脱コレアレ論

コレが万病の原因だから、

コレをもとから絶つアレを呑めば、

すべての病気は治る。

このコレとアレというシンプルな因果の論理で

アッサリとひとを洗脳するコレアレ論。

この恐ろしく幼稚なオッカムの原理主義とでも呼べる

論説がネットをはじめ書店の健康コーナーに溢れている。

いまもっともホットなコレアレ論が、

すべての病気の原因は活性酸素による細胞の酸化にあった、

とコレを説き、そこから抗酸化物質で酸化は抑制できる、

とアレを見せて、例えばだから

水素水を呑めば身体の錆びである酸化が抑制されて、

すべての病気は改善する、と落とし込む。

この酸化をコレと特定し、酸化を防ぐ物質をアレと

開陳してのコレアレ論の侵蝕率は目を覆うばかりだ。

病気の原因は実に多岐に渡る。

なにせ命はカオスにしてコスモスなフラジャイルな存在だから。

病気の原因よりもカオスにしてコスモスなフラジャイルな命を

健やかに養う分子を量産する。

さすれば自然に体調は整うだろう。

はい、これぞコレアレ論を越えるコレアレ論(笑)

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2016.09.27 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

指圧女子

うちの治療院の地元の常連さんにIさんという御婦人がおります。

Iさんは4年前にシビアな手術を経験しました。

その手術の前から私の治療院に通い始め、

術前から術中、そして術後から現在まで、

温灸と指圧での手術によるQOL(生活の質)の低下を

バックアップしフォローする養生法を継続してきました。

その甲斐あってシスプラチンの副作用による末梢神経の痺れも

即効で完治し、下腿部にソケイ部リンパ節の腫れが出ることもなく

速やかに体調を回復し、今では元気に高校で教鞭を執っております。

ある時、Iさんはしみじみと

「わたしがこうして今、元気でいられるのは、

ここでこうやって指圧や温灸を、あれ以来、

すっと続けてきたからだと思う」と仰ってくれました。

昨今はコンベンショナルなガン治療に疑問符が提示されています。

たしかにいろいろとガン治療の周辺には問題が山積しています。

しかし、通常医療のシステムそのものに個人が抵抗できるかといえば、

それはほぼ不可能といえます。

そもそも医師たちもまたこのコンベンショナルなガン治療のシステムに

動かされる駒なのですから。

そうした抗えない流れのなかで、IさんのQOLをいかにバックアップできるか?

わたしはそこに狙いを定めて温灸と指圧をつづけてきました。

その成果こそ定期的に我が治療院に通う今現在のIさんの元気な姿です。

Iさんは筋金入りの相撲女子。

次回の来院時には豪栄道関の優勝ネタで盛り上がることでしょう。

相撲女子=指圧女子。

そう、これからはもっともっと指圧女子を増やしたいですね。

うちの治療院には指圧女子、かなり多いです。

90代から30代までがメインの指圧女子が

こぞって通う養生の桃源郷。

さあ、我が光伯堂で、

一酸化窒素とATPとヒートショックプロテインと

βエンドルフィンとオキシトシンの

分子ホルモンの仲間が、うずうずと

湧きいずる瞬間を待っている!

2016.09.26 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

枝豆さん

今年の夏は枝豆を栽培してみた。

これまでの経験では、いつ畑仕事に挑戦しても

成功したためしがない。

だから今夏の枝豆の収穫も全く期待していなかった。

結果は如何に?

