ワクチンが結核菌の細胞壁のリポ多糖を抽出した製剤であり、このバクテリアの細胞壁リポ多糖を受容するレセプターがマクロファージの細胞膜レセプターTLRであることにヒントを得て、

実はマクロファージの細胞膜レセプターTLR4はヒートショックプロテインHSP60、とHSP70も抗原として認識して、免疫活性化が起こることを突き止めた、ここまでの探求の道程は自分的にもとてもスリリングな展開でありました。

ガンを克服するツボがネバネバ多糖体を積極的に摂取することの一点と、ヒートショックプロテイン分泌に励むことの一点の、たった二点に絞ることが出来るなんて、なんて単純で楽ちんでしょうか?

是非とも、本ブログフリークの皆さんだけでも、経絡図には描かれていないこの秘密の二つのツボを抑えた「ネバネバヒート養生法」を実践し、健康の向上に努めて頂きますれば幸いに存じます。

20世紀初頭に微生物学が勃興し、顕微鏡下に蠢く小さな生き物が原因となり各種の感染症や疾病が引き起こされることが発見され、

それに伴い消毒学や殺菌学が発達して、ついにアレクサンダー・フレミングがアオカビからペニシリンを抽出して抗生物質の時代が華開くまで、

サヘラントロプス・チャデンシスに始まった人類史700万年間のあいだずっとホミニンは感染症や敗血症に悩まされてきました。

ちょっとした切り傷や擦り傷がマラセチアなどの常在菌で化膿して、もしも免疫細胞のチカラで制圧できなくば、人体内に侵入した細菌が体内で増殖してしまいます。

増殖したバクテリアは一定数以上に達すると定足数に達したと判断し、これをクオラムセンシングなどと呼びますが、オートインデューサーという分子を放出して仲間と交信を開始します。

このバクテリア同士が仲間うちでコミュニケーションする際に使用するオートインデューサーという信号分子が、実は人体を構成するタンパク分子を傷つける異種タンパクとなり、

この細菌毒素タンパク質であるエンドトキシンによる身体の内側からの広範囲な傷害によって生命機能が危機的な状況に陥ることをエンドトキシンショックと呼び、

この細菌毒素のエンドキシンショックによって亡くなるのが敗血症と呼ばれる疾患であったのです。

しかししかし、人類をさんざん悩ませたインフルエンザや結核をはじめとするウイルスやバクテリアによる感染症、常在バクテリアの感染による丹毒や敗血症には、

実は「ガンを予防し治療してしまうという善なる側面があったこと」がここのところの丹毒や「コーリーの毒」や丸山ワクチンからの考察により明らかとなりました。

そうなのです。人類は抗生物質により敗血症を克服し、ワクチンにより感染症を克服したかわりに、ガンという疾患を得てしまったのです。

四百四病は世につれ、ヒトにつれ。

感染症を克服しつつある時代に必然で増大したのがガンという疾患だった。感染症を克服したのも人類だが、ガンを引き込んだのもまた人類。

まさに自業自得の必然で生じた疾患こそが「ふたりにひとりが罹る」と保険代理店の営業マンが声高に叫ぶガンという疾患であったのです。

感染症を予防せんとした血のにじむような医療の努力によって意図せずに招かれた招かれざる客、ガン。

ガンの大量罹患時代を迎えた21世紀。ガンをいかにして克服するか?の至難のミッションに挑むは現代のドンキホーテか?はたまたガリレオか、コペルニクスか?

いやいや、忘れちゃあ、困りますって、ハリー今村でんがな!

なになに? そんなどこの馬の骨とも知らぬ変な野郎の噂など聞いたことがないって?

おととい来やがれ、べらぼうめぇ!

こちとら、正真正銘の生粋の養生法の探求家だいっ!

ということで、本年も残りわずか数日を残すのみとなりました。

今年もエグイうえに、濃厚で、くどい上に、しつこい本ブログをご精読頂きまして、本当にありがとうございました。

明日から束の間の休日です。締めの記事はまたアップする予定ですので、よろしくお願い申し上げます。

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2014.12.29 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 鍼灸創世46億年記

夜明け余話 4

なんとなく久しぶりの記事更新ですが、ここのところハリー今村は本ブログのコメント欄に常駐して、何やらブツブツと物申しておりましたので、出来ましたらそちらも参照頂きますれば幸いに存じます。

コメント欄が面白いところは、やはり異分野の方と交流できる点でして、どうしても同業者や扱うネタが重なるサイトオーナーだと反発や嫉妬が介在してうまく話しが進まないケースが多いのですが、

まったく自分の職種や得意分野と関係ない領域におられる方々からのコメントはいつも新鮮で楽しく、大いにインスピレーションが刺激されます。ここにおいて、本年の皆様のコメントに改めて多大なる感謝を申し上げる次第です。ありがとうございました。

それでコメント欄で物申していた旬なネタはと言えば、これは旬というか今や人類を脅かす最大の疾病とも言える「癌」という病気に関する事柄であるのですが、癌に関しても本ブログではこれまでずっと最重要問題として何度も論題として挙げております。

そうした思惟の積み重ねの中で偶然のひらめき「セレンディピティ」が度々、私の脳裏に舞い降りて、これまでのところ医学界の定説を覆すガンメカニズムが少しづつ、公開されてきました。

私がガン細胞はもしかしたら単なるワルモノではなく、その細胞が生き残るためのひとつのプロセスである、と気づくキッカケになったのは、西原克成博士の「究極の免疫力」という著書の中の「ガン細胞の細胞内ではミトコンドリアの機能が廃絶してATPが産生されないかわりに、解糖系を亢進してATPを生みだしている」という論旨に触れたことであり、

これがワールブルグという化学者が発見した80年前の理論であることもその際に知りました。「ガン細胞が細胞内のミトコンドリアの機能失調をバックアップするための必然で生じた細胞である」、というアイデアは確かにこの最初のキッカケの際に思いついたセレンディピティな発見ではありましたが、

それからもずっと、ガンとは何か?の問答を繰り返すことで、ガンメカニズムの解読はさらに深みを増してきています。オットー・ワールブルグ博士がガン細胞内の解糖系の亢進を発見した当時には、

まだオートファジー研究は進んでいませんでしたから、ガン細胞内において解糖系の亢進とワンセットで、オートファジーの亢進が起こっていることはワールブルグ博士にしても、知ることは不可能でした。

しかし近年のオートファジー研究の進展により、ガン細胞内の分子の動態に新たな局面が存在することが判明したのです。

ガン細胞内の細胞質にもしも、解糖系の亢進の副産物である乳酸が蓄積していけば、やがて細胞質に漂う80億個のタンパク分子と乳酸はすべて結合して、まるで「煮こごり」のようなドロドロでカチカチの流動性を失った細胞質となり、ガン細胞は細胞質での酵素反応である解糖系すら動かすことが出来なくなり、

ガン細胞は自然に細胞死の転帰を迎えるはずです。ところがガン細胞は決してそんな風に自然に細胞死することなどなく、むしろ正常細胞よりもはるかに優れた増殖能力を獲得して、肥大した腫瘍へと成長していくのです。

いったいガン細胞の細胞質に蓄積していくはずの乳酸はどうなっているのか?その疑問にオートファジーの亢進が解答を与えてくれました。

オートファジーという言葉もまだ一般化しておらず、聞き慣れない生理学用語かと存じますが、ギリシャ語でオートは「自分」を、ファジーは「食べる」を意味するので、直訳すれば「自食作用」と訳される細胞質の機能がオートファジーです。

自分を食べるとは一体どういうことかと言えば、細胞は細胞生理を営む中で様々な副産物や中間分子が生じます。例えばタンパク質を合成する際にフォールディングに失敗した変性タンパク質とか、余分な脂肪分子とか多糖体とか、不良品化したミトコンドリアなど。

こういった言わば細胞内に漂うゴミがもしもそのまま放置されていくと、細胞質における酵素反応やミトコンドリアにおけるATP産生や熱産生や、小胞体やリボソームにおけるタンパク質合成や細胞核DNAにおける遺伝子機能に支障が生じてしまいます。