はい、それがこれまでのジンクスを破り、

見事に美味しい取れたて、茹でたての枝豆を食べることができました。

やっぱり、さっき取ったばかりの枝豆には、

生気が溢れているというか、本当に旨いんです。

この枝豆の根には皆さんもご存知のように

根粒菌の一種が棲み着いており、この窒素固定細菌によって、

大気中の窒素が枝豆のなかのアミノ酸に変化して、

結果として枝豆を食べた者の体内に窒素源が

供給されるというわけです。

わたしたちは枝豆を通して土中菌とつながり、

土中菌を通じて大気中の窒素とつながっているのです。

つまり枝豆を食べるということは、

土中と大気と深く結びつく行為といえます。

よく食養生の世界では身土不二(しんどふじ)という言葉を唱えます。

この言葉をただ漠然と念仏のように唱えても別にありがたくも

なんともありませんが、こうして枝豆を自分で栽培して、

手塩に掛けて育てて、美味しく頂くプロセスを経てみると、

なるほど身土不二とは、やはり言い得て妙、

わたしたちと大地や大空はひとつながりである、

ことを深く実感しました。

わたしたちの体壁筋肉系と腸管内臓系が

インタラクティブにつながっているように、

わたしたちの躰は地球環境とインタラクティブに

ひとつの存在である、との思いを新たにしています。

少しずつ亀裂が生まれた地球との絆を修復し、

本当の意味で地球と健やかに共生できる文明を

一刻も早く創設しなければなりません。

枝豆のアルギニンが体壁筋肉系を指圧することで、

血管壁で一酸化窒素に生まれ変わり、

認知機能を活性化してくれました。

枝豆さん、もまた養生クリエイティブ・チームの一員です。

2016.09.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

カオスにひそむコスモス


体壁と脳と腸管の連環についての小コラム ←クリックしてご覧ください


この冒頭クリック記事は私がこのブログを書き始めた2012年1月15日から

わずか5日目の7番目の記事だ。

短いコラムだが、自分で言うのも何だがなかなかに含蓄がある。



体壁筋肉系と脳は神経を介して密接につながる。

また体壁筋肉系は神経を介して腸管内臓系ともつながる。

さらに体壁筋肉系は神経だけでなく、皮膚細胞や筋肉細胞が

産生する一酸化窒素やヒートショックプロテインやβエンドルフィンや

ATPやプロスタグランジンなどの様々な分子により、

血行性に全身の細胞とつながる。



つまり体壁筋肉系への鍼灸指圧は全身の細胞の調整になるのだ。



昨夜、睡眠薬がわりに久しぶりに

池波正太郎のエッセイ「日曜日の万年筆」新潮社を読んだ。

その巻頭の「私の休日」というタイトルの一文に

以下のように鍼治療に関する記載がある。



「・・去年の秋に神経痛にかかって以来、私は毎週の日曜日に、鍼と指圧の治療を
受けに、荏原の自宅から杉並の方南町まで出かけるようになった。
何故、日曜の治療にしたかというと、平日なら車輌の混雑で一時間余もかかるのに、
日曜ならば三十分で鍼医の家へ到着してしまうからである。
鍼を打った日は、どうしても躰がだるい。
帰宅して入浴すると、夕飯までベッドへころがって眠ってしまうので、
仕事にはならない。近ごろの私の日曜は、あまり仕事がすすまなくなった。
つぎの日から、疲れが抜けて元気になる。
だから月曜日に、根気のいる仕事へ立ち向かうことになってしまった。
鍼の治療のために、いまの私にとって、日曜日は他の人びと同様の休日になった。
そのかわり、治療を受けている一時間に、小説の構想をととのえる。
それが習慣となるように、自分を仕向けていると、ほんとうに習性となってしまう。
治療室のベッドへ、うつぶせになったとたん、連載中の、
いくつかの小説のイメージがつぎつぎに脳裡へ浮かぶようになってくる。
これはやはり、肉体がそのように反応してくれるようになるのであろう。
私は、仕事の行き詰りを頭脳からではなく、躰のほうから解いて行くようにしている」



冒頭クリック記事に登場するナチスのヒムラーも池波正太郎も、

自分の躰でマッサージや鍼や指圧を体験することで、

体壁筋肉系と脳と腸管内臓系のつながり、を感得したのだ。



皮膚を押すと一酸化窒素の産生量が高まり血管が

拡張し血圧が下がり血流が増し、認知機能が活性化する。

皮膚を押すと皮膚からATPの産生量が高まり認知機能が活性化する。

皮膚を押すとβエンドルフィンやオキシトシンの産生量が高まり

認知機能が活性化する。



治療室のベッドへうつぶせになって、肩や背中を押された瞬間に、

一酸化窒素とATPとβエンドルフィンとオキシトシンなどの

分子ホルモンがポップコーンがはじけるように湧いてきて、

脳活祭り、認知機能が活性化し、小説のイメージが湧いてくるのだ。



体壁筋肉系は実はクリエイティブな仕事に欠かせない器官だったのだ!