ですから、これら細胞質のゴミ管理はとても重大な問題となるわけで、その解決策として獲得されたのがオートファゴソームという小胞体に起源があるらしい袋で細胞質のゴミをくるんでしまい、

くるんだゴミはリソソームと呼ばれる液胞の分解酵素で最終的には、変性タンパク質はアミノ酸に、脂肪は脂肪酸に、多糖は単糖に、恐らくは乳酸はブドウ糖に変換されて、再利用される仕組みが出来上がっているのです。

このオートファジーという細胞質リニューアル機構があるおかげで、心筋や脳神経細胞などの細胞分裂が不可能な部位の細胞においても、見た目はそっくりとぜんぶリモデリングできなくても、

実際には常にオートファジーによって中身が新品にリニューアルされるというミラクルな生理現象が展開されているというわけなのです。

オートファジーは命というものが「変わらなくあるために、変わりつづける」ためには、なくてはならない必須ツールだったのです。

このオートファジーを亢進する、つまり活性化して通常よりもフル稼働することで、ガン細胞はガン細胞内の細胞質を常にリフレッシュし、

解糖系の亢進の副産物であるチマタではガンの原因物質だの、万病の元だのと呼び声が高いが、本当は単なる中間分子でエネルギー源である乳酸を分解して、もう一度、解糖系で使える糖に変換していたということなのです。

つまりガン細胞はちゃんと自分で自分の細胞質のゴミ管理が出来る極めて綺麗好きで礼儀正しく優秀な細胞であることが、80年前には分からなかったオートファジーの解明によって立証されたのです。

ガン細胞は化け物か?ガン細胞はテロリストか?ガン細胞は遺伝子が狂った暴走細胞か?ガン細胞は無限に増殖する悪魔か?

生命現象には善も悪もありません。すべては適応のなせるワザです。

無数のファクター(因子)やパラメーター(媒介変数)が混在する生命宇宙において、その動態のいちプロセスや一点を抽出しては、世紀の発見であるとか、病気の原因がわかったと、いい気になっているのが現代の思潮ではないでしょうか?

真核生物の命とは細胞核DNAとミトコンドリアDNAのおびただしい二重ラセンのヒモで結ばれ、連環したつながりの存在です。

だから、どこそこをひとつだけつまんでも、取りだしても、それは間違いなのです。

すべてをつながった全体として見る視点を失った医学など危なっかしくてしょうがありません。

炎症には起炎物質を介して免疫を賦活するという立派な役目があるのです。もしもガンなどで炎症が誘起されているのであれば、それはガン化した身体がみずからの意志で免疫力を高めるための自浄作用と見なせます。

炎症も発熱も崇高な生命が織りなす生理現象のいちプロセスです。

そこには正も邪もありません。

生理現象を円滑にスムースに流動させ、正常化するコツこそが、ネバネバヒートのタクトです。

ガン免疫はマクロファージの細胞膜レセプターをスタートとし、マクロファージによるガン細胞の貪食をゴールとする。

人類はすでにガン免疫をクリアしたのか?

2014.12.27 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 鍼灸創世46億年記

夜明け余話 3

チマタの本屋のダイエット本コーナーには、それこそこれでもかと様々な食餌法が書かれた本が並び、その脇には「こうすれば健康になる」というキャッチーなコピーを全面に押し出した本が大量に山積みされている。

少し興味本位に東西医学の両者を幅広く俯瞰する視点をもった希有な治療家が書いた、なる宣伝文句につられて、その内容をパラッと立ち読みしてみたが、あまりに貧弱なコンテンツにいささか万歳であった。

だいたいこういった方面の本には正統なホンモノが姿を見せることは一切無いというのが、これまでに感得した私の嗅覚遺伝子の記憶であり、ホンモノはこういったペテンな健康法の世界ではなく、

もっと学術的なカテゴリーにおいて、その真価を発揮している場合が多い。ただこういった健康法ではない部分に書かれた命の真相の断片を、一般の皆様が見抜き、見つけるのは実際には至難のワザなので、

本ブログなど参照いただければ、実はそういった賢者たちからのデータがちゃんと転送されておりますので、そのへんも本ブログのウリと言えましょう。

さて、ダイエットつまり人間が何を食べたら健康になるか?という一大テーマはこれまたずっと取りざたされている問題ですが、わたしが思うには、所詮人間も生き物の一種であり、

生きるためには何でも食べてここまで進化してきたので、本当のところ何を食べようが身体というものは何とかその食べたもので命をつなげようとするわけで、

つまり、何を食べたらいいのか?という命題には答えなど存在しない、というのが私の気持ちです。

しかし何でも食べたいものを食べればよろしい、では養生法の指南にはなりませんから、少しだけコツのような物言いをしてみます。

コツというのは免疫力を高めて万病を予防するという視点からでありますが、これはすでに勘のいい本ブログフリークにはここまで本シリーズを熟読していれば、またアレかと即座に連想できるそうアレです。

ようは腹腔マクロファージの細胞膜レセプター・トールライクレセプター・TLR9種に抗原として認識される物質を含む食餌法であれば、これは間違いなく腹腔マクロファージからの免疫カスケード賦活を誘発できて、

ガンをはじめとする免疫疾患のすべてを未病治できると言えましょう。その筆頭食材こそがβグルカンなどのネバネバ多糖体を含む食材と言えるのです。

βグルカンというのは細菌の細胞膜をシールドしている粘液成分ですが、これは菌類であるキノコの表皮に構造化されていますから、普段からマイタケやシイタケやエノキやエリンギやナメコやシメジを食べていれば、自然に腹腔マクロファージのTLRは刺激されて、パワー免疫な生活を手に入れることができます。

またネバネバと言えば、納豆やオクラやヤマイモや里芋やキクラゲなんかも忘れてはいけない良質素材です。こういったネバネバ食材の積極的な摂取などは誰がやっても、まず「 + 」効果が実感できる究極のダイエットと言えましょう。

あっ、なんだかチマタの本屋に並んでいるキャッチーなコピーみたいな表現に成り下がってます!

それで実は多糖体という成分はキノコとかネバネバ食材だけに構造化されているわけではなく、発酵食品の菌膜には普通にあるし、植物の細胞壁はほとんどすべて多糖体だし、海藻などに到ってはこれまた多糖体の宝庫ときております。

なにしろ現生人類は海藻を食べたから、脳がメガバイド化して、腹腔マクロファージの免疫力が高まって、海藻を消化する腸内細菌がウイルス水平遺伝した、との仮説を私は抱いているくらいですから、

人類が何を食べて進化したのか?の命題のひとつの仮説として、多糖体によって人類は進化した、という「ネバネバ人類進化論」をここに提示してみたく思います。

いやネバネバだけでは少し物足りないので、やはり鍼治療を手にしたから人類は無敵の免疫力を獲得したという一説を付け足して、ここはひとつ「ネバネバヒート人類進化論」とバージョンアップいたしましょうね。

だいたい人類の食についてはこんな感じでしょうかね。原始人類が「はじめ人間ギャートルズ」のようなマンモスハンターだったという固定概念は、人類遺跡に遺された食餌の痕跡からアッサリと否定されてしまいます。

特に海沿いを渡航ルートに選んだ場合には、海産物や海岸線で入手できるあらゆる食材を食べた事がわかってきております。ここ5万年の海岸線の上下はそれはそれは激しく変動しており、

海の水位は最高で140メートルも下がりました。この氷期における極冠の氷の増大に伴う海水面の低下によって、今の海岸線のはるか何十キロの先まで陸地が過去にはあり、

そこにはラグーンがそこかしこにあり、マングローブの森が生えて、まるでエデンの園のような美しく豊かな生態系に彩られたエッジエフェクトな海岸が広がっていたのです。

ペルシャ湾の海底からは今も真水が湧出するポイントがありますが、これはかつてそこに湖があった証拠とされます。

今は海底となっている沿岸部がかつてはエデンの園だった。人類はそこで美味しいウニや牡蠣や蟹や海老や、タコやイカやサザエやアワビや、海藻や海鳥や魚たちをタップリと頂いて、必須ミネラルや必須アミノ酸や必須脂肪酸をその細胞内やミトコンドリアへと蓄えて、頭の良い知恵のある「サピエンス・サピエンス」なホモ属へと進化していったのです。