マリリン・モンローの胃ケイレンも、浪越徳治郎の指圧一発で解消した。

シャックリも胃ケイレンも、腸管内臓系の症状だが、

それが体壁筋肉系へのアクセスで雲散霧消するのだ。

これこそが京都大学生理学教室が解明した世界に誇る

「内蔵体壁反射、体表内臓反射」という原理だ。



生体システムというカオスにひそむ厳選としたルール、

コスモスを発見し、それを応用することで、

命を健やかに導く。それが養生法だ。



ヒムラー、ヒムラーのお抱えマッサージ師、

池波正太郎、池波さん専属の鍼医、

浪越徳治郎、マリリン・モンロー、

京都大学生理学教室、

そして鍼灸指圧師ハリィーこと養生クリエイターの今村光臣は、

体壁筋肉系と腸管内臓系のインタラクティブなつながり、

を発見し実感することで、ついにひとつならりにつながった。



ブラボー!

カオスにひそむコスモスは美しい。





2016.09.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

新生ハリィー



トリニティの新シリーズがスタート! ←クリックしてご覧ください




はい、ということで長らくご無沙汰しておりましたトリニティ誌上での

連載シリーズをリスタートしました。

題名は「カオスからコスモスを引き出す実践的養生法論」です。



前シリーズのラストでは次回のシリーズは免疫をメインにする、

と予告しました。それで免疫がらみでどんな論説を組み立てようか、

とツラツラと思案したのですが、免疫だけに焦点を絞ると、

ネタが狭くなるような気がして、もっと大きなスケールで、

論じる目論見でこのようなタイトルになりました。



現代科学は今や素粒子という最小レベルの世界から、

宇宙の大規模構造の泡モデルの最大レベルまで、

ひととおり説明できる程に進歩発展を遂げました。

古代人ではわかりえなかった宇宙の真実の一端の多くを、

現代人はすでに手にしているのです。



しかし、そうではあっても、

こと生体という生きた生身の命が見せる

驚異的な復元力や、逆にどうしようもない脆弱さ、が

いったいどんな機序で動いているのかについては、

まだまだわからないことだらけです。



命もまたこの宇宙と共に生きているのですから、

恐らくは宇宙を動かす原理と同一の原理が作動しているはずです。

その同一の原理を見つけ、それを応用すれば、

もしかしたら命をよりよく活かすことができるかもしれない。

そんな24年間の様々な思案、逡巡、実験、体験、立証から導かれた

私なりのクリエイティブな養生法論や、実践的な養生法のコツを、

この新シリーズでは公開していくつもりです。



初回の其の壱では、シャックリというごくごく当たり前にある生理現象に

スポットを当てました。

シャックリ止めの秘法は実はこのブログですでに公開済みです。

とはいえ、文字上ではその全容詳細を伝えきることはできません。

そして、その方法を真に他者に伝授会得させることは、

恐らくは至難のワザ、不可能に近いと思われます。



どんな情報も簡単に手に入る時代ですが、

文字上の情報では、やはり真のリアルのディテールを

伝えるには不向きです。

ではありますが、なんとか文字を使って、

養生法の面白さを伝えてみます。



シャックリという日常的な生理現象にも、

いまだやまいならざるをちす、の

未病治のカギがあるかもしれません。

内臓の何らかのメッセージがシャックリとなって現れる、のなら、

シャックリというメッセージを大切に受け取って、

体表から内臓へとこちらからメッセージを投げ返すことは、

養生をするうえで良いこと、必須なことかもしれません。



つまり体壁筋肉系を慰撫することで、

腸管内臓系を養生する、ということです。



ごくごく当たり前の誰も気にしないようなシャックリと言う生理現象から、

生体宇宙の養生原理をつかみ取る。

これぞハリィーの真骨頂!


変わることで、変わりなくありつづける。


養生クリエイター・新生ハリィーの挑戦が

幕を開けました!



では、今後とも本ブログならびに

トリニティ新シリーズをどうぞよろしくお願い申し上げます。

2016.09.22 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 養生クリエイター

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