「海鮮祭りヒト進化論」なんてのも面白いかもしれません。

内陸部へと向かった人類は肉食に適応したし、海岸線を進んだ人類は海鮮食に適応した。さらに昆虫食には海・山ルートの人類共によく適応したであろうし、ミミズやモグラなどの地底の生き物もまた良き食材だったろうし、

スペインはジブラルタル海峡を望むゴーラム洞窟でエデンの園を満喫したネアンデルタール人などの主食はどうもウサギだったようだ。

なんでも食べてここまで人間は大きくなって、進化した。これが古生物学や化石が教える人類の食の真実だったのだ。

実は狩猟採集生活から定住農耕生活に移行すると、一時的に体質が劣化した徴候が当時の人類化石から読み取られるという。意外にも定住農耕という安定は健康効果をもたらさなかったのかもしれない。

定住安定が続いてほぼ1万年が経過した。そりゃあ少しは人類の体質も劣化するわな。

ヨーロッパバイソンに馬乗りになって、心臓を木の槍でひと突きに射殺していたであろう逞しいネアンデルタール人は怪我も骨折も多かったかもしれないが、総じて強靱で健康であっただろう。

筋トレを欲するのも、内なるネアンデルタール人のDNA遺伝子〜4%が起動した結果かもしれない。

2014.12.23 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 鍼灸創世46億年記

夜明け余話 2

そもそもわたしがこんなブログを開設して毎日のようにブツブツと何事かを物申している事に何か意味があるのかどうかは、本当のところ自分でもよくわからないのですが、

世の中にはたいへんに奇特で優しい性格をお持ちの方が存在するようで、わたしのブログ内容がどこよりも濃く大事であると言って下さる方も実在するし、わたしなど単なる野人に過ぎないのですが、

非常に知的レベルの高い方々が集う山﨑農業研究所の季刊誌「耕」の編集長からは昨年の今頃に原稿執筆の依頼を受けて、それ以来、親しくメールにてお付き合いをさせて頂いているケースもあるし、実際の現代医学の看護の現場で働いているベテランの看護師さんが

わたしの良き味方となってくださり、このブログの内容をノートにまでとってくれて、また事あるごとに周囲の方々へと鍼灸指圧の良さをアピールしてくださる啓蒙活動まで自発的になさってくれているという実例もございます。

またすべてのサイトを見ているわけではありませんが、例えばブログ「人生は冥土までの暇潰し」のオーナーで翻訳家である「亀さん」などは、わたしの言説を「ものさし」として指針としているとブログ内で言明してくれておりますし、

日記のような洒落たブログでわたしのブログを紹介してくれている方もまま見受けられます。こうした状況を鑑みるに、やはり毎日、ヒトサマのからだをじかに触れて、命とは何なのか?

を試行錯誤する日々を送る者の思いをこうして公開する事には少しは意味があるかもしれないと、思い直す今日この頃であります。

さて、本年は遠方からブログファンであると自称する来客が訪れるこれまでにないエポックな元年となりましたが、その中においては患者としてではなく、ただ私の言説に対して異議を申し立てるためだけに、治療院の玄関を開けた者がおります。

予約もなにもせずに現れた御仁の態度に私は面くらい、いわれのない恐怖を感じつつ、それでも失礼のないように応対に努めました。そんな事がありましたので、今シリーズにてはキッチリと

「ガンとは何か?いかにしてガンを予防するか?いかにしてガンを治療するか?いかにしてガンと共存するか?」

に関して新たな知見を交えつつ詳説し反論を試みました。熱烈なフォロワーが反対者に豹変するという事件はまさに私にとってはとてつもないストレスではありましたが、なんとか1年間をかけてじっくりと反論できるだけのコンテンツを充実させることが出来ました。

それもこれもみなこのような恐ろしくも驚くようなミジメで悲しい出会いがあったからと言えます。彼の言動には改めて感謝申しあげる次第です。

さて、チマタにおけるガン論争の内容はわたしには脳内妄想としか思えないものがほとんどですが、やはり一級の基礎医学の研究者などからは、多大なる示唆をレクチャーされることはよくあります。

しかし基本はあくまで自分のアイデアです。私は基本的に誰が何を言ったとか、この本にこう書いてあるだとか、そういったコピペにはいっさい興味がございません。

だからこれまでにコピペの感想しか書かれていないコメなどを頂いても、実際にはほとんど読みませんでした。それよりもどんなに拙い内容でも自分の言葉で書かれたコメントがわたしにとってはとても大事でした。

「ガンは敵ではなく、味方であり、仲間である」

この言葉がもたらした同意と称賛の嵐は、やがて反発と憎悪をも生みだし、ついに現実の生活にまでそのストレスは及びました。

だってガン原遺伝子もガン抑制遺伝子も真核生物のほとんどすべてが保持しているんですよ。ということはガンになるのも遺伝子の必然であり、またガンを抑制できるのもまた遺伝子の必然なのです。

こうした厳然たるゲノムな事実にはひとことも触れずに、細胞のガン化に関する原因や傍因についてとてもやかましく提示して、だからこれらの原因や傍因を一掃すればガンなど簡単に解決する問題だとするものが多々おるのです。

彼らガン論争の論者たちのロジックは、私に言わせれば実に線形的です。これこれしかじかの理由でこの原因物質が充満したから、これを取り除くためにはこれを追加して供給すれば、この充満した原因物質が魔法のごとくに一掃されて、細胞質内がクリーンになってガン細胞が正常細胞に元通りになる???

というのが、一般の線形的なロジックによるガン解読です。

「1+1=2」を必然と感じる世界。

でもね、このプラスの記号 「 + 」の意味をわかっていますか?いくら物質やエネルギーを供給しても、これを分解したり、触媒したりして、橋渡しするこの 「 + 」の記号役の分子が介在しない限りは、いくら必須栄養素だのマイナスイオンだのを一生懸命につぎたしても答えの2は出てこないんだよ。

この「 + 」にこそ生命の秘密、ガン治癒の秘密があるんです。数字や文字上の整合性をそのまま命の世界に持ち込めないという生命科学の常識がこれらの論者たちに果たして理解できているんでしょうか?

ズバリ!ここがキモ!の 「 + 」の記号の役割を果たしているのが酵素というタンパク質であり、またあらゆるタンパク質から生み出されるリガンド(信号分子)であり、これらタンパク分子10万種を正常に機能させるヒートショックプロテインであり、

ヒートショックプロテインやリガンドを生み出すリボソームや小胞体であり、リボソームへとタンパク質合成の設計図をRNAに転写して伝達するDNAセントラルドグマなのです。

こうした実際の命の世界に存在する膨大な「 + 」 の実体を問わずして、何がガン解読なのでしょうか?

実際の生命は常に非線形的であり、「こうすればこうなる」のニュートン物理学のパラダイムでは捉えることができない、いわゆる「こうしたら、こんなんなっちゃった!」の粒子性と波動性を兼ね備えた量子論的な世界が命の世界なのです。

ですから、もちろん「これでガンが治る」という線形的なロジックなど生命界には通用しません。

ガン原遺伝子とガン抑制遺伝子の矛盾する二つのチカラが共存するゲノムに、命の有りようの全てが見て取れます。

相反するチカラの共存とはまぎれもない易経の太極マークの世界観です。

ガンは遺伝子のチカラで必然で生じるが、遺伝子のチカラでまた必然で消去することができる。

ガンと共存する存在が命なのです。

そしてガンと共存する秘訣が免疫細胞の賦活にあったのです。

丹毒、「コーリーの毒」、丸山ワクチン、のガン治癒の真実から見えてきたガン治癒メカニズムとは、マクロファージの細胞膜レセプター・トールライクレセプター・TLRを起点とする免疫賦活であり、

鍼灸指圧とは皮膚の樹状細胞ランゲルハンス細胞のTLRを刺激するガンワクチン療法であった、という真実でした。

人類が鍼を手にして、その鍼を皮膚へと打ったその瞬間から人類はすでに「ガン戦争」を制していたのです。

ホモサピエンス20万年史の最後になって、鍼の真実の扉は開きました。

わたしに反論し意見したくば、非公開ではなく公開でコメントを頂ければいくらでも応対します。

久しぶりに幾らか熱い記事になりました。

次回は人類の食について、何か物申す予定です。

2014.12.22 | | コメント(11) | トラックバック(0) | 鍼灸創世46億年記

夜明け余話

「『手当て』という行為は、人類の医の根源を象徴するものであろう。原初の同胞たちは今日の『皮膚ー筋肉』の解剖学的関係を知るでもない。また体節構造のメタモルフォーゼというゲーテ形態学の理論を知るでもない。かれらは病める仲間の、もっとも厳正なツボに、思わず知らず手を当てたのだろう。というのはかれらは生まれながらにして、すでにそのツボを心得ていたのではないかと思われる。東西医学の源流とは、じつはこうした『古代の知』に求められるべきではなかろうか。」

この言葉は1975年3月20日に開催された第102回「東西医学を結ぶ会」での解剖学者、三木成夫博士の「ツボの比較解剖学的考察」と題した講演の結びの言葉である。

三木博士の言説は生前よりもむしろ没後により輝きを放ち、今もって色あせない不朽の医学哲論とされ、近年ますます注目度が高まっていることは知る人ぞ知る事実だ。

チマタには売れっ子の生物学者や脳科学者や解剖学者がそれなりにいるが、三木博士の視野の広さやその言葉の流麗さは、かれら売れっ子をかなたの地底に埋没した存在にしかねない程に素晴らしいことも、また知る人ぞ知る事実だ。

わたしがガンメカニズムの解読のキッカケを得たのはミトコンドリア博士として名が知れている歯科口腔科医の西原克成博士の著書の一節であったが、西原博士の師匠こそが三木成夫博士であった。

民間の皮膚科学者の「皮膚は0番の脳」発言で有名なこれまた幅広い視野をもつ傳田光洋博士もまた、三木成夫博士に言及している。

ホンモノは実際には実に少数です。そしてホンモノはホンモノにしか萌えません。アンテナを鋭くし、嗅覚をヴィクトル並みに研ぎ澄ませればニセモノには決して騙されません。

ホンモノは西洋医学と東洋医学を意味不明に線引きしたりしませんし、上から目線で医者を罵倒したり、鍼灸を胡散臭いと言ったりもしません。

三木博士も西原博士も傳田博士も東洋医学に対してしっかりとした意見をお持ちであり、その意見がまたまことに優れていることには鍼医として尊敬を抱きます。

さて、このたびは「鍼医の夜明け」と題して、鍼の起源を遡りながら、人類史と医療の関わりを俯瞰しつつ、ガンのメカニズムを完璧に解読し、ミトコンドリアの機能との関連をさらに深く追及し、最後には自分なりのツボ仮説を提示しました。

とうてい三木博士の蘊蓄(うんちく)には及びませんが、少なくとも間中善雄博士の「体の中の原始信号」には僭越ながら幾ばくか接近できたと自負しております。

人体に遺体制として残存するツボや経絡のような原始的な信号系を「X信号系」と名づけて、その源泉を探った外科医・故・間中善雄博士もまた偉大なる我が師匠であります。

今回の旅では旅程を急ぎすぎて、すべての渡航地を余すことなく味わうに到りませんでした。つまりもっと深く関わらねばならない問題が多数浮上する旅となり、20回で終えるには惜しい収穫がまたたくさんございました。

よって、少しリラックスした心境で、今回の旅路を振り返りつつ、書き足りなかったポイントを反芻し考察したく思います。

題して「夜明け余話」

どうぞ、くつろいでお聞き下さい。



※ 冒頭引用は、三木成夫著「人間生命の誕生」築地書館

2014.12.21 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 鍼灸創世46億年記

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